アラフォーアルバイトに学ぶがんばらない生き方。
■7月に10年ぶりに会った友達について。
以前も少し書いたが東京に行っている間、10年会ってなかった友達と再会した。
10年間何をしていたのか尋ねると、「ダラダラしていた」とのこと。
彼は週2日、掃除のアルバイトと月に4日ほど、チラシの折り込みのバイトをしているらしい。
なので、週3日だけ働くという生活で10年を過ごしてきた。
月収は3万円程度。
実家暮らしなら、自分のお小遣いだけなので十分なのだろう。
兄弟3人と母親で暮らし、
父親はすでに他界しているが、県の職員を定年まで勤め上げ、草野球チームを率いていた傑物だったので、財産もあるだろう。
実家が裕福で、親や兄弟に甘えられ、お金を必要としない。
これは才能だ。
診断は受けていないだろうが、見た感じ彼も自閉症や発達障害の傾向がある。
なので、私とも非常に話が合う。こんな人はとても珍しい。
会話のテンポというか、流れている時間感覚が同じなのだ。
■マイナスよりゼロの方がマシ
能力が低すぎてまともに働けないのに、「就職しなければ」「お金を稼がなければ」と躍起になってメンタルを病み、3年の治療と借金を抱えた自分からすると、それも一つの生き方であると感心させられる。
生きていくのに必要な分だけ働き、後はマンガとゲームだけやっていれば幸せそうだ。
結婚するならどうするか、兄弟が働けなくなったらどうするか、親の介護はどうするか、などはそうなってしまってから考えればいい話だ。
私のようにできもしないことをやり続け、鬱やパニックなどの病気にかかれば、もっともっと親兄弟に迷惑をかける。
将来の漠然とした不安に囚われて自分のケアを疎かにするのは最も回避すべきことだ。
マイナスよりはゼロがマシ。
ゼロよりもプラス0.01がだいぶマシ。
彼はマインドフルネスやミニマリズムなどは知らないと思うが、それを地でやってのけている。
■見習おう
令和に生きているとは思えないが、彼はSNSを全くやらない。LINEすらやらない。
お酒も飲まない。服が欲しいとか、おいしいものを食べたいとか、くだらない物欲もない。
もはや仙人だ。
彼と再会したことで、彼を見習ってツイッターの時間をようやく1日30分程度にできた。
SNSに13年時間を吸われ続けていたな。
この時間をもっと読書や別のことに費やせばよかった。
さらに見習ってもっと物欲も減らせればいいなと思う。