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逆リョナの記事 (5)

(その1)超攻撃型魔法少女の絞め技・言葉責め・睾丸責めで身も心もズタボロにされる話

今月の短編は、以前に投稿した魔法少女の話↓の副会長編です!
https://ci-en.dlsite.com/creator/22740/article/1028438


 20XX年、地球では魔法少女が怪人と戦っていた。
 日本の私立高校、放課後の夜。
 校舎の陰に出現した人型の怪人。
 その怪人と対峙しているJKが魔法少女に変身する。

「また出たわね、怪人! 変身……!!」 

 そのJKの名前は【紫苑(しおん)】。
 国が選んだ魔法少女の1人である。
 日本の私立高校の3年生であり、生徒会の副会長を務めている。
 副会長であるにもかかわらず、制服は着崩しており、メイクも髪型もかなり派手だ。
 紫苑は171センチという高身長であり、モデルのような細い体型で美白。
 鋭い目つきの銀髪ギャルである。
 そして特筆すべき点は、そのFカップの巨乳である。
 その非の打ちどころがない完璧なルックスは、生徒だろうと教師だろうと、日頃から男の視線を引きつけていた。 
 その地位と美貌と鋭い目つきに射抜かれたら、男女問わず彼女に従ってしまう。

「私が相手だと、苦しみながら負けることになるわよ? ☆輝き☆ゆらめき☆マジカルステップ☆」

 彼女はセミロングの銀髪を揺らしながら変身する。
 全身が光に包まれて、彼女の紺のブレザーが消えていった。
 その妖艶な股を隠すチェック柄のミニスカートも消えていく。
 校則違反である紫色のネクタイも、Yシャツも、紫色のブラジャーもパンツも消えていく。
 それと同時に彼女のカラダを包み込んだのは紫色のミニドレスにヒール。
 普段は正体を隠している魔法少女である。

(ま、まさか、紫苑さんが魔法少女だったなんて……!)

 紫苑の変身シーンを目撃して驚いているのは、紫苑のクラスメイトの内気な男、【タケル】。
 予備校の帰り道、裏道を通る途中で校舎裏の光景が目に入ってしまった。 
 道路の物陰に隠れて息を潜めながら、目を見開き絶句している。
 紫苑が高速で踊りながら変身する姿を見つめるタケル。
 とてもエロいカラダをもつ彼女の立ち姿や佇まい、所作の隅々まで見てしまう。
 その美しさに見惚れ、目に焼きつけていた。

「さぁ、いくわよ?」
「マホウショウジョ……イバショを突き止めたゾ」

 カタコトの言葉で紫苑に話しかける怪人。
 坊主頭の彼は上半身が裸で、下半身には黒いスパッツのようなものを身につけていた。
 その肌は日焼けしているような褐色である。
 身長は170センチほどで紫苑とあまり変わらないが、ヒールを履いている分、彼女に見下ろされる形だ。
 しかし、その体は鍛え上げられており、褐色の筋肉を見せつけていた。

「……喋るタイプなのね? 少しは楽しませてくれそう」

 喋るタイプの怪人は、彼らの中で地位が高く、戦闘力も高い。
 怪人が実力者だからか、笑みを浮かべながら対峙している紫苑。

「チキュウ人ごときが、このオレ様に勝とうナド……身のホドを知らないようだナ」
「……はぁっ?」

 カチンときて、怪人に詰め寄る紫苑。
 彼女のギャル系のメイクは、変身したことにより高貴なメイクに変わっていた。
 もともとのパサつきの残る髪質、そしてナチュラルにクセがつくようにセットした銀髪にも変化があった。
 その髪は艶々になっており、毛先だけがカールしている。
 耳には派手なシルバーのイヤリングが取り付けられており、高貴な印象になっている。
 まるで王女のような雰囲気だ。
 圧倒的に高貴な姿になった魔法少女・紫苑。

「うっ……!?」

 威勢がよかった怪人は、彼女が近づくにつれて、その雰囲気に徐々に呑まれてしまう。
 美的感覚や性的感覚についても、人とあまり変わらない。
 紫苑の美しさに目を奪われてしまう。
 メイクが施された鋭い目でニラみながら、怪人の真正面に立った紫苑。
 その隙のないオーラを感じ、怪人は迂闊に動けない。
 強者であるがゆえに、紫苑の実力を理解してしまった。
 美しいと思っていた自分の意識を取り払う。
 警戒するのはその強さだ。

「ぐギャあっ!?」

 紫苑からビンタが放たれた。
 その長い指から成る美しい手の平で、綺麗なフォームでビンタを放った。
 魔法少女の中でも、運動神経がズバ抜けている紫苑。
 ビンタ後の姿も美しい。

「が……ガガァッ……!?」

 怪人は筋肉質だが、身長は紫苑よりやや低い。
 モデルのような紫苑は手足が長く、リーチがある。
 全く避けられずに直撃を許してしまった怪人。
 強い衝撃に遅れて、頬に痛みが走る。

「今のビンタ……反応すらできなかったのかしら? ショボいわね」

 あまりの衝撃に頭がクラクラしている怪人。
 そんな彼には構わず、その場で激しく動く紫苑。
 敵に向かって放たれたのは右のボディ。
 その艶々した生地でつくられたミニドレスの中の艶かしいカラダを無駄なく動かし、洗練されたパンチが繰り出された。

「グボォッ!!?」

 よろめき、腹を抑えながら後退りする怪人。
 俯く敵の頭部を綺麗な両手でつかむ紫苑。
 彼の顔をムリヤリ自分のほうに向け、目を合わせてニヤリと笑う。
 その笑みは嗜虐的だ。
 そのまま腹部に放たれる右の膝蹴り。
 紫色のドレスの短いスカートから伸びる美しいフトモモ、膝、ふくらはぎ。
 そんな綺麗な右脚からは想像できないほど強烈な膝蹴りが放たれた。
 折り畳まれた白く長い脚。
 紫苑の膝が的確に怪人のみぞおちをとらえた。

「げほあああぁっーー!?」

 戦闘力が高いはずの怪人に食らわせたビンタとボディ、そして膝蹴り。
 己の肉体を使って痛めつける紫苑。

(ぶ、物理攻撃……!? 魔法少女なのに……)

 その超攻撃的な戦闘スタイルを目の当たりにして、さらに驚くクラスメイト。
 なぜか、その光景を見て自身の股間が熱くなるのを感じていた。

「グふウぅっ!?」

 怪人の顔を両手でつかみ続ける紫苑。
 続け様に放たれた膝蹴り。

「どう? 苦しい? 痛い?」

 連続でみぞおちを攻撃されたことにより、息ができない怪人。
 怪人は呻きながら、そのまま腰を落としてしまう。
 たまらず膝をつき、続いて両手を地面につく。

「ううぅっ……グううぅっ……」

 そのまま地面を見つめながら、苦しそうに呻くことしかできない怪人。
 その美貌と細いカラダからは考えられない、紫苑の暴力。
 そのダメージは腹部やみぞおちだけではない。
 的確なビンタにより顔面に走った痛みと衝撃も残っており、クラクラしている。

「ふふっ。その程度なのね」

 何もできない敵に対して笑ってしまう紫苑。
 立てずに苦しむ怪人をニヤニヤしながら見下ろしている。

「……ねぇ、どんな気分? あなたは怪人の中では強いのよね? 部下とかいるのかしら? せっかく喋る知能があるんだから、今の気分を聞かせてよw」
「こ、このオンナめッ……!!」

