ぶるがり屋 2020/09/11 01:34

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 5話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 5話
「しみじみと、平塚静はいつかの昔を懐かしむ。」の感想ですよー。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1巻(初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説同梱) (Blu-ray)
出演: 江口拓也, 早見沙織, 東山奈央, 佐倉綾音
監督: 及川啓
販売元: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
発売日: 2020/09/25

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 くっ!
「もらって?」な平塚先生が原作イメージを遥かに飛び越えて
可愛い…ッ!!!!
何ですか、なんかもうちょっとコレ反則ですよ(笑

 八幡らしいひねた答えを聞き吹き出した平塚先生、本当に嬉しかったろうなぁ。
ずっと燻って捩じくれた困り者の、でも最高に面白い八幡が、八幡なまま、きっと期待と予想以上に成長してくれたのだから。

 涙声で甘えてしまった八幡が、その離任も笑いにして去るシーン。
今回はこれだけでも救われた気持ちでした。

 最後の門番がいろはすだとは。
最初登場した時、こんなに重要で、可愛くて、めんどくさいキャラになるとは思いませんでした。
そして結衣が雪乃の隣に居られない今、ここまで雪乃に寄り添い、守り、力になってくれるとは。
第4の奉仕部部員とも思えたり。

 …生徒会選挙時に、めぐり先輩の願いが叶ったり、雪乃の本当の想いを八幡たちが気付いていたら、そんな未来も有ったのか。
いや、でも、人間同士の関係性は今と同じなようにも思えます。

 今回もニマニマした「でもごめんなさい」シーン、体全体で感情見せる動きが可愛くて、でもそのヌルヌルさがちょっと玉縄くんを思い出してしまいました(笑
 八幡に恋をして、でもそれ以上に雪乃を、結衣を、「奉仕部の3人」を大好きで居てくれているのですね…

 あとまぁ、奉仕部3人がメンドクサイのはね、
読者視聴者全員同じ意見だと思うよ!
この3人メンドクセー!(笑
 八幡が気持ち悪いのは…
八幡が嫌いならもちろん、好きでも気持ち悪いとゆーのがまた業が深い(笑


 「助けたい」という言葉を、自分の思いとして、言葉にした意味の重さは、きっと八幡をよく知る人にしか分からないけれど。
動けない八幡が自ら動き出せたのは、雪乃を助けたかったから。
でも決してそれだけじゃなくて、平塚先生が認めてくれたから、いろはが求めてくれたから、
そして何より、結衣が背中を押してくれたからだと思うのです。

 雪乃は誰かに助けられるのも恃むのも、本ッ当に嫌なのですね(笑
前回と同じ、助けを断る笑顔が、本当に綺麗で切なくて。
でもそれ以上に今回は、勝負を決めた不敵な笑顔が魅力に輝いて。
恋とはまた別に、八幡とは対等のライバルでありたいように感じました。

 なのに。
八幡との勝負に雪乃は燃え上がり、昔の奉仕部に戻ったのに。
ここに結衣は居ないのが、とても寂しい。

 うん、八幡は雪乃の為に頑張る時が一番格好良いし、雪乃は八幡を何より誰より信じきっているのですよね。
お互いが、自身以上に相手の素晴らしさを知り、信じている。
中に入れないよなぁ…

 閉塞した物語が、躍動とともに進み始めた。
そう感じさせてくれる5話でした。
そして、八幡と雪乃の絆の強さ、その強さの前に訪れるヒロインたちの恋心の終わりを。

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