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レモネードオアシス 2022/08/10 14:01

真夏の記憶3

姉妹揃ってのおねしょ。
じょー。


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真夏の記憶(カテゴリー)

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 しゅいいいいいいい……。
 …………もわっ。

「んっ、うう……。おしっこ……、きもちいーの……」
 
 葵は尿意を放ちながら呟く。
 ……ただし、そこはトイレではない。

 布団のなかで、だ。
 夢のなかでは夜中に起きてトイレで尿意を放っているつもりでも、実際にはおねしょをしてしまっている。
 だけど葵がそのことを知るはずがなかった。
 葵は、なんの躊躇いもなく尿意を放っていく。

 しょわわわわわわ……。

 くぐもった水音が響き渡り、ピンクのパジャマのズボン……その股間のところから暗い染みが広がっていく。

 葵のお尻を中心として、大きなおしっこの水たまりができあがりつつあった。

「んっ、うう……」

 しゅううううううう……。

 おまたに纏わり付いてくるショーツの感触が気持ち悪いのだろう。
 葵はおねしょをしながらも、苦しげな吐息をつく。
 その頬は桃色に染まり、パジャマのズボンは太もものところまでジトジトに濡れていった。

「んっ、んんう……はぁ、んんっ」

 しゅいいいいいい……。

 おねしょをしている葵の吐息に、どこか官能的な熱が混じる。
 おもらしに股間を濡らし、本能的に感じてしまっているのだ。

「んっ、んん……うっ、ううっ」

 しょぉぉぉぉぉぉぉ……、
  クチュリ。

 おねしょが終わるとともに、葵の股間から、くぐもった粘着質な音が弾ける。
 そのかすかな痙攣に思春期の身体は満足したのだろう。

「すー……、すー……」

 葵は再び安らかな寝息を立て始める。
 パジャマを自らの小水で濡らし、クロッチの裏側にヌルリとした体液を漏らしてしまったことも知らずに。

「おしっこ……はふぅ……、気持ちよかったの……」

 ぺったりとショーツがお尻に貼り付き、早くもショーツは冷たくなってくる。
 その不快感に葵が気づくのは日が昇ってから……、ツーンとしたアンモニア臭がキツくなってからだ。

 だけどこれで終わりではなかった。
 その数分後――、
 苦しげに眉を歪ませたのは茜だった。

「んにゅ……、おしっこぉ……」

 呟くと、その直後には、なんの躊躇いもなく、

 しゅいいいいいいい……。

 葵に続き、茜までもおねしょを始めたではないか。
 姉の濃厚なおしっこの香りに、茜のおしっこの香りが混じり合う。
 姉妹は恥ずかしい匂いを撒き散らしているとも知らず、安らかな寝息を立てて……、ゆっくりと月は傾いていく。

        ☆

「ん、うう……。えっ?」

 朝日が昇ってセミが鳴き始めたころ。
 葵はお尻に纏わり付いてくる気持ち悪い感触で目が覚めた。

(この感覚は……、まさか……)

 ぺったりと濡れたショーツがお尻に貼り付いてくるこの感触は、間違いない。
 だけどまだおねしょしたことが信じられなくて、恐る恐るお尻へと手を伸ばしていくと――、

「ああ……」

 手のひらに感じる、冷たく濡れたパジャマの生地に、葵は力なくため息をついてしまった。
 二次性徴期を迎えてふっくらとした身体つきになってきたというのに、おねしょをしてしまうだなんて。

 しかもおまたの毛はまだ生えていないから、ツルツルのおまたは赤ん坊のようにおしっこ臭くなってしまっていることだろう。
 たまに慣れないところで寝ると、やらかしてしまうことがあるのだ。
 だけど、この年にもなっておねしょをしてしまうだなんて。

