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NTRの記事 (4)

ももえもじ 2024/05/02 00:21

職場で交際発表した途端に、嫉妬深い30人の同僚たちが一変した

プロローグ


 十年振りの男女交際は唐突だった。
 やはり、恋愛に於いて共通点が多いのは重要らしい。高校の同窓会で久しぶりに再会したかと思えば、その日の内に盛り上がり、彼と関係を結んでしまったのだ。
 お酒を飲みながら、高校時代の回顧である。センチな想いを極めていたようだ。
 お互いに「いい歳」なのも理由かもしれない。理想は理想でしかなく、現実的に存在する彼を手に取り、今日も互いに貪り合っていた。
「翠歌ッ、翠歌ッ、んちゅっ、んっ、ぢゅっ、翠歌ッ……!!」
「ひゃぁああっ、そ、それ、最高……巡くん……も、もっとお願い……」
「翠歌は、ホント耳舐められるの好きだな~、んちゅっ、ぢゅっ、ぢゅくっ❤」
「ひぁぁあぁああ……脳みそ掻き回されてるみたいで……幸せなの……!!」
「いくらでもやってあげるけど、手ぇ止まってるよ。俺もう限界だからさ」
「ん、んん……ごめん、巡くんの……凄くドロドロに……ガマン汁が……」
「あぁあ、イクッ、そろそろ出すよっ……!!」
「うん……私も……」
「あぁあっ、あぁああああああッ!!」
「んっ、ひゃぁあああああああッ!!」
 耳元から脳へと直接伝わる、巡くんの断末魔。同時に、私の太腿へと熱い感触が這う。巡くんが絶頂に至ったらしく、宛がわれた亀頭から白濁が満ちていた。
 私も、呼吸を合わせてオーガズムを得る。耳を蹂躙されながら、右手で巡くんを慰撫しつつ、左手で陰核を擦り上げていく。じわりと染みるような快感が昇華していった。
「はあ、はあ、はあ……」
「翠歌……気持ち良かった?」
「え、う、うん。良かったよ。耳舐められるの好きだから。巡くんは?」
「最高だよ。マジで一日中ヤッてたいわ。という訳で今度は俺が下な?」
「ええ~、出したばっかなのに凄いなあ。でもこれから買い物に行くんだよね?」
「なんか買い物はいいや。もっと続きしてたいんだけど、ダメかな……?」
「ん……良いよ。じゃあ、巡くんの……お願い」
「よっし。いやあ、エッチだなぁ~。流石は俺のお嫁さんだぁ」
「……あはは」
 三十代も中盤に拘わらず、二人して男女経験が豊富という訳では無かった。
 私が十年振りな上に、巡くんに至っては私が初めてだったのだ。
 休日なのを良いことに昼間から肉体を交える様子は、まさに思春期の男女である。それ以上かもしれない。これまで抑圧してきた性欲が一気に暴発した感じだ。
 まるで不足した思い出を補うように……必死で異性の肉体を味わい続けていた。
「仕事の調子はどう?」
「えっ!? あぁー、まあ。順調だよ。大きなプロジェクトが終わったから、やっと一息吐けるって所かな。だから、これからは定時で帰れるよ」
「言い寄られたりしてない?」
「あはは、そんなことないってば……」
 余韻に浸る中で巡くんが仕事の話を振る。私は「またか」と内心で溜息を吐いた。
 私は、大手企業の開発部に属している。技術課は私以外の全員が男性だった。
 三十二人が所属する中で三十一人が男性という。女性は、私一人だけ……女性の技術者って珍しいなと、巡くんに突かれて思わず答えてしまったのだ。
 いま考えれば、そんな内情まで話さなくても良かったと思う。
 巡くんは、思いの外に嫉妬深かった。
「そんな男しか居ない職場でホントに言い寄られたりしてないの?」
「当たり前じゃん」
「若い奴らばっかりなんだろ?」
「でも二十代の子は、私のことなんてオバサンくらいにしか思ってないから」
「ホントかよ」
「十年以上も勤めて、そんなの一回も無かった訳だし。私なんか拾ってくれるのは、この世で巡くんくらいなもんだよ?」
「へへ、そっか。じゃ、俺だけのお嫁さんだな」
「あはは」
 ところで……最近は、よく巡くんの口から「お嫁さん」という単語が出てくる。
巡くんも私も、もうすぐ35歳だ。
 巡くんは考えているのかもしれない。私との将来を……
「…………」
 別に不満は無い。寧ろ、私も望む所だ。
 きっと、巡くんを逃したら、もう私に婚期は訪れないと思う。
 巡くんは良いヒトだし、なにより一途だ。私なんかには勿体ないくらい良いヒト。
 ただ……時々、高圧的になる所が玉に瑕である。
 始めの頃は優しくて、寧ろ温和だった。
 日を重ねるに連れて少しずつ口うるさくなったというか……良いんだけども。
 また、私自身ちょっと自己嫌悪に苛まれることがある。心のモヤモヤ……
 間もなく私は三十五歳。もっと、いっぱい恋愛しておけば良かったなあ……
 二十代の頃は本当に無気力で……なんで、なにもしてこなかったのかなぁ……
 と、たま~に思う日があった。
 でも別に良い。巡くんと、これから幸せを作っていけば良いのだ。
 この時は、本心からそう思っていた。

