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逆ハーレムの記事 (4)

ももえもじ 2024/05/02 00:21

職場で交際発表した途端に、嫉妬深い30人の同僚たちが一変した

プロローグ


 十年振りの男女交際は唐突だった。
 やはり、恋愛に於いて共通点が多いのは重要らしい。高校の同窓会で久しぶりに再会したかと思えば、その日の内に盛り上がり、彼と関係を結んでしまったのだ。
 お酒を飲みながら、高校時代の回顧である。センチな想いを極めていたようだ。
 お互いに「いい歳」なのも理由かもしれない。理想は理想でしかなく、現実的に存在する彼を手に取り、今日も互いに貪り合っていた。
「翠歌ッ、翠歌ッ、んちゅっ、んっ、ぢゅっ、翠歌ッ……!!」
「ひゃぁああっ、そ、それ、最高……巡くん……も、もっとお願い……」
「翠歌は、ホント耳舐められるの好きだな~、んちゅっ、ぢゅっ、ぢゅくっ❤」
「ひぁぁあぁああ……脳みそ掻き回されてるみたいで……幸せなの……!!」
「いくらでもやってあげるけど、手ぇ止まってるよ。俺もう限界だからさ」
「ん、んん……ごめん、巡くんの……凄くドロドロに……ガマン汁が……」
「あぁあ、イクッ、そろそろ出すよっ……!!」
「うん……私も……」
「あぁあっ、あぁああああああッ!!」
「んっ、ひゃぁあああああああッ!!」
 耳元から脳へと直接伝わる、巡くんの断末魔。同時に、私の太腿へと熱い感触が這う。巡くんが絶頂に至ったらしく、宛がわれた亀頭から白濁が満ちていた。
 私も、呼吸を合わせてオーガズムを得る。耳を蹂躙されながら、右手で巡くんを慰撫しつつ、左手で陰核を擦り上げていく。じわりと染みるような快感が昇華していった。
「はあ、はあ、はあ……」
「翠歌……気持ち良かった?」
「え、う、うん。良かったよ。耳舐められるの好きだから。巡くんは?」
「最高だよ。マジで一日中ヤッてたいわ。という訳で今度は俺が下な?」
「ええ~、出したばっかなのに凄いなあ。でもこれから買い物に行くんだよね?」
「なんか買い物はいいや。もっと続きしてたいんだけど、ダメかな……?」
「ん……良いよ。じゃあ、巡くんの……お願い」
「よっし。いやあ、エッチだなぁ~。流石は俺のお嫁さんだぁ」
「……あはは」
 三十代も中盤に拘わらず、二人して男女経験が豊富という訳では無かった。
 私が十年振りな上に、巡くんに至っては私が初めてだったのだ。
 休日なのを良いことに昼間から肉体を交える様子は、まさに思春期の男女である。それ以上かもしれない。これまで抑圧してきた性欲が一気に暴発した感じだ。
 まるで不足した思い出を補うように……必死で異性の肉体を味わい続けていた。
「仕事の調子はどう?」
「えっ!? あぁー、まあ。順調だよ。大きなプロジェクトが終わったから、やっと一息吐けるって所かな。だから、これからは定時で帰れるよ」
「言い寄られたりしてない?」
「あはは、そんなことないってば……」
 余韻に浸る中で巡くんが仕事の話を振る。私は「またか」と内心で溜息を吐いた。
 私は、大手企業の開発部に属している。技術課は私以外の全員が男性だった。
 三十二人が所属する中で三十一人が男性という。女性は、私一人だけ……女性の技術者って珍しいなと、巡くんに突かれて思わず答えてしまったのだ。
 いま考えれば、そんな内情まで話さなくても良かったと思う。
 巡くんは、思いの外に嫉妬深かった。
「そんな男しか居ない職場でホントに言い寄られたりしてないの?」
「当たり前じゃん」
「若い奴らばっかりなんだろ?」
「でも二十代の子は、私のことなんてオバサンくらいにしか思ってないから」
「ホントかよ」
「十年以上も勤めて、そんなの一回も無かった訳だし。私なんか拾ってくれるのは、この世で巡くんくらいなもんだよ?」
「へへ、そっか。じゃ、俺だけのお嫁さんだな」
「あはは」
 ところで……最近は、よく巡くんの口から「お嫁さん」という単語が出てくる。
巡くんも私も、もうすぐ35歳だ。
 巡くんは考えているのかもしれない。私との将来を……
「…………」
 別に不満は無い。寧ろ、私も望む所だ。
 きっと、巡くんを逃したら、もう私に婚期は訪れないと思う。
 巡くんは良いヒトだし、なにより一途だ。私なんかには勿体ないくらい良いヒト。
 ただ……時々、高圧的になる所が玉に瑕である。
 始めの頃は優しくて、寧ろ温和だった。
 日を重ねるに連れて少しずつ口うるさくなったというか……良いんだけども。
 また、私自身ちょっと自己嫌悪に苛まれることがある。心のモヤモヤ……
 間もなく私は三十五歳。もっと、いっぱい恋愛しておけば良かったなあ……
 二十代の頃は本当に無気力で……なんで、なにもしてこなかったのかなぁ……
 と、たま~に思う日があった。
 でも別に良い。巡くんと、これから幸せを作っていけば良いのだ。
 この時は、本心からそう思っていた。

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ももえもじ 2023/02/18 20:25

女1人と、638人の夫(旧:一妻多夫の村) プロローグ~第一話

あらすじ

 静谷 雪絵は、整った容姿以外は、特に取り柄の一つもない一般的な女の子である。至って平凡な生活を送り……代り映えのしない穏やかな日々を謳歌する少女だった。

 しかし、突然の不幸により、人生が一変してしまう。

 母を失い、葬儀場で出会った生き別れの父を切っ掛けに、彼の暮らす僻地へと引っ越す羽目になったのだ。





プロローグ



 僻地に聳える大きな屋敷から、淫らな声が延々と響いていた。

 一人の少女を村人が祀る『宴』である。

 とある資産家の私邸にて、一日と欠かさず繰り広げられる催しだった。



「はっ、はっ、はっ、うッ……ど、どうですか、雪絵さんッ!!」



「いっ、ああぁあああっ、はぁんっ、あぁっ、き、気持ちいぃ……ですっ……湊さんのおちん〇んっ、すっごく硬くてっ、ふぁああっ、イ、イクの、イクの止まらないですぅッ!! ふあっ、はあぁあんんんんッ!!」



「嬉しい限りです。なら、もっともっと、気持ちよくしてあげますッ!!」



「ふあっ、あああああぁあああっ、イクッ、イッちゃうのぉ、み、視られるの、恥ずかしい、ですっ……み、みんな、視ないでえええぇえッ!!」



「あああ、雪絵ちゃんの感じてる表情、めっちゃ良い……可愛い。可愛すぎて 俺も手が止まらないっ、ああっ、早く……雪絵ちゃんにぶっかけたいっ!!」



「今日も美しい……雪絵様。顔を真っ赤にして……あぁああッ!!」



「雪絵様っ、好きです。好きですっ!! 大勢の精液でぐちゃぐちゃに染まった雪絵様ッ、可愛すぎて……視てるだけでオーガズムにっ!! はあぁっ、はあっ、わっ、私の精液もお受け取りくださいっ!!」



