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田舎の元気娘と!の記事 (15)

レモネードオアシス 2022/05/06 14:00

田舎の元気娘と!15

 夏休みが終わり。
 一つの季節の、その熱がまだ残っている頃。
 真太郎にとっては嵐のような一夏だった。
 それは桜子にとっても同じことだったのだろう。

「桜子も、もう子供じゃないんだなぁ……」

 一緒の布団で安らかな寝息を立てている桜子の亜麻髪を梳く。
 まだ起きるには早い時間だから、もう少しだけこの寝顔を独り占めしていたい。
 子供から、大人になろうとしている、この少女の寝顔を。
 ――そう。
 桜子はもう子供じゃないのだ。

「出会ったときは嵐みたいな子供だと思っていたのに……」

 桜子は、赤ちゃんを迎える準備ができた身体へと成長していた。
 『初めて』がきたときは夏休みが終わって数日が経ったある日。
 真太郎と一緒に下校中のときで、その日は桜子が元気なさそうにしていたからどうしたのかなと思っていたら、急に桜子が千鳥歩きし始めて、しゃがんでしまったのだ。

 しゃがみこんだ桜子は『ぱんつが気持ち悪い……』と頬を赤らめて呟き、ぱんつを汚してしまったとおばあちゃんに怒られちゃう! と青ざめていたけど、下校中の誰もいないバス停でぱんつを脱がせてみたら、今度は真太郎がビックリする番だった。
 知識では知っていたけど女体の神秘を目の当たりにするのは初めてな真太郎は桜子を背負って学校へとUターン。
 保健の先生へと伝え、そこから町中へと伝わっていって、めでたく村中で赤飯祭りになったのだった。

「んにゅう……。あ、お兄ちゃん、おはよー」
「ああ、おはよ。今日は体調、大丈夫か?」
「うん……。多分、へーきだと思う」

 まどろみながら呟く桜子。
 その手がごそごそと俺の股間へと手を忍ばせると、そこにある固いものを探り当てる。
 寝ぼけ眼だった桜子は、ネコのように身体を起こしてみせる。
 この様子なら体調は問題なさそうだ。初めてがきたばかりだと、月の巡りが不規則だからと聞いていたから、ちょっと不安だったけど。

「おちんちん、固くなってる」
「それは……毎朝触ってるから知ってるだろ。男は朝起きたらこんな感じになってるの」
「うん。知ってる! だからあたしがおちんちんをお世話してあげる!」
「お、お手柔らかに頼むぞ」
「コウノトリさんにお兄ちゃんと仲がいいところを見せつけて、早く赤ちゃんが欲しいの! それでいっぱいおしめ洗ってあげるの! お兄ちゃんがあたしにしてくれたみたいに!」

 と、桜子は張り切っているけど、はたしていつコウノトリさんの正体に気づいてくれるか、それとも教えてあげるべきか……、

(それも俺の役割、なんだろうなぁ……。できれば自然な形で気づけるように教えてあげるのが)

 心の中で呟きつつも、真太郎は布団の上でごろんと大の字になる。
 もうこうなったら桜子に抵抗するだけ無駄なのだ。
 お互いにぱんつ一丁……だった二人だけど、桜子はショーツを脱ぐとあやとりのように広げてみせる。

「ほら……、お兄ちゃんのこと考えてたから、おぱんつこんなになっちゃってるよ……ちょっと恥ずかしいけど……ほら……」
「お、おう……」

 モワァ……。

 恥ずかしいのか桜子は頬を赤らめながらクロッチの裏側をみせてくれる。
 そこにはシュッと縦筋が刻まれていた。ついさっきまで、桜子のおまたが食い込んでいたからだろう。
 そこに栗きんとんのような残りかすが、縦染みとなってこびりついて愛液でヌルヌルになっている。
 それに寝ているあいだにチビってしまったのかレモン色の染みがお尻の方にまで広がっていた。

「んっしょっと……。お兄ちゃん、おぱんつ好きなんだよね。それも桜子の脱ぎたて♪」

 桜子はすべてお見通しと言わんばかりにちんちんを取り出して、脱ぎたてショーツで包み込んでいく。
 毎朝のようにこうして桜子に搾り取られているから、桜子のテクニックもかなり上達している。
 愛液でヌルリとし、おしっこくさい女児ショーツに包まれ、小さくて柔らかくて、それに熱い手でにぎにぎしていると――、

 ドピュッ! ドピュピュ!

 ショーツに包み込まれた男根から欲望のマグマが放たれる。
 クロッチの裏側には女児ショーツから溢れんばかりのザーメンが塗りつけられていた。

「あはっ。今日もいっぱい出たね! それにやっぱり朝一番が濃厚牛乳なの!」
「……朝一番が濃厚なのか?」
「うん! 濃くて、とっても美味しいんだから!」

 そう言って、桜子はクロッチにこびりついたザーメンを指ですくうとペロリと舐めてみせる。
 おしっこ臭いと思ってばかりいた桜子のおまたから、ムッと甘い女の香りが立ちこめたような気がするのは、気のせいではないのだろう。
「おっと危ないところだったの。せっかくお兄ちゃんからせーえきもらったんだから、今日もずっと一緒に…………ん!」

 桜子はなんの躊躇いもなくザーメンでヌルヌルになったショーツを穿くと、いつものようにワンピースを着て、黒タイツも穿く。
 これでまさかこの無垢な少女がザーメンショーツを穿いているだなんて、誰も想像さえもしないことだろう。

「……おまた痒くなりそうだったら言うんだぞー」
「うん! そしたらお兄ちゃんにお願いするね! それじゃあ、あたしは朝ご飯の支度してくるから!」
「包丁には気をつけるんだぞー」

 ちなみにここでいう『お兄ちゃんにお願い』とは、おまたが痒くなったときには学校で新しいぱんつとザーメンに交換することを意味する。
 最近では痒くなる前に新しい『熱い匂い』が欲しいからと言って、休み時間ごとに一緒にトイレに行くこともあるんだけど。
 だけどそれでも朝一番の濃厚な精液は特別らしく、三時限目……くらいまでは我慢してくれるだろうか?

「最近はお尻も大きくなってきたしなぁ。桜子もああ見えても女の子なんだよなぁ……」

 とてとてと和室を出ていく桜子の後ろ姿を眺めながら、そんなことを思う。
 しばらくすると、母と一緒に台所に立っているのだろう。
 ジュージュートントンと、料理をする音が聞こえてくる。
 このまま幸せな日常が少しずつ変化していき、やがてコウノトリさんもやってきて……。
 そこまで考えて真太郎は布団から身体を起こす。桜子が朝の『お世話』をしてくれたおかげで目覚めはバッチリだ。

「俺もちゃんとしないと、だよな」

 将来は桜子を失望させることのないようにいい男にならなければ。なんてことを考えてしまうのは早すぎるだろうか。
 真太郎は和室の隅に置いてあるちゃぶ台に教科書とノートを広げて予習といく。
 夏休みのあいだは桜子と一緒に毎日宿題を広げたちゃぶ台だ。
 ……夏休みの後半は例のごとく計算ドリルやら漢字ドリルが終わらないよという桜子に泣きつかれて教えながらだったけど。

「俺がしっかりしておかないと、だよな」

 だからせめて今の自分にできることをしておきたい。
 そして将来は桜子に認められるような男になるのだ。
 こうして予習に励んでいると、やがて台所のほうから味噌汁のいい匂いが漂ってきて、そろそろ朝ご飯の準備はできたころかなと、真太郎は立ち上がる。
 居間へと向かう縁側を歩いていると、まだ夏の残滓を残した日差しが降り注いでいる。
 その光景はいつも同じように見えるけど、少しずつ違っていて、二度と同じ景色は無いのだ。それは今この瞬間も成長している桜子のように。

「お兄ちゃーん、朝ご飯の準備ができたよ!」
「ああ、いつもありがとな」

 部屋にまで出て呼びにきてくれる桜子。
 頭には三角巾と、腰にはエプロンを巻いている。
 真太郎は穏やかに応えると、桜子に手を引かれて食卓へと向かう。
 嵐のように現れた桜子だけど、今ではこうして日常に馴染んでいる。
 そしてこのいつもと同じように見える日常も、日々を重ねていくうちに少しずつ変わっていき、桜子も成長していくのだろう。

少女は成長し――、
 今年も、夏が過ぎようとしていた。


おしまい☀

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レモネードオアシス 2022/05/06 13:47

田舎の元気娘と!14

おしっこに立った桜子ちゃんは、足元にあった石に躓いてしまう。

桜子ちゃんの運命やいかに!!


