ぶるがり屋 2020/09/11 04:58

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 8話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 8話
「せめて、もうまちがえたくないと願いながら。」の感想です。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1巻(初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説同梱) (Blu-ray)
出演: 江口拓也, 早見沙織, 東山奈央, 佐倉綾音
監督: 及川啓
販売元: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
発売日: 2020/09/25

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 八幡と葉山。
こんなに違うのに、遠いのに、だからこそ分かり合ってしまう2人。
八幡はもちろん、葉山も捻くれて傷だらけで、それでも真っ直ぐ立っていることが、眩しいのですよね。
 同時に、一緒どころか助けたい人より深く堕ちていく道を選ぶ八幡が、葉山には憎らしいほど美しくて。

 短くはありましたが、鋭く痛く切ない、大好きなシーンでした。

 Σうっ!
あーしさんが綺麗で強くて弱くて姉御で、かんわいい〜!
多分いつもほとんど本心のまま見せて、葉山と違う意味で八幡の反対なキャラですね。
いつもは仮面ばかりの海老名さんもあーしさんの前だけは素のままに見えますよ。
 仲良い少女3人のキャッキャウフフ…
これは良いものだ。

 「責任者という源氏名」そりゃご指名No.1間違い無しですわ(笑
陽乃を動かし、雪ノ下ママンが引かざるを得ない武器を使う。
っひゃー!
これぞ八幡、ですね。
卑怯でズルくて、ゲーム盤をひっくり返して、自分の傷だけ計算しないで。
1巻からずっと見てきた、痛々しくも格好良い目的達成。
こんなやり方だから失敗もしてきましたし、だから違う方法も出来るように成長してきましたけど、やっぱりこんな八幡に惹かれてこの物語を読み続けてきたから。
ゾクゾクします。

 今までは原作で感じた雪ノ下ママンの怖さが弱く感じてましたが、今回は怖かったです。
"権力者に値踏みされてる"怖さをじっとりと。八幡じゃなくても、もう出番無いと良いなぁ(笑

 陽乃・葉山・結衣の会話も緊張しちゃいます。
刺々しくて、言葉の上っ面だけ優しくて。
陽乃は誰かを、葉山は自分を許せる日が来るのかな。
 こんな痛々しい空間の中でもやっぱり、結衣だけはどこまで行っても壊れちゃいそうに真っ直ぐで、いたいけで。
幸せになって欲しいなー!
フィギュアCMの中だけじゃなくて!!!!

 あんなにせわしなく楽し買った奉仕部の教室の中、最後の勝負、決した勝敗。
そして、2人の出した答えは。
いやいやいやその選択は違うだろー!
とか思っちゃうけど、八幡と雪乃の求める正しさは今のままじゃなくて。
他人への依存も、執着も、ぬるま湯も、モラトリアムも、嘘も、言葉を違えるのも、決して間違いでも悪でもないけれど。
答えを出さずに進めなられないのが2人なのかな。

 ふと考えると、人生の選択で、正解や間違いが有るかというと、無いというか、本人の認知次第なように思います。
人生はどんなに楽しくても苦しくてもその前後にずっと続いて、その時その時の結果は人生のほんの一部で。
だから八幡や雪乃が間違いだと思ってる現状ならやっぱり間違いだし、納得する、受け入れることが出来ないなら、他人がどう思おうが、どうしたって間違いなのだと。

 とはいえ色々こねくり回しても、結衣に投げてる時点で絶対に間違いでしょう。

 …これ完全に妄想なのですが。
結衣に決定権が投げられ、そうでなくても結衣が本気で願えば八幡も雪乃も受け入れちゃうんだから、
結衣が2人まとめて押し倒してヤッチャえば、全部丸く収まるのでは?(頭グルグル

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