尾上屋台 2021/01/24 04:32

アニータ

 ウォーロード、キャラメイキング四人目。
 えーと、ここまでは最初にやるって決めてたもんね。
 随分間が空いちゃったけど。
 ていうかひょっとして、ここで書く記事はこれが今年最初で、あけましておめでとうございますなんです?

 ともあれ最新話、第一部完まで読み終わった人にはご存知の通り、新生霹靂団の副官となった、アニータです。

・サイトのキャラ紹介
http://bokenfantasy.web.fc2.com/pbw-chara/anita.html


・モデル?

 まあ相変わらず、メインキャラに関してはないっちゃないんで、もうこの項目書くのやめようと思った矢先、モデルとは違うんだけど、これの影響あったかもって思い出すことがあって。
 ドラゴンランス戦記の双子、キャラモンとレイストリンですよ。
 いや、どこがって話なんだけど、双子の片割れが、いいとこ全部持ってったみたいな。
 ドラゴランスの双子はそんな単純なもんじゃないんですけど。

 若い読者は知らない人多いと思うんで、一応補足しとくと、キャラモンが戦士、レイストリンが魔法使い、レイストリンは身体が弱く、身体が強い上にハンサムなキャラモンに、生まれた時からいい部分を全部持ってかれてるみたいな。

 この、「生まれた時から双子の片割れに良いとこ全部持っていかれてる」みたいの、ドラゴンランスの影響あるかもですね。
 まあ、作ってる時はそんなこと全然考えてないんですけど(笑)、こうやってキャラがある程度自分の足で動き始めて、振り返ってみると、どうしてそういうキャラが生まれたのかに気づく時もあって。

 アニータは、姉のルチアナに、才能という才能を全部持っていかれたような形の人生ですからね。

 ドラゴンランスの双子を意識してなくても、あれ読んでなかったらこういうキャラのアイデアはなかったような気がするなって、思ったわけです。


・劣等感

 そんなわけで、アニータの根本にあるのは、姉に対する強烈な劣等感なわけで。
 けど、何事にも優れた姉を、自分の片割れとして誇りに思ってる部分もあるんですよ。
 かつ、才能はあっても周囲と上手く行かないルチアナを、逆にそういう部分で如才ない自分がサポートしてきたって自負もあり。
 ただそれは、姉を隠れ蓑にしたり、利用してきたって話でもあるんだよね。
 アニータ本人が、それを自覚してもいる。

 と、一言で劣等感というには、いささか複雑な心情が、アニータの心理的な部分。
 結果、ルチアナとは袂を分かつわけで、まあその辺りは本編でって感じで。


・肝が太い? 変わってる?

 あと、誰に対してもそうそう臆さないってのも、アニータの特徴ですかね。
 けどこれは、元々肝が太いってよりも、セシリア・ファミリー出身、その後は大陸最強の傭兵団に入ったりと、常に環境が一流どころなんで、自分よりすごいどころか、世間的に見てもすごい人間みたいのに、慣れちゃってるんだよね(笑)。
 本人が三流でも、一流の人間や環境ってものに、すっかり慣れちゃってる。

 この辺のギャップが、アニータを「ちょっと変わった娘」みたいにしてるのかなあと。
 いや実際、アニータってちょっと変わってるじゃない?(笑)
 これ、意図したわけじゃなくて、動かしていく内に、自然とそうなったっていうか。

 劣等感を元に、パリシ攻防戦後に姉と袂を分かつ、くらいしか、最初は考えてなかったですもんね。
 でも実地で動かしてみると、なんかこの娘、変わってるかもなって(汗)。
 あ、この話でいうと、アナスタシアの副官になるってのも、確か最初から決めてあったかな。


・アンナの娘、デザイン

 そんなアニータだけど、両親はアウェイキングのロベルトとアンナの娘で、特にアンナの娘って部分は意識してて。

・アンナのキャラ紹介ページ
http://bokenfantasy.web.fc2.com/pba-chara/ch-anna.html

 見た目は、ほぼアンナと一緒でいこうと。
 中身も、アンナだなって。

 よく考えてみると、アンナもちょっと変わってたからね(笑)。
 そのアンナが、次の世代でも活躍してるようなイメージ。

 ただ、生まれ育った環境は全く違うんで、自然、ある程度の違いは出て来るだろうなって。
 それでも、アンナの娘って部分は、強く意識してますよ。


・本当は普通の娘

 散々変わってるって書いたけど、ホントはすごく普通な娘なわけですよ。
 アンナにせよ、このアニータにせよ。

 で、こういう物語とかって、ちょっと図抜けた部分であったり、立場から生じる役割みたいので、みんな芝居ががったキャラに、ならざるを得ない部分もあるわけじゃないですか。
 そういった中で、ある意味普通の娘がいるって、逆にキャラなんだなって思う次第で。

 アニータは、ずるいとこ、ごまかすとこ、都合の悪いことに目をつぶるとこ、本来、というか現実では当たり前にいる、当たり前の娘なんだよね。
 そういったパーソナリティを、普通じゃない環境でなお保持してるとこが、彼女の変わったとこなわけで。
 本来役割や環境で大きく変わるはずのそれを、どんな時でも失わないのが、アニータの特徴と言えるかもですね。


 アニータは、こんな感じで。
 これからアナスタシアとコンビになって、彼女がどんな活躍をしていくのか。
 ぜひぜひ、その目で確かめてあげて下さいね。


「プリンセスブライト・ウォーロード」
http://bokenfantasy.web.fc2.com/pbw-novel/pbw.html

小説家になろう連載版
https://ncode.syosetu.com/n2885gh/


 今回は、以上で。
 また折りを見て、他のキャラもやってきたいなと思います!

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