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ももえもじ 2023/01/19 00:52

人妻AVデビュー2

 あらすじ


 松浦 紗友里(まつうら さゆり)
 子持ちの人妻でありながら、裏で多額の借金を抱えていた。
 借金の事実を夫にも打ち明けられず、一人で苦しんでいた際に見つけた求人がインディーズのAV女優である。AV会社による撮影ではなく、飽くまで個人の撮影であり、不安になりながらも紗友里は迷走の果てに応募した。

 ……撮影は大成功だった。
 作品が空前絶後のヒットに達すると、紗友里は瞬く間にアンダーグラウンドの姫として狂い咲く。突出した美人でなければ、36歳の人妻らしいぽっちゃりの紗友里であるも、その凡な潜在性が無量の男を魅了したのだった。
 それは、まるで邪悪な性の神に呪われたように……
 経験の無い童貞も、生業としたAV男優さえも、紗友里を渇望するに至った。
 モテ期というには、あまりに大規模なハーレムだろう。ファンとのセックスを企画とした感謝祭では、紗友里との交配を熱望した輩が何十人と集まり、一人の女を巡って争う乱痴気祭りが勃発した。

 36歳の人妻から放たれる魔的な魅力には、女性の経験が豊富な遊び人さえも一途にさせるチカラがあり、誰彼が紗友里へと依存したのだ。
 紗友里もまた、全身で味わう男達の愛情に絆されては、脳裏でチラついていた旦那の存在を蚊帳の外へと放り、【性】へと骨を埋めてしまう。大勢に愛される快感に、どっぷり溺れた瞬間だった。

 それからの紗友里は、家庭を持つ身でありながら、遅咲きの性欲から抗えずに、男達からの誘いを断れなくなり、或いは嬉々として受け入れていた。目先の愛に没頭する紗友里は、やがて私生活でも見境なく数多の男性と関係を深めるようになるのだった。
 何百、何千、何万人という男に愛される幸せが紗友里を変えたのだ。


 なお、紗友里は借金を既に完済している。膨大な数のファンを囲う紗友里には、大金を貢ぐ輩が多く存在する。最初こそ遠慮していた紗友里も、いつしか金銭を受け取るようになり、いまでは一晩の乱交パーティーで旦那の年収を遥かに凌ぐ金額を手にしていた。


『紗友里さん!! 今日はK9グループとL1グループの合同ですよね!?』
『やっとLグループだよ~!! 紗友里ちゃん待たせすぎ!!』

「K9とL1と……それからL2とL3のグループも一緒ですよ」

『え、えっ!? 今日は4グループの合同なんですか!?』
『らしいな。ちゃんと俺の番が回ってくるか心配だわ』
『俺のことも相手にしてくれよな~? 紗友里~?』

「ふふっ、ちゃんとみんな相手にするから大丈夫ですよ♪」

『いやいや4グループじゃ全員に回ってこないでしょ。百人近くいるじゃん』
『そもそも、紗友里ちゃんの身体は大丈夫なの?』

「大丈夫。一昨日は6グループと合同だったから……」

『凄すぎ』
『あー、早くヤりてぇ。もうそっち行って良い?』

「ええっ!? まだダメだよーーー!! さっきK8グループが終わって帰ってきたばっかりなんだから!!」

『無理。待てない。いまから紗友里ん家に凸する』
『マジかよ。俺も行くわ。仕事抜け出してくる』
『おい、抜け駆けは規則違反だろうが!!』
『じゃあ、お前は時間通りに来れば良い』
『ふざけんな。俺も行くぞ』


