「殺し愛」
・アニメ公式
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全体的に間を意識した作りというか、終始ピアノソロが流れてるみたいな作品でしたね。
絵がシンプルで、アクションも一応ありつつも、キャラの掛け合いが中心になってるんで、そういう感じの演出になったんだと思うんですけど。
話は、まずまず悪くないかと。
シャトーちゃんの過去のアレが、もうちょい不可抗力的なものだったらなあ、みたいのがあるんですが、謎の男ソン・リャンハがシャトーちゃんにつきまとう謎としては、良い話だったんじゃないかと。
何気に、リャンハもシャトーちゃんも、魅力あるんですよね。
この二人の掛け合いで引っ張ってく物語なんで、そこに魅力なかったら続かないわけですけど、二人の魅力ってのも実は、そもそもこの掛け合いの多さにもあるのかなって。
要は、知っていく、親しんでいくことで好きになってくって部分って、あるわけじゃないですか。
事件性のある物語が中心なんで、色んなキャラに色んなことやらせることもできたと思うんですけど、そういう風に展開するよりかは、あくまでほとんどのシーンに二人のどちらかを絡ませることで、より二人に親しんでもらおうと、そういう意図で構成されてるのかなって。
よく考えると、事件性のある物語って、刑事モノのドラマなんかはわかりやすいですけど、メインの数人に焦点当てて、それだけで引っ張ってくからこそ、主人公の魅力を感じるわけじゃないですか。
ただ刑事ドラマとかは一話完結の連続なんで、意図するよりかは自然とそういう構成になっちゃうわけなんですけど。
本作は、どちらかというと大きな流れがある作品ながら、刑事モノにあるようなそういった焦点の当て方してるのが特徴で、結果二人の魅力を感じるのかなって。
大西沙織と下野紘の掛け合いも、二人の魅力になっているなと。
一応シャトーちゃんの過去とリャンハの謎もある程度解けて、最大の敵となるものの全貌も露になりつつ、とちょうどこれから面白くなりそうなとこでアニメは一区切りになっちゃったんですけど。
連載続いてるみたいですし、もうちょい続きも見たかったですね。
ともあれ、シャトーちゃんかわいかったです。