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一人称の記事 (36)

官能物語 2020/06/09 14:00

義弟と交わって/10

 わたしは、随分と長い間、浩二くんの唇に口づけていました。そうして、キスすることで、上と下でつながって、体が一つに溶けてしまうような感覚を抱きました。ずっとこうしていたい、とわたしは思いました。

「んんっ……んふっ……」

 浩二くんの舌がわたしの口の中に侵入してきます。わたしは、その舌を受け止めて、自分の舌を絡めるようにしました。くちゅっ、くちゅっ、といういやらしい水音が、わたしの耳を心地よく刺激します。

 ずっとこうしていたい、と思っていたわけですが、そのうちに、浩二くんが、腰を動かし始めました。ゆっくりと大きく、浩二くんのペニスが、前後に動きます。動くたびに、わたしの膣壁をこすり、わたしは、頭に電流が走るようになりました。本当に、夫とのそれとは比べものにならないほど気持ちよくて、どこか遠くへ連れ去られてしまいそうな感覚になって、わたしは浩二くんに、しっかりとしがみつきました。

 浩二くんが、ゆっくりと腰を動かし続けます。夫は、自分勝手に腰を振って、自分だけイッてしまえば、それで満足というたちですが、浩二くんは、わたしのことを気持ちよくしてくれようとしているのが分かって、そこには愛情を感じました。そうして、わたしも彼に対して、同じように愛を感じました。もちろん、それは、セックスが見せた幻かもしれませんが、そのとき現にそのように感じたことは事実です。わたしは、夫の弟に持ってはいけない感情を抱いてしまったことに、恐れとスリルを得て、性感はさらに高まりました。

 浩二くんの腰の動きが速くなりました。ずんっ、ずんっ、と一突きごとに奥を刺激されたわたしは、そのうちに、何も考えられなくなりました。浩二くんの舌は、わたしの喉に向かって、ドリルのように奥をえぐってきました。それまでのピストン運動でも軽くイッていたわたしは、浩二くんが、思い切り、腰を打ちつけてきたときに、

――イクッ、イクッ、イクーーーーッ!

 びくびくびくびくっ、と体を震わせて、イキました。久しぶりのオーガズムは、まさに蜜の味で、わたしは、全身が幸福感に包まれました。

「真由さん……」

 唇を離した浩二くんが、疲れたような目で、微笑みながら言ってきます。自分だけ気持ちよくなってしまったわたしは、浩二くんがちゃんとイッたのかどうか心配でしたが、

「すごく気持ちよかったよ」

 どうやらイッてくれていたようです。わたしは、ホッとしました。
 浩二くんは、わたしの体から離れるようにしました。もう少し余韻を楽しみたかったのですが、ここが義父母と子どもと同じ屋根の下であるということを今さら認めて、その夜は、それで別れました。

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官能物語 2020/06/08 15:00

義弟と交わって/9

 自分の愛撫で、好きな男性が喜んでくれたら、これほど嬉しいことはありません。……そうです、わたしは、浩二くんのことを、夫の弟ではなくて、好きな男性として、この時、見ていました。

「ああっ、真由さん、もう我慢できないよっ!」

 しばらく、わたしがフェラチオをしていたあとで、浩二くんはそう言うと、わたしの口からペニスを引き抜くようにしました。わたしは、もっと舐めていたい気持ちがあったので、少しがっかりしましたが、これから挿入されるのかと思うと、その期待で胸がいっぱいになりました。わたしのアソコは、フェラチオしていたあいだに、ぐっしょりと濡れていました。口で愛撫をしながら、同時に口の中を愛撫されていたようなものです。

「入れるよ、真由さん」

 浩二くんは、すばやくコンドームを装着すると、わたしのアソコに、ペニスの先をあてがいました。挿入のその瞬間になると本当にあんなに大きなものが入るのだろうかというおそれがありました。本当に、主人のものとは比べものにならないほど大きいんです。痛みすら感じるかもしれないと思っていたのですが、

「ううっ……」

 浩二くんの戸惑うような声とともに、あっさりと挿入は果たされました。浩二くんのペニスは、わたしのナカを押し広げるようにして、進んできました。圧迫しているのは、こっちのはずなのに、わたしは圧迫感を覚えました。