 呼吸を取り戻した怪人。
 挑発する紫苑に怒るが、彼は膝をついたまま動けない。

「ぷっw 怒りに満ちた、いい表情ね♡」

 動けない怪人を見下ろしながら、堂々としたウォーキングでゆっくりと怪人の後ろにまわる紫苑。
 怪人は彼女の動きを目で追うこともできないほど、ダメージを受けていた。

「……でも、何もできない♡」

 そのまま後ろから抱きつく紫苑。
 彼女の白い両腕が首に巻きつく。
 それと同時に、紫苑の高貴な甘い香りが漂ってくる。

「隙だらけー♪ 私、今の気分を聞かせて……って言ったよね? ぜんぜん答えないなんて、ダメな怪人ね♪」

 楽しそうに、両腕を使って首を絞める。
 膝をつき、下を向いて苦しんでいる怪人の首に彼女の細くて長い腕が強く巻きつく。

「うぐぅっ!? ぐぎゃぎゃぎゃっ!?」

 そのまま首を絞め上げる紫苑。
 ドレスはノースリーブのタイプであり、紫苑の腕が直接的に巻きついている。
 徐々に力を込め、彼女のバックチョークが完璧に入った。
 ダメージが残っている怪人はなんの抵抗もできずに、あっけなく技を掛けられてしまった。

(……えっ!? 今度は絞め技!?)

 道路からその光景を覗き込んでいるクラスメイトのタケルが再び驚く。
 ネットに流れる魔法少女の情報とは異なり、彼女は魔法を使わない。
 完全に怪人の首をロックしており、どんどん締め上げていく。
 あまりの苦しさに、地面に座り込んでしまった怪人。
 紫苑もまた座り込み、その長くて細い腕に力を込める。
 楽しそうな表情で怪人の様子を後ろから確認している紫苑。

「ふふっ。苦しそうね? 意気揚々と乗り込んできた怪人をイジメるのは、楽しくてやめられないわ♪」

 笑いながら、紫苑がつぶやいていた。
 明らかに楽しんでいる姿は、彼女の本性に違いないと思わせるほどだ。
 可憐な魔法少女の姿からは想像できないほど、容赦ない力で彼の首を絞めている。
 圧倒的な暴力で怪人を蹂躙しているのだ。

「ああ♡ 楽しい楽しい♡」
「う……うぐうぅっ……あ……がはぁっ!?」

 これまで以上の力で腕に力を込める紫苑。
 怪人はバタバタと手足を動かして必死に抵抗している。
 そこまで必死にもがく怪人を物陰から観察しているタケル。

(あ……あんなに……容赦なく……蹂躙している……)

 彼のペニスは硬くなっていた。
 紫苑の美しい姿と動きに見惚れてしまっている。
 タケルが紫苑に性的な魅力を感じてしまっているのは間違いない。

「……抵抗しても、全く抜け出せないようね? ちゃんと鍛えているのかしら?」

 怪人は両手で紫苑の腕をつかむ。
 しかし、その力強く巻きつく腕を首から剥がすことはできない。
 薄れる怪人の意識。
 視界に映るのは学校の景色だけ。
 どんなに抵抗しても、後ろにいる魔法少女には何の影響も与えられない。
 漂う紫苑の甘い香りを嗅ぎながら、徐々に力が抜けていく怪人。
 もはや視線が定まらなくなってきた。
 頸動脈が圧迫され、次第に意識が遠のいていく。

「ぷっw もう動かなくなってきた♡ 弱い弱い♡ 立場が高いはずなのに弱いwww」

 嗜虐的な表情を浮かべ、怪人の無様な姿を後ろから見つめる紫苑。
 罵倒しながら明らかに楽しんでいる。

(はぁっ……はぁっ……)

 その光景を見ながら興奮するタケル。
 パープルカラーの魔法少女が怪人を容赦なくズタボロにしている。
 笑みを浮かべながら、バックチョークをかけ続けている紫苑。
 やがて一点を見つめたまま、動かなくなった怪人。
 紫苑は依然として、楽しそうに笑っている。

「地球人を拐うんじゃないの? 侵略したいの? それなら、もっとがんばらないとwww」

 行方不明者が絶えないこの世界。
 その実行犯は、異世界の住人と言われている怪人だ。
 それを防ぐのが魔法少女の目的ではあるが、紫苑にとってはあまり関係ない。
 ただただ容赦なく、怪人を暴力で蹂躙することで快楽を貪っているだけだ。

「グ……グウゥ……ウウウッ……」
「それにしても、ぜんぜん喋らないのね? せっかく喋れるのに、あなたのつらい気持ちをぜんぜん聞けないわwww」
「……」
「もう完全に落としちゃおうかな♡ 私次第で、キミの運命は決まるねw」

 首を絞めながら、楽しそうに喋りかける紫苑。

「……」
「ノーリアクション? ふふっ♡ ……遊んでないで、もっとしっかり退治しないとダメね。地球の平和のため♪」

 イジメたい欲求を抑えて、冷静に振舞う紫苑。
 密着する彼女が完全に落としにかかる。
 怪人はビクビクと体を痙攣させ始めた。

「あ♡ いい感じ♡」

 その痙攣する姿に恍惚の表情を浮かべる紫苑。
 すぐに怪人はヨダレを垂らし始め、白目を向いてしまった。
 ついには失禁し始めた。

「うわw 漏れてんじゃんwww」

 再び笑い始める紫苑。
 なおさら腕に力が入る。
 怪人を嬲ることがやめられない。
 これが彼女の本性だ。
 その姿を目に焼き付けているクラスメイト。

(す、すごい……容赦なく叩きのめした!! あの怪人は何もできずに負けた……。う……美しいっ!!)

 驚きとともに、クラスメイトの興奮は高まるばかりだ。
 意図せず、彼の股間は勃起してしまった。

「おーいw せっかく地球に来たのにw 起きなさいよー」

 ようやく腕の力を緩める紫苑。
 左腕は首に回したままで、右手で頬を叩いて怪人を起こす。
 笑いながら、楽しそうに単調なリズムで叩いている。
 その衝撃で目を覚ます怪人。
 しかし、その意識は朦朧としている。

「よっわw 早く私の腕から脱出しないと、もっとヒドい目に遭うよ? それでも怪人? しかも立場の高い怪人なんでしょー?」

 紫苑が楽しげな声色でなじる。
 止まらない彼女の罵倒。

「ガハッ……グハァッ……」
「ふふっ。おーい、聞こえてる? 強いはずの怪人さーん?」

 さらに頬を叩く紫苑。
 意識を取り戻したばかりで何が何だか分からないまま、呼吸を整えている怪人。
 敵の都合には構わず、紫苑の暴虐な態度はエスカレートしていく。

「今まで戦った怪人の中で、1番弱いかもwww」

 覚醒したばかりの怪人を罵倒し続ける。
 その様子を物陰から凝視し続けるクラスメイト。
 紫苑が罵倒する様子にも彼は興奮し、勃起が収まる様子はない。
 彼は自然と股間に手を伸ばしてしまう。

(はぁっ……はぁっ……う、うぅ……)