「ええーっ!? 何人で来るつもりなの!? 夫が帰ってくるかもしれないじゃん!! 私の家はダメーーーっ!!」

 SNSではファンがグループ化されており、紗友里は平等かつ順番に男性陣の相手をしている。毎晩と大きなラブホテルを借りては、全員と行為が終わるまで宴は終わらない。
 トラブルを避ける為に、コミュニティで規則を設けてはいるものの、最近では殆ど意味を成していない。今日も、規則を破った男達が紗友里の家へと赴こうとしていた。

「ダメったらダメっ!! もう夕方だもん。いつ夫が帰ってきてもおかしくないの。昼間だったら考えたけど、いまは絶対ダメ。約束を破ったら、絶交だからね!!」

 未だ人妻の紗友里が戸惑いのレスポンスを送るも、その表情は紅く蕩けていた。
 そして今夜も、男達の愛情を一身に受け止める……


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ももえもじ 2022/05/26 22:04

幼馴染との恋愛。童貞の僕と、隠れヤリマンの彼女。初めての交尾。

 一

 気弱で頼りない尻谷柚とは僕のことだ。学力や運動、容姿・家庭の全てにおいて並み以下の位置におり、特に此れと言った特技も持たず、只管に哀れを極めていた。
 虐められた経験も多く、入学したばかりの小筒津学園では、良くも悪くも目立たぬように息を潜めて過ごしている。そんなパッとしない僕だけど、最近になって一つ成し遂げた快挙があった。
 放課後の教室にて一人で静かに佇んでいると、その快挙が忙しなく現れる。教室のドアが勢いよく開かれ、その者は両手を合わせながら、開口一番に謝ってくれた。
「はぁ、はぁ、はぁ、柚くん、ごめーん! めっちゃ待たせちゃった。思ったより委員会が長引いて……はぁ、はぁ、はぁっ……」
「あっ、唯香っ……だ、大丈夫だよ」
「でも二時間くらい待ったでしょ。ホント、申し訳ないっ!」
「だ、だから良いって。委員会だったんだし仕方ないよ……」
「あははっ、ありがと」
 快挙とは、生まれて初めての恋人が出来たこと。相手は晴峰唯香と言い、クラスメイトであり、同時に古くから知る幼馴染でもあった。
 成績は僕より悪く、快活な性格とは裏腹に運動神経も優れていない。そこまで可愛いという訳でもなくて、取り柄と言えば、いつも元気なことくらいか。お陰でライバルも少なかったので、割とあっさり付き合うことが出来た。
 と言っても、幼少期から片思いしていた事実には変わりないが……
「えっと、帰ろうか?」
「待って。帰る前にさ、部室に寄らない?」
「ドキッ」
「良い? この前の続き……したいんでしょ?」
「うう……う、うん!!」
 帰り支度をする僕に唯香が首を横へと振り、代わりに別のお誘いを持ち掛けてくる。部室という単語だけで、僕の心臓が高鳴ってしまう。
これがエッチのお誘いであることが明らかだからだ。
 小筒津学園には茶道部があり、立派な和室を構えているも、部員は唯香のみという現状だ。顧問すら滅多に訪れない部室を殆んど唯香が独占していると言って良い。そんな場所に、いまから恋人同士が赴く。もはや、疑いの余地は無かった。
「あはっ、それじゃ、行こっか♪」
「……うん」
「手……握る?」
「……うん」
「ん、そういえば、もう付き合って二か月くらい経つけど、こうして手を握るのって初めてじゃない?」
「そう、かも」
「あはは。順番が逆だよね。前にさ、ほら……」
「う、うん。手コキしてもらった……」
「…………」
「最高の体験だった」
「よ、良かった。今日は、もっと気持ち良いことしてあげるね♪」
 唯香の差し伸べる手を静かに握る。いまが夕日の差し込む時間帯で助かった。確かめるまでもなく、僕の顔は真っ赤に染まっていることだろう。世界を灼熱に染める夕焼けが僕の赤面を誤魔化してくれている。けれど、手汗だけは誤魔化しようが無くて……人気のない廊下を歩く中で僕は一人で勝手にしどろもどろしていた。
 やがて茶道室に到着する。校舎の離れに有る建物の一室……そこが茶道部の活動拠点だ。唯香だけが持つ鍵にてドアを開錠すると、間もなく畳の心地良い匂いが伝わってきた。
「あの時のままだね」
「先生すら来ない場所だからね。好きな場所に座ってて」
「うん」
「緊張してる?」
「そりゃあ……当たり前でしょ。僕は……初めてなんだから」
「そっか。嬉しい」
「唯香は……初めてじゃないんだよね」
「……うん。いままで二人の男性と付き合ったから……」
「一人は、僕の兄なんだよね……」
「…………」
「なんで別れたんだっけ?」
「いま、その話をしたいの?」
「……止めておこっか」
 部室に入ると、すぐに唯香が鍵を掛ける。部屋は本校舎から離れた場所に孤立しており、多少大きな声を出しても誰かに聞こえることはない。邪魔の入らない二人っきりという状況に、早速と煩悩ばかりが溢れてしまう。血液が下半身へと集中してしまい、初めてのセックスということから、心臓もバクバクと鳴りっぱなしだった。
「そういえば、コンドームは……」
「ちゃんと持ってきたよっ! 今日は大丈夫っ!」
「良かった。今日こそ、最後まで出来るね」
「う、うんっ」
「あはは、私も緊張してきちゃった。少し待ってて、手を洗ってくるから。デリケートな場所も綺麗にしたい」
「あ、それじゃあ、僕も……」
 なお、エッチを目的に茶道部の部屋を訪れたのは、これで二度目だ。つい先日にも訪ねたばかりであり、その時はお互いに服を脱ぐ所まで漕ぎ付けられた。コンドームが無いせいで惜しくも最後の行為までは至れなかったけど、その代わりに唯香の手コキを味わうことが出来た。
 唯香の繊手と甘い肉体は最高の思い出である。だけど、まだ最後の一手が残っている。通販で購入した十二個入りのコンドームパックを取り出すと、突っ張ったズボンをそのままに、正座しながら唯香との一手を心待つのだった。

