先週のアニメ感想 土曜分 20180915

僕のヒーローアカデミア 61話、PERSONA5 the Animation 24話
の感想ですよー。

僕のヒーローアカデミア

　男の子で、不器用で、青春だ。
デクとかっちゃんの、今までとこれからがみんな詰まった、熱いバトルでした。

　強さだけが正義で、その根底を壊すデクがずっと気持ち悪くて怖くて
そんなデクが選ばれて、自分は選ばれなくて、
そして、強いはずの自分の弱さがオールマイトを終わらせてしまって。

　ずっとヒーローになりたくて、なる可能性が見えなくて、
目の前にヒーローになるとしか思えない強いかっちゃんが居て、嫌いなのに追ってしまって、
そんな一番嫌いで一番憧れた幼馴染が、オールマイトがヒーローとして終わってしまったことを、自分以上に、自分が口走ってしまったせいで苦しんでいて。

　デクが個性を得て、2回目の対決で。
やっと拗れ捻じれ憎み惹かれ合った2人の関係が、最高のライバルとしてのスタートを切ったのだと、嬉しくてたまらないのです。
良かったね、デク。
良かったね、かっちゃん。

　お互い実力伯仲熟知した、また全力攻撃を当てると殺してしまう者同士、勝敗が難しい勝負でしたが、
多分かっちゃんは傷ついて、誰かに罰されたくて、自傷したくて。
負けたいと思っていたけれど、最後の最後、本当に負けそうになった時、その気持ちを超えて「誰にも負けたくない」「デクだけには負けたくない」のかっちゃんの根っこの部分が優ったのだろうと思うのです。
　最後にかっちゃんが勝った理由はきっと、今はまだ、2人の「勝つヒーロー」はかっちゃんだから。

　デクの方は、本気のかっちゃんと、全力で戦い合える、それだけで燃えて最高に嬉しかったのじゃないかな。
あのピンチでニヤリと笑えるデクはヒーローとして男として成長した証でもあるのですけどね（笑

　(最後のデクとかっちゃんの掃除シーン見てて)
あ、浴場入り口こんなに共同スペースからすぐなんだ。
これは峰田くんが毎回性欲抑えるの大変だろーなー（笑

　叱るべきところは叱る相澤先生、喧嘩の理由は聞かず、悪い点はしっかり非難する級友たち。
いいクラスですよ。

　あと多分もう１回、予告だと次クールのキャラ顔見世かな？
3年生3人は良いと思いますが、ヴィラン抗争あたりはどうするのかしらん？
あの回大好きなのですが、半年ぐらいは空くのに、区切りには向かない気が。

PERSONA5 the Animation

　明智くんとの勝負+冴パレスと佐倉家家族問題のうまく絡み合って、面白かったー！
基本パレス攻略はゲーム的な面白さで人と人との物語とはちょっと離れてるので今までは好きじゃなかったのですが、今回は面白い！

　冴さんはもともと大好きなキャラ、姿ですが、パレス内姿も
悪役的に格好良くて素晴らしいっ！
真面目な冴さんのパレスが賭場なのが不思議ですが、準備も研究もした上での勝負、というのが冴さんの生き方なのかな。

　愛して、でも不器用で言葉も足りなくて、言えないこともあって。
それでも大事に思い合う佐倉家3人が、そしてその絆が他人にも信じられるまでになったことが、この物語最初から見ていた者には素晴らしく嬉しいです。
　蓮は親にも信じられず、ここまで一人たゆたって来た少年なのですから。
信頼し愛する父親が、か弱く強く心の弱さを見せ合った妹が、蓮の今の家族で。
それを認めてくれる大人がいることが、何より嬉しいです。

　本来小物な悪役なだけのおじさんも、悪人なのは悪人だけど、止むに止まれぬ状況なのも描いて、バランスが好きです。
今までの悪人も、ただ理由もなく悪人なのではなく、弱く傷つき敗れた末の悪人なのですよね。

　「裏切り者」とは。
犯人は明智くんしかあり得ませんが…
でも、蓮に話したことは、生まれ育ちや正義の形は、きっとほぼ真実だったと思います。
その上で、まっすぐな蓮を錯覚させた、と。
　ただ仕掛けとして、警察に捕まるような「現実」では盗まない怪盗団をどうやって警察が捕まえたのか。
冴さんのパレスが実は現実だった… というのに流石に非現実的描写でしたし、それとも短い時間でパレスと同じ建物を作って、そこに引きずりこんだ…？