「着替えないと……。ううっ、こんなに漏らしちゃうなんて……」

 身体を起こしてタオルケットを払ってみると、シーツには大きな湖が広がっていた。

 ツーンとしたアンモニア臭が立ち昇ってきて目に染みる。
 タマネギを切ったときのように、いまにも涙が溢れ出してきそうだった。

「んにゅう……、しっこ……」

 呟いたのは、隣の布団で寝ている茜だった。
 茜の小さなお尻を中心として、すでに大きな湖ができていたけど……、ブルリ、茜が切なげに震えると、

「んっ、うううっ。で、出りゅう……」

 シュイイイイイイイイ……。

 茜のスパッツに覆われた股間からくぐもった水音が聞こえてきたではないか。

 ジワリ、

 茜の股間からレモネードが滲み出してくのと、お尻を中心として湖が更に大きく広がっていく。
 おねしょをしているというのに――、

「えへへぇ~……、気持ちいーよぉ~」

 茜は至福の笑みを浮かべながらおしっこを漏らし続けていた。
 きっと、夢のなかではトイレに間に合っているのだろう。
 その放尿の勢いには、なんの躊躇いもなかった。

 しゅわわわわわわわわわ……。

 ツーンとしたアンモニア臭が湯気となって朝日に立ち昇ってくる。
 朝日に輝く茜のおしっこは濃い黄色をしていた。
 それがシーツを暗い湖となって広がっていく。

「はぁぁ……んっ」

 しゅいいいいいい……、
  ――プッシュウ!

 ぶるるっ。
 茜は身体を大きく痙攣させて、最後の飛沫を噴き出してみせた。
 その勢いたるや、クロッチを突き破るほどだった。

「はひゅう……、気持ちよかった……。すー、すー」

 おしっこを出し切ってスッキリしたのか、茜は再び安らかな寝息を立て始める。
 どうやらお目覚めまでは、もうしばらくの時間が必要みたいだ。
 おしっこに濡れたショーツが冷え切って目を覚ますとき、葵と同じようにおねしょをしたことが信じられずにお尻を撫でて飛び起きるに違いなかった。

 こうして安らかな寝息を立てている茜は、数時間前におねしょをしている葵自身の姿に他ならないのだ。
 だけどさすがにこのまま寝かせておいてあげるわけにもいかない。

「茜、茜……。起きなさい」
「んにゅ? お姉ちゃん、おはよー。…………んん?」

 寝ぼけ眼だった茜だけど、お尻に纏わり付いてきているショーツの感触に気づいたのだろう。
 茜の頬が凍りつくと、バネが仕掛けられているかのように飛び起きてみせた。

「えっ、ちょっ、うそ……。おねしょ、しちゃってる……!? どうしよう、お姉ちゃんっ」

 頼りにしてくれるのは嬉しいけど、なにを隠そう葵もおねしょしてしまっているのだ。どうしようもこうしようもなかった。
 そのことに茜も気づいたのだろう。

「お姉ちゃんも、もしかして……?」
「うん……。おねしょ、しちゃった。さあ、早いところ証拠隠滅しないと、ね」
「うん」

 証拠隠滅といっても、ここまで完璧におねしょしてしまったのだ。隠しようがなかった。
 だからせめて布団を乾かして、シーツとショーツを洗濯しておくのだ。
 こうしておけば、お母さんとおばあちゃんの怒りもちょっとは和らいでくれる……と思う。

「……これで大丈夫だと思うけど……」
「時間が経てば、乾くよね。ママに怒られないよね、お姉ちゃん」
「……たぶん」

 物干し竿に、姉妹でやらかしてしまったおねしょ布団を干す。
 おねしょしてしまったシーツや汚れ物は洗濯機に入れてぐるぐると回っている。

(まさか姉妹揃っておねしょしちゃうなんて……。気をつけないとなぁ……はぁ……)

 葵はそんなことを考えながら、深々とため息をついてしまうのだった。


真夏の記憶4につづく!

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レモネードオアシス 2022/08/04 11:16

真夏の記憶1

小学6年生の茜と、中学3年生の葵は仲良し姉妹。
ある夏、祖母の家に帰省する途中、高速道路で渋滞に巻き込まれてしまう。
茜の膀胱は決壊寸前ッ!


