尾上屋台 2016/04/10 18:11

「亜人」

・アニメ公式
http://www.ajin.net/

進撃の巨人だったりシドニアの騎士だったり、とにかく展開が面白い、次週どうなるのか予想がつかないみたいな作品ってありますよね。
これもそういったタイプの作品で、毎週非常に楽しめました。
最初は亜人になった主人公(永井)の逃避行みたいな感じで、ちょっと普通っぽく(?)始まるんですけど、その後の展開が、何かと予想を裏切ってくるんですよね。
また永井の性格に、実にクセがある。

この作品を面白く、かつ奥深くしてるのは、なんといっても佐藤の存在ですよね。
善か悪か、敵か味方かで言えば、この佐藤は悪で敵ってことになるんでしょうけど、この佐藤がとにかく魅力的で。
糸目で初老のおっさんを、ここまでカッコ良く描くのって、これはすごいことだと。
全然キャッチーな外見じゃないですからね。
悪の魅力みたいのとまたちょっと違うんですけど、深いんですよ。
自分の目的の為に周りを利用するし人も殺すんですけど、単身で国家権力とその闇に立ち向かっていく姿に、かなり痺れました。
また大塚芳忠の演技がすこぶる良くて。
なんだろ、こう、ゾクゾクするというか。

永井、佐藤、戸崎と、本来三つ巴にしていくと、群像劇でもない限り話としてはちょっと散漫になっていくものが多いんですけど、この作品はそれぞれにかなり思い入れを入れられる、それぞれ独立した話としても成り立つくらいなのに、かつそれが複雑に絡み合って行くものですから、まあ面白くて当然かなと。
演出のクォリティも高いですしね。

自分的ヒロインは、てか女性キャラ自体少ないですけど、下村泉ですね。
いや、女性キャラ多かったとしても彼女だったと思いますよ。
かわいい(笑)。
なんかこう、パッと見はクールビューティかと思いきや、一途な感じがひしひし伝わってきて。
あと何気にクロちゃん強いですよね。
亜人としての性能だけなら、佐藤とも互角にやれるんじゃないかってくらい。
まあ実際当たる機会あったら、ひどい目に合いそうな感じがしまくりますけど。

物語はここから、みたいなとこで終わったんで、いつになるのかはまだ知らないですけど、続編がとても楽しみな作品です!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索