フリーセンテンス 2022/09/30 22:22

新作 悪虐の権化と鬼畜の宴 前編 体験版

 9月30日22時現在、まだ「申請中」となっているため、販売はもう少し先になると思いますので、それまで体験版をお読みになっていただければ幸いです!
 それでは、どうぞ!

西レメア大陸の中央部、万年雪が降り積もるノゼルダ山脈麓の街でこの世に生を受けたバーンスタインの人生は、最初から順風でもなければ満帆でもなかった。
 バーンスタインが生まれたその街は、大陸に吹き荒れる戦禍を利用して発展した街だった。街の産業は、武器の材料に必要な金属資源の採掘と精錬。特に良質な鉄が採れることで知られていた。バーンスタインの父親は低賃金で働く鉄鉱山の労働者であったのだが、バーンスタインが三歳の時、鉱毒にやられて頭がおかしくなり、笑いながら自ら目玉を抉って自殺した。
父親の死後、バーンスタインは母親に女手ひとりで育てられたが、鉱夫相手に身体を売って生計を立てていた母親は、日々の絶望的な暮らしと鉱夫から移された梅毒で頭がおかしくなり、バーンスタインが六歳の時に笑いながら壁に頭をぶつけて自殺した。かくしてバーンスタインは天涯孤独の身となった。
 生きるため、バーンスタインは残飯を漁って飢えを凌いだ。残飯がないときは、ネズミやゴキブリ、その他ゴミ虫、さらには捨てられた人間の死体を食べて生命を繋いだ。年上の同性を相手に、身体を売ってわずかな金銭を得ることもあった。暴力を振るわれることは日常茶飯事で、一年を通じてアザや生傷が絶えなかった。それは倫理も道徳もない生活だったといってよい。野良犬よりも哀れでみすぼらしい生活。しかし、誰も彼のことを心配したりしはなかった。この時代、バーンスタインのような子どもは珍しくなく、むしろ掃いて捨てるほどいたからだ。そしてそんな子どもはいずれも短命の運命だった。
 誰からも愛されず、誰からも同情もされず、また悲しまれることもなく、つぎつぎと命を落としていく子どもたちがいるなかで、バーンスタインはまるで生きる屍のように細々とだが生を繋いで生き永らえていた。
 彼は空虚だった。
「いまに見ているがいい・・・・・・」
などという怒りを、バーンスタインが抱いたことは一度もなかった。
「必ず、必ずや這い上がってみせる・・・・・・! 必ず・・・・・・!」
 という向上心を抱いたことも一度もない。
彼は別に、自らの境遇を恨んだりしていなかった。
バーンスタインは、自分に暴力を振るう人間を憎んだことは一度もなかった。自分をこんな目に遭わせている社会の非情と、世界の不条理も、別に呪ったりしなかった。これが自然の摂理。人間界では当然のことだと思っていたからだ。生まれてからずっとそうだったから。
 仕方がないこと――人間が必ず老いて死ぬように、自分に対する全ての不幸が、抗いようのない運命だとバーンスタインは理解して、当然のことだと受け入れていた。ただ、唯一の望みとして、満たされたいとだけは思っていた。心と身体、そして胃を、なにかで埋めたいとは常に思っていた。それが叶わぬ大望であると知りながら。
 そんなバーンスタインに転機が訪れたのは、彼が一二歳のときだった。この頃のバーンスタインは、ようやく社会の仕組みを少し理解して、少しでも満たされるためには金銭が必要だと学習した頃だった。
 彼は金銭を得るために、ノゼルダ山脈を源流に持つクォーツ川で砂金採りに明け暮れた。返しのついた大皿で川底の砂を振るい、砂金の小さな粒を探す毎日。その理由は単純で、彼の肉体があまりにも貧弱で力も弱いため、鉱夫として働くことができなかったからだ。
 バーンスタインは毎日のように砂金を探した。砂金が、当時の彼にとってはもっとも収入のよい仕事だったからだ。街の裏路地で残飯を漁るよりも、鉱山のずり山で鉱石の欠片を探すよりも、ずっと、ずっと。
 来る日も、来る日も、来る日も、来る日も、毎日、毎日、毎日、毎日、バーンスタインは砂金を採り続けた。生きていくために、そして飢餓にも似た空腹を癒すために、彼は雪解けの冷たい川に足を突っ込んで、小さな小さな砂金を採り続けた。
