「Fairy gone　フェアリーゴーン」

・アニメ公式

もうね、このキャラデザ大好きですね。
話的にはちょっと複雑かなあと思いつつ、この絵を見るのが毎週楽しみって感じで。

で、先に話について触れておくと、アニメでやるには、設定や展開が、複雑。
駄目ってことはなく、けど全体的な構成が、小説とかそういったモノ向けかなあと。
要素が多いんですよ。
そういうのも含めて、動画の「あぇありーんごー」とか、そういうので補完してったとかもあると思う次第で。

僕は絵柄のこともあって、本編かなり集中して見てたからついてけましたけど、漫然と見てたら、ちょっとついてくの大変だったかもですね。
色々な視点で描いてるんですけど、主人公のマーリヤの視点は当たり前として、他の描写のどこがメイン、ないしは敵側の描写なのか、そして重要な伏線なのかが、少しわかりづらい。
こういうのは、そもそも敵が誰なのかわからない、ミステリー要素の強い作品だったらむしろそうすべきなんだと思うんですけど、この作品に関しては、もうちょいわかりやすくしても良かったんじゃないかと思います。
ともあれ、今作は2クール目もあって、ここまでがいわばそれらの紹介的な要素だとしたら、そんなにおかしなとこでもないんですよね。

絵柄は、もう最高ですねえ(笑)。
いや、僕はこういう絵を描きたいんですよ、ホントは。
単純に顔が好みってのも大きいですよ。

けどそれだけじゃなく、衣装にしても、結構複雑でありつつも、きちんとアニメで動かせるデザインだってことで、そこにも感服です。
どの辺りまでのラインがアニメで動かせるのかって、動画やったことない僕からすると、わくわかんないですからね。
もちろん、僕が動かせるかどうかって話じゃなく、プロの動画マンが、どこまでだったらできるんだろうって意味で。

僕はキャラのデザインする時、なるべくアニメのキャラデザっぽくってのを意識してるんですよ。
上記の通り実際動かせるかどうかってとこじゃなく、一度デザインしたキャラって、僕の場合物語で何度か描く必要があるんで、その時に無理があったり破綻しないよう、心掛けてるつもりなんです。
その意味じゃ、絵柄の好みもありますが、この作品はすごく参考になったなあと。
ああ、こういうとこに線入れるとそれだけでこれだけ説明できるんだとか、その逆でここは端折ってもいいんだなとか、とにかくとても勉強になりました。

やっぱ、好きなものからは、学ぶべきものが多いんですよ。
好きなものに出会うってのは、大きいですよねえ。

あと、(K)NoW_NAMEが音楽やってるってのも大きかったですね。
ていうか、(K)NoW_NAMEのツイッターアカウントが宣伝してたんで、この作品知ったわけですし。
実際、歌、劇伴ともによかったんで、CD買おうかと思ってます。

確か10月から2クール目だと思うんで、次期、楽しみにしたいですね!