目次

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「あっ! ……むぎゅ!」

 気づいたときにはもう遅い。
 桜子は両手を地面につくようにして転んでいた。
 下草が生えていたおかげで両手を怪我すると言うことはなかった。
 だが、それは桜子の決壊を意味している。
 お尻を突き出すようにして転んだ桜子に残された運命はただ一つ。
 それは――。

 プッシャアアアアアアア!

「あっ! ううううう!」

 ショーツと黒タイツを穿いているというのに――。
 桜子の股間からは勢いよくおしっこが噴き出してくると、下草の生える地面へと染みこんでいった。
 ムワッとした草いきれに、ツーンとしたアンモニア臭が混じる。

「いっ、いやあああああ!」

 プシャッ! プシャッ!
 プッシュウウウウウウウウ!

 一度出てきてしまったおしっこは止まってはくれない。
 おしっこを我慢するためには女の子のおまたというのはあまりにも不都合な形をしているのだ。
 ちんちんなんてないから尿道が短いし、それにふっくらとしていてちょっとくらい力を入れてもおしっこが出てしまうようになっている。
 桜子のおしっこは転んだ衝撃もあるのだろう。
 一気に噴き出してくると、クロッチと黒タイツを突き破って夏の日差しに煌めいて消えていった。

「あうう……全部、出ちゃったよぉ……っ」
「大丈夫か? 怪我、ないか?」
「うん……。痛いところはないけど……、うう、またおもらししちゃうなんて……っ」

 お尻をつきだしてうつぶせになって転んだ桜子の股間から噴き出したおしっこは、地面に染みこんでジェット噴射のような軌跡を描いている。
 そのおしっこ飛距離たるや、一メートルは軽く越えていた。
 それだけ女の子のおしっこの勢いは激しいのだ。クロッチと黒タイツという三重布を突き破ってさえもこの飛距離なのだから、かなり元気よく噴き出してしまったらしい。

「さて、と。ぱんつ洗ってやるから脱ぎ脱ぎしような」
「や、やぁ……。お兄ちゃんにいつも迷惑かけちゃってるのに……、ぱんつ洗ってもらうなんて……っ」
「どうした、今さら恥ずかしがることないだろ。初めて会ったときだってぱんつ洗ってやったし」
「あのころとは……違うんだもん……っ」

 なぜか急にぐずってショーツを脱ぎたがらない桜子。
 お尻をつきだしたままでいるのは恥ずかしいのか女の子座りすると、おもらしに濡れた内股をもじもじと気まずそうに擦り合わせている。
 その様子が不意打ちみたいに可愛く見えて――。

(あっ、ヤバい……)

 そう思ったときにはもう手遅れだった。

                      ∽∽∽
                      

「あれれ、お兄ちゃんのおちんちん、大きくなってる?」

 桜子がそのことに気づいたのは、おもらししてしまったショーツが冷たくなる前のことだった。
 唐突に兄の股間がデニムのジーンズを押し上げはじめたのだ。その様子はまるでテントみたいだ。

「ねえねえ、なんでおちんちんが大きくなってるの……?」
「そ、そんなの知らないって。いいから早いところぱんつ洗ってやるから脱ぐんだ」

 誤魔化そうとする兄だけど、どこか焦っているように見えるし、それにおちんちんがズボンから出たがって苦しそうにしているようにも見えた。
 だから――、

「おちんちん、楽にしてあげる!」
「おわわ!? ちょっ、やめるんだ、桜子っ」

 兄の制止を振り切ってズボンを下着ごと降ろすと、ビンビンに大きくなったおちんちんが反り返っていた。先っちょからは透明なお汁を漏らしている。

「うわわっ、おちんちんがこんなに大きくなってるっていうことは……お兄ちゃん、エッチな気持ちになってるんだよね……?」
「あ、ああ……。桜子が可愛いからな」
「嬉しい…………! あっ、おちんちん、とってもいい匂いして……、あうう、おまた、熱くなってきちゃったよ」

 山奥の新緑よりも濃厚な香りに、桜子の意識は熱く溶けておまたから勝手に汁が溢れ出してきてしまう。
 おもらしに濡れたクロッチの裏側は、ヌルヌルになっている。

(お兄ちゃんのためになりたい……)

 いつもおねしょやおもらしばかりして迷惑をかけてばかりだけど、桜子だって兄の役に立ちたいと思っているのだ。
 だからせめて朝ご飯を作ってみたりしたのに……、
 まさかいつものように、またおもらししてしまうだなんて。

(だけど、おちんちん、苦しそうにしてる……。あたしのおまたも切ないし、きっとお兄ちゃんも苦しいんだ。お兄ちゃんのこと、楽にしてあげたい……。気持ちよくさせてあげたい……!)

 でも、どうすれば気持ちよくなってもらえるんだろう?
 おちんちんをおまたに擦ってもらったときは精液がドピュドピュ出てたけど……。
 あのときは気持ちよすぎて、桜子は気がつけばおしっこを漏らしていた。
 そして今もおしっこを漏らしている。
 ……と、言うことは……?

「お兄ちゃん、もしかしておしっこが好きなの……?」
「な、なにを急に言い出すんだ。そ、そんなわけ……っ」
「誤魔化さなくてもいーの! ホントかどうか試してみよう!」
「えっ、ちょ!」

 兄が驚いたのも無理はない。
 なにしろ桜子はなんの躊躇いもなくショーツと黒タイツを脱ぎ払っていたのだ。
 おしっこ臭いおまたを、夏のそよ風が撫でていって心地いい。
 だけど桜子の目的はショーツを脱ぐことではない。
 目的は、黄色く染まったショーツ自体にあったのだ。

「うわぁ……。あたしのぱんつ、黄色くなっちゃってるよ……。それにほら、おちんちんみてたら、パンツの裏側、こんなにヌルヌルになっちゃってる。これって愛液なんだよね!」
「お、おう、そうだぞ」

 おもらしショーツをあやとりのように広げると、兄は気まずそうに目を逸らす。
 だけどちんちんは真上を向いたままだ。

「お兄ちゃん、あたしのおもらし好きなの……?」
「だ、だからそんなことは……うおお!?」

 兄が呻き声を上げる。
 なにしろ桜子がおもらしショーツでおちんちんを包み込んだのだ。
 ネットリとしたクロッチがちんちんに纏わり付き、ビクンビクンとチンチンが跳ねまくる。

「ちょっ、桜子、なにやってるんだよっ」
「えへへー。グッドアイディアでしょ♪ おしっこ好きなお兄ちゃんのことをぱんつで包み込んであげるの!」
「らめっ、離しなさいっ」
「やだもーん」

 くにくに、くにくに。
 ぐちゅ、ぐちゅぐちゅくぢゅ!

