AI生成フロア攻略法Ⅱ～悪霊の神々

それでは本日のマガジンのお時間です（とあるインフルエンサーの真似）

AI生成でゲームを作ってる人たちの絶望的な声が日々聴こえてきます。いやほんとわかりますけど、でもね、だからこそですよ、皆さんもっとちゃんと情報を共有した方がいいんじゃないかとも思うんですよね。私なんて（表向きは）AI活動は全然してないし、下手に言及すると特にイラストレーターさんとかに嫌われるわけですが、それでもたまに書くのは皆さんに「勝って欲しい」からです。それではまた少し、この地獄の隔離フロアの攻略を書きます。

AI作品の申請は月初に集中する！

AI生成フロアはとにかく大量のCG集が投稿されて埋もれてしまうと嘆かれていますが……。

DLsiteのAI作品は月2本という制限があります。翌月の1日から2本登録できるようになるので、月初に申請が集中します。そこからだんだんと1日の新規登録数は減っていき、月末になるほど少なくなるはずです。

実際、今現在（3月18日）のAI生成フロアの新着数を見ると、通常同人フロアと比較してそこまで多いとは思えませんが、どうでしょう。

というわけで、AI生成フロアで大量の作品に埋もれたくないなら、月の下旬に出すのがベターと考えられます。今月はそろそろ申請するのが良いタイミングでしょう。

穴場はレトロゲームのキャラ？

AI生成フロアでも流行りの版権キャラは人気があります。JKとか人妻とかエルフとか寝取られとか女性上位逆レ○プとかやり捨てメスブターとかいろんなジャンルが売れています。とにかく人気ジャンルに乗っかって作ろうというのもひとつの正解ではありますが……。

流行りのジャンルは作る人がたくさんいるので競争も激しいです。たくさんの類似作品に埋もれてしまうこともあります。

一方、ちょっとマイナーなジャンルでしっかりとしたものを出すと、他に対抗サークルがほとんどいないのでぼちぼち長く売れます。

こういう傾向は通常同人フロアでもそうですが、AI生成フロアはまだできたばかりなので未開拓の部分もかなりあるわけです。またトップページがまるで使えないので、ユーザーが好みのAI作品を探そうとすると検索しかありません。

先日の記事では『東方』で検索したらけっこう売れてると書きましたが、東方ジャンルも全然未開拓なわけです。ちょっとマイナーな東方キャラのAIイラスト集を出したらオンリーワンになれます。

んでレトロゲームのキャラとか検索するとやっぱり少なくて、そういうの出してるサークルさんはやっぱりぼちぼち売れてるようです。あっ、これってけっこう穴場じゃね？　今はそういうキャラをAI生成するのも簡単だよね？　とか思っちゃいますね。

『レトロゲームのキャラ』と書きましたが、これはつまり根強い需要はあるけどまだあまりないキャラクターやジャンルがいろいろあるのではないかということです。

DLsite以外はどうなってるのか？

先日デジケットのAI生成フロアを覗いたら「ベスト版やダイジェストを連発するのはやめて」と注意喚起されていて、ほんま無法地帯か？　と思いました。量産できるAIイラストで使い回しなんて考えられないです。ちょっとi2iかまして「リメイクです！」って出したって通るでしょうに。そんな感じでいよいよ手の付けられない無法地帯と化していて、奇特なデジケットのユーザーもあまり近付かず、全然売れてないと思われます。AI作品の実験場としては興味深い場所ですけどね。

FANZAはというと、AI作品は申請しても1か月くらい待たされるらしく、実質的には月に1本出せるか出せないかという状況のようです。それと、イラスト1000枚を超える作品はリジェクトされるという話も見聞してますので、まあ500枚以内に抑えた方がいいのではという気がします。しっかり制限を設けているDLsiteの方がマシに思えますね。とはいえFANZAで出せればDLsiteよりもはるかに売れるのですが……。

BOOTHはまあ、もともとロリ規制などが厳しいですからね。メインの売り場としては考えない方がいいでしょう。

Steamはどうなってるかわからないですが、先日も「AI生成ゲームです！」と宣伝してる3Dのアクションゲームとか流れてきて、AIイラストなんてどこに使われてるのかわからないみたいなのがどんどん出てきてるようなので、もう次の時代に行ってる気がします。とあるサークルさんはAI生成フロアの一報を聞いた直後に、スパッとSteam向けに着手したようで、さすがだなと思いました。しかしSteamは国内販売サイトとは違う規制が敷かれているので、移行できないサークルさんも多いかと思います。クレカ会社の圧力による規制がまた強まっているようですので、海外のプラットフォームは特に注意が必要です。

とまあ比較すると、DLsiteのAI生成フロアってかなりマシという気もしますし、まだまだ開拓の余地はあるでしょうし、皆さんも頑張って攻略して欲しいと思う次第であります。