尾上屋台 2020/10/31 16:02

ジャンヌ(ダルク)

 ウォーロード、キャラメイキング三人目。
 これも準主役格の、ジャンヌ。
 百年戦争っつったらジャンヌ・ダルクは外せないということでね、この娘がウチのジャンヌ・ダルクです。

・サイトのキャラ紹介
http://bokenfantasy.web.fc2.com/pbw-chara/jeanne.html


・モデル

 というわけで、モデルはジャンヌ・ダルク(笑)。
 ジャンヌ・ダルクをどう解釈してくかって、中世ヨーロッパを下地にした作品ではさけて通れないとこだと思うんだけど、ウチではこうなった次第。

 ポイントになったのは、佐藤賢一の「英仏百年戦争」のジャンヌ・ダルク、要は史実のジャンヌ・ダルクなんだけど、ここ掘り下げて語っちゃうと今後の物語のネタバレになりかねないんで、割愛。
 真相は、今後の展開をお待ち頂ければ。

 つっても、こんな子供の時分からメチャクチャ強いとかは、完全に創作ですよ(笑)。
 そりゃ創作なんで、出自から何からあらゆる面でオリジナルなんだけど、こういう意図で百年戦争に絡んできたみたいのはまさしく核だと思ってて、せめてそこくらいは史実に近づけてもいいかなと。
 これ逆に、史実のこの部分を取り入れてるジャンヌ・ダルクって、あんま見たことないなーみたいのもあって、じゃあ俺がやってやろうって。

 まあこの辺は、第二部以降を見て、感じてもらえればなと。

 あと母親はアウェイキングの"反射の"ヴィヴィアンヌなんだけど、当初からこの娘がジャンヌ・ダルクの母親になるってのは決まってたよ。
 この辺、この後で少し触れます。


・デザイン

 これもここまでの二人同様、とりあえず小説で展開していく以上、外見を文章で表現できるようになってないとな、と。

 ジャンヌの特徴は、丸顔、目と口が大きい、華奢、と。
 華奢の部分は、大人になってくとちょっと変わるけど、元がそうなんで、そんな将来的にもむちむちプリンにはならん感じで。
 いわゆる美少女ってよりも、まあマスコット的にかわいい感じの。
 
 まあ目元涼やかで口が小さかったりすると、美人臭が漂い始めるじゃない?(笑)
 そういうのとは、真逆で行こうかなって。
 愛嬌だよね。


・11歳!

 これ、実は誤算だったのよ(笑)。
 ウォーロード書くにあたって、きちんと年表作ってみたら、あ、ジャンヌってこの時点でまだ11歳なんだなって(汗)。

 これはちょっと焦って、まだ物語は書いてないし、いっそヴィヴィアンヌの娘ってのはやめにしようかなって一瞬思ったんだけど、結果的にそのまま行って正解だったかなと。
 変にオーソドックスに16歳くらいの女の子で始めるよりかは、子供の時から始めてよかったよ。

 というのも、16歳くらいだと、こういった時代、ないしはファンタジーのオーソドックスな形としても、ある程度自分で色んなことできちゃうんだよね。
 中身だけじゃなく、経済的にも自立しちゃう。
 この娘は元々精神的には自立できちゃってるとこあるんで、十代半ばだとホント、周りを必要としなくなっちゃうんだよね。
 とすると、ここから表舞台に駆け上がってく様に、なんか味気がなくなっちゃうなあと。

 ホント結果論だけど、子供から始めることでドナルドたちのような庇護者も描くことができたし、他のキャラとの差別化も図れるしで、よかったと思うよ。
 またジャンヌの転機ってのを最初から描いていくこともできて、一石二鳥どころか三も四もあったよな。

 アナスタシアは既に完成されたところから挫折、再生を描くことができたし、ジルは第二の人生、それも激動のそれを描くことができる。
 で、ジャンヌは子供の時からの成長や駆け上がってく様を描けて、一応三者三様にはできそうな感じがするよ。

 うあ、11歳かあと最初は思ったけど、一応トライしてみて、良かったよ。

 あとあれね、国とは何か、戦とは何かみたいのを考えていく視点も提供できる。

 アナスタシアは達観してるし(笑)、ジルはそういったものについて考え続ける生を送る。
 学び、吸収してくって意味でも、そういった部分をある意味真っ当に描けそうだなって。
 ジャンヌは今の段階で、その出自こそ特殊だけど、地位としては一村人みたいなもんなんで。
 一応従者の修行中だけど、田舎騎士のそれなんで、村人としての視点が描けるしね。

 戦記モノってのは戦が物語の花形なんで、どうしても貴族とか、それに列する人間の生き様が中心になりがちなんだけど、きちんと時代を見る目、それも下からの視点ってのは、描きたかったんだ。
 しっかり、足元固めるというか。


・実はルチアナだった

 これは裏話になるけど、ジャンヌが16歳くらいからのスタートだった場合、実はその立ち位置ってのは、今のルチアナのそれだったんだ。
 青流団の麒麟児って感じの。
 読んだ人は、えーってなると思うけど(笑)。

 ジャンヌ・ダルクが11歳スタートってことで、このポジションにつけない(ついてもいいけどイメージと違う)、かつ青流団に時代を担うキャラが必要なので、ルチアナが生まれたんだよね。
 ものすごく初期のプロット(無印プリンセスブライト4を作る前)では、アナスタシアとジャンヌの出会いって、えらい殺伐としてたもん。
 で、これでわかると思うんだけど、青流団が後にアングルランドにつくって話も、この時点ではなかった。
 無印のアルフレッドは、アナスタシアとジャンヌとぶつかる危険性を、セシリアに説かれるわけでね。

 実はウォーロードのキャラの中では、描き始める寸前くらいまでキャラの定まってなかったジャンヌなんだけど、今のポジションにつくことで、あ、これは物語としてウォーロードをきちんと描けるなっていう、アンカーでもあり、物語全体ではマイルストーンになるような、そんなキャラになったよ。


 ジャンヌもまた、この先に成長、挫折、そして・・・というキャラなんで、今後の展開をお待ち下さいな。

「プリンセスブライト・ウォーロード」
http://bokenfantasy.web.fc2.com/pbw-novel/pbw.html

小説家になろう連載版
https://ncode.syosetu.com/n2885gh/


 ジャンヌの物語、見届けてやって下さい!

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