【お知らせ】新プロジェクト始動します！
こんにちは、やさにきです。いよいよ６月に突入しましたね。2023年が間もなく半分過ぎようとしている事実から目を背けたい今日この頃でございます。
今週は息子からもらった胃腸炎による腹痛に悶え苦しんでおりました。進捗はほとんどないのですが、先週の記事で予告していた通りこれから開発をスタートさせる新作のお話を中心にさせていただこうと思います。
次回作のアイディアの大元は小説でした。奇書『ドグラ・マグラ』の作者として有名な夢野久作の短編『瓶詰地獄』をご存知でしょうか。
クリスチャンの幼い兄妹が無人島に漂着し、サバイバル生活を送ることになるのですが、兄は次第に美しい女性へと成長していく妹を意識するようになっていく……という内容です。かなり短い作品で、青空文庫で無料で読めますので、興味のある方はぜひ。
妹ものでも作るのかと思われるかもしれませんが、私が引かれたのはそちらではなく、無人島というシチュエーションでした。
絶海の孤島──外の世界から隔絶され、
いつ命を落とすかわからない極限の環境下で、
男女の心理は正常であり続けられるのか。
生への執着は誰でも持ち合わせているものです。平穏な日常を過ごしてきた人なら、突如それが脅かされることに言いしれぬ恐怖を感じるのではないでしょうか。その恐怖は多かれ少なかれ、人の精神を狂わせるはずです。
次回作では自身の生存が脅かされる恐怖から生じる葛藤と狂気、エロを描きたい──そう思いました。
というわけで、次回作のタイトルを発表いたします。
無人島社員旅行記
- 牝犬たちの生存戦略 -
愛憎渦巻く無人島サバイバルSLGの制作を開始いたします。
あらすじ
主人公は地元に根ざした小さな広告代理店の営業マン（男です）。中堅社員として仕事に励みながら、刺激こそ多くないものの平和な日常を過ごしていました。
あるとき、思わぬ大口の案件が舞い込んだことで会社は大きな利益を上げます。社長は社員の労をねぎらいたいと、社員旅行を企画。主人公を含む社員たちは皆喜んで、夏のクルーズ旅行へ出かけます。
しかし、彼らの乗船したクルーズ船が事故で難破。主人公は海へと投げ出されてしまいます。気がつくと、そこはどことも知れぬ砂浜。運良く命は助かったものの、漂着した先は無人島でした。
幸運なことに、漂着したのは主人公だけではありませんでした。同じく無人島に流れ着いた同じ会社で親しくしていた女性社員たちと一緒に、救助を待つ間、生き延びるための行動を開始します。
……という筋書きをざっくり考えていますが、細かい部分はこれから詰めていこうと思います。同じ会社の社員だけ一緒に漂着するのは無理があるだろ！というツッコミはどうかご勘弁くださいませ。
ヒロイン紹介
太刀野 暁美
主人公の会社の先輩。新入社員だった主人公のメンターを務め、その成長を見守ってきた。頼れる姉御肌の女性で、他の社員からの信頼も厚いリーダー的な存在。美人だが少し近寄りがたいところがあるせいか、長らく恋人はいない模様。手先が器用で、DIYが趣味。
星宮 夢乃
主人公がメンターを務める会社の後輩。人懐っこい性格で、何かにつけて主人公に甘えている。就職する前は大学の陸上部に所属しており、人並み外れた体力を持つ。中学の頃から長くスポーツ漬けの生活を送ってきたため、恋愛経験に乏しく、彼氏ができたことはないらしい。
朝霧 静葉
事務として主人公たちの業務をサポートしている人妻の女性。抜群のプロポーションと母性あふれる優しい性格から、男性社員に絶大な人気を誇る。夫とはとても仲が良く、現在、仕事の傍ら妊活に励んでいるとのこと。主人公とは、ある事件がきっかけで仲良くなる。
主人公（名前未定）
広告代理店の営業マンとして勤務している。仕事はできるほうでコミュニケーション能力も高く、社内での信頼は厚い。ボーイスカウトの経験があり、基本的なサバイバル技能を習得している。
ほかにも各キャラの設定をぼんやりと考えていますが、まだ人物像の掘り下げには至っていません。テキストを書いていくうちに深掘りしていけたらと思います。
エロシーンの方向性とゲーム性
過去作にはない"獣的"なセックス
基本的には和姦を想定していますが、"狂気"がひとつのテーマになっているので、肉欲に駆られて無理やりという展開はあるかもしれません。
流された島は無人島であり、主人公たちは非常に原始的な生活を強いられます（かつて人がいた痕跡──例えば廃墟みたいなものは登場させるかもしれません）。食べられる果物や野草を採取し、魚を釣り、ときには獣を狩って肉を食べます。調理のためにナイフなどの道具を自分たちで作らなければなりません。
▲当然冷蔵庫などはないので食べ物は腐ります。時間経過で食材が腐敗するシステムも組み上げました。
彼らはまるで石器時代にタイムスリップしたかのような暮らしを送ることになります。その中で描かれる性行為はどの過去作よりも野性的で、獣じみたものになる予定です。
肉欲を貪る彼らを包む布団や柔らかいベッドはありません。彼らは木の幹を支えに立ちバックをしたり、土の上に寝転がって泥だらけになりながら求め合ったりと、美しく残酷な自然と溶け合いながら性行為に興じることになります。
では、会社の関係者というだけで男女の仲ではない主人公と彼女たちが何故肌を重ねることになるのか──その詳細については、追々お話していこうと思います。
