尾上屋台 2019/04/04 09:03

「revisions リヴィジョンズ」

・アニメ公式


メカやボディスーツ、その他ビジュアル面ではかなり格好いいというか。
ポリゴンでアニメ動かせる時代ならではというか、描き送りでこのデザインは絶対動かせないですもんねえ。
ああ、いい時代になったもんだなあとか、ちょっと思ったり(笑)。
少し前まで、ポリゴンのキャラって、いかにもポリゴンポリゴンしてて、それまでのアニメとはまったく別種のものとして受け止めてましたけど、んー、こうした技術もここまで来たかと。
また、ちょっとした動き、仕草にしても、ポリゴンくささみたいのがまったくないんですよ。
もう、本当に普通のアニメとして見れちゃう。

それだけに、ちょっとストーリーは惜しかったかなあと。
主人公が、ちょっとこじらせてるのはいいんですよ。
主人公としてどうかってのは多少あるにしても、これは作品のオリジナリティとして、あってもいい。
でもね、このこじらせ主人公に対して、周りが恐ろしく冷たいんですよ(笑)。

なんかこう、いきなりヒーローに祀り上げられた仲間たちの葛藤みたいの描きたかったのかもですけど、そんなに主人公に冷たくしなくていいよ、みたいな。
こういうのって、ホント難しいとは思うんですけどね。
別にそれぞれが言ってることが間違ってるってわけでもないところが、余計に悲しいというか。
最初は信頼し合っていた友人関係がどっかで壊れるみたいなドラマじゃなく、終始主人公に対して攻撃的だってのは、見ていてあんまり気持ちいいものじゃなくて。
主人公が変わることで、その関係性ってのは改善されていくわけですけど、いや、彼ってばそこまで悪いヤツじゃないだろうって(笑)。
ちょっと困ったちゃんかもしれないけど、みんなを守りたいみたいな気持ちはありがたく受け取っておくみたいなキャラが、一人くらいはいても良かろうと。
子供同士の喧嘩みたいのって、使い方を誤ると、やっぱ見ていていい気分のするもんじゃないんですよ。

あと物語全体としては、回収し切れてない伏線も多かったりするんですけど、ラスト見て、あ、これはもっと続く物語なんだなって、納得しました。
これ一本で完結するわけじゃなく、「リヴィジョンズ 渋谷編」みたいな?

ビジュアルはかなりレベルが高く、さりとて物語としては食い足りない感じがしたんですけど、これら一連で本編(?)へのプロローグ、として見ると、上記の要素以外は結構いいんじゃないかって。
変な話、プロローグ的として見ると、むしろ良かったんじゃないかと思えるくらいで。
まだハッキリと続編製作が発表されてはないと思うんですけど、これはやってほしいですねえ。
大体、ヒロインのミロの活躍の場も、ほとんどなかったですし。

んなわけで、続編に期待してます!

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