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ぶるがり屋 2021/03/24 00:32

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 12話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 12話 最終回
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の感想です。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1巻(初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説同梱) (Blu-ray)
出演: 江口拓也, 早見沙織, 東山奈央, 佐倉綾音
監督: 及川啓
販売元: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
発売日: 2020/09/25

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 ついに訪れた、最終回。
しばらく忘れていた「砂糖を吐く」気持ちを思い出しましたよ…
語彙とウィットの塊の八幡が脳内ノロケると、こんなにド甘い破壊力がががが
ヒューヒュー!小っ恥ずかしいぜありがとうございます!

 前回で八幡と雪乃のここまでの物語の決着を、今回で物語がどれほどの道程だったかを味わう話なのですね。
奉仕部が繋いできた人の絆が、その多種多様で愛すべきキャラたちいっぱいで。
間違いながらも一所懸命紡いできたのだと感慨深く、また笑ってしまいます。
戸塚くんと頼り合え流ようになったんだ、葉山くんも気安くなったなぁ、戸部くん実は一番心強いのでは? 川崎さん優しい!可愛い! 海老名さん楽しんでるー!

 今度こそ成功させ、終わるプロムで。
八幡のとって卒業とは、高校ではなく、友達とでもなく、
孤独に逃げていた生き方から全てを導いてくれた平塚先生から、ですよね。
手を引くでなく引かれるでなく、対等の大人として、握手で。
美しい別れでした。

 捻れてもデレデレ甘々なだけでなく、逃げ道を先回りして塞いでいく雪乃怖いなー(笑
そんな2人のラブコメが続く… かと思ったら。
まさかのハーレムエンドとは(笑
誰よりも優しく傷つけるのに臆病な結衣を、また恋愛バトルに再参戦させるとは、
小町&いろはすの妹コンビ、強い。
ああ、間違ったラブコメですよ。


 アニメ1期をたまたま見てハマって、小説も全部集めて、半分諦めていたアニメも3期までしっかりと描かれて。
追いかけてきて、満足です。
ありがとうございました!

 さて、アニメ完結後に読もうと積んでいた小説読むぞー!
続きが示唆されたようですが、本格的な続きなのか、外伝的な話なのか分かりませんが、どっちでも楽しみに待ちますよ。

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ぶるがり屋 2020/09/18 03:35

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 11話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 11話
「想いは、触れた熱だけが確かに伝えている。」の感想ですよー。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1巻(初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説同梱) (Blu-ray)
出演: 江口拓也, 早見沙織, 東山奈央, 佐倉綾音
監督: 及川啓
販売元: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 「お前は待たなくていいぞ」
なんて優しい、残酷な言葉。
八幡からすれば無理かけて来た負い目や、無理しなくても一緒に居るつもりかもしれないけど、そこに八幡の"どうしようもない欲望"は無いのですよね。
でも、雪乃への想いを告げる、一番の力になったのも本当で。
結衣…!(涙
 泣けない独白も、それでも溢れた涙よりも、背中を見つめたまま振る手の終えられない姿が、切なくて辛くて。
ガハママは、なんとなく分かって居たのかな。
それでもずっと、愛娘の気持ちを大事にし続けて。

 反対に、自分で発した言葉の残酷さまでは、八幡は気づいてなのでしょうね。
女性に、ましてや好意を持って居る女性に厳しいことが出来ない、優しくて甘い男の子ですし、今までも利害は読み切れても、恋心の機微は一度だって読めなかった八幡だものなぁ…

