ツクールでエロゲーを作るときに用意するもの（雑記

ほんぎゃっほんぎゃっ！

2022年最初の産声をお送りいたしました。
あけましておめでとうございます、えのきふです。

本年もサークルえのきっぷをよろしくお願いいたします。

と、いうことで。
今月はルイちゃんゲームを制作していたり、
人生で初めてシヴィライゼーションのマルチをプレイするという罠にかかってしまったりと
あまり多く語ることがないなぁと戸惑いながらこの文字を打っています。

とりあえず来月の記事にはソルルイのミニゲームを出したいのであまりネタバレしすぎるのもなぁ……
ということで今回の記事は小休憩ということで、
雑記を書かせていただこうかと思います。

内容としてはRPGツクールでエロゲームを制作する上で
何が必要かな？って話です。

RPGツクールでエロゲーを作る際に必要な素材

RPGツクールで制作する際にエロゲーに必要なものってなに？
ッと言われると僕だとこんな感じで並べると思います。

・イラスト（差分込
・HPやメニューなどのUI画像
・ドット絵
・BGM/SE
・シナリオ
・プラグイン

・イラスト（差分込
イラストと一言で言っても、裸素体から服や表情などの差分。
ゲームによっては戦闘用イラストも描き下ろしたり、
登場人物が多くて立ち絵だけでも膨大な量になったりするでしょう。

しかし、差分をしっかり用意しておくと、
ゲームに組み込んだ時にキャラクターに命が宿る瞬間があります。
コレがとても楽しくて、脳内麻薬がいっぱい出ます。

・HPやメニューなどのUI画像
HPやメニューの画像もゲームの大事な部分だと思います。
みなさんもゲームをプレイしていて、メニューを開いたときに

「お、このメニューかっこええやん」

「あ～、このエロゲーのメニューえろい……」

など、体験したことがあるかと思います。
作り手側ももちろんその体験をしており、
それを他者に感じて欲しくて作ってる方も多いと思います。

メインではないので注目されることは少ないですが、
UIデザインもゲームにとても大事な役者の一つです。

・ドット絵
ツクール系のゲームはプレイヤーが操作する範囲はドット絵で行われます。

やはりプレイヤーが動かせる部分ということもありとても大事な部分です。

キャラクターで街やダンジョンを探検する楽しさは
RPGに限らずどのゲームでも大きな共通部分だと思います。

探索している時の町並みやきれいな風景などで感じる
楽しさや感動はゲームの醍醐味の一つです。

その感動をより強く伝えたくて背景ドットに血肉を注ぐ
クリエイターさんもいらっしゃるほどです。

ドット素材に関してはRPGツクールで事前にマップチップやキャラクターがたくさん素材として用意されています。

また、クリエイター向けに素材として
拡張ドット背景なども色々販売されており、
それらを個々人で加筆したりしていると思います。

・BGM/SE
みなさんもゲーム外の動画などで
ゲームの曲を聞くとその時の思い出が蘇ったりすることがあると思います。

人間は視覚で判断する生き物なので初見のインパクトなどはないですが、
ツクール系に限らずゲームの舞台を色づける上で必ず裏で必要なもの。
血液のような存在です。

制作側としても、
この部分のメリハリが少ないなぁと言う時はBGMを切り替えたり。
この部分の説明が多くなっちゃったなぁと言うときは思考を邪魔しない単調な曲に変えたり。
この部分はもう後戻りできない絶望感がほしいなというときは相応の曲を用意したり。
と、ゲームを色づけることができます。

私は曲が作れないので
ツクールのデフォ素材や、フリー素材、有料素材を使用させていただいています。

SEの使用どころも難しく、
あまり多用すると短調になったり
うるさくなってしまうことがあります。
僕は割とやってしまうところなので気をつけています。

・シナリオ
RPGではどうしてもシナリオは大なり小なりついてくるものだと思います。

その比重はかなり好みが分かれ、
ほとんどシナリオが無いものもあれば、
映画を見る感覚でプレイが進むシナリオ重視のパターンもあります。

どちらも善し悪しがあると思いますが、
僕はどちらかというと舞台を見るかのようなシナリオありきのゲームが好みです。
学生時代テイルズシリーズやFF７．１０などがすごく好きでした。

シナリオは全てのゲームの共通言語であり。
ツクール製に限らず多くのクリエイターにとって
永遠の課題になっていると思います。

ツクールで制作する際はゲームに組み込むときに
戦闘や探索などのプレイヤーが操作する部分とのメリハリを考えなくてはならない点も難しいと思います。

・プラグイン
プラグインってなんじゃ？ってなりますよね。
RPGツクールにおいてプラグインとは
簡単に言うとシステムの拡張パックです。

RPGツクールは、
戦闘・セーブ・マップ移動・変数の操作など
ゲームに必要な部分をゲーム感覚で作れます。

RPGツクールMVが出たときはバグだらけで悲惨でしたが
このあたりの圧倒的なノウハウはツクールの強みだとおもいます。

プラグインはもとからあるツクールの機能に
有志の方が善意で公開してくれている拡張プログラムです。

戦闘中に主人公のHPによって服が破けるよう画像を切り替えたり、
アイテムを手に入れたときに独特なポップアップが出たり、
近づくほどに足音が大きくなるホラー演出ができたり……

……と、RPGツクール製のゲームはデフォルトだと
どうしても個性が埋もれてしまうところに
個性を色付けるのにとても重要なものです。

と言ってもやりすぎると
プレイヤーが覚えることが増えすぎて乱雑になったり
制作側が管理しきれなくなったり、
そもそもバグだらけになってゲームが壊れたりと。

システムの根幹を操作するだけあって、
影響力がとても強いものです。

実際にゲームを制作する時、
自分はどのようなゲームを制作したいのかという大まかな道筋に沿ったプラグインを最初に入れてから制作するといいと思います。

さて！ざっくりと書いた必要なものを実際にツクールに組み込んでみましょう！

ツクールでのイベントの命令を並べた画像

この命令を実際にゲームとして動かしたのがコチラ

主人公ルイと敵のチュベロスのやり取りです。
出来上がった動きを見ると楽しくなってきます。

と、言うことで、僕が考えるRPGツクールでエロゲーを作る際に何が必要かな？っていうお話でした。

お付き合いいただきありがとうございます。