 その日も、バーンスタインは砂金を探していた。そしていつものように空腹だった。しかし、その日は特にお腹が空いていた。眩暈を覚え、足がふらつくほど、彼は飢えに飢えていたのだ。ここ何日もの間、砂金があまり採れず、また残飯にもありつけていなかったため、バーンスタインは飢えに飢えていた。川魚を取る気力も体力もなく、いつ気絶してもおかしくないほどふらふらだった。
「ああ、お腹が空いた・・・・・・食べたい・・・・・・なにか、食べたい・・・・・・ひと口でもいいから・・・・・・ああ・・・・・・」
意識が朦朧とするなか、川の上流より彼の前に極めて奇妙な肉片が流れてきたのはその時だった。まるで「これを食べろ」と悪魔が囁いているかのような絶妙すぎるタイミングで。
 それは奇妙な生物のミイラ化した肉片だった。見た目は干し肉によく似ている。干からびた分厚いベーコンのようでもある。しかし、そのほんの一部だけでも、既存の生物とは異なる姿形をしていた。
 普通であればこんなモノを食べようとは思わないだろう。しかしこのときのバーンスタインは、空腹で、正常な判断が下せないほど意識が朦朧としていた。人間は、決して飢えには勝てない。ゆえに、バーンスタインは、なんの躊躇いもなく、目の前に流れてきたその肉片を掴むと、間髪入れずソレを貪り喰ったのだった。
「あぁ、旨い・・・・・・美味い、なんて美味いんだ・・・・・・うまい、旨い・・・・・・!」
涙を流しながら腹を満たすバーンスタイン。
 彼は知る由もなかったが、それは古代レメア帝国で生み出された人造の生物兵器「妖獣兵」の肉片だった。遠い昔、ノゼルダ山脈で斃れ、万年雪に埋もれていたものが、氷河の移動と雪解けによって氷の封印が融けたことによってクォーツ川に流れでてきたのである。
 バーンスタインの肉体に変化が現れたのは、それからすぐのことだった。
 背丈が高くなり、全身の筋肉が盛り上がるように発達をはじめた。腕は太く逞しく、太腿はまるで巨木のようになり、骨も筋肉の肥大に比例するように硬くなった。力が漲る。それは年齢相応の成長ではなかった。進化、あるいは変異、もしくは変質、そのような言葉こそ相応しい変わりようだった。
 変化したバーンスタインの様子を言い表すとするならば、伝説に登場するオーガ、あるいはオーク、そのような姿を想像すればわかりやすいだろう。いや、人の姿形は保っているので、小柄な巨人という方がより正確かもしれない。ただ、彼がもはや普通の「人間」でないことは、火を見るよりも明らかだった。
 バーンスタインは変貌を遂げた自らの肉体を目の当たりにして邪悪に笑った。
「うははははッ! できる! いまならできる! なにもかも、手にすることができる! もう飢えに苦しまなくて済むッ! 神よ、このような奇跡を与えてくれたこと、あなたに感謝いたします! うははははは、うわははははははッッッ!」
バーンスタインは本能赴くまま手に入れた力を振るった。まずは空腹を癒すため、次いで財産を手に入れるため。彼は立ちはだかる全ての者を殺し、邪魔する者、逆らう者を生きたままその怪力で八つ裂きにして、本能赴くまま、欲するモノを全て手に入れた。
奪い、殺し、嘆く者を嘲笑い、許しを乞う者を踏み潰し、強き者も弱き者も分け隔てなく平等に粉砕する野蛮で凶悪なその行動は、非情な社会と理不尽な世界がバーンスタインに施してきた無情なる「教育」の成果でもあった。
 その奪略の過程において「女」の味を覚えたことが、バーンスタインに大きな変革をもたらした。精と欲を吐きだすことにより、頭を常に沈着で冷静な状態に保つ術を会得したバーンスタインは、これ以後、本能ではなく、考えて行動するようになるからだ。
 彼はノゼルダの街が豊かなことを知っていた。この街で採れる豊かな金属資源がノゼルダの街に莫大な富をもたらしていることを幼い頃から目の当たりにしてきたからだ。ただしその富は、一部の上流階級の者たちだけに集中していて、下にまで行き渡っていなかった。ゆえに、街にはバーンスタイのように貧しい者たちが溢れ返っていたのだ。