 多分きっと、結衣が相手だから。
雪乃への思いをカッコつけず、苦労をかけたく無いと、本心のままに言えたのですよね。
八幡が、ただ一人の結衣に向けて、だから。


 話は逸れますが、ちょっと『めだかボックス』の球磨川禊を思い出しました。
繊細で、傷つきやすくて、でも英雄願望が強くて。
「カッコ」つけちゃいますよね、男の子。


 八幡がどうやって雪乃に告白するのか、準備って何? と思いましたが、まさか
当て馬プロムサイコープロジェクトが再始動するとは(笑
そのせいで遊戯部、材木座、いろはと生徒会、雪ノ下一家丸ごと巻き込むなんて(笑
しかも内容的に玉縄君たちまで巻き込むのじゃないのそれー!
あ、平塚先生は良いです。
全力焚きつけた側ですし、全力な八幡が見られて楽しいでしょーし(笑
 それはそれとして、デザイナーをお仕事にしてる者からすると、お金も時間も無しに「デザイン案3つ出せ」は●して良いと思います。

 ダミープロムに雪ノ下一家を巻き込んだのは、前回までの雪乃主導プロムで一件落着したのではなく、雪乃と八幡の関係も、雪乃の雪ノ下家での問題も、全部終わっていない、これからも関係し続ける、という宣言だったのかな。
この状況に雪乃を引きずり出して、また無理にでも勝負を続ける、関係し続けるという宣言で。
 ここら辺ちょっと読めてないので消化不良ですが、それはそれとして、雪乃が本性の不敵で傲慢で勝負好きな顔を母に向かって見せたのは、久しぶりに胸がすく思いでした。
慇懃無礼な狂犬みたいな雪乃が好きです(笑

 八幡として。
自分で成功させる算段が全く無畔、信頼してない人に賭けて、嘯くでなく格好悪いとこを見せまくって、自分から怖いとこに入り込んで、
理由を他人に任せないで。
 今回八幡が陽乃とは違う人生を歩み始めた理由は、カッコつけず諦めなかった理由は、八幡が雪乃と結衣を好きで、雪乃が八幡と結衣が好きで、結衣が八幡と雪乃が大好きで、何度間違って、通り道をしても、3人が3人とも大好きで、最後には3人とも関係し合うことを諦めなかった、関わり合い続けようとした。
だからだと思うのです。
その為に、結衣は頑張ったのだと。

 普通のラブコメでは負けヒロインの気持ちを考えてしまって盛り上がりにくいものですが、今まで何度も「結衣は恋に破れたよ!」「でも幸せな恋をしたよ!」「八幡と雪乃の為に頑張って来たよ!」と描かれたおかげで、後半の八幡×雪乃を祝福できる気持ちで見られました。
ごめんね&ありがとう結衣!
 でもおかげで最後の5分くらい、ずっと「くはーっ!」とか「ヒューヒュー」とか言えたよ!

 その最後。
今まで言葉に出来なかった、八幡と雪乃の告白。
結衣の前ではカッコつけなくなってカッコよかったのに、雪乃を追う八幡の顔、ずっとカッコ悪いのが微笑ましくて、切なくて。
それでもくじけず諦めず、カッコ悪いまま頑張って無理やり引き止めて。
出てくる言葉も、本当に拗れて不器用で重くてメンド臭くて。
本当に本当に、八幡そのままの、一生添い遂げたいという願いなのですよね。

 こんなの、八幡が大好きで、八幡を嫌という程知っているなら、こんなグッチャグチャの言葉の重さも熱さも分かっちゃうじゃないですか。
雪乃の応えも、本当に負けず嫌いで八幡が大好きな、雪乃らしい言葉で。
ああ、もう、ああもう。

 …幸せになれよ!

次回、最終回。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

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ぶるがり屋 2020/09/11 05:27

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 10話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 10話
「颯爽と、平塚静は前を歩く。」の感想ですよー。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1巻(初回限定版)(渡 航書き下ろし文庫小説同梱) (Blu-ray)
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 ついに始まるプロム。
つつがなく進行し、発破と救いをいつもの笑顔のまま見せるいろはす。
可愛い。
恥ずかしながらも願い、恋人のように踊る結衣。
可愛い。
まるですっと昔のように、罵倒と遊ぶ雪乃。
可愛い。

