1.パーティを離脱した勇者は、美女魔王に「射精するとゲームオーバーになる呪い」をかけられた_番外編

『パーティを離脱した勇者は、美女魔王に「射精するとゲームオーバーになる呪い」をかけられた』の番外編です。
本編へのリンクはこちらになります↓
pixiv ノクターンノベルズ

 ボルハルトがまだ20代のころ、魔王ジュエリの討伐を目指して仲間とともに旅をしていたときの物語です。
魔王&四天王に挑んだ勇者パーティの男達。
彼らは皆、圧倒的な美貌と戦闘力をもつ彼女達の餌食になってしまうのか……? というお話で、もちろんM男さん向けです。
ハードな内容もありますので、ご注意ください!(念のため)

上位サキュバスの圧倒的魅了(前編)

<登場人物>
ボルハルト
種族: 人間
職業: 勇者(♂)
年齢: 28歳
身長: 175cm
見た目・印象: 紳士的な人
服装: 緑色のローブ
得意な魔法: 聖属性の攻撃魔法。他にも様々な魔法を使える。

デヴィルンヌ……魔法四天王の1人。
種族: 悪魔(サキュバス)
地位: 魔法四天王
年齢: 不明(見た目年齢20代後半)
身長: 167cm
声: よく通る高い声
身体的特徴・見た目: 銀色の長いストレートの髪の毛、大きな銀色の瞳、厚みのある唇。
褐色の肌で細い身体、豊満な胸とお尻、弾力のあるおっぱい、Hカップ。
黒い尻尾と翼を持つ。
服装: 赤いドレス、赤いヒール。
得意な魔法: 不明。尻尾で攻撃&搾精、妖艶な外見で男を魅了する。


 勇者ボルハルトは、仲間とともに魔界にたどり着いた。
魔界は光が差し込まないので辺りは暗く、風も吹いていない。
そんな場所に魔王ジュエリの城は建っている。
彼女を倒すため、ボルハルト達は魔王城の前まで到達した。

「……ついに魔王城までたどり着きましたね。皆さん、参りましょう」

 勇者ボルハルトとともに旅をするのは、戦士と魔法使い、そして僧侶である。
彼の仲間は3人とも男だ。
ボルハルトが城の扉を開け、薄暗い城内を警戒しながらゆっくりと前進する。

「……待て、トラップだ!」

 全員、城内に入ったところで魔法使いの男が異変に気づく。
床に描かれていたのは魔法陣。
薄暗い城内では、発見するのが遅れてしまった。

「トラップ!? まずいですね! この魔法陣から離れますよ!!」

 ボルハルトの言葉も虚しく、魔法陣が怪しく光りだした。
魔法が発動し、彼らの目の前が光に包まれる……!

(こ、この光は……!? 何の魔法だろうか!?)

 何らかの魔法が発動し、ボルハルトを不安な気持ちが襲う。
やがて光が消えていき、徐々に目の前の様子が明らかになる。

「あら、こんにちは♡ あなたの情報は頭の中に入っているわよ。その緑色のローブ……勇者ボルハルトね♡」

「なっ!? サ、サキュバス……!?」

 正面に現れたサキュバスを目の当たりにし、ボルハルトが驚く。

「そうよ、私はサキュバス。私が魔法四天王の1人、デヴィルンヌよ♡」

(ま、魔法四天王……!!)

 突然、幹部クラスのサキュバスが出現した。
戸惑うボルハルトは、必死で思考を巡らせる。

(そういえば、私の仲間はどこに……!? 私の周りには誰もいない!! 先ほどの魔法陣は転移魔法か! まさか城内に入った途端、バラバラにされてしまうとは……!)

 ボルハルトが状況を把握する。
彼がたどり着いた先は、窓のない広い部屋であった。
部屋の中は明るく、ベッドや棚が見える。

(この部屋は、このサキュバスの個室だろうか……?)