 この社会の仕組みを、バーンタインは自らの力で変えることにした。といっても、彼は別に貧しい者たちの英雄になるつもりはなかった。
他人が彼にそうしてきたように、彼にとっても他人はゴミだった。弱い者は虐げられて当然。命を含め、なにもかも奪われても仕方がないこと。助ける必要もない。ノゼルダの街は、バーンスタインにそう教えてきたのだ。
 女を使って精を吐きだし、頭を冷やす術を覚えるまで、バーンスタインはただの街の荒くれ者に過ぎなかった。しかし、明確な目的を持ち、街を「支配」するため力を行使するようになったバーンスタインは、ノゼルダの街にとってもはや災厄だった。
 バーンスタインは殺した。ノゼルダの街に君臨する上流階級の人間を、その家族を、親族を、友人を、知人を、愛人を、恋人を、部下を、仲間を、そして雇われた兵士たちを、バーンスタインは次々と殺していった。それはまさに虐殺だった。
人の思考を保ったまま怪物と化したバーンスタインの進撃を阻める者は、もはやノゼルダの街には存在しなかった。最初は激しかった抵抗も、バーンスタインの強さが知れ渡るにつれ、徐々に弱くなっていき、いつしか街全体がバーンスタインに屈服するようになったのだ。
 かくしてノゼルダの支配者に成りおおせたバーンスタインは、これまでの鬱憤を晴らすかのごとく、自分の人生を謳歌するようになった。それは他人の不幸と悲哀、そして絶望のうえに築かれた栄華であったが、バーンスタインが痛痒を覚えることは決してなかった。いささかも。
 そして、二〇年の歳月が流れる・・・・・・。

     *

 ・・・・・・その日も、バーンスタインの城ではいつも通りの朝が始まった。といっても、城の主であるバーンスタインの朝は遅い。彼はいつも「性の狂宴」を深夜まで愉しむため、必然的に起床時間が遅くなるのだ。朝早いのは雑務を担当する侍女たちで、彼女たちの一日は昨晩の後片付けから始まる。食器や酒瓶、食べ残し、そして無惨な姿に成り果てた「同胞」たちの処理を、バーンスタインが起きてくるまでに片づけねばならない。途中で吐く者や泣き出す者もいるが、その姿をバーンスタインが目撃することはない。もっとも、目撃したとしても、バーンスタインが痛痒を感じることは決してないが。
 その日、バーンスタインが豪奢な寝所で目を覚ましたのは、昼を少し過ぎた頃だった。この起床は、いつもより遅い。
「う、あ~、あぁ・・・・・・」
軽い疲労の残滓を感じさせる明瞭を得ない言葉を発しながら、背伸びをしつつ、バーンスタインはその巨体を半分だけ起こした。目を擦る。彼は裸だった。昨夜、城内でおこなわれた性の狂宴を終えたそのままの姿で寝床に潜り込んだからである。ゆえに、裸であるからこそ、その異様に発達した肉体をまざまざと観察することができるのだった。
バーンスタインの身体はとても大きい。身長は三メートルを超えており、肩幅が広く、胸板も分厚い。全身の筋肉が盛り上がるように発達しており、特に腕と足が太く、力感が漲っている。重量は、雄牛ほどはあるだろう。小さな巨人という表現が、まことにぴったりと合う姿形をしている。
 そんな起きたばかりの彼に向かって声をかけてくる者がいた。
「おはようございます、ご主人さま。よくおやすみになられましたでしょうか」
それは耳に心地よい声だった。バーンスタインの最側近で、彼が目覚めるのを朝から傍らで待ち続けていたエロリアである。彼女は妖艶な雰囲気を漂わせた美女で、年齢は二七歳。まだ若いが、この城では年長者の部類に属する。薄紫色の髪を長く伸ばしており、全体的に細身の印章を他者に与えるが、胸に実っている豊かな乳房は、長年の薬物投与の影響で「魔乳」と称されるほどの巨大さを誇っていた。むろん、尻の肉付きもよく、均整的ではあるものの、全身が蠱惑的なまでにむちむちとしている。性の権化ともいうべき肉体の持ち主で、内実もそのままの女性だ。
 その豊満な肉体を、エロリアは衣服で包みもせず、薄布で辛うじてアソコを隠している以外は、ほとんど全裸に近い状態を晒していた。いやむしろ、アソコ以外は丸出しの状態といっていいだろう。これが彼女の正装であった。