 いつか見た、見たかった楽しい時間。
ずっと叶わなかった、雪乃の将来への願いが言葉に出来て、ほんの少しだけ進んで。

 本物と約束を求めてすれ違っていた奉仕部3人も、いつもすぐ隣にいる学生同士で。
まるで大したことが無かったように、元どおりに近付くような、そんな期待をししまったけれど。

 うあ〜!
分かってたつもりだったけど、分かってなかった。
最後の難関、一番の問題児、拗れた嘘吐きは八幡でしたか…
 雪乃は本当の気持ちを信頼してる2人にも言えず、結衣は自分や2人の気持ちを全部分かって嘘をつき続けてきたけど。
八幡は自分の気持ちすら嘘で塗り固めて騙してきたんだ…
 嘘を吐いて、逃げて、一番好きな女性の勇気を出して掴んだ手すら拒否して。
それが一番2人を傷付ける、そう分かってしまうほど、聡いくせに。

 陽乃さんがあんなに執拗に責め続けた理由は、雪乃への愛憎は有るけど多分2番目で。
一番は八幡が自分に似て、同じ苦しみを背負わないように(でも同じ苦しみもちょっとして)欲しいという歪んだ優しさ、だったのかな。
分かって欲しい、分かる、でも自分と同じ失敗をして取り返しがつかなくなる前に頑張って欲しい。
それだけは、自分と違って。
 思い返すと、八幡の内面に釘刺す言葉ばかりでしたか。
そりゃ八幡から目を離せない訳ですよ…。

 それは、陽乃も同じように苦しんで、間違っている証でもあって。
迷って、苦しんで、逃げて、答えが出せない八幡の手を引くのは、
いつだって平塚先生なのですね。
大事なものを、一つの言葉で表せるなんて限らない。
言葉に出来ないことは、間違いだからではないよ。

 八幡は出せなかった答えを出すと、決められたのかな。


 めぐり先輩も出てきて、いろはすも、「奉仕部3人中心の生徒会」がGoodEndルートだったのでは、と示唆してきますねー。
それでもやっぱり、こんな風にすれ違って間違って拗れてこんがらがって、その末のルートが彼らに一番の本物なのだと思います。

 他、小ネタ。
「怖い人」が可哀想だったのか八幡が独白で「川崎」って呼んでるー!
戸部くん、気安さとフットワークの軽さで色々な場所に居て、実はいろはすレベルで奉仕部に近くてよく知ってたりするのでは?

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ぶるがり屋 2020/09/11 05:23

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 9話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 9話
「しみじみと、平塚静はいつかの昔を懐かしむ。」の感想ですよー。


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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 痛くて、辛くて、何が正しいなんて分からないけれど。
愛する家族、まぁ妹限定ですが(笑、心休まりますね…。
全部なんとか、なんとかなって、全員で楽しく小町のお祝い会が出来ると、本当に良いなぁ。

 かまくらは私の脳内ではSDキャライメージだったので、勝手になんか違う気がしてしまいます(笑

 ガハママエロい!強い!
大原さやかさんボイスが脳天直撃しちゃう!
完全におうちデート、両親の紹介じゃ無いですか…!
ガハママはもちろん、結衣が最ッ高に可愛い…
「ほんとだよぉ!」がたまらない。
中でもころころ変わる表情が、そして八幡の顔を見つめながらの笑顔が、何より可愛い。
ああもう、軽い気持ちで「もう結婚しろよ!」って言いたい!
 ママは娘の気持ち、嘘と願い、どこまで分かってるのかな…

 今更だけど八幡、結衣やいろはから見ると、
ホントメンド臭くて鈍くて気持ち悪いなぁ(笑
恋人になる可能性が無い相手には愛をうるさいほどに表す八幡、結衣といろはは許せないですよね〜。

