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ゲームレビューの記事 (8)

他サークル作品レビュー: 妖精中毒

皆さん、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたか?
こちらは風邪でダウンしていました。


発熱

38度前後の熱が一週間以上続き、鼻、喉、歯、目などが痛くて、鎮痛剤無しでは寝つけない状態でした。


病院も閉まっていて、リゼの介抱が欲しかった……。

ようやく回復してきたので、ゲーム開発を再開したいと思います。
皆様も健康にはお気をつけください。



妖精中毒

風邪でダウン中に、こちらの作品を遊んでみました。 小さな妖精にテーマを絞った、非常に珍しいゲームです。 しかも「同棲/生活系SLG」ということで、フェアリーメイトの作者としては開発中から注目していました。



儚げな雰囲気の妖精ちゃんを育てるのですが、僕はフェアリーメイトでボツになったヒロイン名をつけて遊びました。初期ネームの「妖精」でも遊べない事はないですが、愛着が付く名前をつけてプレイするのを断然おすすめします。


「動物としての妖精」のリアリティに拘った作品で、本作のヒロインは人間と小動物との中間的な生き物です。
世界観的には虫人間なのですが、ヒロインに関してはモルモットや小鳥に近いかも?


それゆえお世話が必要ですし、言葉もほぼ喋れません。ただこちらの意図は、総合的な状況を見て察してくれる感じです。


お世話をするにつれて可愛く懐いてくれますし、Hなことも徐々に教えられるように。
僕はロリ性癖は持っていないので実用目的では使いにくいのですが、可愛くて癒やされました。


ほら、かわいい!

ハードリョナ

この作品には、他の生活/同棲系SLGと大きく異なる点があります。それは死亡イベントが多数存在することです。
飼育に飽きて捨てたら、動物に食べられて死亡。他人に乱雑に扱われて死亡といったように。自らの意思で、体をバラバラにしてなぶり殺す事すらできます。

愛着を持ってお世話をしていた妖精を死に追いやる(追いやられる)のは、非常に衝撃的でプレイヤーの感情を揺さぶる事間違いなし。生き物を飼う意味を考えさせられます。

「小さな生き物を愛でる喜び、支配することの愉しみ、もてあそぶ事の悦楽」という開発者コメントが、この作品の本質を表しています。


純愛ルートと、加虐ルートは選択肢で分かれていて純愛ルートのみプレイすることもできるのですが、トロフィーがリョナルートに誘う罪深さ。
僕は熱でうなされて寝れない時に、リョナルートのイベントCGがフラッシュバックしたので、以降は純愛ルートに絞ってプレイしましたw。




フェアリーメイトとは別方向に振り切った、小さいな妖精と暮らすゲーム。
ペット系ヒロインが好きな人、ロリ趣向の人にオススメです。
リョナラーにもたぶんお勧めだと思うのですが、詳しない分野なので各自判断してください。






フェアリーメイトの妖精

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他サークル作品レビュー:妖々飛龍郷 ~the Deserted Frontier.


今日はサークル「とり飯」さんの、「妖々飛龍郷 ~the Deserted Frontier.」をレビューしたいと思います。

ゲーム概要


北海道によく似た地形の異世界に飛ばされた魂魄妖夢が、ウンコを撒き散らしながら、仲間を探して冒険する東方二次創作RPGです。

ゲーム性重視のエロRPG


ゲーム性重視なのはサークル過去作同様ですが、今作は自由度と戦略性の高さがウリです。シナリオの目的地はあるものの、いつどのように攻略するかは自由です。またいきなり目的地に直行しても、歯が立たないでしょう。それこそ最初は雑魚敵一体にも勝てるかどうか怪しいぐらいです。

一部の強敵を除けば、個々の戦闘でうまく戦う(戦術)かではなく、どう戦力と資金を揃えるか(戦略)に力点が置かれたゲームデザインになっています。


強くなる方法は1つではない


本作で強くなるための方法はいくつもあります。
  • 料理を食べる
  • 戦闘でレベルを上げる
  • ジョブチェンジをしてスキルを習得する
  • 傭兵を雇う
  • 依頼でお金を稼ぐ
  • 売春でお金を稼ぐ
  • 交易でお金を稼ぐ
  • うんこを食べる
    etc

