■実家に戻ました。
だいぶ昔に亡くなった祖父の家を作業場にしている。
引っ越しの荷物が来るまでしばらくあるのでこれを機にスッキリさせたいのか母が片づけてくれている。
ありがたい。
少し落ち着いてきたので東京での8年を振り返る日記もいずれ記したい。
鬱にはなったが病名がついてるかついてないかだけで田舎にいたときも鬱だった。
友達ができたのと、お金の稼ぎ方、人にまかせる、といったことはできるようになったかな。
自分は発達障害だとわかったのも大きな発見だった。
■散髪で起こるパニック発作。
パニック発作は身動きができない状態に陥ると起こる。
吐き気、倦怠感、不安感、とくに吐き気がつらい。
映画館、舞台を観に行くと出る。
人によっては満員電車、エレベーター、車の渋滞などでも起こる。
身動きができないなんてことは無いはずだとわかっているのに脳はそう感じていない。
映画館なら退出すればいいし、満員電車なら次の駅で降りればいい。運転中の渋滞は…ちょっとどうしようもないか。
さて、髪を切りに行っても起こった。
長くても20分ほどじっとしてればいいだけである。美容室なんかなんにも危険なことは無い。
それなのに若干の吐き気が出てきた。
「脳のバグ」という表現が本当にしっくりくる。
解決方法は美容室ではなかなか言い出しにくいが「ちょっとすいません、具合悪くなっちゃって」と言ってトイレにでも行けばよい。
自分の場合パニック発作はストレス環境に入って5分程度で起こる。
起こる前に目を閉じて深呼吸、これをやるほかない。
あらゆるシチュエーションでパニックが起きても大丈夫だと脳に言い聞かせる。
基本的に1度パニックに陥ったシチュエーションは2度パニックに陥ることは少ない。
あらゆることに「慣れ」ていかなければならない。
これは大丈夫、これは大丈夫じゃない、といちいち全ての物事を検証していかなくてはならない。
RPGの途中で急にレベル1に戻り最初からレベル上げをやり直しているかのようだ。
■パニック発作の構造についての動画。
https://www.youtube.com/watch?v=Ds2As8X_LAU&t=413s
人間の生存本能として恐怖体験ほど強く脳に刻まなければ生き残れない。
再体験したときに戦うため、またはすぐに逃げられるよう。そういう習性なのだ。
なので何度も何度も恐怖体験、トラウマ体験を反芻して神経細胞の結びつきを強くする。
それがフラッシュバックと鬱の苦しみを生み出す。
「拘束されている」という想像だけでもパニック発作の前兆となる。
こないだなど待ち時間に食事をしているだけでもなった。
鍵はβエンドルフィンの分泌だそう。
さてβエンドルフィンを分泌させるには?
なんとカンタン。幸せな想像するだけだ。
が、パニック発作中に幸せな想像をするというのは非常に難しい。
練習が必要だ。
瞑想。それも幸せな想像をしながらやる瞑想だ。
■今週読んだ本「そ・わ・かの法則」小林正観
スピリチュアル系の本でも意味不明な横文字を羅列するのではない仏教系の本だと馴染み深くわかりやすい。
精神科医の本を予備知識として何冊も読んでおくとあぁオキシトシン分泌だな、とかドーパミン関係だな、と理解することができる。
そ・わ・か、とは
そ・掃除
わ・笑い
か・感謝
のこと。
なるほど掃除をするときれいになり目に見えて達成感を得られる。
片付いた部屋は脳の偏桃体の活動を抑え、ストレスホルモンを減らしてくれる。
笑いは単純に健康に良い。がん細胞すら抑え込むという研究結果もあるらしい。笑ってる時間が長いほど鬱の時間を減らせる。
感謝はオキシトシン分泌だ。幸福ホルモンであるオキシトシンを分泌させてくれる。
この3つを意識しておくことで鬱に陥らずに生活できる。
特に「感謝」に関しては「ありがとう」を2万5千回唱えるというかなり脳筋なワークが登場する。
何でもないときに、例えば掃除中でも散歩中でも「ありがとうありがとうありがとう…」と唱え続けることで脳が「何がありがとうなんだ?」と考え出す。
結果、以前は何でもないようなことにも感謝し始める。
今日はいい天気だありがとう、コーヒーがおいしいありがとう、コンビニの店員さんにもありがとう、そういえばあのときのあの人の一言ありがとう、などなど。
こんな感じでオキシトシンを分泌させる機会を増やすということなのだろう。