ぶるがり屋 2023/04/25 22:53

どうする家康 14話 の感想

どうする家康 14話
「金ヶ崎でどうする!」の感想です。


見逃し配信 - どうする家康 - NHK

【作】古沢良太
【音楽】稲本響
【出演】松本潤、岡田准一、有村架純、野村萬斎、イッセー尾形 ほか
【デザイン】GOO CHOKI PAR
(C)NHK

どうする家康

 ここは敦賀、金ヶ崎。
著名な戦場がどんな土地なのか、地形や名物描写。
これは恒例化して欲しい。
初めての越前蟹、おっきな蟹、怖いし美味しいですよね。
分かる!

信長ご満悦

 えびすくいが織田信長にもウケた!(笑
さらには木下秀吉もカニの扮装で乱入!
エビ!カニ!エビ!カニ!

笑って良いか気持ち悪がるべきかよく分かんないよ!(笑

 信長も破顔し、えびすくい強いなー、良かったね家康!
とか思ってたら、信長の可愛い笑顔の重みと価値、予想をはるかに超えるものでした。

絶対支配の信長、みんなで会議の家康

 大きな塊が、軍隊が、じわじわと動いて変わっていく様、外と中で動く思惑疑念。
軍の動き、地形、見えざる人の思考を読む。
戦記物として、ゾクゾクしました。

 そしてまた、割と人好きで信じちゃう織田信長と、信長の言葉に絶対服従な織田陣営。
怖がりでよく間違える徳川家康と、家康を担ぎ様々に献策する徳川陣営。
人と主君と臣下の違いも、また面白く。

 おずおずと怖がりながら、疑いながら、でも真っ正直に
「あほたわけ!」
笑っちゃいましたが、この追い詰められると突き進んじゃうのが家康の強いところで信長が見出した美点で、時々ハマっちゃう弱点ですね(笑

 ある意味、信長なら本気で話せば分かってくれる、殺しはしないとそれなりに信頼してる言葉ではあるのですが、これで泣いちゃう信長よ……
 多分本気で足利義昭も良い将軍だと思い、愛する弟たちたる浅井長政と徳川家康も同じ気持ちだと信じてたんだろうなぁ……
うん、ちょっと可哀想だけど、普段の態度と手法が悪いよ信長!(笑

戦場を駆け抜いた言伝、あずき

 阿月ちゃんのドラマ。
急だけど、だからこそ多分「どうする家康」のエッセンスが濃密だと思います。
飢える者の、女の、他人の為に命をふり絞れる者の、戦国の時代に生きたいように生きられない者の、ドラマ。
 あと感情的で少年漫画/特撮的な演出ですね(笑
川落ちは生存フラグ……!

 そしてその精一杯のか弱き声を、拾って繋いでいくのが、家康なんだ。

三英傑の貌

 理想に突っ走る純真な信長と、地べたで苦しみ民と兵の苦しみに寄り添う家康の、絆深いぶつかり合う兄弟のドラマが最高でした。
 が、死と立身出世に心身を震わす秀吉の怪演がさらに見事でした。
こっわ〜
なりふり構わずおべっかをかき怖がり泣き喜びに打ち震え策を巡らし脅迫する。
汚い化け物だ。
人の欲としぶとさと醜さが満ち満ちた、人間だ。

英傑になれなかった男、権六

 信長を怖がり侍りながらも、織田勢でただ一人、主人の弱さと心を知り、嫉妬し支える
柴田勝家が、格好良い〜〜〜〜!
柴田勝家、いい男だ。生きた漢だ。

…この作品、まともで優しい人は、他人の為に死ぬんだな、きっと。

愛しき神君

 それはそれとして
「もっと早く止めんか!」「浅井に付きたい〜〜〜〜!!」
の切実な情けなさが可愛い(笑
 格好悪くて愛らしい、家康のキャラだなぁ。

どうする家康

 金ヶ崎の退き口。
織田信長と徳川家康の大きな危機の一つであり、秀吉の危機からの大手柄であり、
家康・秀吉・光秀(一説)の共闘という夢の戦い。
あ〜ワクワクする!
どうする家康!

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