 ついにパンツの中のペニスを握りしめたクラスメイト。
 たまらず自分の手でシゴき始めてしまった。
 激しく勃起したペニスを、ゆっくりと上下にシゴく。

「部下がいるんでしょー? このまま何もできずに負けたら部下に示しがつかないよー? 怪人さーんwww」

 そんなズリネタにされているとは知らずに罵倒を続ける紫苑。
 やがて、しっかりと意識を取り戻す怪人。

「おw 起きた起きた。まだまだ頑張って私と戦ってねw」

 そう吐き捨て、怪人の首に回している左腕を解く紫苑。
 紫色のミニドレスの中に隠れている巨乳を少し揺らしながら立ち上がり、怪人の正面に回り込む。

「こ……この……マホウショウジョめ……」

 紫苑を見上げて口を開く怪人。
 その巨乳を寄せながら腕を組みながら彼を見下ろす彼女に対し、カタコトで反抗の意志を示す。
 必死で立ち上がろうとしており、まだ戦うつもりだ。

「あら? まだ立てるの? 意外とタフなのね。次はもっと激しい攻撃にしようかな?」

 もう明らかに勝負はついている。
 そこから始まったのは、もはや紫苑の趣味だ。
 紫色のミニドレスをヒラヒラさせて後ろに下がり、怪人との距離を取る紫苑。
 そして、くるりと反対側を向く。
 怪人の視界には、豪華に装飾された紫色のミニドレスに包まれた彼女の美しい背中とお尻が映る。
 そのまま後ろにゆっくりと下がってくる紫苑のヒップ。
 可憐な魔法少女のお尻が近づいてくる。

「ほら♡」

 少し可愛げのある声を出す紫苑。
 途中から走り出し、助走をつけて高く飛び上がる。
 驚異の身体能力の彼女から繰り出されたヒップアタック。
 紫苑のお尻が怪人の顔面にヒットする。

「ぐふぅっ!? む、むうぅっ!?」

 ミニドレス越しに押し付けられる紫苑のヒップ。
 ドレスの艶々とした触り心地を皮膚に感じたのも束の間、顔面に圧力が掛かる。

「むぐぅっ!? むぐうううぅっーー!?」

 彼女のお尻の筋肉を感じる怪人。
 そのまま吹っ飛び、後ろにあった校舎の壁に叩きつけられる怪人。

「あはっ♪」

 楽しげな声を上げながら紫苑が振り向いた。
 叩きつけられて座り込んでいる怪人を観察して、満足げな表情を浮かべている。
 再び後ろ向きの状態になり、ゆっくりと怪人に近づく。

「もう1発♡」

 近づいてくる紫苑の鍛え上げられた華麗なお尻。
 校舎にもたれながら座り込む怪人の顔面に、再度ヒップが押し付けられる。

「うぐぅっ!? あ……ああぁ……うううぅっ……」
「まだまだ♡」

 紫苑の引き締まったヒップが連続で襲ってくる。
 お尻の壁の間に押し潰されて、怪人の呻き声だけが響き渡る。
 ヒップを押し付けた反動を利用して元の位置に戻る紫苑。
 そのまま力を抜き、怪人の顔面めがけてヒップアタックを繰り出す。
 紫苑は再び反動を利用して立ち上がる。
 同様の動作を繰り返して、ひたすらにその引き締まったヒップを怪人に打ち付ける。

「うぐうぅっ!? ぐうぅっ……!?」

 ミニドレスの感触、紫苑のヒップの弾力、彼女の香り。
 それらを感じながら、何度も何度も繰り返されるヒップアタックを受け続ける。
 顔面に走る衝撃に耐えることしかできない怪人。
 物陰に隠れながら道路から見ているタケルは、マスターベーションのスピードを徐々に上げていく。
 気づけば、思わず反対側の手でスマホを取り出し、怪人がズタボロにされる様子を録画してしまっていた。

「はぁっ……はぁっ……」

 荒くなるタケルの呼吸。
 ハリがありそうな紫苑のお尻をジっと見つめる。
 そのお尻に何度も押し潰されている怪人の顔面。
 クラスメイトの手は、かつてないほど自身のペニスを強く握り締めていた。

「あ、そうだ。国の係員に連絡しておかないと」

 怪人の顔面を椅子にして座ったままの紫苑。
 仕事中の表情に変わる。
 彼女の耳に取り付けているのは、じつは通信用のイヤリングだ。
 それを使って連絡を取り始めた。
 怪人は校舎にもたれかかり、顔面に紫苑のヒップを受けながら必死で意識を保っている。
 彼女の重みに耐えながら紫苑の仕事が終わるのを待つ。
 しばらくして、紫苑が連絡を終えた。

「よし……連絡OK。あなたを引き渡して終わりかな」

 下半身を細かく動かし、怪人の顔にお尻をグリグリと押しつけながら、ゆっくりと立ち上がる紫苑。

「アうぅっ! ウ、ウウウぅっ……マホウ……ショウジョめ……」
「あ♡ まだ喋れるの? いいじゃん♡」

 怪人のリアクションを見て、再び楽しそうな表情になる紫苑。
 嗜虐的な笑みを浮かべながら校舎の壁にもたれかかる彼を見下ろす。

「まだまだ続行しようかな? ああ♡ 屈服させたいわ♡」

 攻撃を再開する紫苑。
 何度も何度も、その優雅で高貴なミニドレス姿から繰り出されるヒップアタック。

「ア……ア……ウ……ウゥ……」

 呻き声をあげることしかできない怪人。
 紫苑の攻撃は止まる気配がない。
 彼女のお尻と校舎に挟まれ生じる激しい衝撃。

「まだ耐えられるー? がんばれがんばれw」

 その応援も虚しく、20発以上もヒップアタックを受けたところでグッタリとしてしまった。

「だっさwww やっぱり弱いw その程度の力で私に立ち向かってくるなんてさ……」

 校舎にもたれ掛かる怪人の前にしゃがみ込み、彼が履く黒いスパッツのようなものを脱がし始めた紫苑。
 この人型の怪人には、人間の男と変わらない性器があった。
 覆い隠すものがなくなり、あらわになったペニスと2つの睾丸。
 紫苑は再び立ち上がり、その長い右脚を高く上げる。

「いくよ?」

 右脚が上がったことにより、ミニドレスの裾が捲れる。
 マスタベーション中のタケルは、パンツが見えないかと必死で紫苑の股の辺りを注視する。

(み、見えない……!!)

 彼から見える範囲は、紫苑のフトモモが限界だった。
 白くて綺麗なフトモモではあるが、パンツを見たい欲望を抑えられず、シゴく手ばかりが速くなっていく。
 その一方で、怪人からは彼女が履いている紫色のパンツがよく見えた。
 朦朧とした意識の中で、思わずその絶景に見惚れてしまう怪人。
 極限まで追い込まれているものの、思わず性器が反応しそうになる。
 そんな状態から急転直下、ヒールを履いた紫苑の右足によって性器を勢いよく踏みつけられてしまった。

「ギャアああああァっーー!!?」

 怪人の叫び声が校舎裏に響く。

(う、うわああっ!? ふ、踏み潰した……!?)

