ゆう探 2023/11/27 08:09

【小説】おっぱい洗礼で勇者にされてしまう弱虫少年

勇者の血を引く少年ホムラ。
彼は戦うことがあまり好きではないため、人里離れた村でひっそりと暮らしていた。

しかし、そんな彼の前に勇者教徒達が現れ…。


本編

どうやら僕は勇者の血を引いているらしい。しかし、僕は勇者になる気はさらさらなかった。戦うのは痛いし怖い。それに戦いの中で命を落としてしまうかもしれないし。そんなのは絶対に嫌だ。

僕は人里離れた村で正体を隠してひっそりと暮らしていた。幸い今のところ誰にも僕が勇者だということはバレていない。このまま平和に過ごしていたい。

しかし、そんな願いも虚しく不意に旅立ちの日が来てしまう。



僕は森の中を駆け抜ける。逃げなければ勇者にされてしまう。無理やり魔王軍と戦わされてしまう。

先日突然村に勇者教を名乗る連中が現れた。どうやら魔王が復活してしまったらしい。そして勇者の力、つまり僕の力が必要になったのだ。だから彼らは僕を勇者にするためにやってきた。

でも僕は魔王軍と戦うのなんて絶対に嫌だ。僕は絶対に勇者にはならない。

勇者教の連中の隙を見て逃げ出すことができた。しかし、村にいることがバレてしまった以上、もう村には戻れない。せっかく安息の地を見つけたはずだったのに邪魔されてしまうなんて。

「!?」

足音が聞こえる。勇者教の連中が追って来たようだ。数は3人ほど。僕はすぐに木の陰に隠れた。息を殺して足音が過ぎ去るのを待つ。

勇者教の連中は僕の方には来ず、そのまま通り過ぎていった。どうやら気づかれずにすんだ様子。僕は安堵のため息をつく。

「ホムラ」

不意に背後から声をかけられビクッとする。僕は恐る恐る振り返った。そこにいたのは頭に大きなリボンをしたポニテの少女。よく見知った村娘のレムだった。

「レム!」
「しー、声が大きい」

レムは僕の口を塞ぐ。

彼女は村で僕の隣の家に住んでいた少女だ。村にいた時は僕にいろいろ良くしてくれた。彼女なら僕に協力してくれるかもしれない。

「逃げたいんでしょ?絶対に見つからない抜け道があるの、こっち」
「う、うん」

よかった。彼女に任せれば安全に逃げられそうだ。僕は彼女に手を引かれ僕は森の奥に向かっていく。

彼女はどんどん森の奥へ向かっていく。本当にこんなところに抜け道があるのだろうか?

「ここだよ」

数分走ったところで目的地に辿り着く。しかしそこは…。

「が、崖?」

たどり着いたのは崖だった。しかもかなり高い。ここから落ちたら一巻の終わりだろう。さらに左右は険しい獣道。ここに逃げ込むのも流石に無謀だろう。これじゃあ、追っ手が来たら逃げ場がない。

「ねえ、ここからどうやって…うわっ!」

不意にレムに足払いをされる。僕はすっ転んでしまう。レムは転んだ僕のペニスを踏みつける。そしてぐにぐにと何度も踏み込んだ。

「はう…」

彼女に股間を踏まれるたびに体から力が抜けていく。体が全く動かせなくなる。

「全く。手間かけさせないでよね」

レムはいつもの優しい顔とは全く違う冷たい目つきで僕を見下ろす。

(なぜレムが…一体。まさか操られて…)
信頼していたはずのレムの行動。訳がわからず僕は混乱する。

白装束の女達がこちらに走ってきた。勇者教の連中だ。

(まずい。逃げないと)

しかし、レムに股間を踏まれているせいで体に力が入らない。逃げるどころか起き上がることすらできなかった。最も仮に逃れたとしてもこの先は崖。逃げ道はない。

「レム様!」

勇者教の1人がそう口にした。

「れ、レム様!?まさか君は…」
「そう。私は勇者教の司教の1人。村娘のフリをしてずーっと君を監視してたの」
「そ、そんな…」

レムの裏切りに僕は絶望する。

(逃げ隠れたはずがまさか勇者教の監視下にいたなんて…)