 そんなことを考えながら、目の前の敵との戦いにそなえる。

「……あら、ボルハルトくん。そんなに真剣な表情で私を見ちゃって。あなた、結構いい男なのね♡」

 そう言いながら【デヴィルンヌ】と名乗ったサキュバスは、頭を軽く振って銀色の長い髪の毛を揺らす。
そして、大きな銀色の瞳でボルハルトと視線を合わせる。
その厚みのある唇から囁かれる甘い言葉に、彼の鼓動は高まる。

(魔法四天王の話は聞いていたが、まさかサキュバスが混じっているとは……)

 赤いドレスを身に付け、赤いヒールを履いた彼女が一歩近づく。
黒い尻尾と翼を少し動かしている。

(細い体にもかかわらず、豊満な胸とお尻だ……。褐色の肌からも色気を感じる……。い、いけない! 魅了されてしまったら負けてしまう!!)

 彼女が動くたびに、その柔らかそうな、理想的な肉体に心を奪われてしまう。
そんな自分に気づき、ボルハルトが焦り始める。

「ぷっ♡ どうしたのかしら? 焦っているみたいね」

 うすら笑いを浮かべながら、デヴィルンヌがさらに一歩近づく。
2人の距離は、わずか2メートルほどだ。

(くっ! な、なんて魅惑的な姿なんだ!! ううっ……!! かなり上位のサキュバスなのだろう……! こんな……見るだけで心を奪われてしまう女性は見たことない! これ以上、近づくのは危険だろうか……!?)

 ボルハルトは後退し、距離をとりながら詠唱を開始した。
彼の得意魔法を放つために。

「天使の魔力……球体に変換。ホーリーボール……!!」

 勇者だけが放てる聖属性の魔法である。
魔力の込められた球体が放出された。
青白く輝きながら、高速でデヴィルンヌを襲う。

「ふふっ」

 彼女は笑いながら上体を動かし、なんなく彼の攻撃魔法を交わす。
球体は壁に衝突した。

「報告通り、魔法使いタイプの勇者なのね。珍しいわ」

 攻撃魔法を使う様子を見て、デヴィルンヌが感想を述べた。
この世界の勇者は、アキストのように武器を使って戦うタイプが多い。

「……」

 ボルハルトは彼女の言葉を聞かないようにしている。
色気に溢れるその声は、彼の集中力を阻害してしまうのだ。

「あら、魔法で部屋の壁が壊れてしまったわ。もう! 私の部屋なのに……。修理しなきゃいけないじゃない」

(ここはやはり、彼女の部屋なのか……!)

 デヴィルンヌの言葉を聞いて、ボルハルトが動揺する。

(うう……! 彼女が生活している様子が頭に浮かんでしまう……!)

 頭の中に生じた妄想を必死に取り払う。
そんな彼の気持ちを見破ったのか、デヴィルンヌはうすら笑いを浮かべながら口を開く。

「……あなたの魔法、簡単に避けたけど、威力はなかなかね。でも、当たらなければ意味はないわ。私のスピードを舐めないでくれるかしら?」

「……」

「あら? 口を閉ざしてしまったわね。……じゃあ、これはどうかしら?」

 デヴィルンヌが右手で髪をかき上げ、腰を落とし、その肉体をアピールする。

(うっ! 誘惑する作戦か……!? あの銀色の瞳が! 豊満なおっぱいとお尻が! 私を魅了する!!)

「うふっ♡ 私から目を逸らすわけにはいかないでしょ? 私はあなたの敵なのだから」

 彼女の言うとおり、戦闘中に目を背けるわけにはいかない。
しかし、デヴィルンヌを見続けたら、誘惑される。
そうなってしまえば敗北まで一直線だ。
彼は上位サキュバスの魅力とともに、戦闘中でも魅了されてしまう恐ろしさを感じていた。