 恐怖を感じながらも、紫苑の残虐性に興奮してしまうタケル。
 怪人の叫び声を聞きながら、踏み付けによって激しく動く白くて細いフトモモを目で追う。
 それをオカズにしながら激しくシゴき続けていた。

「潰さないように、潰さないように……優しく痛めつけてあげるw」

 踏みつけることにより、怪人のペニスと睾丸を痛めつける紫苑。
 笑いながら、冷徹な視線で怪人を見下ろしている。

 『優しく痛めつける』と言いながらも、男からすれば性器……とくに睾丸への踏み付けは悶絶するほど強力なものである。
 今までで一番楽しそうな表情を浮かべる紫苑。

「やめテ……た、助けてくだサイ……」

 カタコトで喋り始める怪人。
 ついに助けを求める。
 紫苑の耳に、許しを請う怪人の小さな声が届く。

「あら? ようやく私に屈服したのね? ごめんなさいは?」
「ご、ゴメンナサイ……」
「ぷっw 人間を滅ぼすんじゃないの? 怪人さんwww」

 そう吐き捨て、大きな声で笑い出す紫苑。

「でも、ダメ♡」

 指示どおりに謝罪するも、彼女の攻撃は止まらない。
 笑いながら睾丸に狙いを定めた踏み付けを続行する。

「ギャアアアァッーー!? ギャッ!? ギャギャッ!? ヒ、ヒイイィッーー!!?」
「あー。泣いちゃった? 泣いちゃったwww」

 涙を流し始め、地面を転がる怪人。
 攻撃が完璧に睾丸に入ったようだ。

「ギイヤアアアッーー!!?」

 泣きながら叫び、地面を転がり続ける。

「ぷっw」

 笑う紫苑。
 腕を組みながら佇み、その様子を観察している。
 ひたすら転がり続けたのち、うつ伏せに倒れる怪人。

「あー。もう動かなくなったw」
「……」
「終わりかな?」

 倒れたまま沈黙する怪人。
 ゆっくりと紫苑が近づいていく。

「ア……アアァッ……」
「なんだ、まだ意識あるじゃん?」
「う……ウウゥッ……」

 近づいて来る紫苑の足音に怯え、動き出す怪人。
 這った状態で逃げようとしている。
 紫苑はゆっくりと歩き、ほふく前進で逃げる怪人を追う。

「タマタマ、潰れてない? 確認しないと♡」

 這って逃げる怪人に追いついた紫苑。
 彼の両脚をつかみ、ひっくり返して仰向けにする紫苑。

「ヒィッ!? ヒイィッ!?」

 そのまましゃがみ込み、怪人の睾丸を両手で鷲掴みにした。
 左右の手でそれぞれの睾丸を握りしめている。

「ほらほら♡」
「アヒィッ!!? ヒイイィッーー!!?」

 睾丸に加えられる力。
 激痛が怪人を襲い、たまらず叫び声を上げる。

「ぷっw たいして力を入れてないのにwww」

 紫苑は笑いながら、今度は睾丸をコロコロと転がす。

「ほら? 優しくコロコロしてるよ?」
「ウウうッ……」
「あ♡ 勃ってきた勃ってきた♪」

 睾丸を優しく刺激され、感じてきてしまった怪人。
 負けた相手からの睾丸責め。
 屈辱的な刺激にもかかわらず、ペニスは反応してしまう。

「ウウぅッ……」
「どう? ボロ負けした相手に勃起させられる気分は?」
「ハァっ……ハァっ……」
「勃起してる場合じゃないんじゃない? 今、タマタマを握られてるんだよ?」
「ウッ!?」

 仰向けになった怪人の足元に座り込んでいる紫苑。
 その視線は鋭い。

「ほらほら♪ いつ潰されるか、分かんないよ?」
「ヒ、ひイィっ!?」

 嗜虐的な表情で怪人を見下ろしながら恐怖を与える。

「このままイケたら潰さないであげるよ♡」
「あ、アヒぃッ……!?」

 睾丸の刺激によって射精することを強要される怪人。
 睾丸を潰される……そんな恐怖に勝てるはずもない。 
 彼は必死で紫苑のカラダを凝視して興奮を高める。
 自分の足元に座り込んでいる紫苑。
 そのパープルのミニドレスから、少しだけ見える胸元が眩しい。
 ミニドレスの丈は短いので、そのフトモモを見ているだけで興奮が増す。
 座っているので、紫色のパンツもチラリと見える。
 見れば見るほど、美しい顔立ちだ。
 鋭い目つきで見つめられているが、その美しさから、恐怖だけでなく性的魅力も感じる。
 なんとか射精に結びつけようと必死の怪人。

「ほらほら♪ タマタマを刺激してるよー? ニギニギ、ニギニギ♡」
「アッ!? アハアッ!!?」
「待って待ってw めっちゃ興奮してんじゃんwww そう言えば、人間の女の子にも興奮するんだねw この怪人、なんか笑えるw」
「グッ……グウゥッ……」
「ほら、タマタマを強く握りしめちゃおうかな?」
「アギャアアアアッーー!?」
「ぷっw 強く握っちゃうと射精どころじゃなくなっちゃうね」
「ア……アア……ハァッ……ハァッ……」

 夢中で怪人をイジメる中、紫苑は誰かが近づいて来ることに気づいた。

「ん? ……足音が聞こえる。たぶん、国の係員ね」
「……!?」
「どうせ、あなたたち怪人は実験体よ。体を調べられちゃうってわけ。睾丸は潰さないでおいてあげるわ」
「ア……」

 睾丸から手を離す紫苑。

「けど、イケなかったか。それって……私に魅力がないってこと? それは許せないかも。やっぱり潰れとけ♡」

 ゆっくりと立ち上がる紫苑。
 右足を後ろに振り上げ、思いっきり金蹴りを放つ。

「ギャハァッ!!? ギャアアアアッーー!!?」
「ぷぷっw 大きな悲鳴♡ 1個ぐらい潰れたかもねー♪」

 蹴りの勢いで吹っ飛ぶとともに、かつてない激痛に襲われて転がる怪人。
 その目からは涙が流れている。
 やがてヨダレを垂らしながら白目を剥いて気絶し、動かなくなった。

(お、恐ろしい……! 紫苑さん……恐ろしい!!)

 タケルは、凄惨な光景にもかかわらず、目が離せないでいた。

(ん? ……だ、誰か来た!? 2人いる!)

 夢中になってシゴいていたタケルも足音を察知した。
 倒した怪人を処理するために、国の係員がやって来たのだ。
 紫苑は彼らが怪人を確認する前に、黒いスパッツを履かせて元の状態に戻す。

「もう倒したわよ。楽勝♪」

 まるで○問などしていなかったかのように振る舞う紫苑。
 怪人を運び始める国の係員たち。
 怪人は苦悶の表情を浮かべながら、涙とヨダレを垂らして白目を剥いている。

「……」
「……」

 その姿を見て係員の男たちはゾッとしているようだ。
 紫苑は怪人に対して行なった不要な痛めつけを隠しているようだが、まったく隠し切れていない。

「そ、それではこれで……」
「あとはこちらで処理しますので……!」

 国が最優先していることは怪人の排除。
 執拗に行なわれた攻撃を、咎められることは特にない。
 そのまま解散になった。
 一連の様子を見て、興奮が収まらないクラスメイト。
 彼の中で、何かに目覚めてしまったようだ。

(はぁっ……はぁっ……!! 紫苑……さん!!)

 新たな性癖の扉が開いてしまったタケル。
 その手はマスターベーションを続行している。

(あ! あ! あぁっ!? イク! イクっ!! あはあああっーー!?)

 射精が訪れた瞬間に見ていた光景は、紫苑が係員を見送る後ろ姿であった。
 美しい銀髪、背中、ミニドレスの裾から伸びるフトモモ……それだけでもタケルは最高の興奮を得られた。
 声を押し殺しながら、道路に向かって射精したタケル。
 過去最高の快楽を味わった。

「私も帰ろっと……」

 校舎裏から立ち去る紫苑。
 そんな彼女を見つめていたのは、タケルだけではない。
 校舎の中から紫苑の戦いを見ていたのは、体育教師の【郷田】。

(見たぞ! 録画した! うちの生徒の中に魔法少女がいた……! あの女子生徒は……魔法少女だったんだ!!)