 エロリアは、バーンスタインの剛直を「何処」に挿入しても「壊れ」ない稀有な肉体の持ち主であった。もともと、淫猥な素質もあったのだろう。一六歳で処女を奪われた時、身も心もバーンスタインに魅了されてしまって、それ以来、何度も何度もバーンスタインの相手をしてきた性古参の猛者である。いまではバーンスタインに絶対の忠誠を誓うまで堕ちてしまっており、彼の忠実な片腕として、この城で自由に振る舞うことを許可されていた。
「ご主人さま、お仕度とお食事のご用意ができております。ですが、その前に――」
エロリアの妖艶な視線が下へと動いた。それに気づいて、バーンスタインも視線を下へと動かした。
「ああ、そうだな。その前に、まずはコレを収めねばな」
絹の布団が、不自然なほど巨大に膨らんでいる。まるで巨大な杭に布団がかけられているように見えるそれは、バーンスタインの剛直イチモツが朝勃ちしている生理現象であった。
「エロリア」
「はい」
「処理しろ。いますぐに」
「はい、かしこまりました」
頬を軽く上気させ、嬉しそうにいいながら、エロリアはうやうやしく一礼をほどこした。そして魔乳を揺らしながらベッドの上へとのぼると、ぺろりと小さく舌なめずりをした。
「失礼します、ご主人さま」
そう言ってエロリアは絹の布団をやさしく剥いだ。すると、まるで巨木のようにガチガチに硬くなったバーンスタインの剛直イチモツが露になった。
 その巨大で逞しい朝勃ち剛直を目の当たりにして、エロリアはうっとりとした雌の表情をその美顔に浮かべた。
「ああ、素晴らしい・・・・・・いつもながら、なんと素晴らしいイチモツなのでしょう! こんなご立派なイチモツのお相手をできること、女として歓喜に耐えませんわ」
直立した剛直に頬ずりをしながら、口から涎を垂らすエロリア。剛直ペニスからは腐臭に似た強い雄の匂いが漂っているが、それを嗅いでも嫌な顔をせず、むしろうっとりとさえしている。それは発情した雌の顔そのものだった。
そんな彼女に向かって、バーンスタインはぴしゃりと言った。
「口上はいい。さっさと処理するんだ」
「はい、わかっております、ご主人さま。それで、今日はどちらで御処理をいたせばよろしいでしょうか? 膣穴でいたしましょうか? それともお尻の穴で?」
 バーンスタインは迷うことなく命令を下した。
「口でしろ。顎を外して、そして飲み込むんだ。いつもしているように、そう、卵を飲み込む雌蛇のようにな」
「はい、かしこまりました。仰せのとおりに」
エロリアはうやうやしく、もう一度、一礼を施すと、唾液が滴る口を大きく開けた。綺麗な白い歯と、ぬらぬらとした喉の奥が丸見えになるほど下品に。そして唾液で濡れたその大きく開けた口を使って、彼女はバーンスタインの屹立した剛直ペニスの先端を口に含んだ。
「んあっ、んあぁぁあぁ・・・・・・ふんあぁぁぁぁ・・・・・・っ!」
ガゴっ――。
顎が外れる小さな音がして、エロリアの口がさらに大きく開け拡がった。そしてあっという間に倍以上大きく拡がったその口を使って、まさしく蛇のように、ゆっくりと、しかし確実に、バーンスタインの剛直ペニスを飲み込んでゆく。
「んぐぅぅぅぅぅぅっ、ぐぅっ、ふぐうぅううぐぐうぅうぅぅうぅぅ・・・・・・ぐぅっ、んぐぅうぅぅうぅうぅぅうぅぅぅぅぅ・・・・・・っっっ!」
苦しげな呻き声のようなくぐもった音を響かせながら、バーンスタインの剛直ペニスを、喉の奥へと、食道の奥深くへと押し込んでゆくエロリア。ずぶずぶと、剛直ペニスが口の中へと入ってゆく。
 ずずっ、ずぶずぶっ、ぐぶぶぶぅうぅぅ・・・・・・っ。
「くくくくく・・・・・・いいぞ、いいぞエロリア。その調子だ。その調子で、どんどん飲み込んでゆくんだ」
薄笑いを浮かべながら傍観するバーンスタイン。彼はまだ手を出さず、目の下でおこなわれている奇景を見て愉しんでいるようだ。
「ぐぅうぅくぐうぅうぅぅうぅぅぅっ、んぐぅっ、ぐぅうっ、ぐぅっんぐぅぅうぅぅぅううぅうぅぅぅうぅぅ・・・・・・っっっ!」
