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2022年 05月の記事 (37)

レモネードオアシス 2022/05/09 08:04

有栖川アンジェ ~おねしょ。紙おむつに~1

金髪碧眼のおむつ少女のアンジェ。
今夜も当然のように紙おむつをあてて眠りにつく……。



目次

ないしょの成長日記(カテゴリー)

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「あ、出る……」

 とっぷりと日が暮れた深夜、呟いたのは、金髪碧眼の少女だった。
 流れるような金髪は簡単なツインテールに縛られ、風呂上がりのうなじからは石けんのフローラル系の香りが漂ってきている。
 スズランのような薄手のネグリジェに身体を包み、その少女の双丘は、ふっくらと膨らんでいた。

 少女の名前を、
 有栖川アンジェ、
 といった。

 お世辞抜きに美少女と呼んでも差し支えないほどの容姿を誇っているのだが……。
 なのだが……。

 アンジェはリクライニング機能付きの椅子に、にだらけきって座っていた。
 その両手にはゲームのコントローラーが握りしめられ、人形のように透き通った碧眼は、テレビを睨み付けている。
 ゲーム画面には、ブロックを積み重ねて街を作っていく様子が映し出されていた。

 アンジェの私室であるこの部屋も、シンプルだが品のいい調度品がところどころに飾られており、部屋の隅には天蓋付きのキングサイズのベッドが置かれている。

 ここまではなにも問題はない。
 問題なのは……。

 そのアンジェのお尻を包んでいるのは、なんと、厚手の紙おむつだったのだ。

 腰ほどまでしかないスズランのようなネグリジェでは、隠せないくらいにモコモコの、大きな紙おむつだ。
 しかも、既に何回も尿意を放ったのだろう。
 おしっこサインは青く染まり、白かった部分はレモン色に染め上げられていた。

「むう。もう夜か。ゴーストが出るからな、早く村に帰って寝ないと」

 アンジェは呟きながら、街に帰ると一泊する。
 そこで気が抜けたのか、

 しゅいいいいいいいいい……。

 おむつの中からくぐもった水音が聞こえてくると、モコモコと吸水ポリマーが膨らんでいった。

「ああ……、おまた、温かい……気持ちいいな」

 アンジェは、なんの躊躇いもなく尿意を放つと、サイドテーブル置いてあるペットボトル飲料をグビグビと飲んでいく。
 夜はリラックスできるようにと、ジャスミンティーを飲むことにしていた。

「ふう。さて、仕切り直して、街作りの再開と行こうか」

 再びコントローラーを握るアンジェだが。
 そんなとき、出し抜けにドアがノックされた。

「アンジェ様。そろそろ寝る時間です」
「ああ、神無(かんな)か。もうそんな時間なのか?」

 神無と呼ばれて入ってきたのは、シックなデザインのメイド服に身を包んだ、大人の女性だ。
 アッシュブロンドの髪を、肩で切り揃えてボブにしている。
 美人特有の冷たさを隠そうとはしない、見るからにやり手の女性といった感じのメイドさんだった。

「お嬢様。もう夜の十一時です。さあお嬢様、おむつを交換しますから、ベッドまで来て下さい」
「あっ、ちょっと待って。このイベント終わらせてから」
「ダメです。あんまり粘ると、この前みたいにコンセントを引っこ抜きますよ?」
「神無は本気でやるからツラい……」

 アンジェは渋々といった感じでセーブすると、ベッドへと、のそのそと歩いて行く。
 おしっこを吸収した紙おむつは大きく膨らんでおまたのところでぶら下がっているような感じになっていた。

「おおう、おむつ、こんなに重たくなってたのか」
「お風呂上がりに交換したから、四、五時間ほどでしょうか。どうですか? プロトタイプの紙おむつの感想は」
「うーん、そうだなぁ」

 アンジェはベッドの縁に腰掛けると、

 グチュッ!

 お尻に潰された紙おむつが、ゼリーのように潰れた。
 紙おむつに使われている吸水ポリマーは、おしっこを吸収するとゼリーのように膨らみ、おしっこを閉じ込めるのだ。

「うーん、おしっこの吸収量は申し分ないみたいだな。それにおむつの感触もサラッとしていていい感じだぞ。ただ、横漏れを防ごうとするのは分かるけど、ちょっとだけ脚の付け根に食い込んできて、むず痒いかもな」
「なるほど、それでは製品開発部に伝えておくことにします」
「ああ、よろしくな」

 アンジェの言葉を、神無は余すことなくメモしていく。
 なにを隠そう、アンジェは、世界シェアトップの紙おむつメーカーのご令嬢なのだ。
 それも、アンジェの貴重なおむつ生活があってのことだった。

 アンジェは、いわゆるパンツを穿いてのトイレトレーニングを受けたことがなかった。
 だから、生まれてから今まで、ショーツよりもおむつを穿いて過ごしてきた時間のほうが圧倒的に長い。
 けれどもさすがに思春期を迎えて、紙おむつを見られるのは恥ずかしくなってきたので、学校に行くときは薄型の紙おむつを穿くようにしているけど。

「さて、おしめを替えて上げますから、そこに寝て下さい」
「ああ、よろしく頼むぞ」

 アンジェは、キングサイズのベッドに仰向けになると、なんの躊躇いもなく赤ん坊のように脚を開いた。
 レモン色に染まりきった紙おむつが、神無へと晒される。

 アンジェは家にいるときはいつもすずらんランジェリーを着ることにしていた。
 リラックスできるし、なによりも、おむつを充ててもらうときに都合がいいからだ。

「全部出しましたか?」
「ンッ、ちょっと待っててくれ……ンンッ」

 仰向けに脚を開いたアンジェはお腹に力を入れると、

 しゅいいいいいいい……。

 おむつの中からくぐもった水音が聞こえてくる。
 おまたに弾けたおしっこは、会陰を伝ってお尻のほうへと流れ込んでいった。

「はああ……お尻、あったかぁい……漏れ出してないみたいだし、これなら安心して寝てられるな」
「製品開発部に伝えておきます。それでは、お嬢様」
「ああ、よろしく頼むぞ」
「では」

 神無は顔色一つ変えることなく、
 バリバリと紙おむつのテープを剥がしていき、おむつを開いた。

 もわ……っ。

 モコモコに膨らみきった紙おむつから立ち昇ってきたのは、ツーンとしたアンモニア臭だった。
 紙おむつの裏側は、アリスのおしっこによって鮮やかなレモン色に染め上げられていた。