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♭プロローグ おばあちゃんの家に帰省!


「海! 海よ! 真っ青な海がアタシを呼んでいる!!」

 高速道路を走る車の窓を開けて叫んだのは、ツインテールの小さな少女。
 Tシャツに三分丈の黒スパッツを穿いた、見るからに活発そうな少女だ。
 開け放された窓からは、爽やかな磯の香りを乗せた風が吹きつけてくる。
 吹きつける磯風に、少女のツインテールがパタパタとなびき、Tシャツの裾もバタパタと小気味よくはためいていた。

 捲れ上がったTシャツからは、ときおりおへそがチラッと見えて、スパッツの腰ゴムからはコットンのショーツがちょっとだけはみ出している。
 だけどツインテールの少女は、そんなことお構いなしに、車窓から見える海に瞳を輝かせていた。

「風もこんなに爽やか! ああ、早く泳ぎたーい!」
「はいはい、分かったから。茜、風が強いから窓、閉めて」

 茜と呼ばれた少女をたしなめるのは、後部座席で茜の隣に座っている3つほど年上の少女。
 少女は、黒髪を腰のあたりまで伸ばしている。
 あまりにも長いから、車のソファーに届いて広がっているいるほどだった。

「ええー!? こんなに気持ちいいのにっ。お姉ちゃんのケチー」

 ブーブー口を尖らせながらも、茜は大人しく窓を閉めた。

「茜(あかね)ったら、せっかく綺麗に梳いてあげた髪の毛が、こんなにボサボサになってるじゃないの。ちょっと大人しくしてなさいな、梳いてあげるから」
「お姉ちゃんみたいに綺麗な黒髪じゃないからいいもん」
「そう? 茜も綺麗な亜麻色で可愛いと思うけど」
「えへー、そうかなー」

 お姉ちゃん、と呼ばれた少女は、ハンドバッグから櫛(くし)を取り出すと、茜のツインテールの一房を梳き始めた。
 妹の髪を丁寧に梳く姉……、名前を、
 風(かざ)祭(まつり)葵(あおい)、
 という。
 葵は慣れた手つきで、妹の亜麻色……光の反射によっては黄金色にも見える……髪の毛を梳いていく。

「お姉ちゃんに髪、梳いてもらうの、好き」
「私も、茜の髪の毛に触るの好きよ。サラサラしてて」
「えへへ~」

 運転席で車を運転している父は、後部座席に座っている姉妹たちの微笑ましい姿をルームミラー越しにチラリと一瞥し――、
 車は、潮風を切って高速道路を飛ばしていく。
 ……助手席で安らかな寝息を立てている母を乗せながら。

        ☆

 高速道路を飛ばしていた車だけど……、
 しかし今となってはその勢いは無くなっていた。
 ……渋滞、である。
 亀や牛のほうが早く進むのではないかと思えるほどに、車はノロノロとゆっくりと進んでいく。

「うう……っ、ちょっと、やばい、かも……っ」

 苦しげに呟いたのは、後部座席に座っている茜だ。
 車内は冷房がかかっているというのに、茜の額には脂汗が浮かんでいた。
 隣に座っている葵が、心配そうに声をかけてくる。

「どうしたの、茜。なんだか苦しそうな顔してるけど」
「お姉ちゃん……ううっ、おしっこ、漏れちゃいそうかも……っ」
「えっ。ちょっ、茜、我慢できそうにないの!?」
「も、もう少し我慢できそうだけど……、早くトイレに行かないと、やばい、かも……っ」
「茜、もうちょっとでパーキングエリアに着くから! だからもうちょっとの我慢!」
「う、うん……っ」

 遅々として進まない窓の外を見ると、タイミングよくもうすぐパーキングエリアだという案内標識が見えた。
 あと、もう少し我慢すれば、この尿意からも解放されるのだ。

(あ、あともうちょっとの我慢……っ)

 だけど、渋滞に巻き込まれてしまった車は、ほとんど動いているような気がしなかった。
 あともう少し……。
 そう思っていればいるほど、尿意というものはこみ上げてくるものだ。
 この渋滞さえなければ、もうトイレに駆け込むことができているはずなのに――。
 そう考えてしまうと……、

 ジョッ!

