「邪神ちゃんドロップキック」
・アニメ公式
たまにはシリアスなもの以外にも見てみようということで何とはなしに見てみた枠、って感じで。
こういう感じの作品(ギャグ/コメディ)も、一本くらいは入れたい感じなんですよ。
で、見てみたんですが、面白かったです。
ちょっとリョナってる感じはあまり好みではないものの、基本的にはほのぼの、ブラックジョークも交えてって感じで、好きなタイプの作品でした。
所々ね、結構キツいジョークが入ってるものって、好きなんですよ。
邪神ちゃん周りが基本ですけど、自分的にはぺこら絡みの話が好きでしたねえ。
こっちが主役の方がいいんじゃないかってくらい話がちゃんとしてるんですけど、まあさすがにぺこらが主役だと、ちょっと掴みの悪い作品になってしまうだろうから、まあ仕方ないかと。
でもこの子、いつも色んな葛藤に苛まれてて、味があるなあと(笑)。
かわいそう、を上手い具合にギャグに落とし込むのって、何気に難しいことだと思うんですよ。
少なくとも、なかなか自分的には思いつかない感じだったり。
あくまで悲哀は悲哀、みたいな感じでしか描けないもので。
そこからカタルシスに持ってったり、そのままカタストロフィに続けていったりとかはできるんですけど、そういったテーマを笑いに持ってくってのは、やっぱセンスなんだと思います。
僕がちょっと、笑いを作るみたいのが苦手、みたいのもあるかもですが。
とはいえ、なんかこう、ぺこら出てくるの楽しみでしたもんねえ。
応援したくなるキャラで。
あと、それぞれのキャラが活きてる感じがして、そこも良かったかなと。
慣れ、というか、各キャラが掴みやすくて、すんなり入ってくるというか。
で、キャラが活きてくると、その小話自体がそれほど面白くなくても、それなりに楽しめるんですよね。
そういう要素は、特にこういった作品では重要かなと。
このキャラはあんまり興味ないみたいになっちゃうと、話そのものがよく出来てても、作品そのものはパッとしなくなっちゃうもので。
あらためて、キャラは大事だなあと。
基本コメディで、やっぱこういう作品もたまには見なくちゃなあと、あらためて思いました。
息抜きってヤツですね。
ひょっとしたら、こうした息抜きを視聴者なり読者なりに与えられる作品こそ、ある意味重要な作品なんじゃないかと思った次第です。