今週の へうげもの 感想 2016年 6月第4週
あらすじ
迫る大坂夏の陣。
徳川家康の強硬な要求と、固辞する豊臣秀頼。
各々が陣営を選ぶ中、数々の陰謀が進んでいく…
へうげもの(22) (モーニングコミックス) Kindle版
山田芳裕
講談社
2016-06-23
感想
徳川義直&春姫の城。
これ、御三家紀州藩がもう出来てきていて、もう徳川の世の地ならしが進んでいる、ということなのですね…。
この作品は分かりやすさ優先で一族皆似たよーな顔ですが、
浅野家の額の遺伝子強いな!(笑
女性の春姫には遺伝しないで本当に良かったですよ(笑
忠義・恩義・武・家・数寄。
上田宗箇も歳をとりいろいろなものを背負いましたが、身を千切られる思いですね。
それでも主に頭を下げられては、上田宗箇の性分、ここまででしょう。
大野兄弟仲良い(笑
力づくで押し込めて主人に出奔したと言う作戦もかなりヒドいものですが、それでもライバルで家族なのですね。
追い詰められた者の悲哀か、結局極端に走るしかないのが痛々しく、敗北しか見えないのが辛いです。
そして古田織部と重嗣。
最も心の通った上田宗箇も徳川方に決心し、今や豊徳の和平を諦めていないのは、古田織部だけなのか…。
それが分かっていても、多くの者が講和を諦めて付く側を見究めていく中、最後まで諦めないのですね。
もう完全に家康を見限った重嗣には、この父の言動は間違いか、腑抜けにしか見えないのかなぁ。