ぶるがり屋 2023/11/28 22:46

どうする家康 40話 の感想

どうする家康 40話
「ああああ」の感想です。


見逃し配信 - どうする家康 - NHKプラス

【作】古沢良太
【音楽】稲本響
【出演】松本潤、岡田准一、有村架純、野村萬斎、イッセー尾形 ほか
【デザイン】GOO CHOKI PAR
(C)NHK

どうする家康

 秀吉の後の世
一代で築いた豊臣の世。
その秀吉がくたばった後は……

五大老・五奉行登場!

 今回の話の主役ですね。
ここにきてやっとの登場で、家康信長秀吉と比べれば明らかに小粒ですが、
毛利輝元は猜疑心嗾す曲者、上杉景勝は勝敗よりも道義!
とキャラ立ってるなぁ(笑
 家康評で「平気で嘘をつくぞ」はそこそこ当たってますからね……

 大きく賢い前田利家が見られて嬉しかった、のですがもう死んじゃうかー!
家康がまだ気づけていない、すでに自分は伝説の大大名で白兎ではいられないと忠告するのも、重いですよ。
 利家は知ってますものね。
秀吉の悪辣さも奥深さも正直な生き方も、家康の不器用さ優柔不断さ戦嫌いさも。
戦国を生き抜いた生き強さを。

 もう前田利長に代が変わって家康の配下扱いになっちゃった!
展開が早いし怖い!

家康の息子たち

 人懐っこい秀忠に続き、誠実な息子、
結城秀康登場。
ああ、いいなぁ、こういうかしこまって賢くて優しい秀康という人物造形。
親子仲も悪くないけど、主従に近い感じだなー。

 『花の慶次 -雲のかなたに-』で好きになり、たぶん私の先祖の主家筋、『へうげもの』の落ち着いた武も美も好む名称の姿と、とても好きな人物です。

レジェンド武者 本多忠勝

 修羅の道を選ぶ家康。
 正道を進んでくれたらそれが一番だけど、やっぱ覇道だよな!
その殿に侍って守るのが俺だよな!

と張り切ってるようにしか見えませんよ本多忠勝さん!
多分三成より精神年齢が男の子のままだよ!

 「守られる主君」であろう。
家康は忠勝との約束を果たしてるんだなぁ。

三成失脚

 無駄が嫌い、筋を通さないことを嫌う、話が合わない者を嫌い見下す。
三成の子供っぽさが可愛いけれど、政務失敗にも納得してしまいます。
人の心をつかめず、つかむ手間も惜しんで見せる君主に、人は頑張れませんよね。

 一番苦労した者たちの失敗も不満も受け止めなければいけない。
武士を従わせるには、最大武力の家康と力を合わせなければいけない。
しかし、筋が通らない、秀吉の遺訓とはずれる。

 でもやっぱり、目の前の人たちの努力も不満も無視して捨てちゃうのはダメですし、三成も結局合議してないのですよね。

 それはそれとして、島左近格好良いな……!

白兎の天下取り

 前回ラストで天下を獲る気が決まった!
と思ったら優柔不断でどっちつかずに見えてやきもきしましたが、三成と豊臣の世の成否で動く計算だったのか。
三成政権が上手くいけば支えて影で権力を伸ばし、失敗するだろうから次の準備に地盤を広げておく。
そしてやはりと言うべきか、三成は失敗した。

 戦ってきた強敵たち、大事な家臣たちの言葉。
今こそ、天下を徳川の手に!

 とはいえ、先に裏切ったのはやっぱり家康だったと思います。
心を。
まー家康も、天下とか家臣よりも三成を支える義理はないんですが(笑
ただ、やっぱり非情なのも確かだったなと。

 家康は星を見る仲間を、過去の自分と同じ理想を夢見る未熟で不器用な男を、支えなかった。
信長のように守りきりは、しなかった。

どうする家康

 ウィリアム・アダムス=三浦按針!大谷刑部!
そして……鳥居元忠!(涙
家康はついに天下への道を進むのか。
嫌われる道を、敵対者を殺す覚悟を、大事なものを失う覚悟を。

 次回、『逆襲の三成』
どうする家康。

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