 四十畳は在りそうな大広間にて、全裸の男達が汗を掻きながら輪を描く形でぎゅうぎゅうに犇めき合っている。円の中心には、雪絵と呼ばれた少女がいた。

 大汗で光る肌色がごちゃごちゃ……その中に窺える、たった一つの細い身体。

雪絵という一人の少女を大勢の男が取り囲み、順繰りと肉交に励んでいるのだ。

 かつて村を毒した女性蔑視は無い。

 寧ろ、そこに在るのは、崇拝に等しい敬愛である。

 雪絵への心酔を、己の魂を賭して一人ずつ表現していた。



「ああぁああっ、雪絵さんッ、貴女と巡り合えたこと、一番の幸せですッ!!」



「も、もおっ、い、いつも、そんなっ、あッ……お、大袈裟なッ……んんッ」



 渦中にて四つん這いの雪絵を、湊という筋肉質の青年が後背位で善がらせている。雪絵は億万人に一人という名器の持ち主であり、挿入したばかりの湊も、その頼り甲斐のある肉体とは裏腹に、早速と快楽の煩悶に屈していた。



「感じてる雪絵ちゃん、可愛い。ああ、出るッ、出るッ!!」



「湊に合わせて我々も雪絵様に注ぐぞ。ありったけの……雪絵様にッ!!」



 場は既に佳境にあり、雪絵と湊を包囲する男達も一様に興奮を抑えられない。堂々と自涜に耽り、その最期を愛する者へと捧げんと必死だった。



「ふあぁあ、出ちゃうっ、また……出ちゃうぅうっ!!」



「イ、イキますッ、雪絵さんっ!! な、中に出します!! うっ、ぐああぁっ!! 雪絵さんっ、好き……です、好きっ、好き好きっ、あああああああッ……!!」



「ふぁあああああああああぁッ!! 熱いのがっ、中に入ってきますっ……はぁ、はぁ、はぁっ、湊さんの、熱いの……お腹、あ、熱いッ……!!」



 湊が雪絵に中出しを決める。無我夢中に腰を振るい、仕舞いには獣のような咆哮を上げながら、ありったけの精液を放出した。

 湊が臀部を引き攣らせて苦しそうに身悶えする。雪絵も、胎内で感じる熱に心身を蕩けさせる。だが、落ち着ける暇もなく、今度は雪絵を取り囲んでいた男達による白濁が縦横から降り注ぐ。



「あぁああああッ、雪絵、様ッ……あぁああっ……」



「ああ、雪絵様を精液で穢す背徳感……な、何回でもイケますっ……!!」



「うああああっ、お、お受け取り下さいッ、雪絵様あぁあッ!!」



 幾重にも連なる肉壁の最前面が群れを成して射精する。数発の精液が一斉に舞って雪絵を汚す。被弾する度に、雪絵の身体が弾けるように跳ぶ。一発二発、三発……ビクンビクンと跳ねる。



「あッ、あッ、あぁあっ……皆さんの……熱いの……❤」



 被弾は、まだまだ終わらない。最前面の男達が役目を終えると、その後ろで待ち構えていた男達と入れ替わり、再び波食の時間を堪能する。

 それが二回、三回、四回、五回…………と、延々に続く。

 雪絵は、一つ一つの精液を上手に噛み締めるのだった。

 それこそ、雪絵の義務だから……



「はぁ、はぁ、はぁ。最高の体験でした、雪絵さん」



「ひぁあああ……わ、私も気持ちよかったです……」



「愛しています。雪絵さん❤」



「あッ……」



 湊はペニスも抜かず、そのままの状態で恍惚と余韻に浸っていた。

 雪絵への愛が無尽蔵に湧き出す湊。

 精液塗れの顔も構わず、雪絵へとキスをして恍惚に浸る。

 ――このまま一生、雪絵と繋がっていたい――

 心から願うも、そういう訳にはいかない。

 何故なら、雪絵は村人全員の姫だからだ。



「ねえ、射精したんなら早く抜いて退いてよっ。次は僕の番だろ!!」



「ぐっ……わ、分かってる……」



 雪絵を包囲する男性陣の一人が苛立ち、夢心地を味わっていた湊を力づくで押し退ける。間髪入れずに、今度は色白の中性的な好青年が雪絵へとペニスを差し向けていた。



「雪絵様っ!! 次は僕の相手をお願いしますっ!!」



「珠樹君……う、うんっ!!」



「やっとです……待ってる間、何回も出しちゃって。でも、まだまだ平気!!」



「ふあ……珠樹君……優しくて温かいから、大好きっ」



「う、あ……危なっ、そ、その言葉だけでイキそうになっちゃったよ……」



 照れながら返事をする雪絵に、珠樹がドキッと心を打つ。

 愛くるしい様子に情欲が火を噴き、逸物が天を仰いで隆起する。石のように硬くなったそれを、珠樹が一気に肉壺へと突き込んだ。



「ひああっ、あっ!! あっ、珠樹君の、硬いっ、ひあぁあああっ!!」



「うわあっ、雪絵様の膣内っ、愛液ヤバッ、ごめ……優しく出来ないかも……マジで気ぃ抜いたらソッコーでイクッ、あぁああッ、あ、熱いっ!!」



 陰茎が根元まで挿入すると同時に、雪絵が悲鳴を上げて背筋を反り上げる。宴が始まり彼これ十時間が経過している。雪絵の感度は既に最高潮へと達しており、それは肉棒が触れるだけで女潮を噴き出してしまう程だった。



「あっ、あぁぁああっ、あっ……出ちゃう、出ちゃう……」



 潮が勢いよく噴き出して珠樹の全身を濡らす。雪絵の潮に、つい達しそうになる所を堪える。達すれば終わりだ。出来るだけ長く繋がっていたい男性陣は、極力耐えようと努力する。

 しかし、雪絵は天性の男殺しなのだ。



「くっ、ああああっ、雪絵様の潮をッ、これっ……あっ、うああああぁあっ、あ、愛液が溢れてて……マズいっ、う、嘘でしょ。出番が来るまで……五回は抜いたのに……このままじゃ……も、もうっ!!」



 男根を締め付けられ、陰茎に搦む愛液に珠樹が逸る。

 逃げ場のない快感に襲われ、珠樹は動く間もなく果ててしまった。



「ああぁああああっ、ああぁああっ!!」



 珠樹が射精する。

 挿入して僅か十秒程度の出来事だった。



「ひゃぁあっ、た、珠樹君の精液、いっぱい……はぁ、はぁっ……!!」



「ご、ごめんなさい、雪絵様……満足させられなくて……」



 珠樹は、謝りながら泣いていた。

 威勢よく登場したのに、一瞬で終わってしまった自身への無力故に。

 そんな珠樹が可愛らしく、雪絵が内心で微笑む。



「はぁ、はぁっ、はぁっ……い、いえいえ。珠樹君の凄く硬かったし、精液も沢山で……気持ちよかったですよっ!!」



「はぅ。同情はいいです……次こそ、次こそ……うううっ」



「雪絵ちゃん、同情なんていらないよ。おら、ソウロウは早く退けよ」



 休む間を与えられず、すぐさま別の男が珠樹と交代する。

 大柄である湊よりも更に一回り恰幅の良い男であり、堂々と見せつけてくるペニスもまた、巨根と呼ぶ以外にない迫力だった。



「ああもう、やっと俺の出番か。今日は十時間くらい待ったぞ」



「と、敏明さん……よろしくお願いします」



「へへ、よろしく、雪絵ちゃん❤ 珠樹じゃ全然満足しなかっただろ。俺が、味わわせてやるからよ!!」



 そう言い、巨漢がゆっくり亀頭を割れ目へと宛がう。いまにも破裂しそうな亀頭が局部に触れただけで、雪絵は電撃を浴びたように腰を跳ねらせた。

 敏明は、村で最大のペニスを持っている。技術も高く、耐久性も高い。

 それを承知の雪絵は、覚悟を決めるとばかりに唾を飲み込んだ。



「くううっ!! まるで吸い込まれているみたいだっ!! 確かに、こら少しでも油断してたら、あっという間に果てちまうな……ッ!!」



 意を決し、敏明が勢いよく腰を突き上げた。

 腕のように太く長い逸物が、一瞬で雪絵の胎内に埋まった。



「んっ、ひゃあぁああぁっ!! ああああああああぁっ……ぁぁぁっ!!」



 膣内を隅々まで凌○される。あまりの快感から、目元に涙を浮かべてしまう。

子宮口を抉じ開けんとする敏明の一撃だった。

「はああぁぁぁぁっ!! やっぱり雪絵ちゃんの膣内、すっげぇな。動かすのも惜しいくらいだぜ」

 全身を痙攣させる雪絵に対して、敏明はペニスを根元まですっぽり埋めると、魂が抜けたように高揚していた。





「あっ、ひぃっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ!!」



「雪絵ちゃん、まだ動いてもないのに善がりすぎだろ。そんなに俺のペニスが良いんなら、もっと味わわせてやるっ!!」



 敏明が温もりを噛みしめながら、ゆっくりと腰を動かし始める。



「ふぁあぁっ、キツっ、キツいよぉおお……あ、熱いっ、お○んちん熱いっ!! ふぁあああぁあ、き、気持ちいいよぉっ!! 気持ち良すぎてっ、なにも考えられないっ、ふあっ、あっ、あっ!!」



