今週の へうげもの 感想 2015年 3月第4週
あらすじ
方広寺鐘銘事件で広がる処罰。
豊臣と徳川の間に入る亀裂に、古田織部は徳川家康の心に太平の世を望む意思を信じるが…
へうげもの(19) (モーニング KC) [コミック]
山田 芳裕
講談社
2014-11-21
感想
方広寺鐘銘事件は、当時の常識からするとおかしくはないそうですが、やっぱりもにゃもにゃするなぁ。
これと関ヶ原前の上杉家討伐辺りは、本当に徳川家康が悪辣に思えるのですよねぇ。
「髭継」固定しちゃってる(笑
その悪辣さ、豊臣家の転覆を狙う家康の意図に気付く古田織部。
豊臣首脳が大阪城の中だけで世を見ている中、息子も自分も動き回って直接得る人の想い、考え。
泰平の世を不要な血でもって築こうとしている家康を見限る、織部の顔が怖い。
でももっと、今回怖いのは…
諜報の武将・織部らしいのですが、これ程の大転換に、数寄が介在せずに織部が判断したなら、ちょっと「らしくない」んじゃないかなー。
このまま直接会わず、数寄や道具も関係無しに反家康の策を進めるなら、これからの展開が怖い気がします。