 おもらしショーツで包み込んだちんちんは苦しそうに跳ね回りながらも少しずつ大きく、そして固くなってきている。
 兄は立っていられなくなったのだろう。堪らずに近くにあった切り株へと腰を下ろす。

「おおぅ、おちんちん固くなってきてる! このままゴシゴシすれば射精、するんだよね! おちんちん、がんばれ がんばれ
「や、止めっ、桜子っ、そんなに触られたら……で、出る!」

 愛液でトロトロになったぱんつはネットリとちんちんに絡みつき、精液を搾り取ろうとゴムヒダが肉竿に食い込む。
 それは桜子が知らない擬似的な膣となって男を責め立てていった。

「桜子……っ、それ以上は、本当に……!」
「いいよ? あたしのぱんつにいっぱい出して? お兄ちゃんのこと、全部受け止めてあげるから」

 その一言がきっかけだった。

 ドピュッ! ドピュルルル!

 小さな手のひらで握っていた男根がビクビクと暴れ回ると、ショーツの中にドロッとした熱いものが叩きつけられる。

「す、凄い……。お兄ちゃんの射精……。精液、ぱんつにたくさん出てるの……」
「うっ、うう! 桜子の手が熱くて……ま、まだ出る……!」

 ビクンビクンと戦慄くたびに純白のマグマが噴射されていく。
 桜子の小さなこっとんショーツでは覆い隠しきれぬほどのザーメンが吐き出され――、
 やがて大噴火が収まると、手のひらで握りしめているちんちんも大人しくなって、いつの間にか柔らかくなっていた。
 精液を出したら柔らかく戻るなんて男の人の身体って不思議! と桜子は感心してしまう。
 だけど今はなによりも重要なこと。それは。

「ぱんつ、お兄ちゃんの精液でヌルヌルだよ」
「あ、ああ……。でもなんでこんなことを。ぱんつで包んだりなんかしたら穿けなくなっちゃうじゃないか」
「ぱんつでにぎにぎするの、嫌だった……?」
「い、嫌……。嫌じゃ、ないけど……。むしろ気持ちよかったからこんなに出ちゃったわけで」
「それなら良かったの!」

 男根を包み込んでいる女児ショーツをほどいていくと、
 ドロリ――、
 ショーツの裏側には新鮮な絞りたてザーメンがこびりついている。
 クロッチの裏側も、前も後ろもザーメンでドロドロだ。

「あー、すまん。こんなに出しちゃうなんて、なぁ……しっかり洗ってやるからちょっと待っててくれ。……ううっ、だがっ、たくさん出し過ぎて腰が立たぬ……っ」
「お兄ちゃんはそこで見ててね。あはっ」

 桜子はショーツを広げると……、
 むわっ、
 とした尿臭とザーメンが混じり合った濃厚な香りがショーツの裏側から立ち昇ってくる。
 ザーメンでドロドロになったショーツはおもらししたときよりも酷いことになっていた。
 だけど桜子はなんの躊躇いもなく脚を通していくと、

「んっ!」

 桜子はザーメンショーツを穿いてみせる。
 クロッチが食い込んだ縦筋から、ドロリとザーメンが滲み出してきた。

「ああ、せっかくのお兄ちゃんのお汁が溢れ出してきちゃうよ」

 呟きながらも桜子は黒タイツを穿く。
 おまたに食い込んできたザーメンがほんのりとした熱を灯すと、身体の中へと染みこんでくる感覚がする。
 それはなんだかとても幸せなことのように思えた。
 
「桜子、そんなぱんつ穿いたら汚いじゃないか。俺がしっかり洗ってやるから」
「洗うなんて……。せっかくのお兄ちゃんの匂い、こうしておまたで感じるの、なんだかドキドキしてきちゃうの」
「……嫌じゃないのか?」
「とっても気持ちいーの♪」

 その場でくるりとスカートを回してみせると、たぷん……、おまたに溜まっている精液が波打ったような気がした。

        ☆

「はぁ~~~、今日は一日中お外で遊んだからいっぱい汗かいたの! カラスが鳴いたから帰りましょ!」
「遊んでばかりでもないだろう? たくさん写真も撮ったし、カブトムシも捕ったし」
「うん! 明日から観察日記書こう!」

 嬉しそうに虫かごを夕日に照らしてカブトムシを見つめている桜子は、どこからどうみても田舎に住んでいる無知な女の子だ。
 だけどそんな桜子が穿いているショーツは今もザーメンが発酵してヌルヌルになっているわけで……。

「桜子、ぱんつ気持ち悪くないのか?」
「ううん。お兄ちゃんの匂いと一緒にいられるととっても幸せな気分。それにおまたもむずむずして……、なんかエッチな気持ちになっちゃうの! でも全然嫌な気分じゃないからね?」
「そ、そうか……。でも、まぁ、とりあえずは今日のところは帰ったら風呂に入るか。いっぱい汗もかいたし」
「うん! お兄ちゃんと一緒にお風呂だね!」

 どうやらもうすでに一緒にお風呂に入ることは決定事項らしい。
 こうして一緒に帰った桜子は、夕飯を作るのを手伝うと張り切って台所に入り、真太郎の母親から熱心な指導を受けつつ、なんとか豚の生姜焼きを完成させたのだった。
 味付けはちょっとだけしょっぱかったけど、今日は自由研究でたくさん汗をかいていたのでちょうどいい加減だった。

        ☆

「今日はお兄ちゃんと山に自由研究に行きました。虫や鳥の写真をいっぱい撮りました……と。よし、日記も書けた! あとは歯を磨いて寝るだけだね、お兄ちゃん!」
「ああ、俺もちょうど日記書き終わったところだ。歯、磨いて寝るか」
「うん。虫歯になったら大変だもんね!」

 パパッと歯を磨いたら、いつものように一緒の布団に入る。
 桜子が家に泊まるときは同じ布団で寝ることにしていた。

「ねえねえ、明日はなにをして遊ぼうか」
「そうだな……。今日裏山で撮ってきた虫や鳥の写真をプリントしたいから、駅前にまで行ってみるか」
「うん! あたしもたくさん写真撮ったの! 上手く撮れてるか楽しみ!」

 木の高いところに止まっているセミなんかの写真は、桜子が木登りして撮ってきてくれたのだ。
 今からその出来上がりを想像しただけで桜子はウキウキ気分なのだろう。ギュッと抱きついてきている小さくて細身な身体がほんのりと温かくなる。
 そんな桜子と一枚のタオルケットを一緒にかけて眠りにつく。

「おやすみ、お兄ちゃん」
「ああ、おやすみ、桜子」

 亜麻色の髪の毛を梳いてやると桜子はよほど疲れていたのだろう。一分も経たずに安らかな寝息を立て始めていた。


田舎の元気娘と15につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/05 15:41

田舎の元気娘と!13

田舎の元気娘と過ごす夏休み。

振り回されるお兄ちゃんの運命やいかに。


目次

田舎の元気娘と!(カテゴリー)

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「……もう朝になっちゃったんだ」

 むくり。
 桜子が身体を起こしたのはもちろん真太郎の布団。
 夏休みになって早くも一週間が経とうとしていた。
 桜子は週に三日は真太郎の家に泊まり、一緒に寝ることにしている。