「何も考えなくて良いさ。お互い、気持ち良くなろうぜ。うっ、くううっ……つうか、相変わらずスゲェ名器だなっ!!」



「んっ、ひぎぃっ!! あっ、あぁあああっ、あ、あぁああ……!!」



 悦を噛み締める余裕もなく、只々顔を真っ赤にして喘ぐ。

 巨根だらけの村にて、特に存在感を際立たせる敏明の逸物である。

 Gスポットを抉られ、ポルチオをズンズンと叩かれる極楽に、雪絵は失神と覚醒を何度も繰り返した。



「あっ、あああっ……ぁっ……!!」



 延々と法楽に溺れ、雪絵の頭の中が真っ白になる。

 ただ本能のままに快感を受け止めていた。



「おらっ、おらっ、おらっ!! もっと善がりやがれっ!!」



「あああああぁああああああああああああぁああああああああッ!!」



 敏明の猛追に、雪絵の抑制のタガが剥がれていく。気づけば目を反転させて口からは涎を、鼻からは鼻水を垂らす痴態を晒していた。大勢の男から注目を集めている状況だが、最早それを気に掛ける余裕はない。

 そんな溺れた様子に、敏明が陰茎の輸送を加速させる。行為を目の当たりにしている男達も、誘発されたように自慰を捲し立てていた。



「はぁはぁ、雪絵ちゃんの、あの表情、堪らないな!!」



「ああ、なんて可愛らしい。鼻水まで出して……ああ、マジ可愛い」



「早く俺もヤりてぇ。俺も雪絵を快楽地獄に落としてやりてえよ」



「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!!」



「あの、無垢な顔にぶっかけたいっ!!」



「おい、みんなで雪絵さんに掛けるぞっ!!」



 宴の熱気は臨界点を突破して、とにかくお祭り騒ぎである。

 射精を予感した男達が、改めて雪絵に見舞おうと次々に照準を合わせる。

 夥しい数のペニスを向けられて、雪絵は漸く我に返った。



「あっ、ぁううっ、わ、私、また気絶っ、は、鼻水っ!!」



 そして、自分の痴態に振り返り、慌てて手で顔を隠そうとする。



「別に、鼻水くらい今更だよ、雪絵ちゃん」



「拭わなくても、僕の精液で洗い流してあげるから❤」



「あ、あぁあっ、や、やだ。みんな、視ないでっ、恥ずかしい。おちん〇んも沢山で、恥ずかしいよぉ……んんんっ❤」



「照れてる雪絵ちゃん、めっちゃ可愛い。今さら、なにを照れてるんだか」



「そーそー、俺ら全員、もう雪絵ちゃんの全てを見てきたってのにさ」



「ほら、そのまま。僕らの精液、受け止めて!!」



「はうっ、あっ、ああぁあっ、ま、待っ……んんんんっ!!」



「恥ずかしいんなら、また気絶しちまえよ!!」



「アッッ!! んんんんんっ、ま、また奥までえええっ!!」



 敏明が容赦なくピストンを繰り返す。

 感度の高まった陰茎が更に硬度を増し、雪絵が再び悶絶に陥る。

 その悦び様は他と一線を画しており、誰が見ても明らかだ。

 敏明に傾倒している雪絵に、男達が嫉妬心を露わにする。



「雪絵様。やっぱり敏明が一番なんでしょうか?」



「それはぜえぇったいダメですからね、雪絵さん!! ちゃんと、我々のことは平等に愛してくださいよ!?」



 二人の男が耳元で囁く。

 雪絵が悶えながらブンブンと首を縦に振る。

 雪絵は耳が弱い。

 囁かれただけで感じてしまうのだ。

 温かい吐息を吹きかけられただけで絶頂に達したこともある。



「んんんっ、わ、わかりましたからっ、み、耳元で囁かないで下さいよぉ……はぅん、んっ、んぁあぁっ!!」



「わっ、雪絵様、お顔が真っ赤です」



「お願いですから、男をイチモツだけで判断しないでくださいね? 敏明のは、どうみても規格外のサイズなんですから……そんな、生まれつきのモノだけで判断されたらオトコだって辛いんです」



「し、してませんってばっ」



「本当ですかぁ~?」



「でも、雪絵様、敏明の時だけ反応が違うよね……」



「ぁああぁ、そ、そんなこと……ひぁぁああ……あっ!!」



「口ではそう言っても、身体は正直なんですよ。敏明の巨根で、こんなに潮を噴いてるんですから。もうこれは、雪絵さんが許しを請うまで犯し続けるしかありません」

「ゆ、許しもなにも……あっ、い、息っ、吹きかけないでっ!!」



「雪絵様、息を吹きかけられるだけで感じてるんですよね。こんなのが気持ちいいんですか? ふぅ~っ、はぁ~~っ……」



「んっ、んあっ、ふぁああっ、ああああぁっ!!」



「はぁ~っ、はぁ~っ」



「ふぅ~っ、雪絵さん、耳も赤くなってて、可愛いです」



「はぁ~っ、ふぅ~っ、雪絵様の耳、小さくて柔らかそうで、食べちゃいたいです。はむっ」



「ひあぁああぁっ、み、耳っ、噛まないでっ、ぁっ、あぁあぁ……」



 バックで敏明に犯されながら、耳元で二人の男に責められる。

 雪絵は片耳に息を吹きかけられるだけで絶頂する程だ。

 なのに、両耳から同時に息を吹きかけられて……

 その上で凶悪な陽物に突かれては理性が保たない。悲鳴を上げて上げて……上げ続けて……耳たぶを齧られると、またもや雪絵は潮を噴きだした。

 耳元での言葉責めや甘噛みで楽しんでいた二人は、もっと雪絵の感じる様が見たいと、行為に拍車を掛ける。続いては、舌を伸ばして耳の中を舐め始めた。

 両耳を舐められる……雪絵の、一番の弱点だった。



「んっ、あぁあああっッ!! ぁああっ、舐ッ、舐めるのはダメぇえっ、弱いのにぃ……耳の穴っ、頭の中ッ、ああぁああああああっ!!」



「雪絵様は相変わらず耳の穴が弱いですねえぇ。反応が可愛くて、こっちまで興奮してきます。ちゅっ、にちゅっ……」



「すごい。またイッちゃったんですね。イク度に背筋をピクピクさせてるから、丸分かりですよ……ちゅっ、むちゅっ」



「ちゅくっ、ちゅっ、ぬちゅっ、くちゅっ……」



「だってっ、ぁあっ、こんなに責められたら、気持ちよくなってっ!! んんっ、んんっ!! やだぁ、敏明さんに挿入れられて、両耳もっ、んんんんっ、これっ、ゼッタイ頭おかしくなっちゃいまううっ!!」