瞳を大きく見開きながら、苦しげな呻き声を響かせるエロリア。バーンスタインの剛直ペニスが奥に挿入されていくに従って、頬が膨らみ、喉が大きく膨らんで、首全体が膨張して太くなる。バーンスタインの剛直ペニスは、エロリアの食道を圧し拡げると同時に、気道を圧し潰しながら奥へ奥へと進んでゆくため、自然と呼吸がしづらくなってゆく。ゆえにエロリアは慢性的な酸素欠乏状態に陥って苦しむことになるのだが、そんなことはバーンスタインには関係がなかった。
「ああ、素晴らしい。素晴らしいぞ、エロリア。おまえの口はまさに性器だ。気持ちがいい」
その言葉に、嘘偽りはない。エロリアの口腔と喉、そして食道の柔肉は、まるで糖に漬けられて熟成した甘肉のようにほどよくほぐれており、それがバーンスタインの男性器にわずかな隙間なくねっとりと絡みついてきて淫猥な刺激をもたらすのだ。この膣肉とも腸肉とも異なる肉感が、バーンスタインはたまらなく好きだった。そして、自分の剛直ペニスを飲み込むことで生じるエロリアの美貌が醜く歪んで崩れる表情を堪能するのも好きだった。
「くくく、普段のおまえからは想像もつかないほどぶさいくな面になったな。まったく、醜いことこのうえない」
確かに、バーンスタインの剛直を飲み込むエロリアの表情はぶさいくだ。顎の外れた口が限界を超えて開け拡がっているからでもあるが、部分的に剥きだしになっている歯茎や、必死に酸素をとりこもうとしてヒクつく鼻孔、それにほとんど上を剥いている白目など、すべての要素が奇跡的なまでの醜悪さを醸し出している。しかも顔中が涙や鼻水、涎でぐちょぐちょになっているため、それがぶさいくに拍車をかけている。バーンスタインのいうとおり、普段のエロリアからは想像もつかないほど醜いことこのうえなかった。
 しかしバーンスタインの言葉からは、嫌悪の気配は微塵も感じられない。むしろ自分の剛直を必死に飲み込むエロリアに対するある種の好感の念すら含まれていて、それが次の言葉につながっているのだった。
「世界広しといえど、こんな芸当ができる女はおまえくらいだろうな、エロリア。褒めてつかわす」
「んぐぅああぁっ、ぐぅあっ、うぐぁあぁぁぁあぁっっ、んぐおぉぉあぁぁああぁぁあぁぁ・・・・・・っっっ!」
 おそらくは、必死になって礼の言葉を発しているのであろう。だが、エロリアが発した言葉は、酷くくぐもっていたため、人語にすらなっていなかった。
「くくく、まるで豚の断末魔だな。なにを言っているかわからん」
バーンスタインは笑った。愉しげに。
 そんなやりとりがおこなわれている間も、エロリアによる飲み込み行為は間断なく続いている。
ずぶ、ずぶぶっ、ずぶずぶずぶぶぶぶ・・・・・・ぼごぉっ!
 ゆっくりと、まさに蛇に飲まれるようにして、エロリアの食道の奥へと飲み込まれてゆくバーンスタインの剛直ペニス。確実に、着実に、ミリ単位で食道の奥へ奥へと挿入されてゆき、やがてエロリアの胃に到達して、彼女の腹部をペニスの形にぼっこりと大きく膨らませた。
しかし、そこまで深く挿入しても、バーンスタインの剛直はまだ半ばまでしか飲み込まれていなかった。ペニスが、あまりにも巨大過ぎるからだ。
 しかし、ここで終わりではないのが、エロリアの奉仕の真骨頂だった。
「んぐぅぅぅっ、うぐおっ、ぐおっっ、おぐぐぐごぉぉぉぉおぉぉぉぉ・・・・・・っっっ!」
もがくような苦しげな呻き声を響かせながら、エロリアがおもむろに震える両腕を動かした。そして、自らの魔乳房を両脇から挟み込むようにして掴むと、その巨大で柔らかな乳肉を使って、まだ露出した状態にあるバーンスタインの剛直ペニスを根元から包み込んだのだった。
「んうぐおぉおぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉっ、ぐおぉぉぉぉっ、ぐふぅんっ、んふんぐふぐおおぐおおおおおぉぉおおぉおぉぉおぉ・・・・・・っっっ!」
そして彼女は、必死に鼻で息をしながら、渾身の力を振り絞って、両端から自分の魔乳房に圧をかけはじめた。
 ぐにぃぃッ、ぐにぐにッッ、ぐににむにぃぃいぃぃいぃぃぃいぃぃ・・・・・・ッッッ!