「うっ、ううー!」

 じんわりと広がる、クロッチの裏側のぬくもり。
 とっさに両手でおまたを前押さえするけど、スパッツの股間の部分からは、ジュワッとおしっこが滲み出してきてしまう。
 ……チビッた……、
 にしては、ちょっと量が多すぎるかもしれない。

「ううっ、も、漏れそう……!」

 前押さえしてなんとか決壊だけは免れるけど、こうしている瞬間にも、おしっこは少しずつ膀胱を水風船のように膨らませている。
 このままだと、決壊するのは時間の問題だった。

「お、お父さん……っ、早くぅ……っ。おしっこ! おしっこが! もう、漏れちゃいそう、だよ……うっ、ううーっ」
「そんなこと言ってもなぁ、もうちょっとの辛抱だから、もう少し我慢しててくれ」

 お父さんは呑気にいってくれるけど、もう茜の膀胱は限界を超えていた。
 前押さえしている両手を離せば、ジョバジョバとレモン色の飛沫を上げてしまうに違いなかった。

「も、もう……、無理、かも……っ」

 膨らみすぎた水風船のように膀胱が悲鳴を上げ、引き裂かれそうな痛みに襲われる。
 この苦しみから逃れるためには、尿意を放つしかない。

 ちょっとだけ……、
 ちょっとだけくらいなら。

 そんな思いが、茜の脳裏をよぎっていく。
 なにも全部一気に出さなくてもいいのだ。
 ほんの少しだけ出すくらいなら……。
 もう、チビってしまったにしては多すぎる量を、漏らしてしまっているのだ。

 前押さえしている股間は、スパッツの上にまでおしっこが滲み出してきていた。
 こうなってしまった今、もうちょっとくらい漏らしてしまっても、同じじゃないか。

(ちょっとくらいなら……。いいよね? 楽になっても、いい、よね……? おしっこ、おしっこ、おしっこしたい……!)

 そんなことを考えながら、前押さえしている両手から、少しずつ力を抜いていくと……、

 じゅわ……じゅわわ……。

「あっ、はあぁぁぁぁ……」

 クロッチの裏側がじんわりと新たに温かくなり、そのぬくもりは少しずつ広がっていく。
 座ったままの秘密のおもらし……。
 スパッツに包まれた会陰が生温かくなって、お尻のほうまでぬくもりが広がっていき……。

(だめっ)

 そのときになって、茜は正気を取り戻した。
 気がつけば……、お尻のほうにまで生温かい感触が広がろうとしているところだった。
 あと一秒でも前押さえしている両手から力を抜いていたら、大決壊していたことだろう。

「あ、危ないところだったよ……。あともうちょっとで漏らすところだった……」
「茜、もう少しの我慢だから。もうすぐ駐車場に着くから」
「……うんっ」

 渋滞に巻きこまれていた車は、なんとかパーキングエリアへと続く脇道へと辿り着く。

「あと……、あともうちょっとでトイレに行ける……っ」

 そう思っただけで、じゅわり……、今にも決壊しそうなおまたから生温かい感触が滲み出してくる。
 だけど、ここまでくればこの苦痛からもうすぐ逃れることができるのだ。
 お父さんは、駐車場のできるだけトイレから近いところに車を止めてくれた。
 あとは、トイレにまで歩いて辿り着くことさえできれば……!

