WsdHarumaki 2022/12/24 19:30

SS 鮫姫様 お題縛り【鮫とおねしょたと人魚】

「鮫姫様どうしましたか?」
大きな目をした鮫姫様が憂鬱そうです。近習の蛸は心配そうに自分の足を食いちぎり渡します。

「もぐもぐ……醤油が欲しいわね」
蛸の足をむしゃむしゃしながら恋する鮫姫様は、漁師の少年の記憶を鮮明にしようと目をつむると彼の美しい黒い髪の毛と白い肌が再生されます。

「あんな弟が欲しいわ…」
蛸は鮫姫様が恋をしている事に気がつきました。近くの漁村の少年を好きだと判ると調べる事にします。魔女の人魚は体の半分が人間です。

「人魚ならば人の子が何が好きなのか判るかも」
蛸は暢気に人魚に会いに行くと人魚は嫌な顔をします。

「人間に恋をしても悪い事しかないよ」
人魚が人間に惚れて悲劇を生みます。所詮は別の生物、一緒に暮らせません。

「なにか方法があるのですか?」
蛸が聞いてみると魔女の人魚は恐ろしそうな顔で教えました。
「人間の子供を連れてきな」

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蛸は砂浜で待機をしています。蛸は短時間は陸地でも活動可能。たまに人間の畑から大根を引き抜いて食べてます。目当ての人間が来ました。

「そこの子供、君はもっと魚を捕りたいかい?」
蛸がいきなりしゃべった!驚く少年は蛸にうなずくと方法を教えてくれと頼みます。少年は家族を養うために立派な漁師になりたいのです。

蛸は人間の子供を騙すと、魔女の人魚の所に連れて来ました。
「おや、これはかわいい少年じゃないか」
人魚はいきなり少年の体を二つに引きちぎると、蛸の体も引きちぎります。

「イタタタ、何をするのですか」
蛸は怒りますが、人魚は魔法の力で蛸と人間の体をつなぎ替えます。

人の頭と蛸の体。
蛸の頭と人の体。

これで少年は海の中で、鮫姫様の立派な近習になれます。蛸は彼を鮫姫様にお目通りさせると、大喜び。

「まぁすてき、これよ、かわいい少年が近習として仕えてくれる」

鮫姫様は蛸のうねうねする腕に抱かれて幸せそうです。近習の蛸も嬉しそうです。鮫姫様は触手プレイが……(以下自粛)

終わり

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