「さあ、勇者様をお連れして」
「承知しました」

レムの命令で僕は勇者教徒達に拘束される。股間を踏まれた影響がまだ続いているため、体が動かず抵抗できない。僕はなすすべもなく彼女達に連れ去られてしまった。



僕が連れてこられたのは勇者の神殿と呼ばれる施設の一室。洗礼の間と呼ばれる場所だ。薄暗い部屋で光は位置にある窓から差し込む光のみ。入り口のドアは一つだけ。鍵によって硬く閉ざされている。この部屋で僕は服を脱がされた状態でベッドの上に座らされていた。

この部屋は恐らく勇者に洗礼を与えて力を与える場。つまり僕を勇者にするための部屋だ。
洗礼を受けてしまえば僕は勇者にされてしまう。

しかし、僕は勇者教の少女2人によってガッチリとホールドされてしまっている。しかも彼女達に触れられていると体に力が入らないようだ。全く抵抗できず、逃げることもできなかった。

部屋に誰かが入ってくる。レムだ。しかも彼女は全裸状態。恥ずかしがる様子もなく裸体を僕に見せつける。僕は顔を赤くして目を逸らした。

「さあ、勇者様、洗礼の時間だよ」

彼女はベッドに座ると僕を抱きしめる。そして顔をおっぱいに挟み込んだ。彼女のおっぱいに包まれた瞬間、頭の中がふわふわとしてしまう。頭が宙に浮いているようですごく気持ちいい。

「ぱふぱふぱふぱふ♥これがおっぱい洗礼だよ」
「お、おっぱい洗礼?」
「そう。おっぱい洗礼。まずはぱふぱふで洗礼の気持ちよさを教えてあげる♥」

まさかおっぱいで洗礼をするなんて思ってもいなかった。柔らかくて気持ちいいおっぱいに心を奪われそうになる。しかし、騙されてはいけない。洗礼を受けたら勇者にされてしまう。抵抗しなければ…。

「れ、レム。やめてよ。僕、勇者になんてなりたくないんだ。戦うの怖いんだよ」
「大丈夫。このおっぱいで勇者様の恐怖を消してあげる♥洗礼を受ければすぐに身も心も強い勇者様になっちゃうから」

レムはむぎゅっと僕の顔をおっぱいで押し潰す。すると頭の中が真っ白になる。戦いへの恐怖が徐々に消えていく。

「大丈夫。あなたは強いから、恐怖になんか負けないよ」
「僕は強い、恐怖に負けない…」

真っ白になった頭をレムの言葉がぐるぐると回る。彼女の声で頭の中が掻き回される。それがすごく心地よい。僕はうっとりとしたまま彼女の声に浸る。

「さあ、次の洗礼に入るよ。勇者様のおちんちんをおっぱいで快楽に染めて立派な勇者に変えてあげる♥」

レムは僕のペニスをおっぱいで挟み込む。そしてむぎゅっと押しつぶした。

「ふわあああ…」

心地よい感覚にペニスが包まれ、頭がとろける。気持ちいい。

「勇者様」
「もっと快楽に身を委ねてください」

左右の勇者教の少女が僕の耳元に顔を寄せる。彼女達の息遣いを感じる距離。時折息が耳の中に入る。

「お耳舐めてあげますね」
「私達の舌で快楽に染まって、立派な勇者になってください♥」

左右から耳の中を舐め回される。ねっとりとした舌に犯され、まるで脳が直接舐められているかのように錯覚してしまう。体から力が抜け思考もとろけていく。快楽に染められ何も考えられない。だけどそれがすごく気持ちいい。

「ふふふ。おっぱいの感触も楽しんでね♥」

レムは僕のペニスを押し潰しながらおっぱいを激しく上下させた。耳なめによって快楽に染められた頭では快感に耐えられず、ペニスがむくむくと大きくなる。すぐにフル勃起状態となってしまった。
「あへへ、気持ちいい…」
僕は口を半開きにしておっぱいの柔らかさを味わう。