 二

 八畳の和室にて僕と唯香の二人きり。お互いに向かい合い、正座の姿勢で見つめ合っている。茶道部員として正座がデフォルトな唯香に対し、僕は単なる緊張感から、自然と畏まった姿勢を取っていた。
 どっちから動くことも無く、暫く睨めっこの状態が続いてしまう。
「…………」
「…………」
 少し照れたような、はにかんだ顔が眼前にある。見飽きるくらいに馴染んだ顔の筈なのに、どうしてこんなにも心を打たれるのか。目を合わせるだけでも心臓が煩わしい。やたら顔が熱くなり、指先の震えすら感じた。
「柚くん。顔がめっちゃ真っ赤だよ」
「うう……」
「可愛い❤」
「み、視ないでよ。は、早く始めよう?」
「そうだね。それじゃあ、まずはキスから?」
「う、うんっ」
「そういえば、まだキスもしてないよね。柚くん、キスの経験は?」
「……したことない」
「私がファーストキスの相手なんだ……すっごく嬉しい❤」
「んっ……」
 僕とは違い、経験のある唯香が事をリードしてくれる。唯香は処女ではなく、それどころか前に僕の兄と付き合っていた時期もあった。
 女慣れした兄と童貞の僕を比較されるのが怖い……そんな気持ちを汲んだように、唯香は赤ちゃんを宥めるように優しく僕を抱き締めてくれた。
 そして、女子特有の蕩ける香りに魅される暇も無く、唯香の花唇が僕に重なる。お互いに膝立ちした状態で唯香が僕をハグしながら――。
「んっ……」
「ふぅっ、んんんっ……」
 ……僕の、初めてのキスだった。
 唇が触れた瞬間、感動の余りに視界が明滅する。舌を搦めるような濃厚なキスではない。唇が重なっただけのキスである。でも、唯香の唇は想像よりも遥かに柔らかくて、甘くて……僕の理性を剥がすには十分すぎる刺激だった。
 十秒くらいが経ち、そっと唯香が離れる。
「柚くん、キス上手だね」
「ぁ、う、そ、そう、かな?」
「柔らかくて気持ち良かった! もう一回しよ?」
「あ、うん……」
「んっ、ちゅっ……」
 ファーストキスに心を奪われて曖昧な返事をしてしまう。なにかを言う前に、再び唯香の唇が覆い被さった。
「んっ、んちゅっ……んっ……」
 またも唇同士が触れ合うだけのキス。でも、今度はもっと情熱的だ。唯香が両手で強く抱き寄せてのキスである。お互いに密着状態になり、僕の滾りに滾った股間が唯香へと当たってしまう。さり気なくお尻を引いてテントを退けようとするも、唯香は「そんなの気にするな」と言わんばかりに、くっ付いてきた。
「うっ、んっ……ちょ、ちょっと……んっ……」
「はぁっ、んっ、柚くんっ、すっごい興奮してるね。んっ……だって、ずっと勃ちっ放しじゃん……んちゅっ、んっ……可愛いっ❤」
「うぁ、き、気付いてたんだ。は、恥ずかしい……」
「生理現象なんだから気にしなくて良いんじゃない?」
「恥ずかしいものは恥ずかしいんだ……んっ……」
「柚くん、良い匂い……」
「うああ、に、匂い嗅がれるのも恥ずかしい……」
「すんすんっ、ん~っ、柚くぅん❤」
 実は、廊下で手を繋いだ頃から既に股間はオーバーヒートしていた。
 ズボンがパツパツに盛り上がっており、下着の中は見るまでもなく先走り汁で哀れに濡れている。そんな状態での唯香と密着キスなのだ。テントが唯香の下腹部に擦れたままのキスは、思わずイッてしまいそうになるくらい、かなり気持ち良かった。
 このまま射精したくて堪らない気分である。勿論、やらないけど……と、思っていたのに、気付けば密着したまま無意識に腰をグリグリ動かしていた。テントが唯香の腹部に擦れる。
「ふぁあっ、柚くんっ……硬いの、当たってるっ❤」
「あ、ご、ごめんっ。調子に乗り過ぎた……」
「怒ってないよ。寧ろ、嬉しいかな。こんなに喜んでくれて❤」
