ふたなりボクサーにぶっかけ
互いの精液を絞り合うふたなりボクサーにとって、その体に白濁液をかけられることは勲章だ。だが、ただ一箇所、髪を汚されることだけは屈辱だ。
「あーエロ。やっぱぶっかけってエロい。もう一発いけるわ」
そう言ってアヤカは、未だ糸を引く己の剛直に手をかけた。相手を殴りつけるためのグローブはすでに役目を終え、即席のオナホに転職していた。
「ぶぇぇ……」
その光景を見上げるハルミの瞳に光はない。コーナーから逃げる力も残らないほど打ちのめされ、その上グローブコキとボディブローを交互に受けて徹底的に絞り取られたのだ。
ふたなりボクサーの誇りである髪にぶっかけられても、復讐するはずのグローブはリングに落ちたまま動かない。雄々しくそり立っていた剛直も、キャンバスにその先端を向けて芋虫のような丸い姿を晒している。
「あっ、いっ、出るッ! ……はっ、はーっ……。いい感じに白くなってきたな。あ、そうだ」
アヤカはハルミの髪を乱雑に掴み上げると、おのれのペニスごと握り込んだ。どろどろになった髪はグローブとペニスの間でするすると動き、絡み合う乱雑さが既に何十発も精を放ったアヤカに新鮮な快感を与えた。
「ぁあ……うぇ……っ、や、やめ……」
アヤカがしごき上げるたび、髪に引っぱられハルミの頭が揺れる。コーナーで滅多打ちにされ深刻なダメージを負ったハルミには到底耐えられない気持ち悪さだが、懇願すらろくにできない負け猫にアヤカが構う道理はなかった。
「うっ……! はーっ、なかなか良かった……。お?」
髪の根本へ水鉄砲のような射精を決めたアヤカは、ハルミの異変に気付いた。
ハルミの股の間のキャンバスに、まだ乾いていない精液がぷっくりと落ちていた。乱暴に使われたことに感じたのか、それとも尿道に残っていたものが揺らされて零れただけなのか、勃起もしていないふたなりチンポからどろりと出てきたものだ。
「へー……後ろから突つけばまだ出るかな?」
無邪気な笑みを浮かべて、アヤカはハルミの両脚を掴んでコーナーからリング中央へと引き擦った。引っくり返してうつ伏せにすると、腰を持ち上げた。
ハルミの顔とおっぱいは背中の重みでキャンバスに押し付けられ、血と汗と精液の染み込んだ臭いが鼻を突く。ボクサーの証であるグローブをキャンバスにつけ、代わりに尻を突き出す卑猥な姿を強○される。
ライトに照らされあらわになった秘所からは、ごぼりと音を立てて白濁液が垂れ落ちる。
「い……いや、やめて……く、口でするから……っ!」
既に散々突き立てられたハルミのヴァギナは、とうに限界だった。ノックアウトされた後もアヤカのふたなり精力を浴びせられたのだ。すり切れ、押し広げられ、精液の海に溺れるかと思うほどに注がれた。
繊細な部位にこれ以上のダメージを負う恐怖に、薄れかけていたハルミの意識が急覚醒する。
「だーめ。せーえき残さず出るまで、おそうじしましょうねー」
戻ってきたハルミの意識に突き付けられたのは、おままごとの分担を話すような勝者の無邪気な言葉だった。