【イラスト練習】立ち絵と表情
今回は立ち絵の練習です。
左は元の3Dモデル、右はAI処理後の画像です。
AIを活用すると、表情ごとにポーズを変えても、あまり大きな作画コストにはならないので、積極的に立ち絵を動かすことができそうです。
ポーズの参考元はウマ娘のユキノビジンです。
ウマ娘の動きを改めて観察してみましたが、3D立ち絵が会話の一言ごとに変化して、キャラが動き続けるのは結構とんでもない仕様です。
これだけ動くウマ娘でも、同じポーズのまま表情だけ変わる場合もあるので、やはり表情だけの差分は、ちゃんと使い所がありそうです。
指は正しく手書きで補正しても、AI変換の際に崩れます。今の所これが一番の難点。
指というのはAIがとても苦手な部分です。指は写真やイラストごとに見え方が異なり、必ずしも5本全部が綺麗に見えているわけではないので、ほとんどのAIは正しい指の形を認識できません。
AI的には「なんかこの部分は4本とか5本とか画像ごとにバラバラやな。よっしゃ、この部分は適当に書いておけばええんやな!今回は6本にしといたろ!」くらいの感覚です。
指問題は、Midjourneyの最新版は改善したみたいですが、StableDiffusion系ではまだ解決できていません。
AIイラストを見たら、指が綺麗に描けているかを即確認するのが癖になってしまいました。
この記事に載せている画像の指はどれも変なので、製品版には使えません。綺麗に見えている部分もありますが、構造的にはやっぱりおかしいです。
指は最終的にはAIで補正せずに、直接書き込んで完成させることも視野に入れた方が良いですね。
特殊な衣装もまた、AIが正しく認識できないので、形が変わりやすい部分です。
今回の場合は、スカーフや袖部分などが標準的なセーラー服のものではないので、消されたり歪んだりしています。それぞれの画像を比べてみるとよくわかると思います。
それ以外の標準的な部分は綺麗に陰影が付いていますね。
服に関しては書き込むとキリがないので、変わりやすい部分は、元々の3Dモデルのテクスチャを調整して、無難な形にしておく方が最終的に手間が省けそうです。
余談
RPG Maker Uniteが4月27日に発売と直前の25日発表されましたが、今度は販売プラットフォームの不具合で、三度目の発売延期になりました。販売開始の見込みは5月8日だそうです。