 考えを巡らせる体育教師の郷田。

(……この動画は徹底的な証拠だ。これで脅してやる! あの女子生徒は生意気だしな。体育の授業で俺が手本として見せた記録を抜くことがよくある。そのせいで俺は生徒から失笑され、ナメられることが増えたんだ。教師への敬意がないんだよな、アイツの目つきも態度も……)

 紫苑に不満がたまっていた郷田。
 彼は、紫苑を脅すつもりである。



その2、その3と続きます!(←ご支援者さま限定です)
明日、明後日更新予定です。

追記: その2はコチラからどうぞ↓
https://ci-en.dlsite.com/creator/22740/article/1091435

Subtle

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(その3) 巨乳で小悪魔系の囚われ姫が、金蹴りと絞め技で男の尊厳を破壊して盗賊団を壊滅させる話

 去年、リクエストを頂いて書いた小説の続きです。
その1はコチラ↓(pixiv)
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その2はコチラから↓(ci-en)
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前半部分(その1)はpixivで全体公開しています↓
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さらに続きがありますので、それは来月以降に掲載します。

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[前編] 清楚系巨乳JKに地下格闘場でボロ負けして何度も美脚で締め上げられたあげく足コキされちゃう話

 都内某所にある建物内部。
 ここは地下格闘団体『R18格闘会』の試合場である。  
 暗闇の中、中央でライトアップされる試合用のリング。
 周りには大勢の観客が席に座っている。
 一般の会社員の年収ぐらい高額な入会費と観戦料を払える者たちで埋め尽くされていた。

 中央に設置されたリングのコーナーに立つのは清楚系の女子高生【ミツキ】。
 セーラー服タイプの黒い制服を身に纏っている。
 ツヤのある長くて黒い髪の毛を後ろで1本に結び、黒縁メガネをかけており、色白。
 黒いスカートの位置は膝のすぐ上ぐらいで決して短過ぎない。
 そのスカートの中から伸びる細くて白い脚は黒タイツに包まれており、靴は履いていない。
 見た目は地味な印象で目立つタイプの子ではないが、黒タイツを纏った脚と、制服の上からでも分かる巨乳の魅力を男ならば見逃しはしないだろう。

 そんな一見地味だが妖艶な雰囲気をもつ女子高生の対戦相手は、茶髪かつ短髪で筋肉質の男だ。
 その男は総合格闘技用の青いショートパンツを履いており、彼女が立つコーナーの反対側にいた。
 上半身は裸で、その筋肉を見せつけながらシャドーボクシングを行なっている。
 プロ格闘家として一定の戦績を上げている【後藤】という名の選手である。
 しかし、プライベートで女の子に暴力を振るってきたことを世間にリークされてしまった。
 その結果、プロ格闘の業界から干されてしまった……というのが現状だ。
 現在は被害者に多額の慰謝料を払ったため手持ちの金がない。

(くそっ!! リークされた! プロ格闘家として大事な時期だったのに……!!)

 そんな中、この地下格闘団体の運営からメールがきた。
 この団体で行なわれているのは……男と女の試合。
 試合に勝ちさえすれば、その報酬は申し分ない。
 観客は18歳以上で富と地位をもつ者だけに限定されている会員制だ。
 勝敗に対して賭け事を行なうわけではなく、男と女の試合を見て楽しむのが目的だ。
 後藤は対戦相手の服装に気づき、驚きの表情を浮かべる。

(あれは……高校の制服か!? 肌も顔つきも若い感じのようだ。……コスチュームではなく、本物の女子高校生か? 対戦相手が女子高生だなんて!! 金持ちが若い女をいたぶるのを観て楽しむ闇の世界か……)

 アナウンスされる両者のプロフィール。

『166センチ、45 kg! 年齢はヒミツの……ミツキ選手!! ミツキ選手に対するのは本日がデビュー戦の男! 172センチ……69 kg、26歳! 後藤選手!!』

 大勢の観客たちが拍手を送る。

(この体重差……勝負にはならねぇだろ。身長は女子にしては高めだが、俺のほうが上だ。そもそも俺は男だ。しかもプロ。一方的な展開になるに決まっている)

 選手の2人がリングの中央に向かい、視線を合わせた。

『ルールは武器なし! 目潰し・金的は禁止! 道具の使用も禁止です! それ以外はなんでもアリ!」

 会場全体にアナウンスされるルール。
 リング上にレフェリーはいない。

『もちろん性的な攻撃もOKです! そのほうが投げ銭が入りやすいので、ぜひ積極的に犯していきましょう! ……とは言え挿入はナシですからね!」
イタブル
 通常ではあり得ないルールが告げられた。
 もちろん後藤にとって、これまで経験したことの無いルールである。
 そんな中で行なわれる試合をイメージする。

(なるほど……予想どおりエロ目的の試合だな。若い女にイタズラできて、勝てばしばらく遊んで暮らしていけるような充分過ぎるファイトマネー。表の世界からドロップアウトさせられた俺にとって最高の舞台だぜ)

 対戦相手のカラダを凝視する後藤。
 セーラー服の上からでも大きな胸であると判断できる。
 地味な雰囲気の子ではあるが良いカラダだと思い、後藤は欲情する。

『相手がギブアップを宣言したら勝利となります! 勝利者にはファイトマネー以外にも投げ銭の一部を得ることができます。敗者からは財産を没収しますので、ご了承ください』 

 勝てば大金を得られるが、負けたら大きな借金を背負うほどの損失を被る。
 それはメールにも記載済みであったが、後藤は女の子に負けるとは思っていないため出場を快諾した。

『ファイトッ!!』

 試合開始の合図。
 両者がジリジリと動き、相手との間合いを詰めていく。

(様子を見てから殴って戦意を喪失させる。その後は触り放題、揉み放題でーー)

 後藤がプランを立てている間に、ミツキが前進して距離を詰めてきた。
 予想外の速さに戸惑う後藤。
 彼女は突進しながらしゃがみ込み、後藤の視界から姿をくらます。

「ぐほぉっ!?」

 低めのタックルと思わせておいて、腹部にボディブローを入れるミツキ。
 彼女の拳が後藤の体にめり込んでいく。
 体に起こった異常事態に危険を感じる後藤。
 彼は両手で腹部を押さえて後退した。
 少し遅れて吐き気が襲ってくる。

「あら? 完璧にヒットしましたね。強敵と聞いていましたが、ただの素人さんでしたか……」
「ぐはあぁっ!! お、俺は……素人じゃない!!」

 吐き気に耐えて言い返す後藤。
 倒れずに前に出た。

「確かに、今ので戦意が喪失しないのであれば経験者なのかもしれませんね」

 後藤が前進してきたところに、ミツキは右ストレートを放つ。
 元プロ格闘家の顔面に向けて放たれたJKのパンチ。
 まともにヒットし、後ろに吹っ飛ぶ後藤。
 リング上で無様な姿をさらしてしまう。
 周囲から拍手が送られるとともに歓声が湧く。