 お風呂を上がってからの五時間弱。
 尿道が赤ちゃん並みのアンジェは、なんの躊躇いもなくおしっこを垂れ流し続けてきたのだ。
 その蒸れ返った匂いが、紙おむつへと密封されていた。

「うわっ。凄い匂いだな。匂いを封じ込める機能も問題なし、と。風通しも良かったしな」
「製品開発部に報告しておきます」
「それにしても、済まんな。神無にはこんな匂いを嗅がせてしまって……」
「お嬢様のおしっこの匂いなら、全然気になりませんから。おまた、拭きますね」
「あ、ああ。よろしく頼む……んっ」

 アンジェのおまたは、赤ん坊のようにツルツルのパイパンだった。
 母方がフランス系の血を受け継いでいて、白人特有の真っ白な肌に、シュッと一本の縦筋が刻まれている。
 そのクレヴァスから、ピンク色の薔薇の花びらがちょこんと顔を出していた。

「神無……。なんだか最近おまたがムズムズしてきて……その、触られてると、変な気持ちになってくるんだ。なんか、変な病気、なのか?」
「それは病気なんかではありませんよ。なにか、またお変わりあったら、私が相談に乗りますから」
「あ、ああ……。初めてのときはビックリしたからな……クシャミしたらおまたから血が噴き出してくるなんて。でも、神無がいてくれたから助かったんだからな……?」
「私は、お嬢様のことをなにも笑ったりしませんからね。そのことだけは覚えておいて下さい」
「ありがとな、神無……ンッ、んああ……」

 クレヴァスの深いところまで拭かれると、今度はおまたがかぶれないようにとパフパフとベビーパウダーをまぶしてくれる。

「神無のパフパフは、いつも気持ちいいな……」
「ありがとうございます。お嬢様の大事な部分ですから、しっかりとお手入れしておきませんと、ね」
「おまたが、そんなに大事なのか?」
「そのうち分かりますよ。それではお嬢様、新しいおむつに替えて差し上げます」
「よろしくな、さっきまで充ててたプロトタイプの紙おむつと同じものを充ててくれ。今夜はぐっすり寝て、一晩もつのか試してみたいから」
「はい、お願いします」

 神無は分厚い紙おむつを手に取ると、それをアンジェのお尻の下へと潜り込ませていく。
 アンジェもまた、おむつを充てやすいようにと、ちょっとだけお尻をあげた。
 いつもやっているから、馴れたものだ。

「お嬢様のおまたを優しく包み込むように、前に持ってきて……それから、腰のところをテープで留めて……。苦しくないですか?」
「ああ。ありがとうな。いい感じにお尻を、包まれて……はふう」
 
 ぽんぽん。
 神無はおむつを充ててくれると、いつもおまたを軽くたたいてくれる。
 それがアンジェは大好きだった。
 おむつにお尻を包まれて安心し、それから神無にぽんぽんとおまたを叩いてもらって……、幸せすぎて、そのまま寝てしまいそうになるくらいだ。
 だけど、アンジェには寝る前に、大切な習慣があった。

「神無、寝る前に、いつものお茶をくれ」
「はい、お嬢様」

 神無がティーポットで入れてくれたのは様々なハーブを調合してできたお茶だった。
 熱すぎず、冷たすぎずの、寝る前にちょうどいい温度に調整されている。
 ノンカフェインで美容に良く、しかも利尿作用に優れている。
 アンジェはお茶が好きだったので、寝る前はいつも飲むことにしていた。

「はぁ……。やっぱり神無が淹れてくれたお茶は美味しいな」
「ありがとうございます」
「んっ、美味しかった」

 お茶を一気に飲み干すと、ティーカップを神無に渡す。
 アンジェは、ベッドへと勢いよく仰向けになり……、そこに神無が布団を掛けてくれて……、

「おやすみな、神無」
「おやすみなさい、お嬢様。映画のように素晴らしい、良き夢を」

 神無は言い残すと、電気を消して、忍び足で部屋を出て行く。
 真っ暗になった部屋からは、早くもアンジェの安らかな寝息が聞こえてきていた。


おねしょ。紙おむつに2につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/06 14:44

旧校舎のトイレの怪1

GW中です。皆様は楽しんでいますでしょうか。

さて、今日は金曜日ですので小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

旧校舎のトイレの怪(カテゴリー)

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登場人物

・草壁愛奈(くさかべまな)

 小学5年生。
 11歳。
 腰くらいまで伸ばした黒髪ロング。

 生理はまだ。
 二次性徴期を迎えたばかり。
 おっぱいが虫刺されのように膨らんでいる。
 お尻はプリッとしていて柔らかい。

 ぱんつは女児ショーツを穿いている。
 日曜朝に放送されているキュアキュアのフロントプリントのショーツ。


旧校舎のトイレの怪1


「ふっ、ふぅぅ……っ」

 しゅわわわわわわわわわわわわ!

 勢いよくおしっこをしているのは、一人の少女だった。
 学校の女子トイレの個室。
 和式トイレに跨がってしゃがみこみ、勢いよくおしっこを放っている。
 その勢いたるや、和式トイレの金隠しに当たっておしっこが弾けるほどだった。

 少女の名前を、草壁愛奈(くさかべまな)という。
 長く伸ばした黒髪は、しゃがみこんでいるせいでトイレの床にいまにもつきそうになっている。
 愛奈は、清楚な純白のワンピースを捲り上げて、勢いよくおしっこを噴き出していた。

 小学五年生で、二次性徴期を迎えたばかりのおまたは、ふっくらと膨らんできているけど、まだ産毛さえも生えていない赤ちゃんのようなパイパン。
 そんなパイパンから、おしっこが勢いよく噴き出してきている。

「……はぁぁぁぁぁっ」

 しゅいいいいいいいいいいいいい!

 女の子の尿道は、太く、短い。
 だから心置きなくおしっこを放つと、男子とは比べものにならないほどおしっこが遠くに飛び散ってしまうのは当然のことと言えた。

「……ンッ」

 シュワワワワワワワワ……、
 ぷっしゅうううぅぅ!

