七草堂ひろきち 2024/03/31 08:37

自己肯定感の低くなる時代

昨今感じるなぁと思うのが、「井の中の蛙」という言葉。
この言葉を聞いてどう思いますか?多くは「悪い意味」として用いることが多い気がします。

もちろん、僕も多くの場合はそう使う事が多いのですが、良い場合も実はあると思っています。特に昨今のSNSなどで、知らない相手の似た情報が入る時代ならば尚更、「井の中の蛙」になる重要性や大事な期間であると思いました。

ある研究で知能テストを行い、同じ点数だったとしても、その結果を教えず「誰にもいうなよ?実は、お前は知能指数がこのグループの中ですごく高い!つまりやればできる人間だ。」と、こっそり吹き込むと、「自分はすごい人間だ。やればできる人間だ」と思い込んで、成績が良くなったという話を聞いたことがあります。

似たところで、「地元の学校では一番の成績だったが、進学校に行ったら他がよほど優秀で、思い込んでいた「自分が優秀だ」というプライドを失って、やる気もなくしてしまった。」という話も、よく聞く話です。

過去の偉人もきっと「自分は優れているんだ」という「井の中の蛙の期間があったからこそ」築きあげられた自己肯定感や、自信を作れたのではないかとも思います。


▲そういえば、乱王ともう一人、いにしえのMyキャラが居たのを思い出し久々に描いてみました。旧絵柄では、もう少し細くて儚い感じだった。

どんなに自分が優秀だと思っている人間も、世界にはそれ以上に優秀な人間がいくらでもいます。ドラゴンボールのように、自分が強くなったレベルに合わせて徐々に、それより少し上のレベルの人間が現れるのが、自己研鑽をつづけられる理想の環境ですが、SNSが世界を繋げた昨今、Lvがあまりにも違う物や、人を目の当たりにして、自分の理想とする敷居があがり、現実と理想の乖離に自分が苦しんでしまう結果にもなっている気がします。

それは、僕も当然同じで、稚拙なゲームで「自分はイケる!」と思っていても、後から後から優秀な同胞が、素晴らしい作品や成果をどんどん上げているのをガンガン目の当たりにしていると、「自分はこんなレベルで・・・」と、感じ心乱されているのが、毎日の僕の正直な心情です。

もし、それこそ「井の中の蛙」でいれば、心乱され集中できない多くの時間を、自信をもって有効に使っていたのではないか?と思えてなりません。

僕の場合は、仕事を辞める時に「決して自分に負けずに、作品を作り続ける。」と、辞めさせてもらった時の神様との誓いがあるので、どうあれ前進を続けますが。

今の時代は、自分を強く持ち、「あえて、井の中の蛙になるようにする」、精神力が必要な時代なのかなぁと、心の弱い僕は思ったりした次第でした。

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