ぶるがり屋 2015/07/13 00:11

今週の へうげもの 感想 2015年 7月第2週

あらすじ

 大阪の陣は目前。
近衛信尹の為に着々と進む大文字焼き。
そして徳川家康と秀忠の大義のずれ。
急展開する時代の流れの中、古田織部の前に現れた人物は…?


へうげもの(20) (モーニング KC) [コミック]
山田 芳裕
講談社
2015-06-23

感想

 大文字焼きも大阪の陣も目の前。
着実に勝利の溜めに陣地備えを進める真田幸村に比べ、結局見栄えしか気にしてない織田頼長はやっぱりダメそう(笑

 大文字焼きの準備を進める織部党の面々、老けたなぁ…
いや老けたのは加藤景延と本阿弥光悦だけですか。
俵屋宗達は変顔で皺ばかりなだけで(笑
 家を捨て身軽になった金森宗和は無敵!
小心者だからこそ頑張るような小堀遠州と比べちゃダメですよねー。
綺麗とかわいいとへうげの差は何となく納得です(笑

 少しづつ最初の理想を外れ、暗い野望に身を落とした徳川家康。
ただ一人敢然と異論を放ち得る立場と知って言葉を濁さない秀忠、大きくなったなぁ…。
庇護下の子供ではなく、一人の男と男、王と王としての会話でした。
それでも、今の家康の心には届かないんだろうなぁ…

 そんな、全てを受け入れるように大きく強かに成長した秀忠を見る織部の瞳。
その嬉しそうな笑顔の方が父親らしく見えるのが、何とも切ないですよ。
織部が大義を託したのも、ここまでではないにせよ、懐の広い家康でしたし。

 そして織部の前に現れる仮面の男たち。
うーん、本命 柳生宗矩、対抗 豊臣秀頼、辺りでしょうか。
最初、柳生が思いつかなかったので、大阪方で死ぬ前に織部と数寄勝負を望むような人物を考えたのですが、そうなるといまだ重要人物なのに腹の底を見せていない秀頼かなーと。
織田頼長と大野治長は小物過ぎて今更パス。
あとは徳川家と親子の対比として、重嗣が出てくるのも面白そう!
と色々妄想したのですが…
 まぁ柳生宗矩ですよね。
一度は逃げられた勝負、宗矩がどう攻めるのか、古兵織部がどういなすのか。
そしてこの予想は外れているのか(笑
どうなるかな〜 わくわく!

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