 愛奈は小さく身震いをして、おしっこの最後の一飛沫を放つ。
 それを合図として、少女のおしっこは唐突に終わった。
 尿道が太いぶんだけ一気におしっこが噴き出してくるし、終わるときもあっという間に終わる。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 放尿を終えた愛奈は、恍惚とした表情を浮かべ、どこか官能的な吐息をついている。
 おしっこを我慢していたぶんだけ開放感が凄いことになっている。
 どれだけおしっこを我慢したのかというと――、

「うう、お気に入りのパンツなのに……」

 愛奈は悲しげに呟く。
 和式トイレにしゃがみこむときに降ろしたぱんつの裏側は、自然と目の前にくることになる。
 そのクロッチの裏側からは、

 もわっ、もわわ……っ。

 ツーンとしたアンモニア臭が立ち昇ってきている。
 愛奈の穿いていたぱんつの裏側は、鮮やかなレモン色に染め上げられていた。
 お尻のほうにまで広がっているのは、授業中、席に座っているときにチビってしまった恥ずかしい痕跡だ。

「お気に入りのキュアキュアのぱんつなのに……」

 今日愛奈が穿いてきたのは、白のお気に入りのぱんつ。
 日曜日朝から放送されている魔法少女キュアキュアのフロントプリントのショーツだ。
 内気な愛奈だけど、キュアキュアのショーツを穿いてきている日は、ちょっとだけ勇気をもらえるような気がする。
 だから大切に穿いているというのに。

「はぁ……。帰ったら、洗濯しないと」

 人知れず心に決めると、愛奈はトイレットペーパーを手に取っておまたを拭いていく。
 その時だった。

「んっ」

 チリリッ。

 股間に感じたのは、痺れるような微弱電流。
 ビックリしておまたを拭いているトイレットペーパーを離すと、そこにはネットリとしたクリーム状のものがこびり付いていた。
 なんだろう? これは。

「シュークリームの……カスタードクリームみたい?」

 色と言い、ネットリとした感じと言い、まるでカスタードクリームみたいなものがトイレットペーパーにこびり付いていた。
 おまたから、こんなものが出てきているだなんて。

「なに、これ」

 おまたを拭いた紙を見つめながら愛奈は首をかしげる。
 だけどここで答えが出るはずもなくて。

「今日は……お風呂のときにおまたよく洗おう……」

 愛奈は特に深く考えることもなく、紙を捨て、新しい紙でおまたを拭くことにするのだった。
 おまたを綺麗に拭いたら、ショーツを穿く。

「……ンッ」

 ショーツを上げすぎてクロッチがおまたとお尻に食い込んでくる感覚。
 この感覚が、なぜか愛奈は大好きだった。
 なんだかイケナイことをしているような気になって。

 ヌルリ……。

(ん……。なんか、おまたがぬるってしてるような気がする……?)

 おまたにこびり付いていたクリームのようなもののせいだろうか?
 しっかりと拭き取ったつもりだったのに。
 だけどまたショーツを降ろしておまたを拭くのは億劫なことに思えたし、早くしないと授業が始まってしまう。

(帰ったら……お風呂に入ろ)

 次が六時限目の授業だから、あと一時間で放課後。
 今日は帰ったら、しっかりとお風呂に入ろう……。
 愛奈はそんなことを考えながらトイレをあとにするのだった。
 スカートの中で、キュッとショーツがおまたに食い込んでいった。

        ☆

 ぎゅるるるる……。

 愛奈がかすかな異変を感じ取ったのは、六時限目の理科の授業中のことだった。
 教壇では担任の先生が被子植物と裸子植物の違いについて説明している。
 クラスメートたちも真面目に授業に聞き入っていた。

(こんなときにお腹痛くなってくるなんて……っ)

 ぎゅるるるる……!

 最後に出たのは……、確か、三日前の朝。
 愛奈は、お通じがあまり良くないほうだった。
 だからお腹のなかには、大体三日分のうんちが詰まっているということになる。

(どうしよう。授業中なのに、お腹痛くなってきたぁ……っ)

 時計を見上げてみると、授業が終わるまであと八分くらいだった。
 我慢しきるには微妙な時間だし、トイレに立たせてもらったら授業が終わる前に帰ってこれない時間でもある。
 そうしたら、授業中にうんちに行ったことがバレてしまう。
 それは恥ずかしすぎる。

(我慢……しないと……っ)

 ぎゅるるるるっ。

 愛奈はいつも便意が急にくるタイプだった。
 便意を感じたらすぐに出さないと苦しくなってしまう。
 あまりお通じが良くないほうだから、大きな波が急に襲いかかってくるような感じだ。

「あっ、うっ、あぁ……っ」

 ぎゅるるるるる!
 ごぽっ! ごぽぽっ!

 大腸が蠢動し、カチカチに固まったモノが、少しずつ直腸をこじ開けていく感覚。
 少しでもお尻から力を抜けば、一瞬にして楽になってしまうに違いなかった。

 じゅわっ、じゅわわぁ……。

 じんわりとおまたが生温かくなる。
 あまりの便意に軽失禁しているのだ。
 クロッチの裏側に広がったぬくもりは、会陰を伝ってお尻のほうにまで広がっていく。

(やだ……。おしっこ、出てきちゃってる……っ)

 キュンッ! キュンッ!
 苦しげに痙攣するおまたに力を入れておしっこを無理やりに止める。
 ツーンとした痛みが尿道から染み出していくと、更にお腹が痛くなっていくようだった。

(ううっ、あと五分……我慢、しないと……っ)

 愛奈は額に脂汗を浮かべながら、こみ上げてくる便意を我慢し続ける――。


旧校舎のトイレの怪2につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/06 14:00

田舎の元気娘と!15

 夏休みが終わり。
 一つの季節の、その熱がまだ残っている頃。
 真太郎にとっては嵐のような一夏だった。
 それは桜子にとっても同じことだったのだろう。

「桜子も、もう子供じゃないんだなぁ……」

 一緒の布団で安らかな寝息を立てている桜子の亜麻髪を梳く。
 まだ起きるには早い時間だから、もう少しだけこの寝顔を独り占めしていたい。
 子供から、大人になろうとしている、この少女の寝顔を。
 ――そう。
 桜子はもう子供じゃないのだ。

「出会ったときは嵐みたいな子供だと思っていたのに……」

 桜子は、赤ちゃんを迎える準備ができた身体へと成長していた。
 『初めて』がきたときは夏休みが終わって数日が経ったある日。
 真太郎と一緒に下校中のときで、その日は桜子が元気なさそうにしていたからどうしたのかなと思っていたら、急に桜子が千鳥歩きし始めて、しゃがんでしまったのだ。