 揉む、揉む、揉みしだく。バーンスタインの露出している剛直ペニスの根元を、自らの魔乳房を使って揉んで揉んで揉みしだく。
 ぐにぃいぃぃいぃッ、ぐにむにッ、ぐにぐにむにににぐににににぃいぃいぃいぃいぃぃいぃいぃぃぃ・・・・・・ッッッ!
「んぐおぉぉぉぉぉっ、おぐぉっ、ぐおおおおぉぉぉっ、んんぐぐうぐぐぐぉぉおおぉぉおぉぉおぉぉ・・・・・・っっっ!」
くぐもった音を響かせながら、自分の魔乳房を使ってバーンスタインの剛直ペニスを根元から揉みしだくエロリア。もちろん、自分の身体を串刺しにしている先端部分への奉仕も忘れずに、身体に力を込め、喉と食道の肉を使って刺激を与える。おこなっている行為は言葉として表現するならば、ただの「パイズリ」と「フェラチオ」なのだが、バーンスタインほどの巨根を相手にするとなると、もはや○問としか表現できない。息をするのもやっとの状態といったところで、事実、彼女はすでに軽い酸素欠乏状態に陥っており、呼吸をするのも苦行に近いものがあった。
「ぐふぅぅううぅううぅぅぅっ、ふぐーっ、ぐふぅぅーっ、ふーっ、ふーっっ、ふぅぅぅーーーっっっ、ぐふううぅうぅうぅうぅぅううぅうぅうぅぅ・・・・・・!」
半ば白目を剥きながら、鼻腔を膨らませ、鼻提灯をつくりながら、鼻息荒く必死になって呼吸する。しかしそんな状態でも、バーンスタインの剛直への奉仕を緩めることは一切なく、喉と食道の性器にも劣らない熟成肉を使って微弱な刺激を与えながら、エロリアはありったけの力を使って大きな魔乳房を左右非対称に上下させて刺激を与えた。
ぐにぃぃぃぃッ、ぐにぐにぃッ、ぐににぃぃぃッ、ぐにぐにむにににぃぃいぃいぃいぃぃぃぃ・・・・・・ッッッ!
「んぐぉぉぉぉぉぉぉっっ、ぐおっ、うぐおぉぉおぉぉぉっっ、ごぉぉぉっっ、ふーっ、ふーっっ、んふううぐふぅぅおぉおぉぉおぉぉおぉぉ・・・・・・っっっ!」
荒い呼吸を繰り返しながら、しかし奉仕の手を休めない。その必死さは、もはや忠誠心や性的欲求からくるものではなく、もっと深い親愛の情による行動であることは疑いようがなかった。でなければ、半死半生の状態でこのような行為ができるはずがない。
 しかし彼女の必死の行動も、バーンスタインに快感がもたらされなければ意味がない。昨夜の狂宴で性欲を吐きだし尽くしてしまい、性的な刺激に鈍感になっていることもあって、バーンスタインはより強い刺激を欲していた。
「・・・・・・ぬるいな、エロリア。いつもより、刺激が足りん」
そう言うなり、バーンスタインはその大きな手でエロリアの頭をワシ掴みにした。そのまま握り潰されてしまうのではないかと思われるほど力強く、ガシッと。
「んぐえっ!?」
驚くエロリア。大きな瞳が見開かれた。頭が、自分の意思ではまったく動かせなくなってしまった。びくともしない。
 そんな彼女に向かって、バーンスタインは薄ら笑いを浮かべた。
「もっと激しくいくぞ、エロリア。乳を挟む腕の力を抜くなよ」
そう言うなり、バーンスタインはエロリアの頭部を無理やり動かして、口から自分の剛直ペニスを無理やり引き抜いた。


 ・・・・・・続きは本編でお愉しみください。

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