「また簡単に攻撃が入りましたね。やっぱり素人でしょうか?」
「ぐうううぅっ……」

 リングの端で仰向けに倒れている後藤。
 ミツキはゆっくりと歩いて近づき、彼の胴体を跨いだ。
 そのまましゃがみ込み、彼の腹の上に座り込む。
 真顔のまま後藤の髪の毛を鷲掴みにして上体を無理やり起こす。

「ほら、何で休んでるんですか? この試合にレフェリーはいませんから、ストップなんてかかりませんよ? もう戦わないなら、早く降参してください」
「だ、誰が降参なんてーー」
「そうですか。やる気があるのはいいですね」

 彼女は掴んでいた髪の毛を離し、その手で彼の胴体を押して再び仰向けに倒す。
 すぐさま立ち上がり、右足を軽く上げた。
 そのまま後藤の顔を右足で踏みつける。
 黒タイツに包まれた脚が彼の顔面に圧力を加える。

「ぐうううっ……! こ、このおっ!!」

 その屈辱から怒りを示す後藤。
 彼女の足首を両手でつかんで位置をズラそうとする。
 足の隙間から上を見ると、彼女のスカートの中の黒タイツ……の中に潜む派手な紫色のパンツが見えた。
 後藤はパンツを見ながら抵抗を続けるものの、仰向けに倒れたまま状況を変えられない。

「まだ起き上がれませんか? ぜんぜんダメですね。まぁ、起き上がっても起き上がらなくても、一方的な展開になることは間違いないんですけど……」
「くっ……! ナメやがって……!!」
「あっ! もしかして私のスカートの中を見てるんですか? どうしようもない男ですね……」

 ミツキが自分の下着を見られていることに気づいて足をどける。
 後藤は慌てて立ち上がり、素早い動きで横に移動してミツキと距離をとる。
 試合を有利に進めるため、リングの中央に移動した後藤。

「ふぅっ……」

 必死に逃げる後藤の姿を見て、ミツキはため息をついた。
 彼女は後藤のもとに歩きながら黒縁メガネを外す。
 制服の襟元にメガネの耳掛け部分を差し込んで引っ掛けた。
 メガネを外したことにより、彼女の大きな黒い瞳が強調される。
 そして彼女は髪の毛を後ろで縛っていた黒ゴムを取り外して手首に取り付けた。
 解き放たれたツヤのある長い黒髪が揺れる。

(うっ……!!)

 見た目が豹変するミツキに驚く後藤。
 先ほどの地味な印象とは打って変わり、輝きを放っているのだ。
 『色白』だった印象が、一気に『美白』に変わる。

(雰囲気が……エ、エロくなったのか? 胸が大きいのは分かっていたが、なんだこの妖艶な雰囲気は……?)

 後藤は眼鏡を外した彼女の表情の変化にも気づいた。
 明らかに顔つきが変わっており、嗜虐的な表情を浮かべている。
 少し顎を上げ、姿を現した大きな目でこちらを見下しているようだ。
 口元にはうっすらと笑みを浮かべており、後藤を蔑んでいるように見える。
 ゆっくりと歩くその艶美な姿に見とれてしまう後藤。
 そのセーラー服と黒いタイツの中で艶かしく動く彼女のカラダを想像する。

「あら? どうしました? 私の見た目が気になりますか?」
「くっ……!」
「あ……思い出しました! おじさん、この前DVをリークされてた選手じゃないですか!?」

 後藤がスキャンダルを起こした男であることを思い出したミツキ。
 そんな彼女の口調に変化が現れる。

「相手への慰謝料とかスポンサーを切られたこととか、大丈夫ですかぁ? ここで私に負けたら借金がエグいですよぉ?」

 前屈みになり、わざとらしく大きな声で痛いところを突くミツキ。
 彼らの戦う姿だけではなく、会話もマイクで拾われている。
 ミツキの煽りを聞いて、さらに盛り上がる観客達。

(な、なんだ? フザけた喋り方で挑発してきやがった! こ、このっ……!!)

 煽られて火が付いた後藤。
 ミツキに向かって前進する。
 ワンツーパンチからタックルを仕掛けてテイクダウンを取ろうとするが、先ほど受けたダメージが残っており動きにキレがない。
 相手の動きが鈍っていることを見逃さずにミツキが動く。
 彼女は放たれたパンチをかわしながら、素早い動作で後藤の後ろに回り込んだ。
 そのまま彼の首元に腕を回してバックチョークを繰り出す。

「ぐごほぉっ!? が、がはぁっ……!?」

 後ろから回された腕で気管を攻められる後藤。
 焦って外そうとするが、相手の細い腕から伝わってくる遠慮のない力を前に呼吸ができない。
 まったく抵抗できない中、相手が耳元で喋り出す。
 その声は美しく余裕のある声だ。

「私も格闘技経験があるんですよー。子供のころからずっと。ちょっと基本的に手加減ができない性格でして、対戦相手を再起不能にしちゃうんですよねー。やり過ぎちゃって、こんなに若いのに界隈から干されちゃいましたけど……」

 ミツキは体重を後ろにかけ、後方に倒れ込んで相手を引き込む。

「対戦相手は男が丁度いいです。たいして身長差がなければ、こうやって倒すことも可能ですしー」

 後藤の首を締めたまま、バックマウントの体勢になる。

「このまま落としてもいいんですけど……」

 相手の意識を奪う絶好のチャンスだったが、首から腕を外すミツキ。
 後藤の気管が解放される。

「ぶはぁっ!! なっ……は、外れた……?」

 安堵したのも束の間、ミツキが素速く動き、今度は両脚を使って首四の字固めを仕掛ける。

「殺す気でいけば、けっこう男相手でも圧倒できるんですよねー」

 後藤は仰向けで倒れている状態だ。
 ミツキはリングに座り込み、後藤の首に両脚を4の字にして挟み込んだ。
 彼女の手は自分の足首に添えられており、後藤が抜け出さないようにしっかりとガードしている。
 それでも後藤は抜け出そうと必死になるが、彼の首は黒タイツに包まれたフトモモで力強く圧迫されてしまっているため外せそうにない。

「ははっ! 抜け出せませんよー! さすがにトップクラスのプロだったり、ベビー級の選手だったりしたら厳しいですけど、おじさんぐらいなら、ほら……!!」

 首に迫るミツキの柔らかくも力強い両のフトモモ。
 大きな力が掛かり、首の骨が折れそうになるぐらいの恐怖が後藤を襲う。
 気絶しそうになり、慌ててミツキのフトモモをタップする。
 タップされたことに気づいて力を抜くミツキ。

「ぶはぁっ……!! あ……あぁっ……」

 後藤はボーッとしている。
 ミツキは彼の頬を手の平で軽く叩いて意識をはっきりとさせる。

「おーい、おじさん? 今は技を外してあげましたけど、この試合にタップで降参……ってルールはないですよ? ちゃんと口で『参った』って言わないと」

 後藤は信じがたいフトモモの力に恐怖している。
 柔らかいが芯が固く力強いフトモモは、もはや凶器である。
 見た目は妖艶だが総合格闘技を習得しているミツキ。
 さらに、人を傷つけることに容赦がない恐ろしさをもっている。
 そのことに後藤は気づき、降参せざるを得ないと判断した。