「半日近く僕らに犯されまくって、もう何百回って達しちゃってるのに、まだこんなに愛液が溢れてくるなんてスゴいです♪」



「ホント、雪絵ちゃんってば、淫乱」



「い、言わないでくださいよぉ。ひゃぁぁっ!! あぁっ、ぁっ……はぁ、はぁ、んぁぁあああっ!!」



 敏明の巨根と両耳責めにより、雪絵が倦まず潮を噴き出す。一瞬だけ意識を刈り取られて膝をガクッと落とす。身体を崩し掛け、男達に支えてもらう。

 宴の終盤戦には、よく見られる光景である。

 夜通しで幾百という人たちを相手にしていれば、心身共に限界を迎えるのも当然の話だろう。



「はぁ、はぁあっ、あっ、んっ、くううっ……」



「雪絵さん、頑張って。あと少しで終わるから」



「半日近く、こうして皆の相手をしてるんだもんなぁ……」



「それでも順番待ちの残り、まだ二、三十人くらい居るけどね」



「雪絵ちゃんっ、はぁっ、はぁっ、はあ、もうイクぞっ!! 俺の精液の全てっ、雪絵ちゃんの子宮に注いでやるっ、受け取れえっ!!」



「は、はいっ、と、敏明さんの……はぁ、はぁ、んっ、くださいっ」



 それから、敏明が射精を宣してラストスパートに移る。

 普段は雪絵に献身的な男達だが、絶頂間際に限り、内なる獣を露わにする。敏明の動きこそ猛獣そのものであり、ラストスパートは、まるで雪絵の内部を破壊せんとする暴力的なピストンで肉棒を突き上げていた。



「ひぁっ、あっ、あぁああああっ、あああああああっ!!」



「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!!」



 膝を痙攣させる雪絵と、雪絵の名を叫ぶ敏明。沸騰する場に、周りで自慰に馳せていた男達も、淫蕩を叫ぶ雪絵に魅入られて、自然と手を伸ばし始めた。



「ひゃあぅん!! み、皆の手が……はぅっ、あっ、ああああっ!!」



 精液でベトベトになった背中から、乳首、顔、腹部、陰核に至るまでを手で埋め尽くされる。

 乳首を思いっきり摘ままれ、クリトリスに指が這い、開いた口には何本もの指が侵入してくる。腹部や手足にも男の指が蠢き、耳は犯されて肉壺は巨根に覆われる。感度が高まりすぎて全身が性感帯と化した雪絵にとって、この責め苦は快楽を通り越した煩悶の地獄だった。



「んっ、ひぃいいいっ、あぁああああっ、ああぁあっ!!」



「雪絵ちゃんのオマ〇コ、ヤバイ、これヤバイ。締め付けが半端なくて、愛液もっ!! イクっ、イクぞっ、うああああああああぁああっ!!」



 絶叫と共に、敏明も燃え尽きた。

 日本人離れした巨根から放たれる精液もまた豪快であり……煮え滾る灼熱の精魂は、雪絵の子宮を存分に満たしていった。



「はぁ、はぁ、はぁ……こんなに出たの初めてかもしんねぇ」



「あ、あぁ……だ、だめっ、意識っ、また……ぁぁぁぁぁっ……」



 ジョロ、チョロロッ、シャァアアッ!!