(お兄ちゃん、まだ寝てる……。寝顔、可愛いなぁ)

 ときは朝の六時。
 兄はいつも七時ころに起きて朝ご飯を食べているから、寝顔を堪能するのなら今がチャンスだ。

(寝顔、こんなに可愛いのに……、いつもお兄ちゃんにお世話になってばかりだなぁ……)

 桜子は、兄の寝顔を見つめながら、そんなことを思う。
 初めて会ったときは神社でおもらしをしてしまってお兄ちゃんにショーツを洗ってもらうことになってしまったし、おねしょをしたときも洗ってくれたし、この前は下校中に我慢できずにうんちを漏らしてしまったときは川で丁寧にショーツを洗ってくれた。

(お兄ちゃんに迷惑かけてばっかり……。あたしだってお兄ちゃんのためになにかやってあげられたらいいのに)

 そんなことを考えていると、真太郎の母も起きてきたのだろう。
 台所の方からフライパンやまな板を用意する音が聞こえてきた。

「そうだ、お兄ちゃんに朝ご飯作ってあげよう!」

 それはシンプルだけど、とてもいいアイディアのように思えた。
 そうと決まれば桜子は布団から飛び出すと、台所を目指して縁側を駆け出していた。

        ☆

「で、今日の朝ご飯は……、だから個性的な味付けだったわけか」
「ごめんなさい、お兄ちゃん、ちょっと失敗しちゃった」
「謝ることなんてないって。ちょっとビックリしたけど、美味しかったし」
「ほ、ホントに?」
「ああ、本当だとも」

 味噌汁の具のナスがちょっと歪な形をしていたり、玉子焼きの味付けがかなり甘口だったりするけど、それは桜子が一生懸命作ってくれたという証なのだ。
 それに玉子焼きは年寄り受けする味がするから、もしかしたら桜子のおばあちゃん直伝の味付けなのかも知れなかった。

「これからもお兄ちゃんの朝ご飯作る! お味噌汁、お兄ちゃんが好きな味になるように頑張るから、これからもよろしくね!」

 なんて告白とも受け取れるセリフを恥ずかしげもなくいうものだから、父と母を囲んでの朝の食卓は大変微笑ましいものになるのだった。

        ☆

「おぱんつ、こんなに汚しちゃってるなんて……」

 桜子が異変に気づいたのは、朝食を食べ終わってからおしっこがしたくなってトイレに行ったときのことだった。
 白無地のこっとんショーツ……そのクロッチの裏側に黄色くネバッとしたものがこびりついていたのだ。
 ちなみに夏休みに入ってからと言うもの、桜子はお兄ちゃんと寝るときもおねしょをしない日が多くなってきたから、ここ最近では二人でぱんつ一丁で寝ることにしている。
 ……それでもたまーにおねしょをしてしまうことがあるから、そのたびに兄にショーツを洗ってもらうことになっているのだけど。
「ぱんつ、ヌルッとしてる……?」
 ちなみに今朝はショーツで寝ておねしょをしなかったので、いま穿いているショーツは一晩穿いたものということになるけど……。
 桜子のショーツの裏側はヌルッとした粘液に汚れていた。

「エッチなお汁でおぱんつこんなに汚しちゃうなんて……」

 それは兄に教えてもらった愛液というものなのだろう。
 一晩中抱きついて寝たから、ショーツのお尻の方にまでエッチな染みができていた。
「お兄ちゃんと一緒にいると、勝手にエッチなおもらししちゃうの……。桜子、エッチな子のかなぁ……」
 
 ショーツを見つめながらも和式便器に腰掛けて、

 しょわわわわわわわわわわ!

 元気よくおしっこを噴き出して、トイレットペーパーでおまたを拭く。
 するとそこにはヌルリとした栗きんとんの残りかすのようなものがごっそりと取れていた。
 女の子のおまたは汗だってかくしおしっこだって出る。それにエッチなお汁だって出るのだ。

「あたしのおまた、エッチになっちゃってるんだ……。お兄ちゃんのこと考えてると、なんだかおまたがむずむずしてきて……、
 ああぁん!」

 おまたを拭き拭きしている指先が、自分では信じられないくらいに勝手にエッチに動いて、おまたから電流が走る。

 プシュッ――!
 ビックリしておしっこを噴き出してしまって、桜子は再び紙でおまたを拭っていく。

「んっしょっと!」

 キュッとおまたの縦筋に食い込むくらいにショーツを上げると、

 じゅわあ……、

 クロッチから愛液が滲み出してくるほどに、おまたがムラムラしてきてしまう。
 桜子はそんなエッチなおまたを隠すように黒タイツを穿くと、トイレから出るのだった。

        ☆

「今日はなにをしようか、お兄ちゃん!」
「そうだなぁ……」

 トイレから出た桜子は、さっそく兄の元へと駆け寄っていた。
 兄はごろんと縁側で横になっている。なんだかおじいちゃんみたいだ。
 そんな兄は身体を起こすと、

「それじゃあ、今日は自由研究するか!」
「自由研究! でも、なにしようか!? 急に自由って言われても困っちゃうよね!」
「それは俺に考えがあるぞ。任せてくれ、桜子もしっかり手伝ってくれよ」
「うん! 任せてなの!」

        ☆

「お水よーし! お弁当もよーし! 熊よけの鈴も、蚊取り線香もよーし!」
「ついでに虫かごも持ったな! これでカブトムシを見つけても安心だ!」

 桜子と二人で踏み分けていくのは裏山の奥地。
 簡単に裏山というけど、田舎の裏山を舐めてはいけない。
 タヌキや熊だって出るし、もっと奥に踏み込んでいけば地図にあるような山に迷いこんで大変な目に遭ってしまう。
 最初は砂利で舗装されている道だけど、踏み込んで行くにつれて獣道と変わらないものになっていた。
 それでも桜子は慣れたものだった。
 落ちていた木の枝を振り回して道を切り開きながらも、細い獣道を進んでいく。

「やっぱり珍しい鳥さんを見たいなら、もっと奥のほうに行かないとね!」
「そ、そうなのか……!?」

 桜子の小さな背中を追いかける真太郎だけど早くも後悔しかけていた。
 夏休みの自由研究――。
 そのテーマは、ずばり『山の珍しい生き物』
 写真は真太郎のスマホを使って撮ることにした。

「おーい、桜子、まだ進むのかー?」
「この先に、カブトムシがたくさんいる木があるの! そこまで行こうよ!」

 どうやら桜子は夏休みの宿題よりもカブトムシで頭の中がいっぱいになっているらしい。その気持ちも分かるけど。
 ついでだからカブトムシの写真もたくさん撮って研究の一部とさせてもらうことにしよう。

        ☆

「ふぅ……、写真もたっぷり撮ったし、カブトムシもたくさん取ったし、ここまでやっておけば大丈夫だろ」
「うん! カブトムシ、いっぱい捕まえられたから、家に帰ったらたくさん果物あげないと!」
「それじゃ、そのカブトムシの観察日記も自由研究にできそうだな」

 やれやれ、と額を流れる汗を拭ったのは、昼ご飯に一緒のお弁当を広げようとしているときのこと。
 桜子が木陰にピンクのレジャーシートを敷いてくれると、真太郎は四隅に靴や石を置いて風で飛ばないようにする。