キャラクター同士の関係性
当サークルではこれまでキャラクターたちの心理描写に重きを置き、複雑な内面に裏付けられたエロの追求に努めてきました。本作でもその方向性は変わらず、人間ドラマとエロを上手く合体させた作品づくりを行うつもりです。
▲主人公とヒロインの繋がりを描く上で回想も取り入れるため、仕事着差分も用意しました
今回は単独ヒロインではないため、ヒロイン同士の掛け合いや関係性もゲームの大事な要素になります。
今作はヒロインたちが皆優しく利他的で、１匹のオスを仲良くシェアしようという発想を初めから持ち合わせているわけではありません。主人公がほかの女と仲良くしていたら嫉妬しますし、極限環境を生き延びるために島唯一の頼れるオスに媚を売って、ほかのメスを出し抜こうとする卑しい一面が垣間見えることもあるかもしれません。
端的に申しますと、ハーレムものにはなりますが、すぐに3P、4Pといったハーレムセックスをお楽しみいただける作品ではありません。
そのため、『おとなり』シリーズに見られたような、他のキャラの目を盗み、特定のヒロインと隠れて密かに愛し合うといった行為も状況に応じて必要になってきます。そうした点で、私が以前からエロを表現する上で重要視してきた【背徳感】もしっかり味わっていただけると思います。
ヒロインとの関係性に応じて、個別ルートやハーレムルートを用意する予定です。また、無人島ものらしく生還ルートや無人島永住ルートといったものも作りたいと考えていますが、詳細は未定です。
ゲーム性について
エロシーンのこだわりについて語ったところで、ゲーム性に関するお話もさせていただきます。
無人島サバイバルSLGというと、エロゲに造詣が深い方が思い浮かべるのはやはり、ソフトハウスキャラ様の『南国ドミニオン』でしょうか。本作を作るにあたって少しプレイさせていただいたので、影響を受けた部分は少なからずあります。
基本的には同作品のように食材を集めたり、施設を建設したりして、生活を豊かにしながらサバイバル生活を送るという遊び方を想定しています。ただ、本作は人数が少ないので大型施設の建築や栽培といった大規模な開拓要素は避けることになると思います。
未開の無人島ということで、島内を探索しながら行動範囲を広げ、新しい素材を入手したりといった要素も取り入れていきたいです。
無人島の全体図はすでに完成しています。生成にはオンラインの地図ジェネレーターを使わせてもらいました。探索が進むと地図上の雲が晴れていきます。こういう要素好き。
主人公たちは何も持たずに漂流したため文明の利器を持ち合わせていませんが、たまに漂流物として有用な道具が流れ着く……といった要素も考えています。
せっかく綺麗な海があるので、流れ着いた水着をヒロインに着てもらって鑑賞したり、水着のままエッチしたりするのもいいなぁと。
▲水着の差分もすでにございます
まだまだ不確定な要素が多いので、今回お話しした内容は今後変わっていくかもしれませんが、最終的には皆様に楽しんでいただける作品になるよう仕上げてまいります。
完成予定時期ですが、2024年中の完成を目標にしています。2020年の活動開始から今まで年１の新作リリースを続けてまいりましたが、さすがに残り約半年で形にするのは難しそうです。
長くお待たせすることになってしまい、申し訳ありませんが、ご期待いただければ幸いです。
進捗投稿頻度について
最後にCi-en記事の投稿頻度に関してお知らせをいたします。これまで開発中は週１投稿を続けてまいりましたが、今後は隔週投稿──月２～３回の進捗報告に留めさせていただこうと思います。
理由を端的に申しますと、育児の負担が重くなってきたのが大きいです。頻発する発熱や家庭内感染、夜泣きによる睡眠不足などで夫婦共に消耗が著しく、開発のペースをこれまでよりも落とさざるを得ない状況になっております。
場合によっては１週間、ほとんど進捗を上げられないことも考えられ、開発も長期化が懸念されます。そこで記事を隔週更新に変更し、開発時間の確保を優先させていただくことにしました。
毎週記事投稿を楽しみにしてくださっている方におかれましては、本当に申し訳ありません。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
これよりまた長期にわたる開発がスタートいたします。『おとなりの奥様は今日も独り』２作品では、私の性癖の核である人妻を描き、『エルフと暮せば』では私が幼少期から親しんできたファンタジーの古典を題材とする物語を描きました。
今作はそのいずれにも該当しない、やさにきが描くエロの新境地を皆様にお届けしたいと考えております（人妻は今回もいますが）。思うように制作が進まず、挫けそうになることもあると思います。しかし、必ずや形にして皆様にお届けいたしますので、応援よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。下記の「いいね！」ボタンかツイートボタンのクリック、コメント等で反応いただけますと、励みになります。
次回からさっそく隔週投稿となりますので、更新は２週間後です。次回は今作の基本的なシステムと、それにまつわるエロの話題を取り扱いたいと思います。ご期待ください。