 精液が腹部に常流する快感に、雪絵が飽きもせず気絶する。

 と、それに伴い、全身の脱力から失禁してしまった。

 すぐに目を覚ますも、時すでに遅しである。

 床に大きな黄色い水溜まりが作られ、周りから大きな歓声が巻き起こった。



「雪絵ちゃん、まぁ~たお漏らししてる」



「雪絵さんのおしっこ!! 雪絵さんのモノとなると、おしっこもまた神聖味のある輝きを感じますね」



「ああ。臭いのに、雪絵さんのだと、なんか興奮するんだよな」



「あぁっ、あぁぁぁっ、あぁっ、ぁっ。み、見ないでぇっ!!」



 シャアアアッ、チョロロッ……シャァアアアッ……

「やだぁ、おしっこ、まだ止まらないよぉ。ひっく、んんっ、ぐすん。早く、止まってよぉ、ひっ、うっ、ううっ……」



 押し寄せる羞恥心に、火が出るほど顔を真っ赤にする。

 堪らず涙を流して肩を震わし嗚咽も漏らす。

 ただ、枯れた喉で懇願する様子も輩には逆効果のようで、男達は満足そうにニヤニヤしながら鑑賞していた。



「もぉ~。雪絵ちゃんの失禁なんて毎日見てるんだし、もぉ泣かなくてもいいじゃないですか」



「そうです。今日だけで、もう四回はお漏らししてるのに」



「雪絵さんは此れで良いんだよ!! 恥じらってる姿や泣き虫なところ、どれをとっても一級品なんだから!!」



「ちゅっ。雪絵さんの涙、しょっぱくて美味しいです❤」



「や、やだあ、私のおしっこなんかっ、な、舐めないでえっ……」



「雪絵さんから排泄されたモノなら、なんでも愛おしいんですよ」



「失禁ってめちゃくちゃ興奮するよな。雪絵ちゃんっ、前も中出しされた時にお漏らししてた気が? 雪絵ちゃんは中出しが一番好きなのかな?」



「ううっ……も、もう良いでしょ、忘れてよぉ……」



 雪絵は答えない。

 お漏らしを大勢の異性に視られる羞恥心から泣いていた。

 体質的に漏らし易く、これまで何度も何度も衆人環視の中で失禁をしてきた雪絵だが、この羞恥には、いつまで経っても慣れないようだった。

 雪絵が顔を真っ赤に染めて、涙をポロポロと流している。

 そんな弱々しい姿に、一同が胸を打つ。

 ここは慰めるべき所だろうと考える者はいない。

 寧ろ、その泣き顔をオカズに、一同は中断していた自慰を再開させていた。



「雪絵様の泣き顔……不謹慎だけど、やっぱり興奮してしまいます」



「ああ、この可愛さ、マジヤバいって……はぁ、はぁっ、はぁっ」



「雪絵さんっ、受け取ってください!!」



「俺、顔面に掛けたい!!」



「お前、昨日も顔面にぶっかけただろ。今日は俺が顔面だ!!」



「それじゃ、僕はお尻に!!」



「何処でも良いから、とにかく雪絵ちゃんを汚したい!!」



 シクシクと泣く雪絵に慈悲も無い。

 男達が一斉に亀頭を向けて、またもや身勝手にオナニーに直走る。

 場が沸騰している時は、いつもこうである。

 男達は、雪絵を崇拝しつつも、とにかく穢す行為が好きだった。



「よしっ、イクぞっ、イクッ、雪絵さん、受け取って!!」



「雪絵ちゃんの白い肌、存分に穢してやるっ!!」



「俺の臭いで一杯にしてやろう」



 やがて、四方八方のペニスからは精液が津波の如く迸る。

 射精はほぼ同時であり、全身が一瞬にして白濁に包まれた。



「あっ、ひゃぁあっ、ま、またっ……んっあぁぁ、ぁァアああ!!」



 決して口にはしないが……

 雪絵もまた、男達の精液を浴びることに強い劣情を抱いていた。

 精液の熱や臭い、粘度……そして、味。

 否応なしに、自身の情欲を極限まで引き上げられてしまう。

 雪絵は、大きな悲鳴をあげながら背筋を大きく仰け反らせ、意識が途切れる瞬間まで潮を噴き出していった。



「あっ、ぁぁ、ぁぁぁ……」



「はぁっ、はぁっ、はぁっ……雪絵さん、気分はどうですか?」



「うえっ、流石にこの人数で一斉に射精すると臭いも酷いもんだな。ああでも、こんなくっさい精液に塗れてる雪絵ちゃん見ると、またペニスが……」



「雪絵様のおしっこや愛液の匂いだけで僕もイッてしまいました❤」



「あれ、マジで気絶したっぽいな。起きないや」



 精液塗れの雪絵から、すやすやと穏やかな寝息が聞こえる。

 男が指で頬を叩くが、雪絵に反応はない。

 どうやら、熟睡してしまったらしい。

 疼くペニスを待機させていた男達が遺憾の声を漏らしていた。



「まぁじかよ!! 俺まだ今日、挿入してもらってないぞ!!」



「う~ん、あと残り二十人くらいだったのに、残念だな」



「ま、今日はもうお開きか……くそう」



「起こしちゃいけない決まりになってるからな」



「ん~、ここ最近ずっと犯されてたし、疲れが溜まってたんだろな」



「添い寝は良いだろ?」



「精液塗れやで」



「……別に、いい。雪絵ちゃんと一緒に寝られるなら」



「あ、じゃあ俺も」



「雪絵ちゃん、おやすみ。といっても、もう朝だけどね」



「雪絵さま。今夜は僕の相手もしてくださいね」



 心残りを煩う者が雪絵に寄り添うも、とにかく宴はお開きとなった。

 一同が労いの言葉と共に、雪絵に軽くキスをする。

 日暮れに始まった宴は、翌日の朝に終わりを迎えるのだった。







静谷 雪絵(しずや ゆきえ)

 身長 140cm

 体重 42kg

 胸囲 AAカップ

 髪型 黒髪のおかっぱ

 特徴 童顔 非力



 天元草本村に暮らす、唯一の女性である。元々は母子で都会に住む一般人だったが、母の死去が切っ掛けで、実父の天元大政に引き取られた。

 天元の名が含まれていることから分かるように、大政を始めとした天元家の先祖が代々と村を統治していた。資本にモノを言わせた初代が村を創り上げ、長い月日と絶対的なカリスマを糧に、いまの天元村がある。

 雪絵は、自分がそんな家柄の一人娘だった事実に戸惑うも、困窮を理由に家督の継承を決心をする。ところが、そうしてやってきた天元村は、昔ながらの仕来りが未だ多く存在している前時代的な集落だった。

 まず村の最大の特徴として、女性が全くいない点が挙げられる。

 現在、天元村には六百三十八人という村人が暮らしているが、その全てが男性で成り立っている。

 その背景には、天元村に敷かれた古くからのアパルトヘイトがあった。その風習には苛烈な男尊女卑があり、女性への扱いが時代錯誤も甚だしい程に酷かったという。

 絶えず性奴○のような扱いを受けてきた女性だが、時代の流れと共に反発も大きくなり、遂には女性の全員が村を撤退するに至った。

 雪絵の登場は、それから十年後になる。

 十年間も男性だけの社会で通じていた山間僻地の絶島に、清楚で愛くるしい少女が突然と放り込まれたらどうなるか、想像には難しくない。

 ただ、彼らは学んでいる。女性を蔑ろにする罪を……

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ももえもじ 2023/01/19 00:52

人妻AVデビュー2

 あらすじ


 松浦 紗友里(まつうら さゆり)
 子持ちの人妻でありながら、裏で多額の借金を抱えていた。
 借金の事実を夫にも打ち明けられず、一人で苦しんでいた際に見つけた求人がインディーズのAV女優である。AV会社による撮影ではなく、飽くまで個人の撮影であり、不安になりながらも紗友里は迷走の果てに応募した。

 ……撮影は大成功だった。
 作品が空前絶後のヒットに達すると、紗友里は瞬く間にアンダーグラウンドの姫として狂い咲く。突出した美人でなければ、36歳の人妻らしいぽっちゃりの紗友里であるも、その凡な潜在性が無量の男を魅了したのだった。
 それは、まるで邪悪な性の神に呪われたように……
 経験の無い童貞も、生業としたAV男優さえも、紗友里を渇望するに至った。
 モテ期というには、あまりに大規模なハーレムだろう。ファンとのセックスを企画とした感謝祭では、紗友里との交配を熱望した輩が何十人と集まり、一人の女を巡って争う乱痴気祭りが勃発した。

 36歳の人妻から放たれる魔的な魅力には、女性の経験が豊富な遊び人さえも一途にさせるチカラがあり、誰彼が紗友里へと依存したのだ。
 紗友里もまた、全身で味わう男達の愛情に絆されては、脳裏でチラついていた旦那の存在を蚊帳の外へと放り、【性】へと骨を埋めてしまう。大勢に愛される快感に、どっぷり溺れた瞬間だった。

 それからの紗友里は、家庭を持つ身でありながら、遅咲きの性欲から抗えずに、男達からの誘いを断れなくなり、或いは嬉々として受け入れていた。目先の愛に没頭する紗友里は、やがて私生活でも見境なく数多の男性と関係を深めるようになるのだった。
 何百、何千、何万人という男に愛される幸せが紗友里を変えたのだ。


 なお、紗友里は借金を既に完済している。膨大な数のファンを囲う紗友里には、大金を貢ぐ輩が多く存在する。最初こそ遠慮していた紗友里も、いつしか金銭を受け取るようになり、いまでは一晩の乱交パーティーで旦那の年収を遥かに凌ぐ金額を手にしていた。


『紗友里さん!! 今日はK9グループとL1グループの合同ですよね!?』
『やっとLグループだよ~!! 紗友里ちゃん待たせすぎ!!』

「K9とL1と……それからL2とL3のグループも一緒ですよ」

『え、えっ!? 今日は4グループの合同なんですか!?』
『らしいな。ちゃんと俺の番が回ってくるか心配だわ』
『俺のことも相手にしてくれよな~? 紗友里~?』

「ふふっ、ちゃんとみんな相手にするから大丈夫ですよ♪」

『いやいや4グループじゃ全員に回ってこないでしょ。百人近くいるじゃん』
『そもそも、紗友里ちゃんの身体は大丈夫なの?』

「大丈夫。一昨日は6グループと合同だったから……」

『凄すぎ』
『あー、早くヤりてぇ。もうそっち行って良い?』

「ええっ!? まだダメだよーーー!! さっきK8グループが終わって帰ってきたばっかりなんだから!!」

『無理。待てない。いまから紗友里ん家に凸する』
『マジかよ。俺も行くわ。仕事抜け出してくる』
『おい、抜け駆けは規則違反だろうが!!』
『じゃあ、お前は時間通りに来れば良い』
『ふざけんな。俺も行くぞ』


「ええーっ!? 何人で来るつもりなの!? 夫が帰ってくるかもしれないじゃん!! 私の家はダメーーーっ!!」

 SNSではファンがグループ化されており、紗友里は平等かつ順番に男性陣の相手をしている。毎晩と大きなラブホテルを借りては、全員と行為が終わるまで宴は終わらない。
 トラブルを避ける為に、コミュニティで規則を設けてはいるものの、最近では殆ど意味を成していない。今日も、規則を破った男達が紗友里の家へと赴こうとしていた。

「ダメったらダメっ!! もう夕方だもん。いつ夫が帰ってきてもおかしくないの。昼間だったら考えたけど、いまは絶対ダメ。約束を破ったら、絶交だからね!!」

 未だ人妻の紗友里が戸惑いのレスポンスを送るも、その表情は紅く蕩けていた。
 そして今夜も、男達の愛情を一身に受け止める……


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ももえもじ 2020/05/20 23:52

【小説】一妻多夫の村-その1

旧名:雪絵姫と638人の夫+α

プロローグ

 静谷 雪絵(しずや ゆきえ)