「うう、唯香が、その……めちゃくちゃ可愛くて……」
「嬉しいよぉっ❤ もっかいキスしよっ! んっ♪」
「んっ、ふぅうっ、ゆ、唯香も、キ、キスが上手だよっ」
「ありがと。柚くん、大好きっ❤」
「うあぁあっ、僕ら幼馴染なのに。唯香とこんなことしてるなんてっ、未だに信じられないよ。あぁあっ、こ、股間が唯香に当たってるっ! あぁああっ、で、出ちゃいそうっ!」
「えっ、本当っ?」
「う、うん。も、もうイキそうかもっ……」
「ん……ちょ、ちょっとストップッ! そこで出しちゃって良いの?男の人って何回も出来る訳じゃ無いし、ズボンの中で出しちゃうのは勿体ないんじゃないっ?」
「う、ううっ……」
「まずはズボンを脱いで、ね?」
「わ、わかった」
 抱き合ったまま、お互いに愛し合っていた所で唯香が離れてしまう。
あと少し離れるのが遅かったら、本当に下着の中で射精していたかもしれない。残念だけど、唯香の言う通り何発も放てる訳では無いので、密着キスはこのくらいに留めることに。
 でも、衣服越しの触れ合いがこんなに気持ち良いとは……これから唯香の全裸が拝めるというのに、暫く名残惜しさが続いた。
「お互いに脱がせ合いっこしよっか♪」
「う、うんっ」
「まずは私の服を脱がせてみて?」
「わかった」
 そうして遂に脱衣が始まる。唯香の嗜好で、それぞれ服を脱がせることに。ブレザーのボタンを丁寧に外して、ワイシャツも脱がせると。清潔感のある白いブラジャーが現れた。
「……はぁ、はぁ、はぁ」
 唯香は運動音痴ではあるけど、スポーツが嫌いという訳では無い。合間を見つけては運動を嗜む唯香の、スラリとした肢体が露わとなり、僕の興奮も拍車を掛けていく。極めつけは、年相応に育った瑞々しい乳房だ。ブラジャーで絞められた谷間と、ふんわり甘そうな肉の盛り上がりに、僕は荒々しい鼻息を隠せそうになかった。
 現れたブラを、すぐに取り外しに掛かる。フロントホック式のブラだったので、あっさり外すことに成功した。中々外せず焦りに焦った前日とは違い、スムーズな自分に内心でホッとする。
「…………」
「おおっ!」
 やがて待ちに待った乳房がお目見えになる。しなやかな肉の恵みと、その山頂には自己主張をする淡い色の乳首があった。
 性を目の当たりに、僕の顔が一層に熱くなるのを感じる。この場に恥じらいを感じているのか、唯香の挙動が落ち着かなくなり、確かに顔も赤くなっていた。
 全体的に色白な唯香は、ほんのりな紅潮でも赤みが明らかになる。僕に対して緊張しているのが嬉しくて仕方なかった。
「はぁ、はあ、あぁっ……」
「柚くん興奮し過ぎだよ。おっぱいなら、この前も観たでしょ」
「前の時は……緊張し過ぎて全然覚えてない」
「確かに。前は、すっごいテンパってたもんね」
「うん」
「…………」
「乳首、勃ってる……」
「ん、当然でしょ。私だって興奮する」
「触って良い?」
「許可なんて要らないよ」
「あ、ありがとう。じゃ、じゃあ、揉むね」
「……ぁっ」
 よく分からないけど、この大きさならDカップはあるだろう。手にフィットし易そうなサイズだ。試しに、両手を双峰へと乗せてみる。
……確かな弾力が伝わり、脳の溶けるような刺激が走った。
 そして、何度も圧搾を続けていく。
「柔らかい」
「ありがと♪」
「痛くない?」
「平気。もっと強く揉んで良いよ」
「ん…………気持ち良い?」
「……うん。気持ち良いよ」
「もっと揉んじゃう!」
「……んっ、柚くんの手、温かいっ」
「気持ち良い?」
「……うん。ふぁっ、あっ……」
「可愛い声。もっと気持ち良くさせてあげるねっ!」
 次第に唯香から色っぽい声が漏れてくる。感じてくれる唯香に気を良くした僕は、もっと満足させたいと思い、もういくらかおっぱいの按摩を繰り返すのだった。