 しゃがみこんだ桜子は『ぱんつが気持ち悪い……』と頬を赤らめて呟き、ぱんつを汚してしまったとおばあちゃんに怒られちゃう! と青ざめていたけど、下校中の誰もいないバス停でぱんつを脱がせてみたら、今度は真太郎がビックリする番だった。
 知識では知っていたけど女体の神秘を目の当たりにするのは初めてな真太郎は桜子を背負って学校へとUターン。
 保健の先生へと伝え、そこから町中へと伝わっていって、めでたく村中で赤飯祭りになったのだった。

「んにゅう……。あ、お兄ちゃん、おはよー」
「ああ、おはよ。今日は体調、大丈夫か?」
「うん……。多分、へーきだと思う」

 まどろみながら呟く桜子。
 その手がごそごそと俺の股間へと手を忍ばせると、そこにある固いものを探り当てる。
 寝ぼけ眼だった桜子は、ネコのように身体を起こしてみせる。
 この様子なら体調は問題なさそうだ。初めてがきたばかりだと、月の巡りが不規則だからと聞いていたから、ちょっと不安だったけど。

「おちんちん、固くなってる」
「それは……毎朝触ってるから知ってるだろ。男は朝起きたらこんな感じになってるの」
「うん。知ってる! だからあたしがおちんちんをお世話してあげる!」
「お、お手柔らかに頼むぞ」
「コウノトリさんにお兄ちゃんと仲がいいところを見せつけて、早く赤ちゃんが欲しいの! それでいっぱいおしめ洗ってあげるの! お兄ちゃんがあたしにしてくれたみたいに!」

 と、桜子は張り切っているけど、はたしていつコウノトリさんの正体に気づいてくれるか、それとも教えてあげるべきか……、

(それも俺の役割、なんだろうなぁ……。できれば自然な形で気づけるように教えてあげるのが)

 心の中で呟きつつも、真太郎は布団の上でごろんと大の字になる。
 もうこうなったら桜子に抵抗するだけ無駄なのだ。
 お互いにぱんつ一丁……だった二人だけど、桜子はショーツを脱ぐとあやとりのように広げてみせる。

「ほら……、お兄ちゃんのこと考えてたから、おぱんつこんなになっちゃってるよ……ちょっと恥ずかしいけど……ほら……」
「お、おう……」

 モワァ……。

 恥ずかしいのか桜子は頬を赤らめながらクロッチの裏側をみせてくれる。
 そこにはシュッと縦筋が刻まれていた。ついさっきまで、桜子のおまたが食い込んでいたからだろう。
 そこに栗きんとんのような残りかすが、縦染みとなってこびりついて愛液でヌルヌルになっている。
 それに寝ているあいだにチビってしまったのかレモン色の染みがお尻の方にまで広がっていた。

「んっしょっと……。お兄ちゃん、おぱんつ好きなんだよね。それも桜子の脱ぎたて♪」

 桜子はすべてお見通しと言わんばかりにちんちんを取り出して、脱ぎたてショーツで包み込んでいく。
 毎朝のようにこうして桜子に搾り取られているから、桜子のテクニックもかなり上達している。
 愛液でヌルリとし、おしっこくさい女児ショーツに包まれ、小さくて柔らかくて、それに熱い手でにぎにぎしていると――、

 ドピュッ! ドピュピュ!

 ショーツに包み込まれた男根から欲望のマグマが放たれる。
 クロッチの裏側には女児ショーツから溢れんばかりのザーメンが塗りつけられていた。

「あはっ。今日もいっぱい出たね! それにやっぱり朝一番が濃厚牛乳なの!」
「……朝一番が濃厚なのか?」
「うん! 濃くて、とっても美味しいんだから!」

 そう言って、桜子はクロッチにこびりついたザーメンを指ですくうとペロリと舐めてみせる。
 おしっこ臭いと思ってばかりいた桜子のおまたから、ムッと甘い女の香りが立ちこめたような気がするのは、気のせいではないのだろう。
「おっと危ないところだったの。せっかくお兄ちゃんからせーえきもらったんだから、今日もずっと一緒に…………ん!」

 桜子はなんの躊躇いもなくザーメンでヌルヌルになったショーツを穿くと、いつものようにワンピースを着て、黒タイツも穿く。
 これでまさかこの無垢な少女がザーメンショーツを穿いているだなんて、誰も想像さえもしないことだろう。

「……おまた痒くなりそうだったら言うんだぞー」
「うん! そしたらお兄ちゃんにお願いするね! それじゃあ、あたしは朝ご飯の支度してくるから!」
「包丁には気をつけるんだぞー」

 ちなみにここでいう『お兄ちゃんにお願い』とは、おまたが痒くなったときには学校で新しいぱんつとザーメンに交換することを意味する。
 最近では痒くなる前に新しい『熱い匂い』が欲しいからと言って、休み時間ごとに一緒にトイレに行くこともあるんだけど。
 だけどそれでも朝一番の濃厚な精液は特別らしく、三時限目……くらいまでは我慢してくれるだろうか?

「最近はお尻も大きくなってきたしなぁ。桜子もああ見えても女の子なんだよなぁ……」

 とてとてと和室を出ていく桜子の後ろ姿を眺めながら、そんなことを思う。
 しばらくすると、母と一緒に台所に立っているのだろう。
 ジュージュートントンと、料理をする音が聞こえてくる。
 このまま幸せな日常が少しずつ変化していき、やがてコウノトリさんもやってきて……。
 そこまで考えて真太郎は布団から身体を起こす。桜子が朝の『お世話』をしてくれたおかげで目覚めはバッチリだ。

「俺もちゃんとしないと、だよな」

 将来は桜子を失望させることのないようにいい男にならなければ。なんてことを考えてしまうのは早すぎるだろうか。
 真太郎は和室の隅に置いてあるちゃぶ台に教科書とノートを広げて予習といく。
 夏休みのあいだは桜子と一緒に毎日宿題を広げたちゃぶ台だ。
 ……夏休みの後半は例のごとく計算ドリルやら漢字ドリルが終わらないよという桜子に泣きつかれて教えながらだったけど。

「俺がしっかりしておかないと、だよな」

 だからせめて今の自分にできることをしておきたい。
 そして将来は桜子に認められるような男になるのだ。
 こうして予習に励んでいると、やがて台所のほうから味噌汁のいい匂いが漂ってきて、そろそろ朝ご飯の準備はできたころかなと、真太郎は立ち上がる。
 居間へと向かう縁側を歩いていると、まだ夏の残滓を残した日差しが降り注いでいる。
 その光景はいつも同じように見えるけど、少しずつ違っていて、二度と同じ景色は無いのだ。それは今この瞬間も成長している桜子のように。

「お兄ちゃーん、朝ご飯の準備ができたよ!」
「ああ、いつもありがとな」

 部屋にまで出て呼びにきてくれる桜子。
 頭には三角巾と、腰にはエプロンを巻いている。
 真太郎は穏やかに応えると、桜子に手を引かれて食卓へと向かう。
 嵐のように現れた桜子だけど、今ではこうして日常に馴染んでいる。
 そしてこのいつもと同じように見える日常も、日々を重ねていくうちに少しずつ変わっていき、桜子も成長していくのだろう。

少女は成長し――、
 今年も、夏が過ぎようとしていた。


おしまい☀

この小説は同人誌として配信しているものです。
製品版はフルカラーのイラストがいっぱいありますので、気になったら購入してもらえると嬉しいです。
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レモネードオアシス 2022/05/06 13:47

田舎の元気娘と!14

おしっこに立った桜子ちゃんは、足元にあった石に躓いてしまう。

桜子ちゃんの運命やいかに!!