 身長 140cm
 体重 42kg
 胸囲 73cm AAカップ
 髪型 黒髪のおかっぱ
 特徴 童顔 非力

 お人形みたいに整った容姿以外は、特に取り柄の一つもない普通の女の子である。至って平凡な生活を送り、代り映えのしない穏やかな日々を謳歌する少女だった。
 しかし、突然の不幸により母を失い、人生が一変してしまう。
 葬儀場にて出会った生き別れの実父を切っ掛けに、彼の暮らす僻地へと引っ越す羽目になったのだ。

天元草本村(あまもとそうほんむら)
 そこは、山々に囲まれた陸の孤島にあり、昔ながらの仕来りが未だ多く存在する前時代的な集落だった。
 村の最大の特徴として、女性が一人も居ない点が挙げられる。
 現在、天元村には六百人を超える村人が暮らしているが、その全てが男性である。時代錯誤の男女差別が背景にあり、かつて生活していた女性達も年を重ねる毎に村から撤退していき、遂には一人としていなくなったという。
 そんな事情を与り知らぬまま、雪絵は天元村へと引っ越すのだった。


第一話-宴

 僻地に聳える大きな屋敷から、淫らな嬌声が延々と鳴り響いていた。
 一人の少女を村人達が祀り上げる『宴』である。とある資産家の私邸にて、一日と欠かさず繰り広げられる催しだった。
「はっ、はっ、はっ、ど、どうですか、雪絵さん!」
「いっ、ぁあああっ、はぁんっ、ぁっ、き、気持ちいぃ……湊さんのおちん〇んっ、すっごく硬くてっ、ふぁああっ、イ、イクの、止まらないですぅっ! ふあっ、はあぁあん!」
「嬉しいです。なら、もっともっと、気持ちよくしてあげますっ!」
「あああ、雪絵ちゃんの感じてる表情、めっちゃ良い……うっ、俺も手が止まらないっ、早く……雪絵ちゃんにぶっかけたいっ!」
「雪絵様っ、好きです。好きですっ! 官能で染まった、その痴態っ、視てるだけでオーガズムにっ! はぁっ、はぁっ、あっ、私の精液もお受け取りくださいっ!」
 四十畳は在りそうな大広間にて、全裸の男達が汗を掻きながら輪を描く形でぎゅうぎゅうに犇めき合っている。円の中心には、雪絵と呼ばれた少女がいた。
 雪絵を大勢の男が取り囲み、順繰りと肉交に励んでいるのだ。
 渦中にて、四つん這いの雪絵を、湊という筋肉質の青年が後背位で善がらせている。雪絵は万人に一人という名器の持ち主であり、挿入したばかりの湊も、早速と快楽の煩悶に苛まれていた。
「感じてる雪絵ちゃん、可愛い。ああ、出るッ、出るッ!」
 二人を包囲する男達も、目の前の行為に中てられたのか、堂々と自慰に耽っている。場は既に佳境にあり、皆一様に興奮が抑えられない様子だった。
「ふあぁあ、出ちゃうっ、また……潮が出ちゃうぅうっ!」
「イ、イキますッ、雪絵さんっ! な、中に出します! うっ、ぐああぁっ! あっ、くぁあああっ……」
「んぁっ、ふぁあっ……ふああぁっ! 熱いのがっ、中に入ってきます……はぁ、はぁ、はぁっ、お腹、あ、熱いっ!」
 湊が雪絵に中出しを決める。
 ありったけの精液を放出したようで、湊は臀部を引き攣らせて苦しそうに身悶えしていた。
 周りで自涜に馳せていた男達も何人か達したらしい。
 無防備に晒されていた雪絵の背中や太腿などに、精液を振りかける男達の姿もあった。
「はぁ、はぁ、はぁ。最高の体験でした、雪絵さん」
「ひぁあああ……わ、私も気持ちよかったです……」
「愛しています。雪絵さん❤」
 湊はペニスも抜かず、そのままの状態で恍惚と余韻に浸っていた。
 雪絵への愛が無尽蔵に湧き出してくる。
 ――このまま一生、雪絵と繋がっていたい――
 心から、そう思わせられた。
 しかし、そういう訳にもいかない。
 何故なら、雪絵は村人全員の姫だからだ。
「おい、射精したんなら早く抜いて退けよっ。次は僕の番だろ!」
 雪絵を包囲する男性陣の一人が苛立ち、夢心地を味わっていた湊を力づくで押し退ける。間髪入れず、今度は色白の中性的な好青年が雪絵に肉棒を差し向けていた。
「雪絵様っ! 次は僕の相手をお願いしますっ!」
「珠樹君……う、うんっ!」
「うっ……雪絵様っ、いきますっ」
 照れながら返事をする雪絵に、珠樹がドキッと心を打つ。
 その愛くるしい姿に情欲が火を噴き、逸物が天を仰いで隆起する。石のように硬くなったそれを、珠樹が一気に肉壺へと突き込んだ。
「ひああっ、あっ! あっ、珠樹君の、硬いっ、ひあぁあああっ!」
「うわあっ、雪絵様の膣内っ、愛液が凄くて、ま、マジで熱いっ!」
 陰茎が根元まで挿入すると同時に、雪絵が悲鳴を上げて背筋を反り上げる。宴が始まり彼これ十時間が経過している。雪絵の感度は既に最高潮へと達しており、それは肉棒が触れるだけで女潮を噴き出してしまう程だった。
「あっ、ぁぁああっ、あっ……」
 ボタボタと雫が垂れて、床に大きな水溜まりが作られる。
 数え切れぬ絶頂を経るも、なお快楽に溺れてしまう。
 止め処なく愛液を氾濫させると、続いて珠樹も腰を撓らせた。
「くっ、ああああっ、これっ……あっ、うぁあっ、あ、愛液が溢れてて……マズいっ、このままじゃ……も、もうっ!」
 男根を締め付けられ、陰茎に搦む愛液に珠樹が逸る。
 逃げ場のない快感に襲われ、珠樹は動く間もなく果ててしまった。
「ああぁああああっ、ああぁああっ!」
 珠樹が射精する。
 挿入して僅か十秒程度の事だった。
「ひゃぁあっ、た、珠樹君の精液、いっぱい……はぁ、はぁっ……」
「ごめんなさい、雪絵様……満足させられなくて……」
 珠樹は、謝りながら泣いていた。
 威勢よく登場したのに、一瞬で終わってしまった故である。
 そんな珠樹が可愛らしく、雪絵が内心で笑う。
「はぁ、はぁっ、はぁっ……い、いえいえ。珠樹君の、凄く硬かったし、精液も沢山で……気持ちよかったですよっ!」
「はぅ。同情はいいです……次こそ、次こそ必ず……うううっ」
「雪絵ちゃん、同情なんていらないよ。おら、ソウロウは早く退け」
 休む間を与えられず、すぐさま別の男が珠樹と交代する。
 大柄である湊よりも更に一回り恰幅の良い男であり、堂々と見せつけてくるペニスもまた、巨根と呼ぶ以外にない迫力だった。
「ああもう、やっと俺の出番か。今日は十時間くらい待ったぞ」
「と、敏明さん……よろしくお願いします」
「へへ、よろしく、雪絵ちゃん❤ 珠樹じゃ全然満足しなかっただろ。俺が、味わわせてやる!」
 そう言い、男がゆっくり亀頭を割れ目に宛がう。
 いまにも破裂しそうな亀頭が割れ目に触れただけで、雪絵は電撃を浴びたように腰を跳ねらせた。
 敏明は、村で最大のペニスを持っている。
 それを承知の雪絵は、覚悟を決めるとばかりに唾を飲み込んだ。
「くううっ! まるで吸い込まれているみたいだっ! 確かに、少しでも油断してたら、あっという間に果てちまうな……ッ!」
 意を決し、敏明が勢いよく腰を突き上げた。
 腕のように太く長い逸物が、一瞬で雪絵の胎内に埋まった。
「んっ、ひゃあぁああぁっ! ぁっ……ぁぁぁっ!」