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ももえもじ 2022/04/18 13:23

【再録】人妻AVデビュー

『36歳です。仕事に興味があります』

 物語は、SNSへと届いた一通のメールにより始まった。
 明らかな捨て垢のオファーに訝しむも、結局と廣峯勇志は誠実な対応で相手を出迎える。話を聞けば、送信者は結構な年上であり、更には現役の人妻だという。人妻相手ではトラブルが多く、そもそも廣峯にはロリコンの嫌いがあり、年上に興味を持った経験すら無い。案件を断ろうと何度も考えた末の、松浦紗友里との出会いだった。

「あっ、もしもし。ユリです。い、いま到着しました……」

「峰岸です。もう隣に居ますよ」

「あっ……!? あはは……は、初めまして」

 約束の日にて廣峯が初めて紗友里と出会う。既に廣峯は待ち合わせの場所にて待機しており、その声に驚いた紗友里が思わずスマホを落としそうになる。

「え、と……早速ホテルでしょうか……?」

「いきなりで良いんですか? 僕としては、打ち解ける為にも、まず軽く食事を考えていました。メールでも、そう伝えていたと思います」

「あっ、そうでしたっ……ごめんなさい」

 互いに偽名で自己紹介を交わす。落ち着いて話す廣峯とは対照的に、紗友里は緊張を極めて何度も口を噛む。異性との会話にすら慣れていない印象だった。
 自分より7つも年上の、なんとも慌てた様子に、廣峯が一先ずホッと息を吐く。経験の豊富な廣峯でも、初めて会う女性には警戒心や不安が拭えず、それだけに紗友里の初々しい態度は、程良いアイスブレイクとなった。

 また、想定よりも整った紗友里の容姿に廣峯が感嘆する。予め紗友里の写真はメールで送られていたものの、写りが悪くてスカを喰らっていたのだ。
(やっぱり、実際に会わないと分からないもんだな……)
 しかし、実際の紗友里は顔立ちがきめ細かく、着痩せしながらも存在感を放つ乳房の膨らみや、僅かに赤み掛かった美しい髪など、写真だけでは分かり得ない魅力を多く備えていた。

