curasutaru. 2023/11/29 22:12

【番外編】女子高生奴○ アカネ


小説:「奴○制度のある現代」
第一章で美雪と同じ調教センターに移送される茜の話です。

美雪と茜は同じ調教センターで調教をうけることになります。
この番外編は茜が逮捕され、調教センターではじめてのご奉仕を経験するまでのおはなしです。



彼女の名前は茜。
公立高校に通う高校3年生だ。

髪を明るく染め、スカートも短く、ギャルっぽい見た目をしている。
だが、その見た目とは対照的に優しい心を持った茜はクラスでも人気者だった。

明るい性格の茜は、文化祭や体育祭、部活動やバイトなどに力を入れて、高校生活を楽しんでいた。

しかし高校3年の夏、茜の悲劇ははじまった。
茜の両親が経営している会社が倒産したのだ。

茜の家族は多額の借金をかかえ、今まで住んでた家を売りはらい、狭いアパートに引っ越した。
しかし、家を売ったお金でも返済しきれないほどの借金だったため、両親は一日中働くことになる。

茜には4つ下の弟がおり、茜ともとても仲良がよかった。
弟の将来の夢は医者であったが、両親の会社が倒産したことをうけ、弟は大学には行かず、中卒で働くと言い出した。

弟おもいの茜はこれには反対だった。
弟には自分の夢をおいかけてほしい。
特に夢もなかった茜は自分が働くから、夢は諦めないでほしいと弟に説得した。

しかし、両親の借金はアルバイトを頑張って返せるような額ではない。
茜は悩みに悩んだ。

だが、はじめから選択肢などなかったのだ。
この国では一度富裕層から転がり落ちた人間が再度這い上がる手段がない。
唯一の方法といえば、そう、年頃の娘を奴○として売ることだけだ。

法律では、奴○が買われた際の金額の半分が家族のものになる。
そして、家族から奴○を出した場合は、その家族の借金は帳消しになる。

茜が奴○になれば、家族のかかえる借金を帳消しにして、ある程度まとまったお金を家に送ることができるわけだ。

茜は迷った末に決意を固め、市役所に奴○志願書を提出した。

奴○志願書を提出したことを家族に報告した時は、泣いて止められたが、なんとか説得した。
最初は反対していた弟も、自分が医者になってお姉ちゃんを買うと言ってくれた。
できた弟だ。

私は生まれてから高校までの18年間、なに不自由なく生活してきた。
自分の人生はもう楽しんだ。
そう自分に言い聞かせた。

志願書を提出して1ヶ月ほど経った頃、茜は下校途中に逮捕された。
通学路でパトカーから降りてきた警察官にその場で手錠をかけられ、腰縄を付けられた。

パトカーに乗せられ、自分の家へと連れて行かれる。

そこで家族と最後の挨拶をするとこを許された。
手錠腰縄姿の娘を見た両親は泣きながら茜に何度も何度も謝った。

お母さん:
「うぅ、、。
茜ごめんね、、、!!
私たちが経営を失敗したばっかりに、、、!!」

茜:
「もう。大丈夫だって。
奴○になっても私は楽しくやるよ。」

茜は家族に心配をかけないよう、極力笑顔で振る舞った。

警察官:
「ではそろそろ茜さんを連行します。
茜さん、歩きなさい。」

それが、両親との最後の別れだった。
その時、弟は家にいなかったが、お姉ちゃんの逮捕された姿なんて見せなくてよかったなと茜は思った。

気丈に振る舞っていた茜だが、もちろん奴○になるのは怖かった。
男に自分の体を所有される。
その感覚が湧かなかったし、なにより茜はこう見えて処女だった。

拘置所に到着してすぐに、女性職員による身体検査を受けたが、これがなんとも屈辱的だった。

女性の前とは言え、全裸にされ、さまざまな恥ずかしい格好をとらされ、その姿を撮影される。
そして膣とお尻の穴にも棒状のなにかを入れられて、検査されるのだ、、、。


拘置所には茜と同じような若い女性がたくさん収監されていた。
普通に生活してたら、奴○制度なんて意識することはない。
でも、ほんとに奴○制度はこの国で動いているんだなと実感する。
毎年、何人もの生活に困った女たちが、金持ちの性処理道具にされているのだと思うと世も末だなと思う。

拘置所では職員の人と仲良くなった。
私になんども話しかけてくれたのだ。
こんな惨めな姿で男と話すのは嫌だったけど、しだいに打ち解けていった。

思えば人間として話した最後の相手はあの職員さんだった。

そして、人権剥奪書と奴○契約書というなんとも趣味の悪い書類にサインをして、茜は奴○になった。





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