フリーセンテンス 2022/12/19 00:00

苗床聖女の受胎獄痴 恐怖の洗礼編2

「ひ、ひぃいいぃぃぃいぃいぃぃぃいぃッッッ! な、なにッ!? なんなの、ここは! 何処なのッ!? ここはいったい、どこなのよぉおぉぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉッッッ!?」
ティリエルは知る由もなかったが、ここは暗黒生物たちが本拠地とする肉の巣であった。この巣の中で、暗黒生物たちは休息し、負った傷を癒し、そして人間の女たちを使って繁殖活動にいそしむのだった。ゆえに、耳をすませば、遠くから肉苗床にされた女たちの悲鳴が微かに聞こえてくるのだが、恐慌をきたしたティリエルは自分のことで手一杯となっており、その悲惨で悲痛な声に気づくことができなかった。
 ゆえに、ティリエルは、その瞬間が訪れるまで、これから自分の身に降りかかる災厄を察することができなかったのだった。
「いやあああああああああああああああああああッッ! 出して、ここから出して! 出してったあぁあぁぁあぁぁぁあぁッッッ! だしてえぇえぇえぇぇえぇえぇえぇぇえぇえええぇぇぇぇええぇぇぇぇぇッッッ!」
恐慌に駆られ、思考に混乱をきたしたティリエルは、手で大きな乳房とアソコを隠しながら、立ち上がり、声を大にして吠え叫んだ。この時、肉壁を手で叩かなかった理由は、肉壁があまりにも気色悪かったからであり、生理的嫌悪感に駆られて触る勇気がなかったからだ。
 その瞬間が訪れたのは、まさにその時だった。
ぐぐっ、ぐばああああぁぁぁあぁあぁぁぁ・・・・・・っ。
突然、まるで口が開くようにして、肉壁の一角に大きな穴が開いたのだ。
「グゲッ、ゲッ、ゲッ、ブゲッゲッゲッ・・・・・・」
 おぞましい声で鳴きながら、開いた穴から侵入してきた巨大で醜悪な化け物を見て、ティリエルは絹を裂くような悲鳴をあげた。
「きゃああああああああああああああぁぁああぁあぁあぁぁぁぁッッッ!」
穴から入ってきたその化け物は、濃酸を浴びて溶けかかったヒキガエルのような醜悪な造形をした暗黒生物だった。背丈は成人男性の二倍ほどで、横幅も同じくらいある。腹がでっぷりと出た肥満体で、手足は短い。ぎょろりとした眼球が半ば飛び出ており、ふたつの鼻腔が大きく開いていて、耳元まで裂けた口からは長い舌がだらしなく垂れていた。そして、その股間からは、人間の太腿よりも巨大な生殖器官が生えており、それは天に向かって硬く勃起し、そそり立っていたのだった。

この後、頑張って加筆修正していきますので、販売の際はよろしくお願いいたします(*´ω`)

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