「あああっ……」

 わたしは、声を出さないようにがんばっていましたが、声を出さずにはいられませんでした。

 全部入ったあと、

「めちゃくちゃ気持ちいいよ、真由さん……」

 浩二くんが、息を荒げながら言ってきます。それは、わたしも一緒で、久しぶりのセックスであるということを差し引いても気持ちがよくて、夫には悪いかもしれませんが、夫とするよりもずっと気持ちがよかったのです。浩二くんのペニスの先は、わたしの奥に届いていて、ただ挿入されているだけでも、そのうちにイクんじゃないかという思われるほどの快感の波が、わたしの体中に広がっていました。

「夢みたいだよ……真由さんとこんな風になれるなんて」

 浩二くんが、はにかみながら言ってくるのが見えます。その顔の可愛らしさと言ったらなくて、わたしは、彼に腕を伸ばして、抱き寄せるようにすると、その唇に自分からキスしました。

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官能物語 2020/06/07 14:00

義弟と交わって/8

「はあっ……ああんっ!」

 わたしは、甘えるような喘ぎ声を出しました。可愛い子ぶりたいというわけではなくて、やめてほしくなくて、そうしたのです。

「ほら、ここが気持ちいいっていいなよ、真由さん」

 浩二くんが意地悪い口調で言ってきます。
 わたしが、首を軽く横に振るようにすると、

「言わないと、やめちゃうよ」

 と言ってくるではありませんか。わたしは、やめてほしくなくて、

「……気持ちいいわ」

 と素直さを見せました。すると、浩二くんは、

「イキそうだったら、イッていいよ」

 と言いながら、わたしのスイートスポットを、同じ速度とタイミングで、刺激し続けました。くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ、といういやらしい水音が響く中で、わたしは、声を押し殺そうとして最大限の努力を要しました。両手は、しっかりとシーツを握っています。こんなことだったら、どこかラブホテルにでも行けばよかったと、幼子を持つ身でありながら、そんなことを考えては、必死に声を出さないようにしました。

「可愛いよ、真由さん」

 浩二くんの声が柔らかくわたしの耳に届きます。
 わたしは、ついに耐えきれなくなって、

「ーーーーッ!」

 声なき声を出しながら、絶頂に達しました。頭の中が真っ白になるその心地よさは、近頃、感じていなかったものです。わたしは、荒い息をつきながら、ぼんやりとした目を、浩二くんに向けました。
 
 すると、浩二くんは、ボクサーブリーフを脱ぎました。わたしは目が覚める思いでした。ブリーフの中からあらわれたそれは、まるで大砲のようで、夫のものより、一回りも二回りも大きかったんです。

「舐めてくれないかな、真由さん」

 浩二くんは、わたしの顔の前に、肉棒を持ってくるようにしました。わたしは、オスの匂いを嗅いで、クラクラするような気持ちでした。あまり、フェラチオが好きではないわたしでしたが、そのときは、抵抗無く、というよりも、むしろそうしてあげたくなって、浩二くんのペニスの先を含みました。

「ううっ……」

 浩二くんが気持ちよさそうな声を上げます。わたしは、これまでされたことのお返しとばかりに、浩二くんのものを、わたしが知っている限りのテクニックで、責め立ててあげました。玉袋や、お尻の穴にも手を回してあげると、

「ああっ、真由さん、気持ちいいよっ」

 とせっぱ詰まった声が上がって、わたしは、いっそう、唇と舌に力を入れました。

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官能物語 2020/06/06 14:00

義弟と交わって/7

 浩二くんは、体を離すようにすると、わたしの最後の一枚に手をかけました。

「恥ずかしいよ……」

 わたしの声は、思った以上に甘えるような響きで、ちょっと自分で気持ち悪くなったほどでした。そんなわたしに浩二くんは引くことなく、少し部屋の照明を落としてくれました。それでも、十分な明るさのもとで、わたしは、彼にショーツを脱がされました。浩二くんは、まじまじとわたしのそこを見ていました。

