2016年を振り返って
夏から、長いこと構想をあたためていた「プリンセスブライト・ウォーロード」を書き始めた。
今年何かあったとしたら、このくらいだろうか。
今年は今までとはまた違った意味で、苦しい一年だった。
それについて、ここで愚痴るのはやめよう。
もっとも、ここで書いたところで誰が見ているのだというのがまずあるわけだが、いずれ、誰かが見るかもしれないのだと思うと、自然と自制の気持ちも働く。
CG集はひとつ、一応ふたつ出す予定だったのだが、一つに終わってしまった。
これだけ時間と戦っているのに、難しい時は、やっぱり難しい。
ただ、こちらはもうシナリオや描く為の資料集め等も終わっており、年明けにも作業再開の運びとなる見込み。
不思議と、本を多く読む年になった。
歴史関係のものはもちろん、小説も多く読んだ。
随分久しぶりに、寝る前の一時間を読書に当てる習慣ができたのだ。
今年は、よく体調を崩した。
余程のことでもなければそういうことは表に出さないのだが、不覚にも何度か、ツイッターなんかでは呟いてしまったような気がする。
まあそのくらいしんどかったということで、どうかご容赦願いたいって感じだ。
体調を整える意味でも、来年は積極的に運動をしていきたいと思う。
視界が、開けてくるような年でもあった。
あまり迷ったり、惑ったりすることから、いくらか解放されたような気がする。
これだ、というのを見つけたのは二、三年前だが、頭の中にあったものが、ようやく身につき始めたのが今年辺りから、ということかもしれない。
つらい思いもたくさんした。
そしてそういうことがなければ行動に移せるほどに身にはつかないのだと、あらためて思う。
いつか、まだ見ぬ誰かにきっと届く。
そう思いつつ、ただただ、作り続けていこうと思う。
そんな思いを強くした、一年だった。