「はい、お兄ちゃん、お茶が入りましたよ~。あと今日のお弁当は桜子特製のおにぎりなの!」
「おお、こいつは上手そうなおにぎりだな」

 ちょっと形が歪なおにぎりだけど、サランラップに包まれていて食べる直前に海苔を巻くようになっている。
 恐らくは真太郎の母直伝のテクニックだろう。抜け目がない。

「緑茶も冷たくて、おにぎりは塩っ気が利いた梅干し……。なんか全部俺の好みのような気が……」
「お兄ちゃんのお義母さんに教えてもらったの」
「そ、そうか」

 なんか今、お母さんの発音が微妙に違っていたような……、さすがに気のせいだろうけど。
 だけどそのことが些細な問題なことに思えるほどに桜子のおにぎりはなかなか美味しかった。ご飯もちょうどいい力加減に握られているから、ご飯が口のなかでホロホロと崩れていく。
 きっと小さな手のひらで一生懸命握ってくれたのだろう。

「うん、美味かった。たくさん汗かいたから、しょっぱいおにぎりで生き返る気分だ」
「えへへー」

 頭を撫でてやると、桜子は嬉しそうに頬を赤く染めてみせる。
 なぜだろうか。
 出会ったときは嵐のように騒がしい田舎娘だと思っていたけど、なんだか最近になって急に可愛くなってきたような気がする。

                      ∽∽∽
                      

(お兄ちゃん、とっても美味しそうに食べてくれて嬉しい!)

 頭をなでなでしてもらいながら、桜子は本当は嬉しさのあまりに飛び跳ねたいくらいだった。
 だけどここは少しは落ち着かなくては。
 出会ったときはおもらしをしてしまったし、しかもこの前はうんちまで漏らしてしまった。
 兄にしっかりともう子供ではないというところを見てもらわなくてはいけない。
 そのためにはおもらしなんてしてられないのだ。

(もうお兄ちゃんにおしっこかけたりなんかしないんだもん! おしっこなんて……あ……)

 じゅわぁ……。

 だけど身体というものは実に不自由にできていて、少しでも意識すると急におしっこがしたくなってきてしまうものだ。
 それにお弁当と一緒に冷たい緑茶もたくさん飲んだし。
 お弁当を食べる前にもこまめな水分補給をしてきた。
 きっと膀胱にはおしっこがたっぷり溜まってたぷたぷ波打ってるしていることだろう。

「ううぅ……」

 どうしよう?
 お弁当を食べ終わったタイミングだし、ちょうどトイレに行きたいけど――。
 だけどここは山奥。
 当然トイレなんてあるはずない。
 ティッシュは持ってきているから、その辺でしちゃえばいいのだろうけど。

「もしかして桜子、トイレに行きたいのか?」
「う、うん……。よく分かったねっ」
「そりゃあ……、もじもじしてるし。おしっこだけか? 大きい方は平気か?」
「うん。おしっこだけ、したい」
「そっか、それじゃあどこか適当な茂みで……」
「うん……あうっ!」

 兄に手を引かれてレジャーシートから立ち上がろうとした、そのときだった。

 プシュッ!

 おしっこが噴き出すと、クロッチの裏側が生温かくなってしまう感触。
 漏らしてしまった量が多かったのか、ジンワリとした感触がお尻の方にまで広がっていく。

「あうう! ちょっ、もう出る……かもっ」
「そ、それは……、ど、どうする!? 歩けそうか!?」
「う、うん……っ」

 なんとか立ち上がって、靴を履いてレジャーシートから数歩。
 だけど桜子は気づいていなかった。
 足元のその先に、小石が転がっていることに。
 桜子はよろめきながらも茂みへと歩いて行き――、
 そこで小石に躓いてしまった。



田舎の元気娘と14につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/05 14:15

田舎の元気娘と!12

下校中にお腹が痛くなってきてしまった桜子ちゃん。
はたして桜子ちゃんは無事にトイレに行くことができるのか。
それともお背伸び黒タイツを穿いたまま大決壊してしまうのか。

桜子ちゃんの運命や如何に!


目次

田舎の元気娘と!(カテゴリー)

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 給食の時間。
 ……と言っても、小さな学校なので近所のお弁当屋さんが教師と生徒たちの合計三食分を配達してくれるものなのだが。
 だからいつもできたてホカホカで、味噌汁と牛乳までついてくる。それに素材も地産地消で新鮮なものばかりだ。

「東京の学校に通ってたころは、給食は確かに温かかったけど、できたてってわけじゃなかったしなぁ」
「お兄ちゃんっていつも給食の時間は楽しそうにしてるよね」
「そりゃそうだろ。こんなに美味しいものが食べられるんだから」
「そんなに美味しそうに食べてくれてるんだもん。向かいのお弁当屋さんのおばさんも喜ぶと思う!」

 と言いながらも桜子はおかずのニンジンを素早くこちらの弁当箱へと移動させているのを真太郎は見逃さなかった。

「こらこら、好き嫌いしてると大きくなれないぞ」
「……ニンジンなんて食べてたらウサギさんみたいに目が赤くなっちゃうよ」

 イヤイヤながらも桜子はニンジンをちびちびと食べ始める。
 この調子で好き嫌いなく食べていれば、きっと美人さんになれるはずだ。
 ……って、俺はなにを考えているんだ!
 真太郎が首をぶんぶんと横に振っていると、桜子は給食を全部食べたらしい。
 今日は特別にデザートがイチゴのアイスクリームだから桜子のテンションも最高潮に達していた。

「今日はアイス! しかもイチゴ味だよ! やっぱり今日はいいことあったね!」
「ああ、良かったな」
「うん! 美味しー!」

 桜子はそれはそれは美味しそうにスプーンでアイスをすくっては食べていく。見ているだけでこっちまで笑顔になれそうなくらい幸せそうな顔をしていた。
 口が冷えすぎたらごくごく牛乳を飲んで、そしてアイスをすくっては食べ……、
 桜子はあっという間にアイスを食べ終えていた。

「そんなに一気に冷たいもの食べたら腹壊すぞ」
「へーきだもん!」

 そのときは元気いっぱいだった桜子だが……。
 しかし悲劇は下校中に訪れることになる。

        ☆

「今日はちょっと寄り道していこうよ!」
「寄り道って、どこか寄ってくところなんかあったか?」
「さっきお弁当屋さんのおばさんに教えてもらったんだけど、スイカの落合さんがスイカお裾分けしてくれるって!」
「そうか。それじゃ落合さんところに行くか。俺、道分からないから任せたぞ」
「うん! 任せてよ!」

 こうして桜子を先頭にして下校することになったのだが……。
 しかしスイカ畑のあいだの道を歩いている桜子の様子がどこかおかしい。
 いつもだったら元気よくその辺に落ちている棒を振り回しながら歩いてる桜子だけど、

「ううう~」

 低く呻くと立ち止まってしまったのだ。

「どうした、アリの行列でも見つけたか?」
「ち、違うの……。そ、その……ううっ」

 桜子はついにしゃがみこんでしまう。
 アリの行列は……当然ながらいない。
 となると……?