「ほら、どう? 私のカラダ……見るだけじゃなくて、触りたいんじゃないかしら?」

 そう言いながら、彼女が近づいてくる。
ボルハルトは慌てて詠唱を始める。

「うっ! 誘惑に負けてられるか! 天使の魔力! 球体に変換……ホーリーショット!!」

 先ほど放ったのと同様の青白く光る球体が、十数個発射された。
高速でデヴィルンヌに向かって襲いかかる。

「あら……散弾型の魔法も使えるのね?」

 デヴィルンヌが驚く。
一撃でも受けたら形成はボルハルトに傾く。
サキュバスにとって、聖属性の魔法はそれ程までに絶大な効果をもつ。

「数が多いわ……。まあまあ、やるじゃないの」

 デヴィルンヌは華麗なフットワークで、ダンスを踊るように魔法をかわした。

「……ふぅ、少し焦ったわ。けど、かわせたわね」

「なにっ!? 散弾型も避けられた……だと?」

 彼が放った攻撃魔法は全て回避され、部屋の壁が破壊されていく。

「そんな魔法を使うなんて、驚いちゃうわ。相手が私じゃなければ勝てていたかもしれないのにね……」

「くっ……!」

 散弾型の魔法も避けられて、ボルハルトが再び焦る。

「素早さには自信があるの。私の魅了に影響されずに倒すため、先手必勝のスタイルで戦うのは正しい選択だと思うわ。けど、私に当てるには攻撃魔法のスピードが足りなかったわね」

「だ、黙れ……! 魔法がダメなら……接近戦だ!」

 ボルハルトは、ローブの中に隠していたナイフを取り出した。
すぐに彼女のもとに襲いかかる。

「あら、ナイフを使うの? けど、足が遅いわね。ぷぷっ♡ あなたは魔法のほうが得意なんでしょ?」

 ボルハルトは敵の挑発には乗らずに、走りながら詠唱を始める。

「……天使の魔力、球体に変換! ホーリーショット!!」

 魔法を放つと同時に、デヴィルンヌのもとに深く踏み込んだ。
再び十数個の球体が彼女に襲いかかる……!

「あら、そういう作戦? すごいわね」

 デヴィルンヌが腰を落として構える。
彼の気迫がこもった魔法とナイフの同時攻撃に、本気で対応するようだ。
必死な表情で、放たれた攻撃魔法をかわしていく。

「覚悟しろ、サキュバス! ……くらえ!」

 最後の球体をかわした先に、ボルハルトがナイフを構えていた!

「甘いわよ」

 デヴィルンヌが半回転し、渾身の一撃が虚しく空を切った。
 そしてデヴィルンヌは、勢い余ってバランスを崩したボルハルトの右腕を掴んだ。

「うっ……!」

 右腕に力を込められて、ボルハルトはナイフを床に落とした。
それを確認し、デヴィルンヌが彼を横から抱きしめる。

「同時攻撃とは、なかなかやるわね。でも、足も魔法も遅いから、私は簡単に避けられるわ」

 耳元でそう囁きながら、彼を腕の中で回転させて正面から抱きしめる。

「うっ……!?」

 服を通して、彼女の胸の感触が伝わった。

「さぁ……私の目を見て♡ 私の体の感触を味わって♡」

(まずい! こんなに密着した状態では、頭がおかしくなってしまう!! み、魅了されてしまう!)

 自分の股間が熱くなっているのを感じた。
ボルハルトの中のドス黒い欲望が湧き出てくる……!!

「うわああああっ!!」

 彼は全身を動かし、必死で彼女を振り払う。

「あら、まだそんな気力が残っていたの? 私に抱きつかれて、まともでいられるなんて……やるじゃないの」

 床に落としてしまったナイフを右手で拾い、自分の左腕を傷つける。

「ちょっと、ボルハルトくん……? あなた、自分で自分を傷つけるなんて……」

「はぁっ……はぁっ……」

 痛みで魅了を振り切ろうとするボルハルト。
魅了されてしまうのは時間の問題。
短期決戦を決意し、すぐに詠唱を始めた。

「氷河の魔力! 棒状に変換……アイスセイバー!!」

 アキスト戦でも披露した氷の剣を発現させた。
敵を氷漬けにする魔法の剣である。
右手にナイフ、左手にアイスセイバーの二刀流である。
すぐに敵との距離を詰め、攻撃に移る。
ナイフと氷の剣の2連撃である。

「ちょっと厄介だわ……」

 攻撃を受け、後退りするデヴィルンヌ。

「氷の剣……そんな魔法も使えるのね」

 彼の氷の剣は、デヴィルンヌの右手の甲を傷つけた。
徐々に右手が凍りついていく。

「凍りつく速度は遅いけど……厄介な攻撃ね」

 デヴィルンヌが少し苛立つ。
それを見て、ボルハルトの表情が少し明るくなる。

(よし! こちらが優勢になった! ここからだ! 魔力はまだまだ残っている!)