 めぐり先輩1分ちょいの出番だと思うけど、魅力と人柄、同期の3年間が見える素晴らしい演出でした。
踊らにゃ~! シンガソーン!!
 相模のカットも良いなぁ。

 …あ〜。
雪乃と結衣の本当の願いは、誰かにお願いされたからじゃなくて、誰かのためじゃなくて、どこかに理由が無くても。
八幡自身が、ただただ彼自身の感情のままに、自分でも雪乃でも結衣でも、好きなように好いて欲しい、自分のために動いて欲しい。
そういうことなのかな。

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ぶるがり屋 2020/09/11 04:58

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 8話の感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 8話
「せめて、もうまちがえたくないと願いながら。」の感想です。


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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完

 八幡と葉山。
こんなに違うのに、遠いのに、だからこそ分かり合ってしまう2人。
八幡はもちろん、葉山も捻くれて傷だらけで、それでも真っ直ぐ立っていることが、眩しいのですよね。
 同時に、一緒どころか助けたい人より深く堕ちていく道を選ぶ八幡が、葉山には憎らしいほど美しくて。

 短くはありましたが、鋭く痛く切ない、大好きなシーンでした。

 Σうっ!
あーしさんが綺麗で強くて弱くて姉御で、かんわいい〜!
多分いつもほとんど本心のまま見せて、葉山と違う意味で八幡の反対なキャラですね。
いつもは仮面ばかりの海老名さんもあーしさんの前だけは素のままに見えますよ。
 仲良い少女3人のキャッキャウフフ…
これは良いものだ。

 「責任者という源氏名」そりゃご指名No.1間違い無しですわ(笑
陽乃を動かし、雪ノ下ママンが引かざるを得ない武器を使う。
っひゃー!
これぞ八幡、ですね。
卑怯でズルくて、ゲーム盤をひっくり返して、自分の傷だけ計算しないで。
1巻からずっと見てきた、痛々しくも格好良い目的達成。
こんなやり方だから失敗もしてきましたし、だから違う方法も出来るように成長してきましたけど、やっぱりこんな八幡に惹かれてこの物語を読み続けてきたから。
ゾクゾクします。

 今までは原作で感じた雪ノ下ママンの怖さが弱く感じてましたが、今回は怖かったです。
"権力者に値踏みされてる"怖さをじっとりと。八幡じゃなくても、もう出番無いと良いなぁ(笑

 陽乃・葉山・結衣の会話も緊張しちゃいます。
刺々しくて、言葉の上っ面だけ優しくて。
陽乃は誰かを、葉山は自分を許せる日が来るのかな。
 こんな痛々しい空間の中でもやっぱり、結衣だけはどこまで行っても壊れちゃいそうに真っ直ぐで、いたいけで。
幸せになって欲しいなー!
フィギュアCMの中だけじゃなくて!!!!

 あんなにせわしなく楽し買った奉仕部の教室の中、最後の勝負、決した勝敗。
そして、2人の出した答えは。
いやいやいやその選択は違うだろー!
とか思っちゃうけど、八幡と雪乃の求める正しさは今のままじゃなくて。
他人への依存も、執着も、ぬるま湯も、モラトリアムも、嘘も、言葉を違えるのも、決して間違いでも悪でもないけれど。
答えを出さずに進めなられないのが2人なのかな。

 ふと考えると、人生の選択で、正解や間違いが有るかというと、無いというか、本人の認知次第なように思います。
人生はどんなに楽しくても苦しくてもその前後にずっと続いて、その時その時の結果は人生のほんの一部で。
だから八幡や雪乃が間違いだと思ってる現状ならやっぱり間違いだし、納得する、受け入れることが出来ないなら、他人がどう思おうが、どうしたって間違いなのだと。

 とはいえ色々こねくり回しても、結衣に投げてる時点で絶対に間違いでしょう。

 …これ完全に妄想なのですが。
結衣に決定権が投げられ、そうでなくても結衣が本気で願えば八幡も雪乃も受け入れちゃうんだから、
結衣が2人まとめて押し倒してヤッチャえば、全部丸く収まるのでは?(頭グルグル

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