異彩を放つ交易システム


中でも交易システムに関しては、エロRPGでは類を見ない複雑なものです。知り合いのプレイヤーさんは、「大航海時代のようなゲーム」と例えたぐらいです。

交易の基本は、交易品を買って、より高い街で売却する事。ここまではシンプルです。でもそう簡単にはいきません。

フィールドでは、移動するたびに時間が経過し、眠くなったりお腹が空いたりします。交易品を運んでいると盗賊にも襲われます。

乗り物によって一度に運べる交易品の数も違いますし、地形も移動効率に大きな影響を与えます。

そして交易品の相場は、ちょくちょく変わります。特に海産物は変動が早いため、買った直後に暴落暴騰という事もあります。現在の相場のみ見て遠方まで売りに行こうとすると、相場変動のリスクが高まり、盗賊の襲撃回数も無視できないものになるでしょう。

交易の長期目標


交易の目的は短期的にはお金稼ぎですが、中長期的には、街の「経済レベル」を上げる事です。交易品を大量に売買した街は、経済レベルが上がっていきます。すると街で売っている武具の品質もよくなります。

ただいいことばかりではありません。経済レベルが上がると物価が上がり、仕入がしにくくなります。全ての街の経済レベルを平等に上げるよりも、いくつかの街に絞って経済レベルを上げたほうが、利益は出しやすいでしょう。


道徳値


売春、脱糞、依頼失敗、ネコババ、死体あさりなど、好ましくない事をすると道徳値が下がります。一定値以下になると、犯罪者宣告を受けて、雇っていた傭兵が全て離脱し、街の人に相手にされなくなります。

こう書くと遊び方が縛られそうですが、道徳値を上げる方法は多く、また犯罪者宣告を受けても、牢獄に一定期間収監されれば解除されるのでそこまで悪影響はありません。

特にゲーム序盤は、交易品を仕入れるお金にも事欠き、傭兵を雇う事自体難しいので、犯罪上等で金を稼ぐプレイングもオススメです。収監された時専用のHシーンもあります。


Hシーン


Hシーンは売春や脱糞がメインです。といっても長々としたテキストがでるようなものではなく、そこであえてそういう行為をする事を楽しむロールプレイング的な要素が大きいです。

条件が揃えば宿の布団の中で脱糞してみたり、椅子の上で脱糞したり、空飛びながら街の上空で脱糞したりと迷惑極まりない事ができます。ちなみに街の井戸に脱糞すると、街の経済レベルを下げる事ができる代わりに、犯罪者宣告まっしぐらですw。

また大胆な場所で脱糞放尿するほど度胸がつきHPが上がるという、変わったシステムもあります。

本作のエロはスカトロ要素が強いですが、オプションで細かくシーン再生可否を制御できます。ただイベントCGの画風やテキストは軽めなので、スカトロという言葉から受ける印象ほどキツくはないです。

絶対に嫌というほどでなければ、スカトロ表現もありにする事をお勧めします。とはいえHシーン全部カットでも交易RPGとして十分面白いです。



序盤攻略のコツ


本作は一般のRPGに見られない独自の仕様が多く、自由度の高さゆえとっつきにくいところもあります。序盤のプレイで覚えておくといい事を簡単にまとめます。

最初から勝てる敵

Lv1かつ素手でも勝てるTire1の敵は、「昼間」の「街道上」を調べて戦闘区域に入った時に出現します。「草原」や「夜間」だと初期状態では勝てないです。

回復アイテムを使わなくてもダンジョンで回復できる

Wキーでアドバンスメニューを開いて「休憩」すれば、どこでもHPを全回復できます。本作は回復アイテムの所持制限がキツイので、この仕様を覚えていて損はないです。

街の依頼は下手に受けるな

街では配達任務、討伐任務、護衛依頼などが受けられます。しかし最序盤での達成は困難です。一番簡単そうな配達任務も、移動速度が足りないためほぼ失敗します。

まずは戦力を整え、馬の入手を目指そう

リアルスケールの北海道のような世界です。徒歩での移動は過酷すぎます。最低限の戦力を整えたら、「馬」を手に入れましょう。「大工道具(家)」入手も序盤の目的ですが、馬を優先したほうがいいです。

