五月雨時雨 2024/05/20 21:00

己の末路も知らぬまま少年達は無様な男根を欲に従って刺激する

地下に作られていることに加え、あらゆる魔術を用いた加工で外部との交流を欠片も残さずに遮断された空間で、何十という妖精が気ままに辺りを飛び回っている。
森などに見られる一般的なそれとは大きく違う純白とは真逆な浅黒い肌を持ち、透明ではなく淡い桃色に輝く四枚の羽根を有している少年の妖精達が、丸出しにさせた男根を無防備に揺らめかせながら思い思いに過ごしている。
眠くなれば、寝る。遊びたくなれば、他の妖精と他愛無く遊ぶ。入浴をしたいと思ったら、この地下空間の所有者である魔術師の男が用意した常に温かい湯に満ち清潔な環境が保たれている木製の桶を用いた浴槽に浸かる。
そして、腹が減ったら空間の中央に置かれている机に並べられた物体を利用した食事を摂る。そんな日常を過ごす妖精達との意に染まぬ共同生活を強いられている人間の男達は、食事を目的とした妖精達が自分達がいる場所に向かって飛んでくる事実を認識することも叶わない。
自分を罠に嵌めて捕らえ、肉体の大部分を魔法陣が側面や底面に刻まれた小箱へと封じ込めた魔術師の男によって視覚や聴覚といった機能の範囲を異常な小箱の内部に限定された男達は、窮屈な暗闇から出られない手足を今日も無駄に暴れさせながら箱の上部へと無様に露出させられた男根と睾丸を妖精達の空腹を解消する道具として扱われるしか無い。
本来の食事である魔力よりも、人間の雄の体液を食料として好む。狂った性質を携えた生物へと非道な魔術師の手で作り変えられた少年の妖精達の接近をどう頑張っても拒めない惨めな男達はもはや、小さな手足を巧みに駆使して男根と睾丸を刺激し人間の子供の手に近い大きさの裸体全体を使って過敏な性器全体を熱烈に愛撫する妖精達に望まぬ快楽を次々と注がれながら、彼らが満足に至るまで透明な淫蜜と白く濁った精液を仲良く搾り取られるしか無いのだ。
容赦の無い責めに耐えきれず膨張へと導かれた男根達が、自身に群がった妖精達が施す淫らな至福に為す術無く屈していく。
男の肉体をほぼ全て取り込んだ箱の上に座り込んだ妖精達があぐらをかいた足と前に倒した上半身で上下から挟んだ睾丸をぐにぐにと揉み込みつつ、時折愛しげに舌を出して震える睾丸を舐め回す。
男根の幹にあたる部分に抱き付いた妖精達が羽根の力を借りて高度を維持した裸体を一心不乱にくねくねと踊らせ、脈動を繰り返す男根に絶え間無い摩擦を、硬く尖った乳首や興奮しきった自らの男根も合わせた淫猥な摩擦を自慰も兼ねて流し込む。
亀頭にしがみ付いた妖精達がカリ首の下に巻き付けた足に密着している小さな突起達の感触を満喫しつつ、上半身と顔面を亀頭に擦り付けて射精を促す。欲望に従う形で亀頭に舌を這わせ、淫蜜を零している穴を小さな腕で左右に割り開きながら、抗うことも逃れることも出来ない男根を包囲した妖精達は自分達にとってご馳走である雄の白濁を絞り出させようとする。
その無慈悲で無邪気な甘い加虐に嬲られ、誰にも届かない喘ぎ混じりの絶叫を箱の内側に虚しく反響させながら、男達はいずれ来る自分が常に勃起と発情を維持している滑稽な男根という狂った富豪好みの娯楽として売り飛ばされることも知らぬまま、食事に精液を欲する淫乱極まりない妖精という商品として売られる己の未来を知らぬ少年達の手で絶頂を何度も何度も強要され、唯一外界に接している器官となった男根の性質を淫らに、無慈悲に、変化させられていくのだった。

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