「メイドインアビス 烈日の黄金郷」
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アビスはこれ、二期目ってことでいいんでしょうかね。
間に劇場版入ってるのが、厳密には二期目なのかなとか、まあちょっとこの辺の区分はわからんですけども。
でも今作、一期目のナナチが出てくる辺りから、度し難さが増していきますよね(笑)。
それ以前からレグって、「度し難い」って言ってたような気がするんですけど。
劇場版でその度し難さがピークかなあと思ってたのに、今作はさらに度し難い(笑)。
いやー、実によく出来ているんですが、毎回見るのつらかったです。
でも、塞いだ指の間からどうしても続きが見たくなるっていう、得難い魅力のある作品でもあり。
あえて言えば、ヴエコたちの物語をもう少し尺取ってもよかったかなあとか思いつつ、でもキツい話が多そうだから、これくらいでもよかったのかなあとも。
ただ、六層に辿り着くまでの部分は、やっぱもうちょいあっても良かったかもですね。
でもこの辺り、OPで補完してたりするんですよね。
またこのOPがいい出来で、何回も見ましたし、それ用に一話だけ残してあるくらいで。
ヴエコたちとリコたち、それぞれの対比と、映像のセンスがめちゃくちゃ光ってて。
あとこれもよく言うことですけど、大体OPにセンス感じる作品って、本編も良かったりしますよね。
今作も、OPの期待感を裏切ってない。
ラストは大きなカタストロフィを持って来て、これがまた実にアビスらしいなって。
アビスって、変な話「アビスらしさ」ってものを感じるシーンが多いですよね。
それだけ、個性的な作品であると。
あと、やっぱ基本的に片道切符の物語なんで、何か後ろ髪引かれるようなものは、基本的にあんまり残していかないですよね。
一期は大穴の街やシーカーキャンプでそういうのあったんですけど、もう引き返せないだろうってなってからは、そういうの一切ないっていうか。
これって、前に進むしかないっていう物語の特性をよく活かしてるというか、結果そうならざるをえないって側面もあるのかなって。
ともあれ、この先にこれ以上の何があるんだって部分がとても気になりますし、おそらく続編は作られると思うんで、首を長くして待っている次第であります。