目次

田舎の元気娘と!(カテゴリー)

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「あっ! ……むぎゅ!」

 気づいたときにはもう遅い。
 桜子は両手を地面につくようにして転んでいた。
 下草が生えていたおかげで両手を怪我すると言うことはなかった。
 だが、それは桜子の決壊を意味している。
 お尻を突き出すようにして転んだ桜子に残された運命はただ一つ。
 それは――。

 プッシャアアアアアアア!

「あっ! ううううう!」

 ショーツと黒タイツを穿いているというのに――。
 桜子の股間からは勢いよくおしっこが噴き出してくると、下草の生える地面へと染みこんでいった。
 ムワッとした草いきれに、ツーンとしたアンモニア臭が混じる。

「いっ、いやあああああ!」

 プシャッ! プシャッ!
 プッシュウウウウウウウウ!

 一度出てきてしまったおしっこは止まってはくれない。
 おしっこを我慢するためには女の子のおまたというのはあまりにも不都合な形をしているのだ。
 ちんちんなんてないから尿道が短いし、それにふっくらとしていてちょっとくらい力を入れてもおしっこが出てしまうようになっている。
 桜子のおしっこは転んだ衝撃もあるのだろう。
 一気に噴き出してくると、クロッチと黒タイツを突き破って夏の日差しに煌めいて消えていった。

「あうう……全部、出ちゃったよぉ……っ」
「大丈夫か? 怪我、ないか?」
「うん……。痛いところはないけど……、うう、またおもらししちゃうなんて……っ」

 お尻をつきだしてうつぶせになって転んだ桜子の股間から噴き出したおしっこは、地面に染みこんでジェット噴射のような軌跡を描いている。
 そのおしっこ飛距離たるや、一メートルは軽く越えていた。
 それだけ女の子のおしっこの勢いは激しいのだ。クロッチと黒タイツという三重布を突き破ってさえもこの飛距離なのだから、かなり元気よく噴き出してしまったらしい。

「さて、と。ぱんつ洗ってやるから脱ぎ脱ぎしような」
「や、やぁ……。お兄ちゃんにいつも迷惑かけちゃってるのに……、ぱんつ洗ってもらうなんて……っ」
「どうした、今さら恥ずかしがることないだろ。初めて会ったときだってぱんつ洗ってやったし」
「あのころとは……違うんだもん……っ」

 なぜか急にぐずってショーツを脱ぎたがらない桜子。
 お尻をつきだしたままでいるのは恥ずかしいのか女の子座りすると、おもらしに濡れた内股をもじもじと気まずそうに擦り合わせている。
 その様子が不意打ちみたいに可愛く見えて――。

(あっ、ヤバい……)

 そう思ったときにはもう手遅れだった。

                      ∽∽∽
                      

「あれれ、お兄ちゃんのおちんちん、大きくなってる?」

 桜子がそのことに気づいたのは、おもらししてしまったショーツが冷たくなる前のことだった。
 唐突に兄の股間がデニムのジーンズを押し上げはじめたのだ。その様子はまるでテントみたいだ。

「ねえねえ、なんでおちんちんが大きくなってるの……?」
「そ、そんなの知らないって。いいから早いところぱんつ洗ってやるから脱ぐんだ」

 誤魔化そうとする兄だけど、どこか焦っているように見えるし、それにおちんちんがズボンから出たがって苦しそうにしているようにも見えた。
 だから――、

「おちんちん、楽にしてあげる!」
「おわわ!? ちょっ、やめるんだ、桜子っ」

 兄の制止を振り切ってズボンを下着ごと降ろすと、ビンビンに大きくなったおちんちんが反り返っていた。先っちょからは透明なお汁を漏らしている。

「うわわっ、おちんちんがこんなに大きくなってるっていうことは……お兄ちゃん、エッチな気持ちになってるんだよね……?」
「あ、ああ……。桜子が可愛いからな」
「嬉しい…………! あっ、おちんちん、とってもいい匂いして……、あうう、おまた、熱くなってきちゃったよ」

 山奥の新緑よりも濃厚な香りに、桜子の意識は熱く溶けておまたから勝手に汁が溢れ出してきてしまう。
 おもらしに濡れたクロッチの裏側は、ヌルヌルになっている。

(お兄ちゃんのためになりたい……)

 いつもおねしょやおもらしばかりして迷惑をかけてばかりだけど、桜子だって兄の役に立ちたいと思っているのだ。
 だからせめて朝ご飯を作ってみたりしたのに……、
 まさかいつものように、またおもらししてしまうだなんて。

(だけど、おちんちん、苦しそうにしてる……。あたしのおまたも切ないし、きっとお兄ちゃんも苦しいんだ。お兄ちゃんのこと、楽にしてあげたい……。気持ちよくさせてあげたい……!)

 でも、どうすれば気持ちよくなってもらえるんだろう?
 おちんちんをおまたに擦ってもらったときは精液がドピュドピュ出てたけど……。
 あのときは気持ちよすぎて、桜子は気がつけばおしっこを漏らしていた。
 そして今もおしっこを漏らしている。
 ……と、言うことは……?

