ぶるがり屋 2019/01/27 23:19

今週のアニメ感想 月曜分 20190121

どろろ 3話、モブサイコ100Ⅱ 3話、転生したらスライムだった件 16話、けものフレンズ2 2話
の感想ですよー。


転生したらスライムだった件 1 (特装限定版) Blu-ray

バンダイナムコアーツ
2019-01-29

どろろ

 あああ…
重く、静かで、不確かな、でもなんて熱く脈打つ命と心か。

 業、罪、贖い、憎悪。
寿海の半生はどんなに人々を助けても闇の底を求め彷徨うようで。
肉の塊のような赤子を抱き上げて、その指に吸う動きに「ひぃっ!」と声をあげました。
小さく弱々しい動きだからこそ、「生きている」「生きたい」という痛烈な熱を感じて。

 どんなに愛しても育てても、自分も百鬼丸も伝える、理解できる術が無く、迷って苦しんで。
その中で、育て上げ、最後に別れる時のやっと一つ。
百鬼丸のおぼつかない、求めるように顔を触れる手触りが、暖かい光になってくれた、そう思います。

 百鬼丸も、ただただ光る影が見えるだけ、直接想いを交わす術が無く。
もどかしくて
…辛い!
「百鬼丸」の名前、何回も何回も、書けるように頑張ったのだろうなぁ。

 最後の戦死者、前の弟子と同じ場所が無いのですよね。
同一人物でも、そうでなくても、この世の地獄がただただ広がっていることに、変わりはないのでしょう。

 いや素晴らしい、心に残る回でした。
そして、とっても手塚治虫らしく、同時に手塚治虫らしくないのも素晴らしい。
業・罪・救いの描写はとっても手塚先生らしく、百鬼丸の内面描写の切り捨て演出はらしくない気がします。
せいぜい色のみの視点を描くくらいで、焚き火を踏みつけるシーンさえ全く内面描写無し。
ただこれは当時の読者の漫画読み能力が大きい気がするので、「今この時代に、手塚先生のエッセンスをふんだんに表現し、かつ最上のものを観せる」という方向において、大正解だと思うのです。
これからも期待しています…!

モブサイコ100Ⅱ

 1期でモブの個人的問題解決したと思ってましたが、「中学生」としてだけで、絶対的超能力者としてのモブの、本質的な問題が切り込まれてきたー!?
これは面白い。

 「人と幽霊とどう違うの?」という問題を実に分かりやすく見せてくれて、モブの苦しみも恐怖も、霊幻師匠の視点も納得でした。
 お父さんの霊が、家族を守るために頑張って悪霊化しようとして、それでもならない姿が、きっと優しくて真面目な、一生懸命生きて、子供を大事に大事に愛していたお父さんだったんだろうなぁと、胸が痛く熱くなりました。
 クズな人間たちが、実際よく居そうなクズレベルなのも上手いですね(笑

 モブは自分が一番怖くて、そんなモブの、霊幻師匠はモブだけの優しさも苦しみも分かってあげられるんだなぁ。
良い師弟だ。

転生したらスライムだった件

 なんて乱暴な導入!(笑
ベスターが早くも救われるのは嬉しいけど、やっぱこのドワーフ王、根っこは脳筋だな!
どう仲間入りするかと思っていたガビル、ニュルッと仲間入りしやがった!(笑
妹ちゃんまで仲間入りは考えてみれば当然ですが意外で、そしてその後の人間化に吹きました(笑
ガビルはドラゴン系、妹ちゃんたちは龍翼人系な感じで別系統も有るのですね。
ガビルの部下まで翼生えるのはちょっと勿体ない気がしたり(笑
 前の戦いでリムルに気に居られたガビル、今回もバカで間抜けで気持ちの良い青年でした。
「我が輩を慕って付いて来てくれたのではッ!?」「違います。」「ガーンッ!」
妹ちゃんとのコントは、是非毎回やって欲しい。

 ミリム登場!
こっちも気持ちの良いアホの子だ(笑
鬼人たちが襲い掛かっちゃったのは危険人物だという認識があったから、なのかな?
 意外ッ!最強の魔王を倒す武器がハチミツとは!!
オリジナル制作は苦手ですが、精製は得意なのかなリムル&大賢者。

 街になってるー!?
今までもリムル宅やドワーフの工房などは近代レベルでしたが、今回で街がまるごと近代に!
最初は古代レベルだったのを考えると、そりゃゴブリンたちの信奉は熱くて当然ですよ。
 ドワーフ・黒兵衛の技術が実用されてきたのが大きいのでしょうけど、オークが土木・建築作業者として有能なのでは…

 温泉でのヒロイン裸祭りは可愛かったですが、リムルもヒロインたちも性差やら恋心とか意識してなさそーですね。
おっぱいの大きさ・弾力には惹かれるけど、恋愛系ADVモードは無しなんだ(笑

 冒頭の魔王会談は力関係と陰謀のるつぼでミリムにリムルの国をそうにかさせる計画だったのでしょうけど、ミリムの仲間化は想定外なのじゃないかな。
これから魔王たちがどんな計画を進めるのか、リムルにどう解決されるのか(笑、楽しみです。

けものフレンズ2

 中国&パンダ回。
Gパンダがいるのは実際には中国の奥のごく一部ですが、中国で一般的に居る動物ってどんなのが居るのかな。
金糸猴も奥地だしなぁ。
 今回のパンダたちの性格は、半分元々の動物由来で、半分動物園での記憶なのかなー。
Lパンダの気弱さ、Gパンダへの劣等感はそこら辺な気がします。
セルリアンが茶道具なのは… あんまり中国な気がしません。

 寂れてしまったパークの問題を人間の知恵で解決していく、1機と同じ流れはやっぱり良いですね〜。
感動屋さんなカラカルちゃんが可愛いぜ!

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