『スク水宇宙人』14話後半更新されました！

『スク水宇宙人』14話後半が更新されました
https://gammaplus.takeshobo.co.jp/manga/sukumizu_uchujin/

是非『Heal The Wolrd』を聞きながらお読みください。

■
前回の更新でも描きましたが、
『スク水宇宙人がみなさんにお伝えしたいことがあります！』は
祈りのマンガです。

■
2020年を超えてとうに3年が過ぎました。
僕らが小さい頃にうすぼんやりと
「いつ来るんだろう」
「どんな世界になるんだろう」
と思っていた未来の時代です。

大昔に子供雑誌やドラえもんが描いていた未来が
来るわけないと心のどこかでは思っていました。
そして本当にやってきた未来は、
あの頃人々が想像していた未来をある意味で超える
未来だと思います。

ディストピアでも
ユートピアでもない。
人々が何かと戦うことが終わっていない未来です。

■
人が戦っているのは何でしょうか。
多様さを邪魔する不寛容さでしょうか。
平和を乱すあくなき欲望でしょうか。

もしもそうなら
その戦いは終わらないと思います。
人類は滅びるまでずーっと何かに悩み続けるのだと思います。

こうすれば平和になる。
こうすればもっと互いに自由になれる。
地球を守るためにこうしよう、ああしよう。
そう言って人を導こうとする大きな人はいます。

■
でもマイケルが歌っても世界が変わらなかったように、
戦いは終わらないと思います。
人類は滅びるまで隣人にイライラし続けるでしょうし、
人類は滅びるまで自分の買ったものを
他人に自慢し続けると思います。
きっと後4年くらい人類は、環境を○すのは
プラスチックだと言い続けるでしょう。

■
文化はそんな人類を変えられるでしょうか。
平和を与えることはできるでしょうか。
できないと思います。

でも少しだけ救いを与えることはできると思います。
分かたれていた人と人を結ぶことはできると思います。

戦いの世界に『日常』という拠り所を
与えることはできると思います。

世界は平和ではありません。
世界が平和になるには
ブレウのように全てを捨てて静かにするか、
ノワールのように巨大な力の傘の下に
頼るしかしかないと思います。

でも文化は
戦い続けて傷ついた人を癒すことはできます。

■
21世紀の世界はどんなだろうと空想していたあの頃、
僕らも自分たちがマンガ家になって暮らすとは
思ってもみませんでした。

文化の担い手として僕らも、
みんなが少しでも癒されるマンガを描き続けて
行きたいと思っています。

こんな祈りが込められた『スク水宇宙人』。
次回からエピローグです。
もう少しの間お付き合いください。

■
後3日で
『マコトと真琴』2話が掲載されるヤングコミック様11月号が発売です！

便利な電子販売で1話掲載の9月号をご購入になってはいかがでしょうか。
各種電子書籍販売サイトでは
1話の単話販売も始まっています。

オロリヤ鉛筆堂さんをフォローして、最新情報をチェックしよう！