ジョブ「ナイト」は晩生型

本作はジョブチェンジが楽しいゲームです。スタート地点に近い街で「ナイト」に転職できるだめ、ナイトを一手目に選ぶ人も多いでしょう。

しかしナイトは仲間が多くないと強みを発揮しにくいです。そしてゲーム最序盤は一人行動が多いです。なので最初のジョブは、ナイト以外がお勧めです。

しかし後半では強く、傭兵では代替できないジョブなので、2から3手目ぐらいの転職候補としては有力です。
※初期ジョブの「すっぴん」は最晩成型なので、転職できるジョブがなかなか見つからない場合は、ナイトでも最初に転職したほうがよい。



妖々飛龍郷 ~the Deserted Frontier.」裸一貫から交易で強くなっていくゲームです。興味を持った方はぜひ遊んでみましょう。

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他サークル作品レビュー:Age of Ashes

予告作品をなんとなく見ていた時に強烈なインパクトを残す作品がありました。

Age of Ashes
主人公がフン族という、マニアックすぎる歴史大河エロRPG。
今年に入って発売されていたので、遊んでみました。
というわけでサークル「Morning Explosion」の「Age of Ashes」のレビューです!

フン族とは


本作の主人公はフン族。西洋史が好きな人ならピンと来るかと思います。ローマ帝国で暴れまわった強大な遊牧民族です。

大帝国を築いたアッティラ大王が有名ですが、本作の舞台はアッティラ生誕より前。まだローマ帝国を取り巻く異民族の1つでしかない時代です。


ストーリー重視のアドベンチャーRPG


本作はRPGですが、シナリオの比重がとても大きいです。経験値、お金、買い物等の概念はありません。そのためアドベンチャーゲームよりです。



HCGと同じぐらいストーリーCGが多い事からも、本作がいかにシナリオに力を入れているか伝わると思います。



実在した人物名もちらほら出てきますが、本作はフィクションです。とはいえ敵の1つからして資料をもとに全部自作する力の入れよう。古典時代の歴史的な雰囲気を味わえます。


惜しむらくは作者が外国人のため、日本語が安定しない事です。頭の中で補完しましょう。



殺意が高いドシリアスな物語


本作のシナリオはとにかくシリアスです。
父を手にかけ、フィアンセと離れ離れになってしまった少女フニラが、陰謀渦巻くローマ帝国を旅するという筋書きです。


この段階でだいぶん重いですが、物語全編を通して心を抉る展開が多く、大半の主要キャラは動乱に巻き込まれ、志半ばで悲惨な最期を迎えます。


主人公のフニラはおそらくPTSDです。事あるごとに殺戮や過去に受けた陵○がフラッシュバックします。ほぼ唯一と言っていい純愛Hシーンでも、父親の生首がフラッシュバックして主人公がパニックに陥ったのは度肝を抜かれました。


負ければ犯されるだけでは済まない

陵○系のエロRPGではよくある事ですが、モブキャラ男性はエロい事ばかり考えています。しかし本作では同時に殺意も非常に高いです。



主人公が属するフン族は、周辺部族を征服して勢力を広げてきた歴史があります。作中でも母娘を犯したうえで馬で引き回して八つ裂きにするなど、かなり残虐なイベントがあります。


そんなフン族長の娘であるフニラが敵に捕まればどうなるか。歴史的なバックボーンとストーリー展開が、ハードな陵○シーンに説得力を持たせています。


戦闘で負ければ、陵○の有無を問わず、大抵は殺されてBADENDです。一般的な作品と違うのは単にゲームオーバーになるわけではなく、イベントGGを何枚も使って死に様まで描写される事(最期のシーンはオプションでカットできる)。シナリオ上重要な敵との一騎打ちで負けた場合は、主人公が死んだあとの後日談まで語られたりします。

しくじればハードな陵○と死が待っている。その前提が戦闘やメインストーリーに緊張感と没入感を与えています。




複雑な事情を抱えたキャラクター達


本作の主要人物は複雑な立場の人が多いです。
例えば「西ローマ帝国の将軍」。ローマ人と異民族とのハーフですが、異民族を差別する立場にあります。名前がなくモブキャラみたいですが、ゲーム後半の最重要人物。そして実在した人物でもあります。