「ま、まいっ……」

 降参の宣言を試みる後藤だったが、再びミツキが脚に力を入れた。
 またしても極められた首四の字固め。
 手足をバタバタと動かして必死で逃げ出そうとする後藤。

「むむむうぅっ……!?」
「必死過ぎてウケる。ヤバっ」

 後藤は完全に遊ばれている。
 もう抜け出す術はない。
 本来ならレフェリーに止められている状況だ。

「降参はさせないよー? DV男の思い通りになんてさせないし。よっと……」

 首四の字固めを継続したまま、自身の両手の手の平をリングのマットにしっかりと付け、腰を浮かせるミツキ。
 ミツキの脚にいっそう強い力が込められた。
 後藤の首と口元に黒タイツの感触が迫ってくる。
 再び首四の字固めで攻め続けるミツキ。

「今度は徐々に締め上げていくわね」
「ぐ! ぐぴっ!! ぐ、ぐぐぐっ……」

 後藤がさらに手足をバタつかせて抵抗した。

「なんか変な声ー。まだまだ緩めないよ?」
「グ、グググ……ぐぅ……! あ、あぁ……!!」

 徐々に締め上げる力が強くなり、彼の意識は遠のいていく。

「目の焦点が合っていないよ? このまま落ちちゃうかな?」

 後藤は遠くを見つめた後、白目を剥き始めた。

「このタイミングで力を抜けば……」

 ミツキがフトモモの力を抜いた。

「ブハハァっ……!! ごホォっ!! はぁっ! はぁっ……!!」

 慌てて空気を吸い込み、意識を呼び戻す。
 後藤は胡座をかいているミツキの股間付近で仰向けに倒れた状態になる。

「助かったと思わないでね? あと10回ぐらい締め上げようかな」
「ご、ゴホォっ!! な、なああぁっ……!?」

 ゾッとするような発言が聞こえてきた。
 ミツキは咳き込む後藤に対して冷淡な表情を浮かべ見下ろしている。

「おじさんは女の子を殴って○すことしか考えてないでしょ? 私が支配してあげる。何でも言うことを聞くのよ? 簡単に気絶なんてさせないわ」
「う、うううぅっ……」

 情けない表情を浮かべる後藤。
 試合の最初とは打って変わり、心が折れている。

「ははっ! おじさん、終わったね。格闘家として」

 明らかに心が折れた後藤。
 完全に敗北した。

「つらいんなら、早く降参すればいいじゃん。私が締め上げる前に参ったって言えれば助かるよ? ……って、あれ? あれれー? おじさんのチンポ、大きくなってない?」
「なぁっ!? ち、ちがう! こ、これは……」

 ミツキの欲情を誘う外見と、柔らかいフトモモの感触に性的なものを感じていた後藤。
 ショートパンツの膨らみから勃起していることを見抜かれてしまった。

「もしかして……参ったしないんじゃなくって、したくないの?」
「ち、違う……!」
「キモ。男としても終わったね。ほら」
 
 再び両方の手の平をリングに付けた。
 腰を浮かせて両脚に力を込める。
 しつこいほどの首四の字固めだ。

「ぐうううぅっ……!?」

 唸るように呻く後藤。 
 苦しさと同時に、黒タイツとフトモモ、見上げた先にあるセーラー服に包まれた巨乳。
 そして嗜虐心に塗れた若い女の子の表情に欲情してしまう。
 
「そりゃっ」

 ミツキが少し真剣な表情になる。
 脚に精一杯の力を込めて、今度は完全に後藤の意識を奪いにいく。
 呆気なく、彼は白目を剥いた状態になってしまった。

「あ! 完全に落ちちゃった」

 脚の力を緩めるミツキ。
 平手で軽く頬を叩く。

「ほら、起きてー。参ったって言わせてあげるよ? ほら、参ったしないと」

 意識を取り戻す後藤。
 その目を見開き、訳が分からないという表情で辺りを見渡す。

「気絶させられたんだよ? わかる? あと、チンポ勃たせ過ぎ。気持ち良かったんだね、JKのフトモモ。みんなが見てるよー」
「なっ! ううぅっ……!」

 目が覚めて、後藤は改めて状況を理解する。
 試合前よりも明らかに湧いている観客たち。
 拍手と歓声が聞こえる。
 彼らの視線が刺さり、コケにされている自分を自覚する。
 急速に悔しさが募る後藤。

「く、くそ……くそおっー!!」
「あら? まだプライドが残ってたの? こんなにチンポを勃たせているのに? ほら、うつ伏せになって」

 怒る後藤だったが、酸素不足で体に力が入らない。
 ミツキはすかさず彼の両肩をつかんでひっくり返す。
 度重なる首攻めに呼吸がままならない後藤。
 やはり思うように体は動かせず抵抗できない。

「私のスカートの中を味わって。もうプライドなんて捨てちゃいなよ。サービスサービス」

 頭上から高めの綺麗な声が聞こえて来る。

(ス、スカートの中に!? な、何を言っているんだ……!!?)

 後藤が動揺している。
 しかし、その勃起したペニスが表しているように、彼女の魅力に負けつつあった。
 ミツキは女の子座りをしながら、後藤の頭部をスカートの中に入れた。
 黒タイツと紫色のパンツに守られているものの、後藤はこんなに若い子の刺激的な場所に頭を入れるのかと困惑する。

「ふふっ。嬉しいんじゃない?」

 ミツキは言葉を発すると同時に脚をガニ股にして開き、またもや後藤の首を両脚で絞め始めた。
 首と頭部に巻きついた両脚に押される後藤の頭部。
 彼の顔面が、黒タイツと紫色のパンツ越しにミツキの秘部に密着する。

「むほぉっ!!? ぶほっ!! むふぅっー!!」

 再び息苦しさが襲ってくるが、興奮を誘う女子の香りに脳がとろける。

「今度は正面から絞めてるよ。けど、この体勢だと表情が見えないから脚の力を抜くタイミングが確認できないなー」

 高めの大きな声で何やら喋り続けるミツキ。
 自身の股からは後藤の呻き声が聞こえてくる。

「あ、また手足がバタバタしてきた。動かなくなるまで待ってみようかな」

 また気絶させられ、惨めな思いをするのかと絶望する後藤であったが、同時に彼女の香りを嗅いで心が満たされていた。
苦しいけど幸せを感じる香りであり、全てがどうでもよくなってきていた。

「あ、動かなくなっちゃった」

 ミツキが動かなくなった後藤の体を見ながら口を開いた。
 そして両脚の力を抜いた。

「本当にまた気絶したの? おーい」

 ミツキは後藤を仰向けにひっくり返し、その頬を平手打ちした。
 後藤の体が激しく震える。

「痙攣しているわね。あ、治った。元通り。でも、まだボーッとしているわね」

 ミツキが立ち上がる。
 後藤を見下ろし、うすら笑いを浮かべている。

「ふふっ。そのうち意識がハッキリしてくるかな」

 後藤の意識が戻ったのを確認し、再び座りこむ。
 そして彼に首四の字固めを仕掛ける準備をする。
 もはや後藤は逃げる気力を失っており、天井の一点を見つめている。

「あれ、逃げも抵抗もしないの? じゃあ……」

 後藤の首元に絡ませていた綺麗な脚を外すミツキ。
 仰向けに倒れていた後藤の上体を起こす。
 ミツキは座ったまま両脚を伸ばして後ろから彼の腰を挟み込んだ。
 狙いは腰ではなく、彼の股間だ。
 ミツキは彼の背中に寄り掛かりながら、両方の足先を器用に扱い、後藤の青いショートパンツと下着をひんむいていく。

「な……なぁっ……!?」
「あ、チンポ発見。……うわ! バッキバキでグローい。私に興奮しっ放しなんだ?」
「ぐうう……そんな訳……ないだろう……」
「ホント? こんなに勃たせてるのに否定しても、無理があるなー。じゃあ、脚でやっちゃうよ?」

