先週のアニメ感想 木曜分 20180913

BANANA FISH 11話
の感想ですよー。

BANANA FISH

　1日だけの休日。
ショーターを失った、あまりに残虐に失ったアッシュと英二の、傷ついた心を癒すほんの一時。
多分、アッシュは兄と離れて以降、やっと他人に出せた弱さだったのじゃないかな。
　普通の高校生のように子供の頃の失敗を笑い、家族の愚痴を言い、苦しみを話し泣き、肌を寄せ合う。
張り詰め怒りの憎しみに壊れるばかりのアッシュの心に寄り添えたのは、英二しかいないことが嬉しくもあり、切なくもあるのです。

　マックスにの言えなかった言葉は、英二が弱点となる、いつか別れなければいけない、あたりでしょうか。
でも、いつか英二の存在がアッシュを殺すとしても、今のアッシュに言えないですよね…

　Σうわアッシュ怖！
パパ・ディノが見出し育てた宝石の輝き、ここまでとは。
それも元々の才能やディノと会うまでの経験があるとはいえ、ディノが育て信用した後の、かつ仲間も兄も親友も奪って追い詰めたからこその、ここまで徹底的な憎悪と殺意と復讐、ですからね。
　前のバスでの襲撃は怒りに奔って成功率も自分の身の安全も考えない拙い作戦でしたが、今回は今まで得た経験も知識も全て使った、長期的で徹底的な作戦。
そしてもう、決して止まることはない、手下にも情をかけることもない、その決意が痛く熱いほどに伝わってきて…
ディノはとっくの昔でしょうが、アッシュもオーサーも月龍も、もう幸せに生きることは望みもしないのだろうなぁ。
アッシュは殺し過ぎないように銃を選んでましたが、それがせめてもの救い、なのでしょうか。