ゆう探 2021/10/17 12:55

【作品集10/16】サキュバスプロファイルの一部公開&小説


こんにちは、みやろくです。
今週の作品集のラインナップはこちら。

・無料:小説「尋問」
・無料プラン:小説「魅了対策万全で挑むもサキュバスに夢に連れ込まれ返り討ちにあう話」
・ライトプラン:CG集サキュバスプロファイルの一部先行公開
・ノーマルプラン:サキュバスプロファイルおまけイラストについて

尋問

ドアが開く。
一人の女が部屋に入ってきた。軍人の制服に身を包んだ鋭い眼光を持ったその女は机を挟んで反対側の椅子に座った。顔には一切の感情が見えない。まるでロボットのような『無』の表情で女は俺を見ている。背は俺より20センチほど低いはずなのに異様な威圧感を放っていた。年は20代、いやもしかしたら10代かもしれない。
こんな女子供に尋問させるとは俺もなめられたものだ。
女は無表情のままタブレット端末を取り出して、何かの情報を見ている。
恐らく俺の情報だろうか。そんなものここに来る前に見ておけよ。
俺は苛立ちを覚える。
ここは尋問室。
主にスパイや反逆者などの尋問を行う部屋だ。そして俺は尋問される側。スパイだ。
うまく国に潜入したまではよかったが、ちょっとしたミスであっさり拘束されてしまった。
だが、スパイを始めた時からこうなることは覚悟の上。どんな○問にも耐えられるよう訓練されている。例え死んでも何も喋らない。
さてーー。
既に女が部屋に入ってから5分が経過。女はタブレット端末を操作したまま一切声を発しない。
どうやら俺を焦らしてイラつかせる作戦のようだ。確かに訓練を受けたスパイ相手なら下手な○問よりも効果があるかもしれない。相手の術中にハマらないように心を落ち着かせねば。
「あっ」
女が初めて表情を変えた。何かまずいことをしたという表情だ。何かミスしたのか。それとも重要な事実でも気づかれたか。俺は息をのむ。
「死んだああああ!」
女はタブレットを机に置き机に突っ伏す。
何事かと思って俺はタブレットをのぞきこむ。画面には『GAME OVER』の文字。
どうやらこの女俺を目の前にタブレットでゲームをやっていたらしい。これも作戦なのか。本当に何を考えているかわからない。
「さて」
何事もなかったように女は顔をあげる。顔は無表情に戻っていた。
「尋問官のアニーです。よろしく、ええとケモスさんでしたっけ?」
「ケネスだよ!」
思わず自分の名前を叫んでしまった。
しまった。これも罠だったのかもしれない。まあ、どうせもう名前くらいは調べがついているだろうが。
やはり俺をイラつかせるのが作戦なのか。確かに今日は異様にイラつく。いつものように感情を抑えられない。こんな状態だとこれから来るであろう○問に耐えられるかどうか。
アニーは再びタブレットを手に取り、画面を見る。今度こそ俺の情報を見ているのか。それともまたーー。
「ふーん、下っ端諜報員なんですね。これなら大した情報も持ってないですよね。正直我々も忙しいのでさっさとしゃべってくれませんかね」
「誰が下っ端だ!俺は…」
「俺は?」
アニーはわざとらしく首を傾げた。
あっ。また余計なことを。ダメだ。こんな女と会話しているとペースが乱される。それに先ほどから体が熱くてイラつく。そして股間のあたりが妙に疼く。
「そろそろきいてきましたか。先ほどの食事に媚薬、たっぷり入れておきました」
「なっ」
媚薬だと。そうかそれで身体中が快楽を欲してそれが満たされないせいでイライラに繋がったのか。
それを理解したせいか股間の疼きが増してしまう。
股間を触りたいという欲求が強まる。しかし、手足は椅子に拘束されているので動かせない。
「おっぱい見せてあげますね」
一方、アニーは軍服のボタンを外し始める。そして上着を脱ぐと下着も外した。軍服に隠れていた彼女の大きな胸がぷるんと揺れた。