 ミツキがペニスの亀頭部分を足先で無造作に擦り始めた。
 黒タイツ越しに、彼女の足先を味わう後藤。

「あっ! あぁっ……!! や、やめ……」

 スリスリと音を立てながら一定の間隔で亀頭を刺激していくミツキの足先。

「あれれぇー? もう先からなんか出てきたよぉっ!」

 ミツキが大きな声で大袈裟に主張する。

「こうやって黒タイツで刺激すると気持ち良いんだよね? 足で刺激するっていうのが屈辱的でしょ? 屈辱的な行為のはずなのにスゴい気持ち良さそうな顔になってるよね?」

 ミツキは横から顔を出し、後藤の表情を観察している。
 座ったまま後ろから寄り掛かっているので、ミツキの大きな胸が後藤の背中に当たる。
 赤面する後藤。

「まだまだ、こんなもんじゃないよ?」

 彼女は両方の足先で後藤の固くなった竿を挟み、俊敏な足コキを披露する。

「や、やめろ……ま、待て! そんなに刺激するな! まさか……こんなところで! おいっ!?」

 彼女の頬も少し赤くなってきていた。
 後藤は口では抵抗しているが、その体は全く抵抗していない。
 そんな無様な男の姿を見て少し興奮しているようだ。

「おい! おいって!! やめろ! こんなところで射精させる気か!?」

 必死で抵抗するのは口だけだ。
 そのペニスはミツキの黒タイツの感触、そして足コキを受け入れている。
 惨めに脚で犯される後藤。

「あっ! あひぃっ……!!」

 後藤はミツキの大きな胸を背中に感じながら、足先で股間を弄ばれている。
 黒タイツの感触がたまらない。
 この状況に幸せを感じ始めた後藤。

「う、う、うわああああぁっ!?」
「あ、大きな声が出てきた。気持ち良いんだね……? 私の足先。黒タイツの感触が最高でしょ?」

 ミツキが後藤の顔を覗き込んで質問した。

「あ、あ、あヒィっ……!!」

 その通りなのだが、彼に返事をする余裕はない。
 そんな態度を見てミツキが少しムスっとした表情を見せた。 

「ほら、ちゃんと返事をしなさーい!」

 ミツキが足コキを止めて注意した後、バックチョークで後藤の気管を潰しにかかる。

「ぐはあああっ!! ぐ、ぐうううっ……」
「痛くて苦しいでしょ? 私の言うことを聞けば、やめてあげるわよ? ほら、質問に答えなさい。気持ち良いんでしょ?」

 腕の力を緩めるミツキ。

「ごほぉっ!? ふぁ……ふぁい……気持ち良い……です……」
 
 返答を聞き、ミツキは頷きながら足コキを再開する。
 喉を攻撃されたものの、後藤のアソコはミツキの魅力に負けて激しく勃起したままだ。

「屈辱的でしょう? 女の子に、しかもJKに負けて脚で犯されるなんて。ほら、ビクンビクンしてきた。イキそうなんじゃないの?」
「う、う、うわあああああっ!!?」
「こうやって強く挟んで、もっと速くすれば……」

 足コキに力が入る。
 女子高生の黒タイツに包まれた足先で圧迫されるペニス。
 速さを増す足先の上下運動。
 後藤のペニスは耐えられない。

「ああああっーー!!? ひ、ひいいぃっ……」
「なに? その顔は? このまま私の足でシコシコさせられてイカせて欲しいのかな?」

 後藤の恍惚とした表情から察したのか、ミツキが彼の気持ちを言い当てた。

「は、はいっ……! あ、足でイカせて……イカせてください……!!」

 足先で射精に導いて欲しいと願う後藤。
 彼はミツキの魅力に完全に敗北し、欲望に抗えなくなっていた。

「言いなりね。望み通り、私の脚でイケ」
「ああぁっ!? ああああぁっー!! 出る! 出るううぅっ……!!」
「……うそ」

 急に足の動きを止めるミツキ。
 射精直前の後藤を絶望の淵に叩き落とす。

「うっ!? うううぅっ!? そ、そんな……」
「イカせないわ。そんな上手い話があるわけないでしょ? 考えが甘いわね。私はそろそろ試合を終わらせたいわ。降参しなさいよ。降参しないなら、また脚で締め上げちゃうよ?」
「な……な……しゃ……しゃせい……」

 射精することで頭がいっぱいの後藤。
 とにかくこのまま射精させて欲しいという表情を向けている。

「……降参しないなら、また脚で失神させちゃうよ? 失神した様子を皆の前でさらすわ。で、今度は足コキして寸止めして、『足でイカせてください』……って私にお願いさせるわ。あなたがここでイキ顔をさらすことはないけどね。で、この失神と寸止めのサイクルを何度も繰り返すの。私はあと何回でも繰り返せるわ」
「う! な、な……う、うぅっ……」
「いま降参しとかないと、何度も失神させられて、何度も寸止めされちゃうんだよ? 頭がおかしくなっちゃうんじゃない?」

 ミツキが自身のカラダを首四の字固めを仕掛けられる位置に戻す。
 両のフトモモが彼の首に移動し、力が込められ始める。
 また息が出来なくなる……首の骨を折られるほどの力がかかる……しかも何度も失神させられる……と想像する後藤に恐怖が襲う。

「ま……参り……まし……」
「降参させないよ」
「……!!」

 またしても繰り出されたミツキの首四の字固め。
 後藤は話が違うと言いたいものの、声が出せない。
 セーラー服に覆われた彼女の大きな胸を下から見ながら、罵倒させられ、気絶しては頬を叩かれて起こされ、足コキをされて寸止めをされる。
 その過程が合計10回も続いた。
 そして意識が朦朧とした中で、湧き上がる歓声を耳にしながら、後藤は11回目の足コキをされていた。

「ほらほら、おじさん! JKの足コキが気持ち良いですって言えよ!」

 ヒートアップしているミツキ。
 明らかに口調が荒くなっている。
 先ほどと同様に、仰向けになっている後藤の胴体を後ろから両脚で挟み込んでいるミツキ。
 足先で勃起したペニスを黒タイツ越しにシゴいている。

「あ、あ、あ、うわあああぁっーー!!」
「あ! おじさん、出てる!? 精子、出しちゃった!?」

 噴水のように激しく射精した後藤。
 白い精液が空中に舞い、後藤の股間とリングのマット上に落ちていく。
 そして、ミツキの黒タイツにも付着した。
 彼が射精した瞬間、この日1番の歓声が湧き上がり、会場が大きな拍手で包まれる。

「あ~あ、イっちゃった。私の黒タイツが汚れちゃったじゃない」

 足先に精子が付き、ミツキがムッとしている。

「ほら、おじさん。もう終わりよ。参ったしなさい」
「ま、まいっ……た……」

 疲労困憊で意識が朦朧としている中、ようやく敗北を告げることができた後藤。

「あ、やっと言えたね。けど、もう試合ができないぐらい再起不能になっちゃったかな?」

 かつてないほどボロボロにされた後藤。
 試合はミツキの完全勝利で幕を閉じた。

(ぐ……まだ終われない……どんな手を使っても、絶対に復讐する! 寝技にさえ持ち込まれなければ……! す、すぐにでも……殴り飛ばして……やる……)

 途切れゆく意識の中、後藤は復讐を誓うのであった。

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