「お兄ちゃん、もしかしておしっこが好きなの……?」
「な、なにを急に言い出すんだ。そ、そんなわけ……っ」
「誤魔化さなくてもいーの! ホントかどうか試してみよう!」
「えっ、ちょ!」

 兄が驚いたのも無理はない。
 なにしろ桜子はなんの躊躇いもなくショーツと黒タイツを脱ぎ払っていたのだ。
 おしっこ臭いおまたを、夏のそよ風が撫でていって心地いい。
 だけど桜子の目的はショーツを脱ぐことではない。
 目的は、黄色く染まったショーツ自体にあったのだ。

「うわぁ……。あたしのぱんつ、黄色くなっちゃってるよ……。それにほら、おちんちんみてたら、パンツの裏側、こんなにヌルヌルになっちゃってる。これって愛液なんだよね!」
「お、おう、そうだぞ」

 おもらしショーツをあやとりのように広げると、兄は気まずそうに目を逸らす。
 だけどちんちんは真上を向いたままだ。

「お兄ちゃん、あたしのおもらし好きなの……?」
「だ、だからそんなことは……うおお!?」

 兄が呻き声を上げる。
 なにしろ桜子がおもらしショーツでおちんちんを包み込んだのだ。
 ネットリとしたクロッチがちんちんに纏わり付き、ビクンビクンとチンチンが跳ねまくる。

「ちょっ、桜子、なにやってるんだよっ」
「えへへー。グッドアイディアでしょ♪ おしっこ好きなお兄ちゃんのことをぱんつで包み込んであげるの!」
「らめっ、離しなさいっ」
「やだもーん」

 くにくに、くにくに。
 ぐちゅ、ぐちゅぐちゅくぢゅ!

 おもらしショーツで包み込んだちんちんは苦しそうに跳ね回りながらも少しずつ大きく、そして固くなってきている。
 兄は立っていられなくなったのだろう。堪らずに近くにあった切り株へと腰を下ろす。

「おおぅ、おちんちん固くなってきてる! このままゴシゴシすれば射精、するんだよね! おちんちん、がんばれ がんばれ
「や、止めっ、桜子っ、そんなに触られたら……で、出る!」

 愛液でトロトロになったぱんつはネットリとちんちんに絡みつき、精液を搾り取ろうとゴムヒダが肉竿に食い込む。
 それは桜子が知らない擬似的な膣となって男を責め立てていった。

「桜子……っ、それ以上は、本当に……!」
「いいよ? あたしのぱんつにいっぱい出して? お兄ちゃんのこと、全部受け止めてあげるから」

 その一言がきっかけだった。

 ドピュッ! ドピュルルル!

 小さな手のひらで握っていた男根がビクビクと暴れ回ると、ショーツの中にドロッとした熱いものが叩きつけられる。

「す、凄い……。お兄ちゃんの射精……。精液、ぱんつにたくさん出てるの……」
「うっ、うう! 桜子の手が熱くて……ま、まだ出る……!」

 ビクンビクンと戦慄くたびに純白のマグマが噴射されていく。
 桜子の小さなこっとんショーツでは覆い隠しきれぬほどのザーメンが吐き出され――、
 やがて大噴火が収まると、手のひらで握りしめているちんちんも大人しくなって、いつの間にか柔らかくなっていた。
 精液を出したら柔らかく戻るなんて男の人の身体って不思議! と桜子は感心してしまう。
 だけど今はなによりも重要なこと。それは。

「ぱんつ、お兄ちゃんの精液でヌルヌルだよ」
「あ、ああ……。でもなんでこんなことを。ぱんつで包んだりなんかしたら穿けなくなっちゃうじゃないか」
「ぱんつでにぎにぎするの、嫌だった……?」
「い、嫌……。嫌じゃ、ないけど……。むしろ気持ちよかったからこんなに出ちゃったわけで」
「それなら良かったの!」

 男根を包み込んでいる女児ショーツをほどいていくと、
 ドロリ――、
 ショーツの裏側には新鮮な絞りたてザーメンがこびりついている。
 クロッチの裏側も、前も後ろもザーメンでドロドロだ。

「あー、すまん。こんなに出しちゃうなんて、なぁ……しっかり洗ってやるからちょっと待っててくれ。……ううっ、だがっ、たくさん出し過ぎて腰が立たぬ……っ」
「お兄ちゃんはそこで見ててね。あはっ」

 桜子はショーツを広げると……、
 むわっ、
 とした尿臭とザーメンが混じり合った濃厚な香りがショーツの裏側から立ち昇ってくる。
 ザーメンでドロドロになったショーツはおもらししたときよりも酷いことになっていた。
 だけど桜子はなんの躊躇いもなく脚を通していくと、

「んっ!」

 桜子はザーメンショーツを穿いてみせる。
 クロッチが食い込んだ縦筋から、ドロリとザーメンが滲み出してきた。

「ああ、せっかくのお兄ちゃんのお汁が溢れ出してきちゃうよ」

 呟きながらも桜子は黒タイツを穿く。
 おまたに食い込んできたザーメンがほんのりとした熱を灯すと、身体の中へと染みこんでくる感覚がする。
 それはなんだかとても幸せなことのように思えた。
 
「桜子、そんなぱんつ穿いたら汚いじゃないか。俺がしっかり洗ってやるから」
「洗うなんて……。せっかくのお兄ちゃんの匂い、こうしておまたで感じるの、なんだかドキドキしてきちゃうの」
「……嫌じゃないのか?」
「とっても気持ちいーの♪」

 その場でくるりとスカートを回してみせると、たぷん……、おまたに溜まっている精液が波打ったような気がした。

        ☆

「はぁ~~~、今日は一日中お外で遊んだからいっぱい汗かいたの! カラスが鳴いたから帰りましょ!」
「遊んでばかりでもないだろう? たくさん写真も撮ったし、カブトムシも捕ったし」
「うん! 明日から観察日記書こう!」

 嬉しそうに虫かごを夕日に照らしてカブトムシを見つめている桜子は、どこからどうみても田舎に住んでいる無知な女の子だ。
 だけどそんな桜子が穿いているショーツは今もザーメンが発酵してヌルヌルになっているわけで……。

「桜子、ぱんつ気持ち悪くないのか?」
「ううん。お兄ちゃんの匂いと一緒にいられるととっても幸せな気分。それにおまたもむずむずして……、なんかエッチな気持ちになっちゃうの! でも全然嫌な気分じゃないからね?」
「そ、そうか……。でも、まぁ、とりあえずは今日のところは帰ったら風呂に入るか。いっぱい汗もかいたし」
「うん! お兄ちゃんと一緒にお風呂だね!」

 どうやらもうすでに一緒にお風呂に入ることは決定事項らしい。
 こうして一緒に帰った桜子は、夕飯を作るのを手伝うと張り切って台所に入り、真太郎の母親から熱心な指導を受けつつ、なんとか豚の生姜焼きを完成させたのだった。
 味付けはちょっとだけしょっぱかったけど、今日は自由研究でたくさん汗をかいていたのでちょうどいい加減だった。