 三十代にも拘わらず垢が抜けない雰囲気も、廣峯の扇情を大いに煽る。廣峯の視線が何度も上下に揺れ動き、その度に紗友里が気恥ずかしそうに萎縮していた。

「好きな物を注文して構いませんよ」

「え、えっと……ごめんなさい。結構です」

「要りませんか?」

「正直に申しますと、不安ばかりで何も喉に通りません……」

「そうですか。大丈夫ですよ。じゃあ、自分だけ注文させて頂きますね」

「はい」

 一行は、駅にあるカフェへと足を運んでいた。
 これから二人は、ホテルで身体を重ねなければならない。明らかに性的経験の乏しい紗友里は、緊張と不安で食欲が湧かず、赤面を隠すように俯いてばかりだ。
 空腹の廣峯は、そんな紗友里に構わず次々に軽食を頼んでいく。一息を吐くと、廣峯は本題を切り出した。

「ギャラは10万円です。宜しいですか?」

「……はい」

「こちら契約書と誓約書になります。よく確認した後に、サインを下さい」

「分かりました」

「大丈夫ですか? 顔が真っ赤ですけど……」

「うああ!? ご、ごめんなさいっ!!」

「い、いや、謝らなくて全然良いですけど」

「うう……」

「あの、一つ聞いても良いでしょうか?」

「な、なんでしょうか!?」

「どうしてユリさんはAVに出演する気になったんですか? 失礼ですが、全然そういうタイプには見えません。ユリさんのような淑やかな女性からオファーが来た時はビックリしましたよ」

「…………」

 水耕栽培に携わる廣峯勇志は、副業としてAV制作を営んでいた。
 AVと言ってもメーカーに勤める訳では無く、個人によるインディーズである。素人との行為を撮影しては、それにモザイク等の編集を行い、サイトで販売する。大体の相手は、素人と言えどアダルトを生業とする者であり、こうした仕事にも抵抗が無い女性ばかりだ。

 しかし、明らかに紗友里は違う。異性への耐性は無く、そもそもが人妻である。話から察するに、旦那には確実に秘密にしての、今日という仕事だった。
 アダルトに初心者な上に、旦那には内緒の人妻と来れば、理由は一つしかない。察しは付くものの、廣峯は紗友里の言葉を待った。

「実は、借金があるんです。夫には絶対に知られたくなくて……」

「そうでしたか、すみません。話さなくて大丈夫ですよ」

「ありがとうございます」

 紗友里の指先は震えていた。
 感情を必死に押し殺すように、声も上擦っている。業界とは無縁の人妻が急にアダルト産業へと首を突っ込んだのだ。借金で精神的に追い詰められた末ならば、紗友里の震えも必然だった。

 借金か脅迫か、その辺りを予想していた廣峯に驚きはない。優しい言葉と共に、紗友里の手を握って慰める。この仕事をしていれば、訳アリな女性との出会いも多い。いまにも不安で事切れそうな紗友里に、これでもかと廣峯が慎重に接する。物柔らかい廣峯に、紗友里は初めて笑顔を見せた。

「優しいんですね」

「普通ですよ。どんな僕を想像していたんですか……」

「アダルト関係の仕事には、もっと物騒なイメージがありました」

「なのに、よく来てくれましたね」

「今日の約束を取り付けた時は何度も後悔しました。今朝も後悔で泣いちゃって。だから、峰岸さんが優しい人で本当に良かったです。本当に、本当に……」

 紗友里の借金は、完全に私的な理由による破産だった。
 専業主婦として暮らす傍らに、趣味の買い物が高じた結果である。その内気な性格から、旦那や家族にも破産を打ち明けられず、一人でカードの請求に怯える日々を送っていた。

 そして廣峯がSNSで発信した「高額バイト」のハッシュタグに引っ掛かった次第である。初対面の男と性行為を行い、マスクの着用が可能とは言え、更には撮影もされる不安に、紗友里のストレスは限界に達していた。
 そんな現況での温もりは有難く、紗友里の瞼には涙を浮かべていた。

「それでは、そろそろ行きましょうか」

「は、はい。ホテル……ですよね?」

「勿論です」

「……ッ!!」

 最後のパンケーキを口に放り込んだ廣峯が言う。時刻は、間もなく夕方に差し掛かっている。旦那にはママ友との飲み会だと伝えており、夜間は丸々と廣峯に費やす予定である。紗友里にとっては仕事でも、旦那から見れば不倫でしかない。旦那ではない異性と肩を並べてホテルへと向かう紗友里は、チクチクと罪悪感を感じながら、不安と緊張で心臓を高鳴らせていた。

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