「くらえっ!」

 大声を上げ、彼は左手に持っていた氷の剣をデヴィルンヌに向かって投げた。

「えっ? その氷の剣を投げるの……?」

 最大の攻撃方法と思われた氷の剣が飛び道具として使われ、デヴィルンヌが戸惑う。

「天使の魔力! 球体に変換! ホーリーショット!!」

 三度目のホーリショットを放った。
そして、ナイフを構えながら敵に接近する。

「さっき仕掛けてきた攻撃のパターンと大して変わらないじゃない? ヤケクソになっているのかしら?」

 デヴィルンヌは投げられた氷の剣を難なく避け、向かってくる散弾型の攻撃魔法も回避する。
右手が氷り始めているとは言え、彼女のスピードがあれば避けるのは容易である。

「最後はボルハルトくんが、そのナイフで攻撃するのよね? じゃあ、また抱きしめてあげるわ♡ 今度は離さないから。これであなたは終わりよ……」

 ホーリーショットを回避しながら、視線の先にいるボルハルトに語りかける。

「まだだ……! 氷河の魔力、棒状に変換……アイスセイバー!!」

 ボルハルトは怯まない。
再び敵にとって脅威となる氷の剣を発動させた。
再びナイフと氷の剣の二刀流になった彼がデヴィルンヌに迫る。

「また氷の剣を発動させたの? 魔法の発動が速いわね」

「この2連撃! その凍り始めている右手で対処できるのか! くらえっ!!」

 2連撃の一撃目、ナイフがデヴィルンヌを襲う。

「ふふっ♡ じゃあ、これならどう?」

 ボルハルトが氷の剣を持つ左手に渾身の力を込めた瞬間、その動きが止められた。
力強い何かがボルハルトの左腕に巻きついている。

「うっ! なんだ? ……尻尾!?」

 彼女の黒い尻尾がボルハルトの左腕に巻きついている。
正面にはデヴィルンヌ。
笑みを浮かべる彼女を見て、危機感を覚える。

「だったら……! こっちだ!」

 右手に持つナイフを前に突き出し、デヴィルンヌの首を狙った。

「ふう……危ないわね」

 彼女の反応は速い。
ボルハルトの右手首が彼女の左手によって掴まれてしまった。

(なんということだ! 防がれてしまった……!)

 尻尾と左手で、両腕を抑えられてしまった。
正面に立つデヴィルンヌが勝利を確信する。

「右手が凍り始めていても、ボルハルトくんの攻撃を対処できたわ。あなたの実力はこんなものなのね」

「ううっ! 離せ……!」

 必死に振りほどこうとするが、デヴィルンヌは力を緩めない。

「あなた……魔法の発動は速いけど、体の動きはどんどん鈍っているわ」

 彼女はボルハルトの目を見ながら、尻尾と左手にさらに力を込めた。

「ぐあぁっ! ああああああっ!」

 その力に耐えられず、氷の剣とナイフを床に落としてしまう。

「いくら戦略を練ろうとも、体の動きが鈍くなってきているから無駄だわ。あなた……何で動きが鈍っているのかわかる?」

「……!?」

 苦痛に表情を歪めたボルハルトが困惑している。

「勃起しているからよ♡」

「なっ!?」

 勃起という言葉を聞いて、ボルハルトは動揺する。
そして、確かに自身が勃起していることに気づいた。

(戦闘中に……勃起……。そ、そうだ……俺は……もう……このサキュバスに性的に興奮してしまっているのだ……。こんなに勃起していては、勝てるはずがない……)

「ふふっ♡ 当たっていた? 勇者とは言え、所詮はオスよね」

「くっ……!」

 ローブを着ており、勃起しているのかどうか確認はできない。
とは言え、彼女の予想は当たっていた。
デヴィルンヌは右膝を上げて、赤面しているボルハルトの股間をローブの上から優しくなぞる。

「う、うわあああっ……! な、なにをしている!?」

「はい、硬い♡ 素直になってきたね」

「ああっ!? あ……あぁ……あ……」

 ボルハルトの体から、徐々に力が抜けていく。

(ま、まずい……! これはまずいぞ……!!)