 本気で恥ずかしくなったわたしが、足を閉じるようにすると、

「ダメだよ、真由さん。ちゃんと見せて、真由さんのアソコ」

 そう言って、浩二くんが足を割り開くようにしてきます。もしかしたら、浩二くんってちょっとSなんじゃないかと思いながら、やむをえず、足から力を抜くと、

「すごく綺麗だよ。真由さんのおまんこ」

 とわざわざ淫語を口にしてきます。

「そ、そんなこと言わないでよ……」

 わたしが小声でたしなめると、

「でも、本当に綺麗だからさ、それに、めちゃくちゃ濡れてる」
 
 そう言って、浩二くんは、わたしの足の付け根に手を伸ばしてきました。わたしは、浩二くんの指が、割れ目に触れるのを感じました。

「ああっ!」

 自分では意識していなかったのですが、彼に触れられると、わたしのアソコが、彼の言うとおり、凄く濡れていることが分かります。浩二くんは、指で、わたしの秘所を下から上に撫でるようにしてきました。その気持ちよさに、わたしは、うっとりとしました。さっき閉じようとしていた足から力が抜けて、だらしなく開いていくのが分かります。

「めちゃくちゃ濡れてるよ、真由さんのここ。おれの指、気持ちいい?」

 浩二くんは、やっぱりSなのか、そんなことを訊いてきます。わたしは、そんなことをはっきりと答えるのがやはり恥ずかしいので、横を向いて答えないでいると、

「ねえ、真由さん、気持ちいいんだろ?」

 そう言って、ゆっくりと指を一本、わたしの膣内に埋めるようにしてきました。

「はあっ!」
 
 わたしは、浩二くんの指の気持ちよさに、体を震わせました。浩二くんは、指を挿入したあと、わたしの膣内をかき回すようにしました。久しぶりの膣内への挿入の感覚に、わたしは、頭が真っ白になるのを覚えました。しかも、浩二くんは、わたしの膣内を探るようにして、指先でノックを繰り返して、

「ひあんっ!」
「ここがいいんだね」

 わたしの一番気持ちいいところを探り当てると、そこに何度も何度も指先を押し当ててきました。

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官能物語 2020/06/05 14:00

義弟と交わって/6

 浩二くんは、キスをしながら、わたしのブラジャーを外してきました。わたしは、あまり胸が無くて、がっかりされたらどうしようと思っていたのですが、唇を離した浩二くんが、

「すごい、綺麗だよ、真由さん」

と真面目な顔で言ってくれたので、ホッとしました。そうして、これまで胸が綺麗だなんて言われたことは、夫にさえなくて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。もうこの時点で、浩二くんとすることに対する抵抗感は全くありませんでした。もしも、ここで、

「やっぱりやめよう」

なんて言われた日には、わたしは、眠れぬ夜を過ごすことになったでしょう。幸いにもそんなことにはならずに、浩二くんは、仰向けになるわたしに軽く馬乗りになって上になると、続きをしてきました。わたしの両の乳房を、それぞれの手で包むようにして揉んできたのです。わたしは、あまり乳房は感じないのですが、この時は、ただただ気持ちよくて、そうして、揉まれているだけでイッてしまうんじゃないかと思えるほどでした。

「ああっ……」

 わたしは、自分の両の乳房が、若い男性の繊細な手によって、形を変えられるのを見ながら、声を上げました。

「気持ちいいの、真由さん?」
「……うん」
「もっと、気持ちよくしてあげるからね」

 そう言うと、浩二くんは、乳房を揉む手を止めました。わたしは、このまま続けてほしかったのに、どうしてやめちゃうんだろうと思っていると、浩二くんは、体を倒すようにして、その顔を、わたしの乳房の前に持っていきました。
 
 恥ずかしいことに、乳首はピンと立ち上がっています。その乳首に、粘膜の感触があって、わたしは、

「あんっ!」

 と声を上げました。浩二くんが、乳首に舌をつけたのです。随分と久しぶりの感触に、わたしは頭がとろけるようになりました。浩二くんはわたしの乳首を舌先でゆっくりと転がすようにしました。一方が終わると、またもう一方といった具合で、ただ転がすだけじゃなくて、チュウッと吸ったり、軽く歯を当てたりしました。

 特に歯を立てられたときが、気持ちよすぎて、

「はあんっ!」

 と声を上げて、軽くイッてしまいました。幸福感で胸がいっぱいになるわたしは、耳元で、

「ダメだよ、真由さん、あんまり声出しちゃ」

 と囁かれるのを聞きました。
 そうです。この家には、義父母と子どもがいるのです。そんな中で、義弟と不倫をしているという状況を改めて思い知らされたわたしは、それでも罪悪感に醒めるということは全然無くて、背徳感で逆に興奮が高まる始末でした。

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