「お腹、痛いよぉ……」
「ちょっ、大丈夫か?」
「うう……、冷たいの、食べ過ぎちゃったのかなぁ……あうう!」
「と、とにかくゆっくり行こう。慌てずに、な」
「うん……」

 ここから一番近いトイレは……、
 真太郎は頭の中に地図を広げる。
 スイカをお裾分けしてもらうために通学路を遠回りしているのが災いし、学校を出て三十分ほどが経っていた。
 今から引き返しても、お腹が痛くなった桜子のペースに合わせたら三十分以上の時間がかかることだろう。

 となるとスイカの落合さんの家が頼みの綱になるが、それも残念ながらまだまだ道のりは遠い。
 桜子に聞いた話だと、ここからだとやはり歩いて三十分はかかってしまう。
 正に前門の虎、後門の狼というやつだ。
 いや、この場合は肛門の……、というくだらないことを考えそうになって首を横に振る。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……。お腹、落ち着いた……。大丈夫、歩けそう……」
「ゆっくり、ゆっくり行こうな」

 よろめきながら立ち上がる桜子の小さな手を取ってやると、ビックリするくらい熱くなって汗でビショビショだった。
 一刻も早くトイレに連れて行ってあげなければ、大変なことになってしまうに違いなかった。
 だが……。

 ぎゅるるる~~。

 桜子のお腹から、それはそれはとても痛そうな音が鳴り響いた。
 握りしめている桜子の手が、一瞬にして冷たくなっていく。

「うっ、ううう! お腹……痛い、よぉ……!」
「まだだ、まだ慌てるような時間じゃないぞ……!」

 桜子は顔を真っ青にさせて歩き出す。
 だけどその歩みもすぐに止まってしまった。

 ぐるるるるる~~。
  プリュリュッ!

「あああ!」

 桜子の小さなお尻からやや水っぽい音が鳴り響くと、急にへっぴり腰になったではないか。
 今のは、もしや……!

「ちょっ、桜子、諦めたらそこで試合終了だぞっ」
「そんなこと言っても……、も、もう……! あああああ!」

 ぎゅるるるる~~~!
 ごぽっ、ごぽぽ!

 小さなお腹から、腸が雑巾絞りされているかのような音が聞こえてくる。
 どうやら残された時間は少ないようだ。
 と言うよりも、もう桜子のショーツには漏れはじめてしまっているはず……。

「お、おんぶしてやるからっ」
「む、無理ぃ……っ、おんぶしてもらったら、お尻、開いちゃう……うう! うー!」

 桜子はへっぴり腰になりながらも、スカートの上から両手でお尻を押さえる。
 その指先はお尻に食い込んでいて、もはや余裕さえも残されてはいないようだ。

「が、がんばれ がんばれ
「が、がんばるぅ……っ」
「がんばれ がんばれ

 ギュルルルル……ッ!
  ごぽぽっ、ぐるるっ!
 ブボボッ!

「あっ! だめ!」

 スカートの中からくぐもった破裂音。
 その瞬間に桜子はしゃがみこんでしまう。
 それは和式便器に跨がるときのように。

「諦めるなっ、立て、立つんだジョ―!」
「ジョ―って誰!? ああッ、ダメッ、ジョ―なんて聞いたらおしっこが……ああ!」

 ジョボボッ!
  ぷしゅっ、しゅわわわわわ!
  じょおおおおおおおお!

 黒タイツとショーツに覆われたおまたからくぐもった水音が聞こえてくると、おしっこが噴き出してくる。
 どうやらおしっこも我慢していたらしい。
 給食のときに牛乳とアイスをたくさん食べたのだ。
 膀胱も限界を迎えてしまったのだろう。
 
「ああっ! も、もう……! あうう!」

 こうなってしまうともはや為す術はない。
 女の子のおまたというのは、おしっこを我慢するにはあまりにも不便な形をしている。
 そして、尿道の決壊は、肛門の決壊を意味する。

「あっ、ぐううぅぅ! ダメッ! 出ちゃ、ううう!」

 にゅるるるるるるるる!
 ブリュリュリュ!

 小さなお尻を覆う黒タイツが、うっすらと盛り上がっていく。
 どうやら牛乳とアイスでドロドロに溶けていたらしい。
 お尻が一瞬で大きくなると、割れ目が埋め尽くされた。
 正にジェットコースターのような腹具合。
 身体が小さいぶんだけ、アイスでお腹を冷やしてしまうと一気に影響を受けてしまうのだろう。

「ああああ! おしりっ、あっついよぉ……!」

 にゅるるるるるるるる!
 しょわわわわわわわわ!

 正に大決壊――。
 桜子の小さな身体は、排泄欲という人間に植え付けられた原始的な欲求を満たそうと二つの穴を開放してしまう。
 身体がそういう風にできているのだ。
 どんなに我慢しようとしても、ただヒクヒクと痙攣するばかりだった。

 ブリュリュッ!
 ブボボボボッ! ブポポッ!

「ひっ、ひっぐ! おしりぃ……ああっ、だめぇ……、おまたの方まで広がってきて……あうう!」

 空気混じりの下痢は一気にタイツを押し広げ、会陰を伝っておまたの方にまで広がっていく。
 
 もりもりもり!
  むりゅりゅりゅりゅ!

 一瞬にしておまたの方にまで柔らかいものが広がっていき、もりもりとショーツが盛り上がっていった。
 黒タイツを穿いているからそのすべてを受け止めなければならない。

「い、嫌だよぉ……っ。あううっ、見ないでぇ……っ、」

 むにゅう~~~~~!
  もりもりもり、もこっ、もこもこっ!

 桜子の意思とは裏腹に、小さな身体は毒素を排出しようと大腸を蠢動させている。
 小さな身体のどこにこんなにたくさんの量が……目を疑ってしまうほどのチョコレートソフトクリームが黒タイツを盛り上がらせていった。

「あっ! あっ! ああぁ……」

 しょぉぉぉぉぉぉぉぉ……。
  ブポッブポポ…………モワァ……。

 最後におしっこと恥ずかしすぎる空砲がショーツの中に弾け、桜子の大決壊は終わったようだった。
 あとに残ったもの……、それは。

「ごめんなさい、ごめんなさい……っ」

 背筋を丸めてしゃがみこんで泣きじゃくる桜子。
 あまりにも小さな桜子を中心として、地面には大きな水たまり。
 そして隠しようもない腐敗臭が漂っていた。
 黒タイツを穿いていたおかげでうんちが地面に落ちるということはなかったけど……、それは失敗のすべてを桜子の小さな身体で受け止めなくてはならないということだ。

「お尻、熱いよぉ……っ。おまたも……ううっ、グチョグチョだよぉ……! ううっ、ぐすっ」
「大丈夫か……? もうお腹痛くないか?」
「うん……。全部出ちゃった、よぉ……。お腹、もうスッキリ、しちゃったよぉ……っ」
「そっか。それじゃあ早いところキレイキレイしちゃうか。ちょうどそこに川もあるし」
「えっ?」

 桜子はなにを言われているのか分からないらしい。
 涙目でキョトンとこちらのことを見上げてきている。
 だから真太郎はそんな小さな少女へと手を差し伸べるのだった。

「このままだとおばあちゃんに怒られちゃうだろ?」
「う、うん……」
「だから俺がぱんつを洗ってやるよ」
「で、でも……。汚いよぉ……」
「桜子のなら気にしないし。それとも桜子は、これから赤ちゃんが産まれてきて、そのおしめを洗うとき、汚いって思うのか?」
「う、ううんっ。全然思わない! たくさんうんちできたねって褒めてあげる!」
「そうそう。だから気にするなって」

 なんとか納得してもらって、手を引いて桜子を立ち上がらせる。
 すっかり元気を取り戻した桜子だけど、さすがにお尻が気になるようだ。
 へっぴり腰になっているし、短いスカートの裾からはうんちで膨らんだぱんつがはみ出してしまっている。
 それでも桜子は元気を取り戻すと、