 危機を感じながらも、彼は股間の高鳴りを抑えられずにいた……。


上位サキュバスの圧倒的魅了(後編)

 デヴィルンヌは右手と尻尾を使ってボルハルトの両腕を封じ、その動きを止めた。
彼女は右膝を使って、彼のローブの上からペニスを優しくなぞっている。

「すりすり、すりすり……これ、気持ち良いよね?」

 勃起した肉棒が優しく刺激される。

「う……うぅ……うううっ……!?」

「ここはどうかしら?」

 デヴィルンヌは掴んでいた彼の右腕を離し、そのままボルハルトのローブの中に手を入れた。
中に着ている彼の服にも手を入れてまさぐると、彼の乳首に到達した。

「あ、ここが乳首ね♡」

 左手の親指と人差し指で優しく乳首をつまみ、いじくりまわす。

「そ、そ、そこは! あぁっ!?」

 ボルハルトの体が反応する。

「き、気持ち……良い……」

「ふふっ♡ そんなにビクンビクンしながら気持ち良さそうな顔をしちゃって♡ もう精液が漏れているんじゃない?」

 右膝で股間をさすり続けながら、左手で乳首をつまむデヴィルンヌ。

「はぁっ……はぁっ……うぅっ……」

「ほら、そろそろ私の右手の氷を溶かしなさい。もう手首まで凍りついてきているわ。こんな状態じゃ、もう片方の乳首をイジれないわよ?」

「うぅっ……。いや……わ、私は……勇者として……」

「あら、まだ抵抗しようとしているの? じゃあ、下の服を脱がしちゃおうかしら♡」

「えっ!? あぁっ……」

 今度は手をボルハルトの下半身に移動させ、力を込めて下半分の服とパンツを引き裂いた。

「そ、そ、そんな! やめて……!!」

 彼のそそり立つ立派な肉棒が露わになる。

「出てきた出てきた♡ 大きくて硬いのが♡ はいっ♡ もう全部脱がしちゃおうかしら?」

 デヴィルンヌは、彼のローブと残りの服を全て引き裂いた。
ボルハルトは全裸にされてしまった……。

「あああぁっ……!! 見ないでぇ……!!」

「こんなに勃起させて、まだ抵抗するつもり? この氷を早く溶かして欲しいわ。そうしたら、私は両手であなたの乳首をつまむことができるわよ?」

「う、ううぅ……自分から……そ、そんなことは……でいない。勇者として……」

「まだ抵抗する意志があるのね。じゃあ、こんなのはどうかしら?」

 デヴィルンヌが口を開けて、唾液を垂らす。
彼女の唾液はまっすぐに垂れ、ボルハルトの硬くなった肉棒に付着する。

「うぅっ!?」

「ほら♡ さすがにもう理性が保てないでしょ?」

 左手で手コキを始めるデヴィルンヌ。
唾液の効果により、クチュクチュと卑猥な音が響く。

「う、ううぅっ!? うひゃあああっ!!」

「すごいエッチな音よね♡ ほら、気持ち良いでしょ?」

「あ、あはあぁっ……!!」

「あら? 快楽に耐え切れずに自分で動いちゃってるわね♡ ほら、わかる? 腰をヘコヘコ動かしちゃってるじゃない♡」

「う、ううぅ……」

「さぁ、この氷を溶かして。できないのかしら?」

「うううう……デヴィルンヌ……さまぁ……」

「あら? 氷が消滅したわ。戦闘の意志が完全に消えたってことかしら? 完全に私に堕ちたわね」

「デヴィルンヌさまぁ……!!」

「良い子ね♡ 戦う意志を失ったのなら、最高に良いことをしてあげるわ♡ まずは両手で乳首を摘まんであげる」

「ひ、ひぃっ……!? あはああんっ!!」

「ぷっ♡ 私の右手はまだ冷たいかしら? びっくりしちゃって、さっきよりも全身がビクンビクンしちゃってるわ」

 ボルハルトの理性が徐々に失われていく。
彼の口からはヨダレが垂れ、目がトロンとしている。

「あ……あぁ……また……また触れてください。私の……」

「わかっているわ、性器を触って欲しいのよね? あら、もう勝手に自分にシコシコしてるじゃない?」

 ボルハルトは、自由になった右手でセンズリをしていた。

「自分でするんじゃなくって、私がしてあげるわ♡ やっぱりここをイジられるのがいいわよね」

 ウィンクをしながら甘い言葉を放ち、彼の左腕に巻きつけていた尻尾を外した。
そして、両腕で彼の体を抱きしめるデヴィルンヌ。

「う、うぐぅ……!! 柔らかい……! うぅっ……」

「ね♡ 柔らかいでしょ? 私のカラダ」

(や、柔らかい……! 信じられないぐらい良い気持ちだ!! ああ、またおっぱいが密着している……! それに……甘くて良い香り……)