 膣内を隅々まで凌○され、目元に涙を浮かべてしまう。
 子宮口を抉じ開けんとする敏明の一撃だった。
「はぁぁぁぁっ、やっぱり雪絵ちゃんの膣内、すっげぇ気持ちいいや。動かすのも惜しいくらいだよ」
 全身を痙攣させる雪絵に対し、敏明は陰茎を根元まですっぽり埋めると、魂が抜けたように高揚していた。
「あっ、ひぃっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
「雪絵ちゃん、まだ動いてもないのに善がりすぎだろ。そんなに俺のペニスが良いんなら、もっと味わわせてやるっ!」
 敏明が温もりを噛みしめながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
「ふぁあぁっ、キツっ、キツいよぉおお……あ、熱いっ、お○んちん熱いっ! ふぁあああぁあ、き、気持ちいいよぉっ! 気持ち良すぎてっ、なにも考えられないっ、ふあっ、あっ、あっ!」
「何も考えなくて良いさ。お互い、気持ちよくなろうぜ。うっ、くううぅっ、ってか、相変わらずスゲェ名器だなっ!」
「んっ、ひぎぃっ! あっ、あぁあああっ、あ、あぁああ……」
 悦を噛み締める余裕もなく、只々顔を真っ赤にして喘ぐ。
 巨根だらけの村にて、特に存在感を際立たせる敏明の逸物である。
 Gスポットを抉られ、ポルチオをズンズンと叩かれる極楽に、雪絵は失神と覚醒を何度も繰り返した。
「あっ、あああっ……ぁっ……」
 延々と法楽に溺れ、雪絵の頭の中が真っ白になる。
 ただ本能のままに快感を受け止めていた。
「おらっ、おらっ、おらっ! もっと善がりやがれっ!」
 敏明の猛追に、雪絵の抑制のタガが剥がれていく。
 気づけば、目を反転させ、口からは涎を、鼻からは鼻水を垂らすなどの痴態を晒していた。大勢の男達から注目を集めている状況だが、最早それを気に掛ける余裕はない。
 そんな溺れた様子に更なる興奮を覚えたのか、敏明が早々に陰茎の輸送を加速させる。行為を目の当たりにしている男達も、誘発されたように自慰を激しくさせていた。
「はぁはぁ、雪絵ちゃんの、あの表情、堪らないな」
「ああ、なんて可愛らしい。鼻水まで出して……ああ、マジ可愛い」
「早く俺もヤりてぇ。俺も雪絵を快楽地獄に落としてやりてえよ」
「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!」
「あの、無垢な顔にぶっかけたいっ!」
「おい、みんなで雪絵さんに掛けるぞっ!」
 宴の熱気は臨界点を突破し、とにかくお祭り騒ぎである。
 射精を予感した男達が、雪絵に見舞おうと次々に照準を合わせる。
 夥しい数のペニスを向けられて、雪絵は漸く我に返った。
「あっ、ぁううっ、わ、私、また鼻水っ!」
 そして、自分の痴態に振り返り、慌てて手で顔を隠そうとする。
「別に、鼻水くらい今更だよ、雪絵ちゃん」
「拭わなくても、僕の精液で洗い流してあげるから❤」
「あ、ぁあっ、や、やだ。みんな、視ないでっ、恥ずかしい。おちん〇んも沢山で、恥ずかしいよぉ……んんんっ❤」
「照れてる雪絵ちゃん、めっちゃ可愛い」
「ほら、そのまま。僕らの精液、受け止めて!」
「はうっ、あっ、ああぁあっ、ま、待っ……んんんんっ!」
「恥ずかしいんなら、また気絶しちまえよ!」
「アッッ! んんんんんっ、ま、また奥までっ!」
 敏明が容赦なくピストンを繰り返す。
 感度の高まった陰茎が更に硬度を増し、雪絵が再び悶絶に陥る。
 その悦び様は他と一線を画しており、誰が見ても明らかだ。
 敏明に傾倒している雪絵に、男達が嫉妬心を露わにする。
「雪絵様。やっぱり敏明が一番なんでしょうか?」
「それはぜぇったいダメですからね、雪絵さん! ちゃんと、我々のことは平等に愛してくださいよ?」
 二人の男が耳元で囁く。
 雪絵が悶えながらブンブンと首を縦に振る。
 雪絵は耳が弱い。
 囁かれただけで感じてしまうのだ。
 温かい吐息を吹きかけられただけで絶頂に達したこともある。
「んんんっ、わ、わかりましたからっ、み、耳元で囁かないで下さいよぉ……はぅん、んっ、んぁあぁっ!」
「わっ、雪絵様、お顔が真っ赤です」
「お願いですから、男をイチモツで判断しないでくださいね? 敏明のは、どうみても規格外のサイズなんですから」
「し、してませんよっ」
「本当ですかぁ~?」
「でも、雪絵様、敏明の時だけ反応が……」
「ぁああぁ、そ、そんなこと……ひぁぁああ……あっ!」
「口ではそう言っても身体は正直なんですよ。敏明の巨根で、こんなに潮噴いてるんですから。もうこれは、雪絵さんが許しを請うまで犯し続けるしかありません」
「ゆ、許しもなにも……あっ、い、息っ、吹きかけないでっ!」
「雪絵様、息を吹きかけられるだけで感じてるんですよね。こんなのが気持ちいいんですか? ふぅ~っ、はぁ~~っ……」
「んっ、んあっ、ふぁああっ、ぁっ!」
「はぁ~っ、はぁ~っ」
「ふぅ~っ、雪絵さん、耳も赤くなってて、可愛いです」
「はぁ~っ、ふぅ~っ、雪絵様の耳、小さくて柔らかそうで、ガブッと食べちゃいたいです。はむっ」
「ひあぁああぁっ、み、耳っ、噛まないでっ、ぁっ、あぁあぁ……」
 バックで敏明に犯されながら、耳元で二人の男に責められる。
 雪絵が息を吹きかけられて絶頂する。
 耳たぶを齧られ、潮を噴きだした。
 耳元での言葉責めや甘噛みで楽しんでいた二人は、もっと雪絵の感じる様が見たいと、舌を伸ばして耳の中を舐め始めた。
「んっ、あぁあああっッ! ぁああっ、舐ッ、舐めるのはダメぇえっ、弱いのにぃ……耳の穴っ、ああぁああああああっ!」
「雪絵様は相変わらず耳の穴が弱いですねぇ。反応が可愛くて、こっちまで興奮してきます。ちゅっ、にちゅっ……」
「すごい。またイッちゃったんですね。イク度に背筋をピクピクさせてるから、丸分かりですよ……ちゅっ、むちゅっ」
「ちゅくっ、ちゅっ、ぬちゅっ、くちゅっ……」
「だってっ、ぁあっ、こんなに責められたら、気持ちよくなってっ! んっ、んんっ! やだぁ、敏明さんに挿入れられて、両耳もっ、んんんんっ、これっ、頭おかしくなっちゃいまううっ!」
「半日近く僕らに犯されまくって、もう何百回って達しちゃってるのに、まだこんなに愛液が溢れてくるなんてスゴいです♪」
「ホント、雪絵ちゃんってば、淫乱❤」
「い、言わないでくださいよぉ。ひゃぁぁっ! ぁっ、ぁっ……はぁ、はぁ、んぁぁあああっ!」
 敏明の巨根と両耳責めにより、雪絵が倦まず潮を噴き出す。
 一瞬だけ意識を刈り取られて膝をガクッと落とす。
 身体を崩し掛け、男達に支えてもらう。
 宴の終盤戦には、よく見られる光景である。
 夜通しで幾百という人たちを相手にしていれば、心身共に限界を迎えるのも当然の話だろう。
「はぁ、はぁあっ、あっ、んっ、くううっ……」
「雪絵さん、頑張って。あと少しで終わるから」