        ☆

「今日はお兄ちゃんと山に自由研究に行きました。虫や鳥の写真をいっぱい撮りました……と。よし、日記も書けた! あとは歯を磨いて寝るだけだね、お兄ちゃん!」
「ああ、俺もちょうど日記書き終わったところだ。歯、磨いて寝るか」
「うん。虫歯になったら大変だもんね!」

 パパッと歯を磨いたら、いつものように一緒の布団に入る。
 桜子が家に泊まるときは同じ布団で寝ることにしていた。

「ねえねえ、明日はなにをして遊ぼうか」
「そうだな……。今日裏山で撮ってきた虫や鳥の写真をプリントしたいから、駅前にまで行ってみるか」
「うん! あたしもたくさん写真撮ったの! 上手く撮れてるか楽しみ!」

 木の高いところに止まっているセミなんかの写真は、桜子が木登りして撮ってきてくれたのだ。
 今からその出来上がりを想像しただけで桜子はウキウキ気分なのだろう。ギュッと抱きついてきている小さくて細身な身体がほんのりと温かくなる。
 そんな桜子と一枚のタオルケットを一緒にかけて眠りにつく。

「おやすみ、お兄ちゃん」
「ああ、おやすみ、桜子」

 亜麻色の髪の毛を梳いてやると桜子はよほど疲れていたのだろう。一分も経たずに安らかな寝息を立て始めていた。


田舎の元気娘と15につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/05 15:41

田舎の元気娘と!13

田舎の元気娘と過ごす夏休み。

振り回されるお兄ちゃんの運命やいかに。


目次

田舎の元気娘と!(カテゴリー)

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「……もう朝になっちゃったんだ」

 むくり。
 桜子が身体を起こしたのはもちろん真太郎の布団。
 夏休みになって早くも一週間が経とうとしていた。
 桜子は週に三日は真太郎の家に泊まり、一緒に寝ることにしている。

(お兄ちゃん、まだ寝てる……。寝顔、可愛いなぁ)

 ときは朝の六時。
 兄はいつも七時ころに起きて朝ご飯を食べているから、寝顔を堪能するのなら今がチャンスだ。

(寝顔、こんなに可愛いのに……、いつもお兄ちゃんにお世話になってばかりだなぁ……)

 桜子は、兄の寝顔を見つめながら、そんなことを思う。
 初めて会ったときは神社でおもらしをしてしまってお兄ちゃんにショーツを洗ってもらうことになってしまったし、おねしょをしたときも洗ってくれたし、この前は下校中に我慢できずにうんちを漏らしてしまったときは川で丁寧にショーツを洗ってくれた。

(お兄ちゃんに迷惑かけてばっかり……。あたしだってお兄ちゃんのためになにかやってあげられたらいいのに)

 そんなことを考えていると、真太郎の母も起きてきたのだろう。
 台所の方からフライパンやまな板を用意する音が聞こえてきた。

「そうだ、お兄ちゃんに朝ご飯作ってあげよう!」

 それはシンプルだけど、とてもいいアイディアのように思えた。
 そうと決まれば桜子は布団から飛び出すと、台所を目指して縁側を駆け出していた。

        ☆

「で、今日の朝ご飯は……、だから個性的な味付けだったわけか」
「ごめんなさい、お兄ちゃん、ちょっと失敗しちゃった」
「謝ることなんてないって。ちょっとビックリしたけど、美味しかったし」
「ほ、ホントに?」
「ああ、本当だとも」

 味噌汁の具のナスがちょっと歪な形をしていたり、玉子焼きの味付けがかなり甘口だったりするけど、それは桜子が一生懸命作ってくれたという証なのだ。
 それに玉子焼きは年寄り受けする味がするから、もしかしたら桜子のおばあちゃん直伝の味付けなのかも知れなかった。

「これからもお兄ちゃんの朝ご飯作る! お味噌汁、お兄ちゃんが好きな味になるように頑張るから、これからもよろしくね!」

 なんて告白とも受け取れるセリフを恥ずかしげもなくいうものだから、父と母を囲んでの朝の食卓は大変微笑ましいものになるのだった。

        ☆

「おぱんつ、こんなに汚しちゃってるなんて……」

 桜子が異変に気づいたのは、朝食を食べ終わってからおしっこがしたくなってトイレに行ったときのことだった。
 白無地のこっとんショーツ……そのクロッチの裏側に黄色くネバッとしたものがこびりついていたのだ。
 ちなみに夏休みに入ってからと言うもの、桜子はお兄ちゃんと寝るときもおねしょをしない日が多くなってきたから、ここ最近では二人でぱんつ一丁で寝ることにしている。
 ……それでもたまーにおねしょをしてしまうことがあるから、そのたびに兄にショーツを洗ってもらうことになっているのだけど。
「ぱんつ、ヌルッとしてる……?」
 ちなみに今朝はショーツで寝ておねしょをしなかったので、いま穿いているショーツは一晩穿いたものということになるけど……。
 桜子のショーツの裏側はヌルッとした粘液に汚れていた。

「エッチなお汁でおぱんつこんなに汚しちゃうなんて……」

 それは兄に教えてもらった愛液というものなのだろう。
 一晩中抱きついて寝たから、ショーツのお尻の方にまでエッチな染みができていた。
「お兄ちゃんと一緒にいると、勝手にエッチなおもらししちゃうの……。桜子、エッチな子のかなぁ……」
 
 ショーツを見つめながらも和式便器に腰掛けて、

 しょわわわわわわわわわわ!