「あら? また腰をヘコヘコと振り出したわね?」

 デヴィルンヌの魅力に耐え切れず、ボルハルトは彼女のカラダに性器を当てている。

(勝手に……! 腰が! 腰が動いてしまう!!)

「ボッキしたチンコが、ドレス越しに私のフトモモに当たっているわ。素敵♡」

「ううう……あああああっ!? デヴィルンヌさまぁ……!!」

 大声を上げながら、腰を振り続けるボルハルト。

「ふふっ♡ ドレスの生地が気持ち良いのかしら? それとも、私のフトモモの感触が好きなのかしら?」

「どちらも!! どちらもです……デヴィルンヌさまぁっ!!」

「情けないわね、ボルハルトくん♡ 素直になって、ちょっと可愛いけど。このままフトモモに挟んでイカせてあげるわ♡」

 ドレスの裾をまくるデヴィルンヌ。
その可憐で柔らかいフトモモで、ボルハルトの肉棒を挟む。

「スベスベのフトモモ……!! すごい! すごいぃぃっ!!」

「あら、すごい気持ち良さそうね♡ ちょっと挟んだだけなのに♡ ほら、ちゃんと腰を振りなさい」

「うわあああっ!! デヴィルンヌさまぁっ! デヴィルンヌさまあ……!!」

 彼女に強く抱きしめられながら、必死で腰を振るボルハルト。

「すごい勢いで腰を振っているわね♡ さっきの戦いよりも動きが速いんじゃない?」

 皮肉を放つデヴィルンヌ。
しかし、ボルハルトは快楽に浸っていて反応しない。
ただただ、自分の体を抱きしめているデヴィルンヌの瞳を見つめ、一生懸命に腰を振っている。

「ぷっ♡ 私に夢中で会話どころじゃないのね♡ もう発射しちゃうのかしら?」

「ぐうううっ! で、出るうっ……! 出ますうぅっ……!!」

「あら、本当に? まだ絶対にイカせないわ♡」

 デヴィルンヌはガニ股になり、彼の肉棒を圧迫するのをやめる。
ボルハルトが射精するのを防いだのだ。

「な、なぁっ!? デヴィルンヌさまぁっ!?」

「落ち着いて♡ もっと良いことをしてあげるわ♡」

 デヴィルンヌは彼を抱きしめるのをやめ、一歩だけ後ろに下がった。
そして、尻尾を彼の胴体に巻きつけた。
両腕も尻尾に巻き込まれ、ボルハルトは身動きができない。

「準備OK。いくわよ♡」

 彼女が尻尾に力を込めると、ボルハルトの両足が床を離れた。

「ひぃっ!? な、なにを……」

 全裸で宙に浮かされるボルハルト。

「チュパチュパしてあげるわ♡」

 彼女は尻尾にさらに力を込めて、空中で彼を逆さまにひっくり返した。

「ああっ!! あああぁっ……!?」

 ボルハルトの目の前には彼女のフトモモが、そしてデヴィルンヌの目の前には勃起した肉棒がある。

「このまま性器をチュパチュパしてあげるわ♡」

 彼女はボルハルトの大きくなっている竿を、そっと口の中に含む。

「な、なにを……! まさか……フェ、フェラ……!? あ、あんんんっ……!!」

 デヴィルンヌが吸引を始め、その舌先で亀頭を攻め始める。
喜びに震えるボルハルトは、あまりの嬉しさに笑みがこぼれている。
彼女の舌の感触を性器で堪能していると、顔に大きな力がかかった。
デヴィルンヌが、柔らかいフトモモの中に逆さまになった彼の顔を挟んだのだ。