「半日近く、こうして皆の相手をしてるんだもんなぁ……」
「それでも順番待ちの残り、まだ二十人くらい居るけどね」
「雪絵ちゃんっ、はぁっ、はぁっ、もうイクぞっ! 俺の精液の全て……雪絵ちゃんの子宮に注いでやるっ、受け取れえっ!」
「は、はいっ、と、敏明さんの……はぁ、はぁ、んっ、くださいっ」
 それから、敏明が射精を宣してラストスパートに移る。
 普段は雪絵に献身的な男達だが、絶頂間際に限り、内なる獣を露わにする。敏明は、まるで雪絵の内部を破壊せんとする暴力的なピストン運動で肉棒を突き上げた。
「ひぁっ、あっ、あぁああああっ、あああああああっ!」
「雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ、雪絵ちゃんっ!」
 膝を痙攣させる雪絵と、雪絵の名を叫ぶ敏明。
 沸騰する場に、周りで自慰に馳せていた男達も、淫蕩を叫ぶ雪絵に魅入られて、自然と手を伸ばし始めた。
「ひゃあぅん! み、皆の手が……はぅっ、あっ、ああああっ!」
 乳首、顔、腹部、陰核に至るまで手で埋め尽くされる。
 乳首を思いっきり摘ままれ、クリトリスに指が這い、開いた口には何本もの指が侵入してくる。腹部や手足にも男達の指が蠢き、耳は犯されて肉壺は巨根に覆われる。
 感度が高まりすぎて全身が性感帯と化した雪絵にとって、この責め苦は快楽を通り越した煩悶の地獄だった。
「んっ、ひぃいいいっ、あぁああああっ、ああぁあっ!」
「雪絵ちゃんのオマ〇コ、ヤバイ、これヤバイ。締め付けが半端なくて、愛液もっ! イクっ、イクぞっ、うあああぁああっ!」
 絶叫と共に、敏明も燃え尽きた。
 日本人離れした巨根から放たれる精液もまた豪快であり、煮え滾る灼熱のリビドーは、雪絵の子宮を存分に満たしていった。
「はぁ、はぁ、はぁ……こんなに出たの初めてかもしんねぇ」
「あ、あぁ……だ、だめっ、意識っ、また……ぁぁぁぁぁっ……」
 ジョロ、チョロロッ、シャァアアッ!
 精液が腹部に常流する快感に、雪絵が飽きもせず気絶する。
 と、それに伴い、全身の脱力から失禁してしまった。
 すぐに目を覚ますも、時すでに遅しである。床に大きな黄色い水溜まりが作られ、周りから大きな歓声が巻き起こった。
「雪絵ちゃん、まぁ~たお漏らししてる」
「雪絵様のおしっこ! 雪絵様のものとなると、おしっこもまた神聖っぽい輝きがありますね」
「ああ。臭いのに、雪絵さんのだと、なんか興奮する」
「ぁっ、ぁぁぁっ、ぁっ、ぁっ。み、見ないでぇっ!」
 シャアアアッ、チョロロッ……シャァアアアッ……
「やだぁ、おしっこ、まだ止まらないよぉ。ひっく、んんっ、ぐすん。早く、止まってよぉ、ひっ、うっ、ううっ……」
 押し寄せる羞恥心に火が出るほど顔を真っ赤にしては、堪らず涙を流して肩を震わし嗚咽も漏らす。枯れた喉で懇願するも逆効果のようで、男達は満足そうにニヤニヤしながら鑑賞していた。
「もぉ~。雪絵ちゃんの失禁なんて毎日見てるんだし、もぉ泣かなくてもいいじゃないですか」
「そうです。今日だけで、もう四回はお漏らししてるのに」
「雪絵さんは此れで良いんだよ! 恥じらってる姿や泣き虫なところ、どれをとっても一級品なんだからな」
「ちゅっ。雪絵さんの涙、しょっぱくて美味しいです❤」
「んはぁ~。やべぇ、失禁ってめちゃくちゃ興奮する。雪絵ちゃんっ、前も中出しされた時にお漏らししてたよな。雪絵ちゃんは中出しが一番好きなのかな?」
「…………」
 雪絵は答えない。
 お漏らしを大勢の異性に視られる羞恥心から泣いていた。
 体質的に漏らしやすく、これまで何度も何度も衆人環視の中で失禁をしてきた雪絵だが、この羞恥には、いつまで経っても慣れないようだった。
 雪絵が顔を真っ赤に染めて、涙をポロポロと流している。
 そんな弱々しい姿に、一同が胸を打つ。
 ここは慰めるべき所だろうと考える者はいない。
 寧ろ、その泣き顔をオカズに、一同は中断していた自慰を再開させていた。
「雪絵様の泣き顔……不謹慎だけど、やっぱり興奮してしまいます」
「ああ、この可愛さ、マジヤバいって……はぁ、はぁっ、はぁっ」
「雪絵さんっ、受け取ってください!」
「俺、顔面に掛けたい!」
「お前、昨日も顔面にぶっかけただろ。今日は俺が顔面だ!」
「それじゃ、僕はお尻に!」
「何処でも良いから、とにかく雪絵ちゃんを汚したい!」
 シクシクと泣く雪絵に、男達が一斉に亀頭を向けて、身勝手にオナニーに直走る。
 場が沸騰している時は、いつもこうである。
 男達は、精液で雪絵を穢す行為が堪らなく好きだった。
「よしっ、イクぞっ、イクッ、雪絵さん、受け取って!」
「雪絵ちゃんの白い肌、存分に穢してやるっ!」
「俺の臭いで一杯にしてやろう」
 やがて、四方八方のペニスからは精液が津波の如く迸る。
 射精はほぼ同時であり、全身が一瞬にして白濁に包まれた。
「あっ、ひゃぁあっ、あぁぁ、ぁァアああ!」
 決して口にはしないが、雪絵も男達の精液を浴びることに強い劣情を抱いていた。
 精液の熱や臭い、粘度……そして、味。
 否応なしに、自身の情欲を極限まで引き上げられてしまう。
 雪絵は、大きな悲鳴をあげながら背筋を大きく仰け反らせ、意識が途切れる瞬間まで潮を噴き出していった。
「あっ、ぁぁ、ぁぁぁ……」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……雪絵さん、気分はどうですか?」
「うえっ、流石にこの人数で一斉に射精すると、臭いも酷いもんだな。ああでも、こんなくっさい精液に塗れてる雪絵ちゃん見ると、またペニスが……」
「雪絵様のおしっこや愛液の匂いだけで僕もイッてしまいました❤」
「あれ、マジで気絶したっぽいな。起きないや」
 精液塗れの雪絵から、すやすやと穏やかな寝息が聞こえる。
 男が指で頬を叩くが、雪絵に反応はない。
 どうやら、熟睡してしまったらしい。
 疼くペニスを待機させていた男達が遺憾の声を漏らしていた。
「まぁじかよ! 俺まだ今日、挿入してもらってないぞ!」
「う~ん、あと残り二十人くらいだったのに、残念だな」
「ま、今日はもうお開きか……くそう」
「起こしちゃいけない決まりになってるからな」
「ん~、ここ最近ずっと犯されてたし、疲れが溜まってたんだろな」
「添い寝は良いだろ?」
「精液塗れやで」
「……別に、いい。雪絵ちゃんと一緒に寝られるなら」
「あ、じゃあ俺も」
「雪絵ちゃん、おやすみ。といっても、もう朝だけどね」
「雪絵さま。今夜は僕の相手もしてくださいね」
 心残りを煩う者が雪絵に寄り添うも、とにかく宴はお開きとなった。
 一同が労いの言葉と共に、雪絵に軽くキスをする。
 日暮れに始まった宴は、翌日の朝に終わりを迎えるのだった。

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