「分かった! 将来お兄ちゃんと赤ちゃんができたら、いっぱいおしめ洗ってあげる! 約束だよ、お兄ちゃん!」
「お、おう……」

 どうやら俺の赤ちゃんを産むというのはもう決定事項のようだ。
 だけど、どうやったら赤ちゃんが産まれてくるのか知っているのだろうか……?
 ふと疑問に思っていると、

「赤ちゃんって、どこからくるの!?」
「ぶふぉ!」

 ド直球な質問に噴き出してしまう。
 だけどさすがにこのくらいの年頃の女の子に教えるのはちょっと早すぎるような気が……。
 ここは適当にはぐらかしておくのがいいだろう。

「そ、それはだな。とっても仲がいい男の人と、女の人が一緒に暮らしていると、コウノトリさんが赤ちゃんを運んできてくれるんだぞ」
「そうなんだ! それじゃあ、あたしとお兄ちゃんの赤ちゃん、いつかコウノトリさんが運んできてくれるよね!」
「お、おう。そうだな!」

 なんだか納得してくれたようなのでそれで良しとする。
 こういうことは、自然と分かっていくのが一番だと思うから。


田舎の元気娘と13につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/04 16:57

田舎の元気娘と!11

今回は桜子ちゃんがおむつを充ててお兄ちゃんと一緒に寝るシーン。
果たして桜子はおねしょをせずに朝を迎えることができるのか!?



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 その日の深夜――。

「んん……。まだ夜か……」

 ゴソゴソと目を覚ましたのは真太郎だった。
 耳元で飛んでいる羽虫に目が覚めてしまったのだ。
 眠るときは抱きしめ合って寝た桜子だけど、今では身体は離れている。それでも手は握ったままになっていた。

「……蚊取り線香、つけなおすか」

 布団からもぞもぞと出ると、縁側に置いてある陶器の豚さんの中にある蚊取り線香を確認。
 夕方あたりにつけた蚊取り線香はすっかり真っ白な灰になって燃え尽きていた。
 その灰を庭先に捨てて、新しい蚊取り線香に火を灯す。
 豚さんがいい感じに煙を吐き出したから、布団に戻って寝直そうとするも――、

「んっ、にゅう……っ」

 ぐっすりと眠っている桜子が、不意に寝返りを打った。
 きっと夢の中でも元気いっぱいに駆け回っているのだろう。
 お腹に掛けてあったタオルケットも、思いっきり蹴っ飛ばしてしまっている。このままだとお腹を冷やして壊してしまうことだろう。

「やれやれ、風邪引くぞー」

 桜子のお腹にタオルケットをかけ直してやろうとし……、だが、そのときだった。

「ぉ…………しっこ」

 桜子のまさかの一言。
 目を覚ましたのかと思ったけど、桜子はまだ夢の中のようだ。
 と、言うことは……?
 真太郎の嫌な予感は直後には的中することになる。
 桜子はカエルのように脚を開くと、

「しっこ……、でりゅう……」

 しょおおおおおおおお……。

 闇夜に響く、くぐもった水音。
 小さなダムは決壊してしまったようだ。
 だけど心配することはなにもない。桜子のおまたは、紙おむつに包まれているのだから。

「ああぁ……。おしっこぉ……いっぱい出てりゅ……」

 しゅいいいいいいいい……。

 桜子は和式トイレに跨がるかのように脚を開き、なんの躊躇いもなくおしっこを噴射している。
 きっとおむつの中では勢いよくおしっこが噴き出しているのだろう。

 しゅわわわわわわわわわ!

 闇夜に元気のいいおしっこが弾ける音が響き渡る。
 それでも一滴もおしっこが溢れ出してくることはなかった。

「きもちいーのぉー。えへへー」

 しゅおおおおおおお……。

 やがて白かった紙おむつは鮮やかなレモン色に染まり、モコモコと膨らんできたではないか。
 どうやら紙おむつに埋め込まれている吸水ポリマーがおしっこを吸って膨らんでいるらしい。
 おむつのおまたのところが膨らみきると、今度はお尻の方までモコモコに膨らんでいく。
 カエルのように脚を開いておしっこをしているから、膨らんでいく様子がよーく分かった。

「はぁぁ~~、おまた、あったかぁい……」

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼ……。
 むわぁ……。

 おむつから濃密な尿臭が湯気を上げているようでもある。
 ツーンとしたアンモニア臭が漂ってくる。
 紙おむつとはいえど、匂いまでは封じ込めておくことはできないらしい。

 しょわわわわわわわわ……。

 開脚されている桜子の内股はほんのりとした官能的な桃色に染まり、うっすらと汗が浮いている。
 よく見れば、乳首もポッチリと勃起しているようだった。
 桜子はおねしょの生温かい奔流に愛撫され、性的に感じてしまっているのだ。

「お尻……あったかい……よぉ……」

 しゅいいいいいいいいい……。

 自らのおしっこ放ったおしっこでおまたを……クリトリスを、そしてお尻までも愛撫され、知らぬあいだに大人への一歩を踏み出しているのかも知れなかった。
 だけどそのおもらしもいつかは終わり――、

「んんっ」

 ぶるるっ、
 プッシュウ――ッ!

 最後の一飛沫をおむつの内側に弾けさせ、桜子のおねしょは唐突に終わりを告げた。
 おしっこの音が消えると、庭先で鳴いている夏虫の声が急に大きさを増してくるように思える。
 すべては何事もなかったかのように……。

「凄いな。あんなにいっぱいおしっこしたはずなのに、全然漏れてきてないぞ」

 おむつはモコモコに膨らんではいるけど、シーツには一滴のおしっこも漏れ出してきてはいなかった。
 これならば明日の朝まで安心だろう。説明書には一晩分のおしっこも安心って書いてあったし。

「いっぱいおしっこできて偉いぞ」
「ん、にゃあ……」

 桜子の手を繋いで同じ布団に入る。
 すると桜子はギュッと抱きついてきて……、真太郎の太ももにゴシゴシとおまたを擦りつけてきたではないか。
 オナニーという言葉も行為も知らなくとも、本能にはエッチな記憶が刻み込まれているらしい。

        ☆

「ん……あぁぁ……。もう朝、なんだ……」

 瞳を開くと、すぐ近くに兄の寝顔があった。
 なんで朝がきてしまうのだろう?
 ずっと夜だったら、ずっとお兄ちゃんと一緒に寝ていられるのに。

「もっとお兄ちゃんと一緒にいたいのにぃ……」

 このままもう一度寝てしまおうと目を瞑ろうとして――、
 そのときに桜子は自らのお尻を覆う違和感に気がついた。
 冷たくてブヨブヨするこの感触は、

 も・し・か・し・て!?

 嫌な予感がして、お尻を撫で回してみると……カサリ、
 慣れない感触にちょっとだけビックリするけど、そういえばゆうべはおむつを充てて寝たんだと思いだす。
 と、言うことは……?

