ぶるがり屋 2017/07/12 21:04

先週の へうげもの 感想 20170706

あらすじ

 数寄も武も天下に届かないのか、それとも、それでも。


へうげもの(24) (モーニング KC)

山田 芳裕
講談社
2017-06-23

感想

 古田織部の子供たち、直系の弟子、織部時代の芸術家たちと来て、
今回はなんと伊達政宗!
前回で伊達眼鏡と揶揄されたのでまさかですよ(笑
おくににも最低男のように描写されてましたし。

 でも一人、尾張〜西国の雅な文化圏ではなく、
徳川の武家らしい新しい江戸文化でもなく、
織部とは違う数寄を背負い、貫いた男の物語。

 やっぱりまだまだ数寄も武も諦めてないんだなぁ(笑
これぞ伊達政宗!ですよね。
若い頃のままの野望を抱き、多くのものから夢を託されて、
何年も何年も戦い抗い虎視眈々と隙を狙い、
それでも叶わず。
 ああ、派手好きでやかましい数寄でも、一番は千利休の数寄を愛していたんだ。
今でも直弟子の心持ちなんだ。
願って恋い焦がれて、実力以上に頑張って。
ずっとそんな想いで、一人小さな花を愛でていたのか…
儚く侘しく美しく。

 利休に否定された頃の古田左介を見るようです。

 同じような立ち位置として細川忠興や織田有楽斎の回も欲しいのですが、そこまでやると冗長になっちゃうかな?

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