俺はその胸に釘付けになってしまう。
「ずっと見てていいですから、喋りたくなったら言ってくださいね」
アニーは一切の恥じらいの様子はなく無表情のままだ。そしてタブレットを再び手に取る。どうやらまたゲームを始めたようだ。馬鹿にしやがって。
しかし、怒りとは裏腹に俺の視線はおっぱいに釘付けのままだ。あのおっぱいにちんぽを挟んだらどれだけ…いやいや、俺は何を考えているんだ。
柔らかそうなおっぱいに挟まれる妄想が頭に浮かんでしまう。股間の疼きがどんどん強まっていく。このまま疼きを解放できないと気が狂ってしまいそうだ。
「喋ってくれたら好きなだけオナニーしていいですよ。それとも私の胸でお顔やおちんぽ、挟んであげましょうか」
無表情の顔・無機質な声でアニーは言った。しかしそんな無機質な声ですら興奮を覚えてしまう。それくらい俺は追い詰められていた。
喋ればオナニーできる・・・。おっぱいで挟んでもらえる。俺の意思がどんどん揺らいでいく。
「まあ、正直どっちでもいいんですけどね。下っ端から聞けることなんてたかが知れてますからね」
うう。下っ端じゃ。
既に声を出すのも辛い。この疼きを沈めるには射精するしかないが、手足が拘束されていてまともに動けない。
喋れば拘束を解いてもらえる。しかし、重要機密をしゃべる訳には。
視線は相変わらずおっぱいに釘付けで目が離せない。相手は上半身裸なだけで誘惑すらまともにしていないというのに。
あのおっぱいで挟まれたい…。妄想がどんどん頭の中で広がっていき頭から消えなくなってしまう。
考えないようにすればするほど妄想が広がる。
股間の疼きもどんどん強くなっていく。このままだと気が狂ってしまいそうだ。早くこの気持ちを沈めたい。
ダメだ。もう我慢できない。
「しゃべる。全部しゃべるから挟んでええええ!」
ついに俺はアニーに懇願してしまった。
アニーはタブレットを机に置く。
一瞬彼女が笑ったように見えた。ほんの一瞬だったので気のせいかもしれないが。
俺は自国の重要機密をペラペラと洗いざらい喋った。こんな失態がバレれば無事に帰れたとしても国で処刑されるだろう。
「なるほど。それなりに情報は持っていたようですね。こちらの調査期間の情報と概ね一致しますし、まあ思ったよりは役立ちそうですね」
アニーは無表情のまま情報を打ち込む。
「じゃあ、お礼におっぱいをたっぷり堪能させてあげます。拘束も解いてあげますね」
彼女はタブレットを操作する。すると俺の手足の拘束が消えた。本来なら絶好の逃げるチャンスだが、もう俺には逃走の意思はなかった。早くこの疼きから解放されたい。
俺は自らズボンを脱ぎ、ペニスを取り出す。ペニスは既に固く勃起しており、我慢汁をだらだらと流している。
「はい、お待ちかねのおっぱいです」
俺のペニスをアニーの柔らかいおっぱいが包み込む。その瞬間柔らかさで頭の中が一瞬でとろけてしまった。
俺はだらしなく涎を垂らしながらおっぱいの感触に浸る。
単調なリズムでの雑な扱き。だが、今の俺にはそれで十分だった。
「こんなのが気持ちいいんですか?よほど媚薬がきいているようですね。それともおちんぽの方は雑魚なんですかね」
ゆったりした扱きと媚薬の効果で射精感が徐々に高まっていく。すぐに限界を超えてしまった。
どぴゅっ。
甘い恍惚に浸りながら射精してしまう。
「出しましたか。満足そうな顔してますね」
アニーは無表情のまま立ち上がる。
「ああ、それと媚薬と一緒に毒も混ぜておきました。最後に気持ちいい射精ができてよかったですね」
アニーが部屋から立ち去っていく。それが俺が最後に見た光景だった。

終わり

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