「おむつ……、冷たくなっちゃってるけど……!?」

 ゆっくりと身体を起こして、布団を確認。
 桜子のお尻があったところは、どうやら一滴もおしっこは漏れ出してきてはいないらしい。
 真っ白なシーツは綺麗なままだった。
 隣では兄が何事もなかったかのように眠っている。

「良かったぁ……。お兄ちゃんにおしっこかけてない……」

 そのことにホッと胸を撫で下ろす。
 だけどその代わり、おむつはちょっと気持ち悪くなっていた。それでも濡れたショーツよりはずっとサラサラしているけど。
 冷たくなってブヨブヨになっている。

「おむつ、モコモコだよぉ……」

 白地にピンクの花柄模様だった紙おむつは、鮮やかなレモン色に染め上げられていた。
 しかも薄かったのに、おしっこを吸収したせいか入道雲のようにモコモコに膨らんでいる。

「お兄ちゃんに見られる前に交換しておかないと……っ」

 こんなおむつを見られるのは恥ずかしすぎる。
 おまたを見られてもなんともない桜子だけど、赤ちゃんみたいに汚してしまったおむつを見られるのはさすがに恥ずかしいのだ。
 布団を出て新しいショーツを取ろうとする……、だけど、そのときだった。

「んん、あれ、桜子……もう起きてたのか」
「ちょっ、お兄ちゃんっ、まだ寝てていいからっ」

 慌てて寝かしつけようとするけど、どうやら兄にはすべてお見通しらしい。
 せめて布団から出ようとするけど、抱き寄せられていた。

「桜子、さてはなにか隠そうとしてるだろ」
「な、なんにも秘密なんてないもーん。おねしょなんてしてないんだから」
「俺は素直な子が好きだな」
「うう……。おねしょ、しちゃいました……」
「素直でよろしい。それじゃあ、おむつを交換してやるからな」
「ええっ、ちょっ、一人でできるもんっ」
「遠慮するなって」
「あううっ」

 布団の上で仰向けにさせられて、ガバッと開脚させられる。
 ゆうべお兄ちゃんにおむつを充ててもらうときにも同じポーズをしたけど、汚れたおむつを見られるのはやっぱり恥ずかしすぎる。
 だけど脚を閉じようとしても、兄の力の前では閉じることもできなかった。

「たくさん出たな。まだおしっこ残ってないか?」
「そ、そう言われるとちょっとだけしたいかも……」
「それじゃあ全部出しちゃえ。俺がしっかり見ててやるから」
「うぅ……、恥ずかしいよぉ……」
「恥ずかしがってる桜子、とっても可愛いぞ」
「そ、そんなぁ……あっ、ああぁ……だめぇ……っ」

 しょおおおおおおぉぉぉ。

 可愛い。
 たったその一言でおまたが緩んでしまったとでもいうのだろうか?
 おむつの中が生温かくなると、お尻の方にまでおしっこが伝い落ちていく。
 だけどどんなに恥ずかしくても、桜子は脚を閉じることができなかった。
 恥ずかしいところを見られていると、なぜか胸のドキドキが収まらなくなっていたのだ。

 しゅわわわわわわ……。

「あっ! あっ! あっ! あっ!」

 ツーンとしたアンモニア臭がおむつから立ち昇ってくると、おまたも、お尻もおしっこにイタズラっぽくくすぐられていく。
 ヒクヒクとおまたが痙攣して、そのたびにおしっこが恥ずかしい音を立てて漏れ出してきてしまう。
 だけど寝ているあいだにたくさんおねしょをしたせいだと思う。

 しょぉぉぉぉぉ……。
 ――プシャッ!

 最後の一飛沫を上げると、おしっこはすぐに終わってしまった。
 お兄ちゃんに見られながらおしっこをするのはドキドキして、なんだか気持ちよかったのに……。

(こんな感覚、初めて)

 桜子は新たな性癖に目覚めようとしていることを自覚さえもしていない。
 おむつの中では、切なげにおまたが痙攣している。
 だけど兄がそんなことを知るはずもなくて。

「よし、全部出たな。すっきりしたか?」
「う、うん……」
「おむつにたくさんできて偉いぞ。それじゃあおむつを外してやるからなー」
「えっ、ああっ、ちょっ、ダメッ」

 なぜか今おむつを外されておまたを見られるのはとても恥ずかしいことのように思えた。
 それでも兄は容赦無くバリバリと紙おむつのテープを剥がしていく。

 むわぁ……。

 朝日にツーンとしたアンモニア臭が立ち昇る。
 おむつの裏側は恥ずかしすぎる真っ黄色に染め上げられていた。それは一晩をかけておむつの中に溜まっていた、恥ずかしすぎる桜子の失敗。

「うう……あんまり見ないで……恥ずかしいよぉ……」
「おむつにできて偉いぞ。ここはトイレと一緒なんだ。だからおしっこをしてもなにも恥ずかしがることはないんだぞ」
「でも……あっ、あひ!」

 桜子は引き攣った声を上げてしまった。
 兄の指先がいきなりおまたに食い込んできたのだ。

「おにいちゃっ、らめっ、おまた触られると……っ」
「しっかり拭いてやるからジッとしてるんだぞ」
「ひっ、ひああ! らめッ、おまたむじゅむじゅしてっ」

 兄の指先はティッシュをまとっていたけど、それでもクニクニとおまたの奥にまで食い込んでくると感じてきてしまう。
 だんだんとエッチな気持ちになってきて、ダメだ、この感覚は……このままだとエッチなお汁が溢れ出してきてしまう。

「あ、ああんっ! お汁……出ちゃう……よぉぉ!」
「おやおや、桜子のおまたからおしっこが溢れ出してきてるぞ」
「それ違うっ、おしっこじゃなくて……ああん! エッチなお汁、だよぉ……! おまたむずむずして……アヒィ!」

 くちゅくちゅ、くちゅくちゅ。
 くちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ。

 兄の指先はおまたの深いところにまで食い込んできて、ジンジンジンジンおまたが痺れてきて――、

「ふっ、ふっ、ふうう!」

 プッシャアアアアアアア!!

 おまたが痙攣すると、思いっきりおしっこを噴き出してしまった。

「あああっ、ごめんなさいっ、ひっ! ひうう! おまた、止まらない……ふっ、ふぅ!」

 ぷしゃっ、ぷしゃっ!
 ぷっしゃああああああ!

 おまたが痙攣し、お腹が波打つたびにおしっこが噴き出す。
 朝日にキラキラと反射して、兄の顔へと噴きかけられていった。
 それでも兄は避けずに、それに嫌な顔一つしなかった。

「ごめんなさい……っ、またお兄ちゃんにおしっこかけちゃうなんて……っ」
「謝ることなんてないぞ。桜子におしっこかけられても全然気にしないし。それにこれはおしっこじゃないぞ、多分」
「えっ、おしっこ……じゃないの?」
「ああ、これは桜子が気持ちよくなった証……。たぶん潮吹きだと思うから」
「潮……吹き……? なんかクジラさんみたい」
「はは、そうだな。桜子のおまたは元気がいいクジラさんみたいだったぞ」

 兄は言いながらもおまたをクニクニと拭いてくれる。
 だけどその指先はどこかエッチで、心地いいくすぐったさに桜子は身をよじってしまう。

「んもうっ、お兄ちゃんのいじわるっ、えっちぃ!」
「そんなこと言っても、桜子のおまた、拭いても拭いても愛液が溢れ出してきてるぞ」
「お兄ちゃんがくすぐってきてるからだもん……あっ、ああん!」

 クチュクチュクチュ!

 止めどなく溢れ出してくる愛液を兄に拭き取られていくと、なんとか愛液の大洪水は収まってくれた。
 だけどおまたはまだ熱くて赤らんでいるけど。

「さて、と。ぱんつ穿かせてやるぞー」
「うん!」

 カエルのように広げていた脚を閉じてショーツを通してもらって、キュッとおまたに食い込むくらいにまで上げてもらう。
「お兄ちゃんにぱんつ穿かせてもらっちゃった! なんかおまたがぽかぽかして気持ちいいの!」
「そいつは良かった。今日もいいことありそうだな」
「うん!」


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