「う、うううぅっ!? し、し、幸せですぅっ……!! うわああああぁっ!!?」

 空中で逆さまにされたにもかかわらず、射精感がこみ上げてきた。
彼は、顔をフトモモに挟まれながらフェラチオをされるという快感に耐えられず、今にも射精しそうになっている。

「あああぁっ!! イクうううううぅっ……!!」

 そんな彼の叫びを聞きながら、吸引をやめて舌の動きも止めるデヴィルンヌ。

「もちろんイカせないわ」

「ええぇっ!? はぁっ……はぁっ! はあぁっ……」

「……私はサキュバスよ? あなたの精液を尻尾で取り込むに決まっているでしょ?」

 彼女はそう言い放ち、そのまま尻尾の力を抜いた。
床に放り出されたボルハルト。
デヴィルンヌはすかさず移動し、彼の性器の前に立つ。

「うううう……イカ……せて……くださ……い」

 仰向けの状態で、前に立つデヴィルンヌを見つめながら懇願する。
その右手を彼女のほうに伸ばす。

「いいわよ。私のために働くならね」

「は、働く……! 働きます!! な、何でもしますから……!!」

「本当に? 約束よ♡」

「約束します……! すべてを! 私のすべてを捧げますから……!」

「すごい良いわね♡ その子犬みたいな瞳」

 デヴィルンヌの黒い尻尾がボルハルトの股間に襲いかかる。
その先端は、肉棒に吸い付くために穴が開いている。

「うわああああっ……!?」

 彼女の尻尾の先がボルハルトの勃起した肉棒に食いついた。
尻尾はゆっくりとした動きで彼の竿を根元まで咥えていく。

「あぁっ……! ああぁっ!! ひいぃぃっ!?」

 ボルハルトは、かつてない快楽に包まれていた。

「いいでしょ? 少し暖かくて、きつく締まっていて……こんなの人間の女の子じゃ味わえないわよ?」

 そう言いながら彼女は腕を組み、喘ぐボルハルトを見つめている。

「尻尾の中は私の精液でトロトロよ♡」

 彼女の尻尾の中には、微細なヒダが無数に敷き詰められている。
そのヒダが、ボルハルトの竿全体を刺激し続けている。

「うううぅっ……!! あはぁっ! あはぁんっ……!!」

 ボルハルトは彼女を見上げながら、その快楽を貪る。
そして、尻尾がゆっくりと動き始めた。

「ほら、いくわよ♡」

 尻尾が彼の肉棒を完全に咥えた状態からスライドし始めた。
尻尾の先はカリ付近まで移動し、亀頭の端から端までゆっくりと行ったり来たりしている。

「あんっ! ああんっ! き、きもちいいですぅっ……!!」

「亀頭を集中的に攻められる気分はどう? 私の尻尾の中、すごいでしょ?」

「ひいぃっ! ああああぁっ! しゅ、しゅ、しゅごい~!! しゅごいですぅっ……!!」

 情けない声を出し、全身をバタつかせるボルハルト。

「ああ、もう最高よ♡ その情けない顔と叫び声。たっぷりとご主人様を味わってね♡」

 彼女は腕を組みながら、叫ぶボルハルトを見物する。

「ほら、盛大に出しなさい。私の奴○♡ 出して♡ 出しなさいよ、私の奴○♡」

「うわああああっ!! で、でます! でますぅっ……!!」

「あ、出てきたわ♡」

「あんんっ!! あはぁっ! あはぁんっ……!!」

 ボルハルトは全身を痙攣させながら、射精の快楽を味わっている。

「うん、最高ね。美味しい精液♡」

 デヴィルンヌは恍惚とした表情をしながら精液の味を堪能している。

「ふぅっ……♡ 美味しかったわ♡」

 性器から尻尾を外し、戦いで着崩れた赤いドレスを直す。
髪型も手で整え、落ち着いた彼女はボルハルトを見下ろしながら口を開く。

「強い勇者って聞いていたけど。まぁ、結局はオスよね。私レベルのサキュバスを相手にするなら、とりあえず強い女の子を連れてこなくちゃダメよ?」

 あまりの気持ちよさに、ボルハルトは気を失っていた……。

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