「おちんちん硬くなってきたね。じゃあ、次はおちんちんを聖水で清めていくよ」

レムは青い液体の入った小瓶を取り出す。小瓶の蓋を開けると中のねっとりとした液体を自身のおっぱいに垂らした。そしておっぱいで液体を僕のペニスに塗りつける。

「あ、あああ…」

液体が僕のペニス全体に丁寧に塗りつけられていく。液体によって滑りが良くなったため、ペニスの快感が倍増。おっぱいでしごかれるたびに電気のような強烈な快感が走った。

「聖水で清められるの、気持ちいいでしょ?さあ、仕上げだよ。勇者様を強い心に鍛えてあげる♥2人の言葉に耳を傾けて」

彼女に言われるがまま僕は左右の勇者教徒達の言葉に耳を傾ける。

「勇者様、あなたはとても大切な使命を追っています」
「だからどんな辛いことがあっても逃げてはいけません」

左右から勇者教徒達に囁かれる。とても心地よい声。まるで僕の頭の中を書き換えるように刻まれていく。

「勇者様は戦うために生まれてきたのです。自らの命を賭けて魔王と戦ってください」
「本当の勇者様は強いんです。弱い自分なんて本当の勇者様ではありません。捨ててしまいましょう」

彼女達の言葉が僕の頭の中を上書きする。弱い僕が彼女達の言葉によって書き換えられていく。

「さあ、出してください」
「お射精と一緒に弱い自分を捨てちゃいましょう♥」

彼女達の声にペニスが反応し、大きく震え始める。射精して弱い自分を捨てたいという欲求が強くなっていく。

「いっちゃえ♥」
レムは僕のペニスをおっぱいで激しくしごき上げる。雷に撃たれたような強烈な快感。とても耐えられない。

どぴゅっ、どぴゅっ。

大量の精液を吐き出してしまう。何度も何度も溜まった精液を撒き散らした。同時に僕の中の弱い自分が砕け散る。かつての自分が壊れていく。代わりに僕の中に新しい心が芽生える。強い心を持つ勇者。新しい僕が生まれる。

(そうだ、僕は勇者。生まれた時から魔王を倒す使命を負った勇者だ)

僕は立ち上がる。そして自らの使命を理解した。僕は勇者として魔王と戦わなければならない。弱い自分は既に捨て去った。今の僕なら必ず魔王を倒せる。

「レム。僕は魔王討伐の旅に出る。力を貸して欲しい」
「もちろん。すぐに勇者様の服を用意するね」

レムは勇者教徒達に指示を出す。すぐに勇者教徒達は服を用意する。そして僕に着せてくれた。

洗礼を受けたせいか力が漲ってくる。これならどんな敵にも負ける気はしない。

「さあ、勇者様、剣を」

レムは僕に聖剣を差し出す。僕はその剣に手を伸ばすが…。

(嫌だ!僕は戦いたくない!助けて!)

一瞬、頭の中から声が聞こえた。僅かに残っていた弱い自分の声。僕の手が一瞬だけ止まる。

「勇者様?どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」

僕は声を手にする。

(嫌だ!僕は…ああ…)

頭の中の声が徐々に遠ざかっていく。やがて聞こえなくなった。弱い頃の自分は消え去ったようだ。

何か大切なものを無くしたような気がしたが、今はそんなことを気にしてはいられない。魔王が多くの人々を苦しめている。僕は命を賭けて戦わなければならない。それが僕の使命。

僕は剣を背負いレムと共に神殿の外へ向かう。

「また弱い勇者様が出てきたらいつでも私達が勇気づけてあげるから安心してね♥」

レムが何かを口にしたが、僕の耳には入らなかった。

こうして僕は魔王討伐の旅に出たのである。


勇者の結末はこちら(FANBOXの有料プランで読めます)
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