他サークル作品レビュー「シェリル~金色の竜と遺跡の島~」
7月に発売されたサークル「ぱっくりパラダイス 」さんのシェリル~金色の竜と遺跡の島~。
実は開発中にテストプレイヤーとして参加しています。遅ればせながら製品版をプレイしてレビュー記事を書いてみました!
※ゲームバランスの評価は処女プレイ準拠で書いています。
作品概要
爽快アクションで敵をザクザク倒し、有名錬金工房&有名冒険者目指してシェリルが奮闘するアクションRPGです。
主人公は錬金ゴリラ
シェリルは可愛らしい見た目に反して、他の冒険者にゴリラ呼ばわりされる、錬金ゴリラです。
ゴリラだけあって通常攻撃の判定が強く、敵が大量にいてもバッサバッサ薙ぎ払え、爽快感があります。
もりもり素材を集めて、工房で様々なアイテムをクラフトして依頼をクリアしていくというのが基本的な流れですね。
ゴリラは魔法に弱い
雑魚の物理攻撃はそれほど怖くありません。しかし魔法は回避しないとかなり痛いです。負けると雑魚ボス問わず犯されたり捕食されてしまいます。
たまに危険な敵がいるというのが、無双系アクションの本作に適度な緊張感を与えています。
ゴリラは魔法も使える
魔法に弱い錬金ゴリラことシェリルですが、魔法も使えます。習得はスキルツリー形式なのですが、習得ポイントの手に入れ方がちょっと変わっています。
初めてのHとか、敵を何体倒した、クエストを何個クリアした、新しいエリアに到達したといった「実績」が習得ポイントなのです。Hを重視するプレイヤーでも、冒険を重視するプレイヤーでもスキル習得ポイントが手に入る、とても優れたシステムです。
ちなみに実績ポイントは基礎パラメーターを伸ばすのにも使います。魔法は使えるものと使えないものの差が激しいため、処女プレイをするのなら基礎パラメーターを重視し、テンポよく戦える魔法に絞って習得するとよいでしょう。
ボス
階層ボスはそこそこ強く、行動パターンが凝っています。
例えば最初の階層ボスのゴブリンですが、正面からの攻撃は盾で無効化。そのうえでシンプルな殴り、途中から突進攻撃、そしてHPが減ると爆弾設置(投げ返せる)と3段構え。ボスを倒した後に再戦すると、さらに行動パターンが変わっている事もあります。
膨大なクエスト
素材集めを中心としたクエストが非常に充実しています。大量にあるアイテムのほとんどがクエストで要求されるのに加えて、入手が容易なものは、複数のクエストで繰り返し納品する事も珍しくありません。
実績ポイントシステムや、名声値や冒険者ランクの昇進システムと合わさって、どんどん達成するのが楽しいです。
このあたりは僕が作っているゲームでも参考にしたいですね。
王道+のエロ
本作のHシーンはシェリルと街の人等のエロ(イラスト)、敗北エロ(主にドットアニメ)がメインです。
ちょっと変わったシステムが予告(妄想)エロ。街の人に話しかけると、「あんなHな事をしたいな」という予告シーンが挟まれる事があります(実際に犯されたわけではない)。
遊べる範囲が限られる体験版で、Hシーンをいろいろ見せるためのものかもしれません。また処女プレイ向けに挿入がありそうか判断するためのものかもしれません。
物語にはシェリル以外にも冒険者がいろいろ登場しますが、それらのHシーンも発生します。
予告エロと冒険者Hがあるので、処女プレイをしていてもHシーンは最低限発生するわけです。
総評
爽快アクション、膨大なクエストとアイテム、美麗なマップ、そして可愛いキャラクターに明るいノリ……とは限らない時折ブラックな表現が光るシナリオ。長い開発期間をかけて完成した高級アクションエロRPG。