 元気よくおしっこを噴き出して、トイレットペーパーでおまたを拭く。
 するとそこにはヌルリとした栗きんとんの残りかすのようなものがごっそりと取れていた。
 女の子のおまたは汗だってかくしおしっこだって出る。それにエッチなお汁だって出るのだ。

「あたしのおまた、エッチになっちゃってるんだ……。お兄ちゃんのこと考えてると、なんだかおまたがむずむずしてきて……、
 ああぁん!」

 おまたを拭き拭きしている指先が、自分では信じられないくらいに勝手にエッチに動いて、おまたから電流が走る。

 プシュッ――!
 ビックリしておしっこを噴き出してしまって、桜子は再び紙でおまたを拭っていく。

「んっしょっと!」

 キュッとおまたの縦筋に食い込むくらいにショーツを上げると、

 じゅわあ……、

 クロッチから愛液が滲み出してくるほどに、おまたがムラムラしてきてしまう。
 桜子はそんなエッチなおまたを隠すように黒タイツを穿くと、トイレから出るのだった。

        ☆

「今日はなにをしようか、お兄ちゃん!」
「そうだなぁ……」

 トイレから出た桜子は、さっそく兄の元へと駆け寄っていた。
 兄はごろんと縁側で横になっている。なんだかおじいちゃんみたいだ。
 そんな兄は身体を起こすと、

「それじゃあ、今日は自由研究するか!」
「自由研究! でも、なにしようか!? 急に自由って言われても困っちゃうよね!」
「それは俺に考えがあるぞ。任せてくれ、桜子もしっかり手伝ってくれよ」
「うん! 任せてなの!」

        ☆

「お水よーし! お弁当もよーし! 熊よけの鈴も、蚊取り線香もよーし!」
「ついでに虫かごも持ったな! これでカブトムシを見つけても安心だ!」

 桜子と二人で踏み分けていくのは裏山の奥地。
 簡単に裏山というけど、田舎の裏山を舐めてはいけない。
 タヌキや熊だって出るし、もっと奥に踏み込んでいけば地図にあるような山に迷いこんで大変な目に遭ってしまう。
 最初は砂利で舗装されている道だけど、踏み込んで行くにつれて獣道と変わらないものになっていた。
 それでも桜子は慣れたものだった。
 落ちていた木の枝を振り回して道を切り開きながらも、細い獣道を進んでいく。

「やっぱり珍しい鳥さんを見たいなら、もっと奥のほうに行かないとね!」
「そ、そうなのか……!?」

 桜子の小さな背中を追いかける真太郎だけど早くも後悔しかけていた。
 夏休みの自由研究――。
 そのテーマは、ずばり『山の珍しい生き物』
 写真は真太郎のスマホを使って撮ることにした。

「おーい、桜子、まだ進むのかー?」
「この先に、カブトムシがたくさんいる木があるの! そこまで行こうよ!」

 どうやら桜子は夏休みの宿題よりもカブトムシで頭の中がいっぱいになっているらしい。その気持ちも分かるけど。
 ついでだからカブトムシの写真もたくさん撮って研究の一部とさせてもらうことにしよう。

        ☆

「ふぅ……、写真もたっぷり撮ったし、カブトムシもたくさん取ったし、ここまでやっておけば大丈夫だろ」
「うん! カブトムシ、いっぱい捕まえられたから、家に帰ったらたくさん果物あげないと!」
「それじゃ、そのカブトムシの観察日記も自由研究にできそうだな」

 やれやれ、と額を流れる汗を拭ったのは、昼ご飯に一緒のお弁当を広げようとしているときのこと。
 桜子が木陰にピンクのレジャーシートを敷いてくれると、真太郎は四隅に靴や石を置いて風で飛ばないようにする。

「はい、お兄ちゃん、お茶が入りましたよ~。あと今日のお弁当は桜子特製のおにぎりなの!」
「おお、こいつは上手そうなおにぎりだな」

 ちょっと形が歪なおにぎりだけど、サランラップに包まれていて食べる直前に海苔を巻くようになっている。
 恐らくは真太郎の母直伝のテクニックだろう。抜け目がない。

「緑茶も冷たくて、おにぎりは塩っ気が利いた梅干し……。なんか全部俺の好みのような気が……」
「お兄ちゃんのお義母さんに教えてもらったの」
「そ、そうか」

 なんか今、お母さんの発音が微妙に違っていたような……、さすがに気のせいだろうけど。
 だけどそのことが些細な問題なことに思えるほどに桜子のおにぎりはなかなか美味しかった。ご飯もちょうどいい力加減に握られているから、ご飯が口のなかでホロホロと崩れていく。
 きっと小さな手のひらで一生懸命握ってくれたのだろう。

「うん、美味かった。たくさん汗かいたから、しょっぱいおにぎりで生き返る気分だ」
「えへへー」

 頭を撫でてやると、桜子は嬉しそうに頬を赤く染めてみせる。
 なぜだろうか。
 出会ったときは嵐のように騒がしい田舎娘だと思っていたけど、なんだか最近になって急に可愛くなってきたような気がする。

                      ∽∽∽
                      

(お兄ちゃん、とっても美味しそうに食べてくれて嬉しい!)

 頭をなでなでしてもらいながら、桜子は本当は嬉しさのあまりに飛び跳ねたいくらいだった。
 だけどここは少しは落ち着かなくては。
 出会ったときはおもらしをしてしまったし、しかもこの前はうんちまで漏らしてしまった。
 兄にしっかりともう子供ではないというところを見てもらわなくてはいけない。
 そのためにはおもらしなんてしてられないのだ。

(もうお兄ちゃんにおしっこかけたりなんかしないんだもん! おしっこなんて……あ……)

 じゅわぁ……。

 だけど身体というものは実に不自由にできていて、少しでも意識すると急におしっこがしたくなってきてしまうものだ。
 それにお弁当と一緒に冷たい緑茶もたくさん飲んだし。
 お弁当を食べる前にもこまめな水分補給をしてきた。
 きっと膀胱にはおしっこがたっぷり溜まってたぷたぷ波打ってるしていることだろう。

「ううぅ……」

 どうしよう?
 お弁当を食べ終わったタイミングだし、ちょうどトイレに行きたいけど――。
 だけどここは山奥。
 当然トイレなんてあるはずない。
 ティッシュは持ってきているから、その辺でしちゃえばいいのだろうけど。

「もしかして桜子、トイレに行きたいのか?」
「う、うん……。よく分かったねっ」
「そりゃあ……、もじもじしてるし。おしっこだけか? 大きい方は平気か?」
「うん。おしっこだけ、したい」
「そっか、それじゃあどこか適当な茂みで……」
「うん……あうっ!」

 兄に手を引かれてレジャーシートから立ち上がろうとした、そのときだった。

 プシュッ!

 おしっこが噴き出すと、クロッチの裏側が生温かくなってしまう感触。
 漏らしてしまった量が多かったのか、ジンワリとした感触がお尻の方にまで広がっていく。

「あうう! ちょっ、もう出る……かもっ」
「そ、それは……、ど、どうする!? 歩けそうか!?」
「う、うん……っ」

 なんとか立ち上がって、靴を履いてレジャーシートから数歩。
 だけど桜子は気づいていなかった。
 足元のその先に、小石が転がっていることに。
 桜子はよろめきながらも茂みへと歩いて行き――、
 そこで小石に躓いてしまった。



田舎の元気娘と14につづく!

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