「虚構推理」シーズン1
・アニメ公式
https://kyokousuiri.jp/season1/
これも当初見る予定に入ってなかったんですけど、まあ理由は割愛。
シーズン2が来期からなんで、最近良くある、その前のクールにこれまでのを放送するっていう。
こういうの、助かりますよね。
それはそうと、最初の二、三話はちょっと走ってないというか、あやかしとか出てくるローファンタジーだと、ミステリーとの噛み合わせは悪いなあと思ってて。
ですが、鋼人七瀬の話に入ったとこから、ああ、こういうのやりたいんだって。
いわゆる真っ当な事件解決ではなく、真実ではない、もっともらしい虚構を構築することで物語を進めてく、決めていくってのは、これは新しいなって思いました。
こと鋼人七瀬に関しては、虚構vs虚構なわけで、こういう理屈をひねり回した物語ってのは、結構好きだったりしました。
ぶっちゃけ、アニメとしての面白さってのはどうなんだろうというところで、鬼頭明里の芝居がそれを助けて余りあるものだったというか。
個人的に、僕が鬼頭明里の芝居大好きってのもまずあるんですけど(笑)。
なんか、独特のイントネーションとか、間の取り方みたいのあるじゃないですか。
お、そこに力入ってそこ抜けるんだ、みたいな。
色んなキャラやってますけど、どのキャラ、どんなトーンでも、独特の鬼頭節みたいのあって、僕はこれが好きというか、なんか変にハマっちゃうところがあって。
長い台詞ほどそれが顕著なんですけど、今作では主役の喋りがほとんどって感じなんで、この鬼頭節をずっと長台詞で聞いてる感じで。
もうね、眼福ならぬ耳福みたいな感じで、僕としては非常に幸せな作品でした(笑)。
うおお、こんなに長時間、鬼頭節を聞いていられる作品があるだなんて、みたいな。
あと、主役の岩永琴子のルックスが好きってのもありますね。
それで、アニメ作品として見ていられるみたいなのも。
本来そんなにアニメ作品として適した題材じゃない気がするんですけど(原作はラノベでしたっけ)、以上の二点で、僕の中でアニメとして成立しちゃってるなって。
これ逆に、主役のキャラデザとキャストに不満あったら、どう見てたんだろうなって怖さもあるんですけど。
結構個人的な理由で、アニメとしても充分面白かったと思ってるんですけど、かなり個人的な好みが入ってのそれなんで、客観的に見てこうだよね、みたいのはちょっとわかりづらいですね。
ともあれ、来期からのシーズン2、楽しみにしております。
鬼頭節、いっぱい聞かせて下さいな。