【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.145

僕のヒーローアカデミア

同じ言葉、変わる言葉。

　切島くんの過去その2。
なんて真っ直ぐな、夢にも人にも自分にも真っ直ぐな少年なのだろう。

　自分の弱さを嫌い、自虐的で、憧れが強過ぎて、夢が諦められなくて、人の縁もあって、また前を向いて立ち上がる。
切島くんもデクとの対になるキャラの一人なのですね。
女子2人に謝りに行くところの真っ直ぐだけど間違ってる方向性がデクと一番違うところかな（笑

　子供の頃のただ格好良さだけでの憧れも本物ですが、年経て、自分の弱さを知ってからも染み渡る格好良さ。
何度も何度も自分の弱さに悔いて、なお雷雄斗の名前を受け継ごうとする切島くん、ミッドナイトも語っていましたが、強い少年だ。

　ただ一人、今までの自分から憧れの人になる為に、黙々と、でも周りへ嘘をつかずに、努力していく切島くんも。
その変化をちょっとだけ茶化して背中を押す芦戸ちゃんも、もう甘酸っぱくて素敵…！
　今ならもう、前の切島くんを皆に言いふらしても大丈夫ですね（笑

　個人的な話ですが、私は幼少からアトピー性皮膚炎で体中がよく痒くなり、特に目周りは皮膚が薄く敏感で、ちょっと爪が伸びていたりささくれが出てるだけで数日痛痒さが残る傷になってしまうのですよね。
切島くんが個性を伸ばせなかった理由がつまらなく地味で、でもとても共感できる理由です。

　コツコツと鍛え続けた、それでも足りないものさえ出し尽くした、切島くんの熱意を最高に生かす
ファットガム格好良いー！
乱破くんも合わせて漢気の塊だぜ！

　ああ、芦戸ちゃん、好き。
切島くん、大好き！

　他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ 33号 感想(2017)