他にも……
部族の残虐行為をやめさせたいが、部族が分裂する可能性を考えて残虐な命令を出さざるを得ない部族長。
ギリシャ人だが父親が作ったギリシャ神話の彫像を破壊する仕事を任された兵士。
ローマ帝国の復興のために、帝国を蝕む組織に同調せざるを得ない元老院議員。




そして復讐の旅に出たものの、出自からして復讐される立場でもある主人公フニラ。

シリアスな場面ばかり紹介するのもなんなので

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エロゲー制作の師匠

今日は他サークルの作品紹介というより、ちょっとしたニュースです。
「玉藻スタジオ」さんが6年ぶりに新作を出していました。


玉藻スタジオは遊べるエロゲーを専門に作っているサークルで、僕(武藤FP)のエロゲー制作の師匠ともいえる存在です。玉藻スタジオから依頼を受けて↓の作品を作ったのが僕のエロゲー開発の始まりだからです。


また玉藻スタジオから依頼されて作ったという経験があったことから、天音蓮人さんにゲーム制作を依頼するというアイデアが生まれ深淵の探索者も作れたのです。



さて、次回の記事は本年度のまとめとしたいと思います!

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参考作品レビュー: エルフと暮せば ~憩いの森の2人暮らし~


前回に続き、他サークルさんのゲームレビューです。
サークル「やさにき」のエルフと暮せば ~憩いの森の2人暮らし~を紹介します!




本作はいわゆる生活(同居)系SLGです。有名所だと「奴○との生活」や「コン狐との日常」に近い作品ですね。

僕もいつかは生活系SLGも作ってみたいと思って、たまにこの手の作品を遊ぶことがあるのですが、本作は発売前からとある理由で注目していました。


主人公もヒロインもお仕事


それは調合や素材集めみたいなゲーム要素が強めに見えたことです。この手のジャンルは、シンプルな買い物はあっても、「行動回数を使ってヒロインとのコミュニケーション→H→1日が終わる」を何度も繰り返すのが基本です。

本作も大筋は同じなのですが、素材採取と調合システムが実装されており錬金経営SLGのようでもあります。


またヒロインのルシアがアルバイトでお金を稼いでくれたり、料理を作って行動力などを回復してくれるのも独自の要素です。

「永遠の愛」 王道をいくロマンチックなシナリオ


とはいえ本作最大の魅力はシナリオとキャラの魅せ方でしょう。作者さんの本業が元ライターということもあってか、文章演出がとてもうまく、ヒロインのルシアを始めとしたキャラを魅力的に描いています。

こればかりは画像では伝えにくいのでぜひ遊んで確かめてみましょう。


コミュニケーションを重視したHシーン




Hシーンはコマンドで感想を伝えたり、展開を少し変える事ができます。最初はできることが少ないですが、だんだんと増えていきます。なお最初のHシーンも結構遠く、恋人状態になるのに時間がかかります。それまではルシアと交友を深めつつ、仕事の腕を上げるのに専念しましょう。

ちょっとした攻略情報

お薬を自分に使う

少々分かりにくいのが調合した薬の使用方法。
金策に気を取られていると見逃しやすいのですが、「メニュー→魔法薬→薬を選択→使う」で自分に使うことができます。
ここでつかえないものは、Hシーンで選択できたり、素材探索中に妖精に襲われた時に使えます。

薬の材料を買う

街で薬を売って生活費を稼ぐわけですが、よく見ると街の「薬を売りに行く」で行ける店の一番上のタブに「買う」コマンドもあります。沢山調合して経験値を稼ぎたい場合は素材を買うといいでしょう。


不利な事もやってみる

健康度を0にして風邪を引いたり、夜通し作業し続けて寝不足状態になると、専用のイベントが発生し、新しい調合レシピを覚えられます。


酒場やロベリアの店で……

このゲームは基本的にキャラの立ち絵をタッチしてお触りという要素はないのですが、特定の条件ではちょっとした台詞があります。ちなみにルシアではありません。


最後に

のんびりしたゲームなので、デスクトップパソコンよりもノートパソコンに入れてリラックスして遊ぶのがお薦めです。ちょうど今はDLsiteの冬のセールで3割引です。ルシアとの甘々な生活を楽しんでみてはいかが?



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