尾上屋台 2017/07/07 06:50

「正解するカド」

・アニメ公式


いわゆる、未知との遭遇、みたいなヤツですね。
異世界から高度な文明を持つ何かがやってきて、人類と接触するっていう。

んで、ヤハクィザシュニナっていうのが今作品の異星人的な位置づけで。
これが人類の敵で、さてどうやってやっつけようかって話ではないんで、毎回、何が起こる、どういう展開をするってのが、いい意味で、まったく読めないんですよね。
彼が次々と出す、人類にとって未知のテクノロジーが、この世界にどんな影響を及ぼすのか、みたいな感じの話なんです。

彼が提示した物に対する、世界の反応みたいのとか、そういうのは、意外としっかりしてたように思います。
もっとも、日本政府があんなにしっかりしてたことなんて、戦後の歴史において、多分一度もなかったと思うんですけど(笑)。
良くも悪くも、何か大きなことに直面した時に、それに向き合うのは、いつだって官でしたからねえ。
でもそういう意味じゃ、主人公の真道や、徭さんなんかの官僚組がメインになってるのは、まあ順当な配置だったんじゃないかと。

と、ヤハクィザシュニナが出す異方のテクノロジーに対するリアクションがメイン、果たして彼が人類に求める「正解」とは何なのか・・・という作品かと思いきや、ラスト数話で完全にやられましたねえ!(笑)
いやー、こういう超展開するとは、微塵も思ってなく。
超展開した後は、ラストにさらに超展開が待っていて、いや、これいいんかと(笑)。
完全にやられました。
それまでは、地味ながらもこの作品なんか好き、くらいだったのが、ものすごく好きになりました(汗)。
見た人わかるわけですが、あれはねえ、ああ来るとは思わないですもんねえ・・・!
途中までは、へえ、木下工務店が提供してるんだあ、くらいにのんびりとしたものだったのですが。
終盤の展開に流されて、もう何が「正解」だったんだかって、あんま覚えてないですもん。

自分的ヒロインは、徭さんですかね。
赤ん坊の時に前髪揃ってるのにもびっくりさせられましたが(笑)。
まあ何かと、「ウッソー!?」って思わされる人だったのでした。

あとこの作品に関わらずなんですけど、M・A・Oの演じるキャラって、好きになる確率高いです。
自分が初めて M・A・Oの名前知ったのって、「よるのないくに」からなんですけど。
え、今まで聞いたことなかったけど、この人すごくいい芝居するじゃんみたいな。
声質も、かなり好みですしね。

この作品自体は1クールで綺麗に終わったんですけど、またこんな感じの、超展開する作品に出会えたらなあと!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索