「茜、一人で大丈夫そう!?」
「うんっ、なんとか……っ、行け、そう……っ」

 車が止まったのと同時、茜は車のドアを開けると、外に飛び出していた。
 その直後……、
 ふっと、爽やかな潮風が頬を撫でていく。
 近くに海があるから、それ自体はなんの不思議なことはないのだが……、

 その潮風を受けて、茜はほんの少しだけ……、ほんの少しだけ開放的な気分になってしまった。
 狭い車から外に出たということもあるのだろう。
 太陽と潮風を小さな身体に受けて、開放的な気分になってしまったのだ。
 その隙を切羽詰まった尿意が見逃してくれるはずがなかった。

「あっ」

 じゅわわ……。

 膀胱から解放された温もりに、頭が真っ白になる。
 だけどこうなってしまっては止めることなどできるはずなんてなかった。
 女の子の尿道は、太く、短い――。

「あっああぁ……! まだ、ダメ……!」

 ジワリ、

 クロッチの裏側が、新たなぬくもりで塗りつぶされていく。
 両手で押さえていると言うのに、一度緩んでしまった尿道は、もう閉じてはくれなかった。
 それほどまでに、茜の小さな膀胱はパンパンに膨らんでいた。

 ジュワリ、
  じゅわわわわ。

 クロッチとスパッツという三重布から、生温かい感触が滲み出してくる。
 前抑えしている指の隙間からおしっこが溢れ出してきて――、
 茜は、ついに決壊を迎えてしまった。

「ああっ、だめっ、まだトイレじゃないのにっ」

 パーキングエリアの駐車場で。
 しかも夏休み中のパーキングエリアは人通りも多い。
 漏らしながらトイレに駆け込むことなど、そんな恥ずかしいことを茜にできるはずがなかった。
 それにトイレに駆け込んだとしても、この混雑具合だ。
 女子トイレが開いている可能性も低い。

 じょぼぼ!
  じゅもももも!

 前抑えしている指の隙間から、更におしっこが湧き出してくる。

「う、ううー! あっ! あっ! あっ!」

 じゅわわわわ。
  じょぼっ、じょぼぼ!

 前抑えしたままで、漏らしながらも、一歩、二歩、三歩……。
 だけど、それが限界だった。
 三分丈のスパッツに包まれた太ももが、生温かい手によって撫で回されているかのような感覚に襲われる。

「ああっ、おしっこ、おしっこ! おしっこが……! も、う! おしっこぉっ!」

 内股を撫で回してくるかのような、生温かい手。
 それは茜自身のおしっこに違いなかった。
 両手では抑えきれないおしっこが、スパッツを包む太ももにまで滲み出してきてしまっているのだ。

「あっ! ああっ! ううっ、も、もう我慢でき……うっ、ううー! おしっこ、勝手に出てきちゃ……!」

 視界が真っ白になって、おしっこを我慢しすぎて意識が飛びそうになる。
 身体が警告を出しているのだ。
 これ以上おしっこを我慢すると身体に悪いぞ、と。

 じゅわわ……。
 じゅわわわわ……。

 前押さえしている指からは黄金水が溢れ出してきて、駐車場のアスファルトへと散っていく。
 太ももを覆っているスパッツもジトジトに濡れていて、このまま立ったままだと靴や靴下を汚してしまうことになるだろう。
 ――こうなってしまったら……、
 茜に残されている道は、一つしかなかった。

「も、もう我慢、できない、よぉ……っ」

 車を出た直後だというのに――。
 茜は、その場にしゃがみ込んでしまう。
 それはまるで、和式のトイレにまたがるかのような、女の子が誰にも見られない個室でする、恥ずかしいポーズで。

「あっ! あああっ! はああああぁぁぁぁぁっ」

 プシュッ、

 心が折れて、前押さえしている両手を離した、その直後だった。
 クロッチの裏側に、おしっこの飛沫が弾けると、

 ジュモモッ、
   じゅもももももももも……。

 くぐもった水音ととともに、我慢に我慢を重ねていたおしっこが漏れ出してきてしまう。

「はぁ、はぁぁぁぁぁぁ……ううっ、はぁぁぁぁぁっ、おしっこ、はっ、はふう……っ」

 じゅももももももも……。

 茜の股間には、黒スパッツにシュッと縦筋が刻み込まれていた。
 その縦筋がヒクヒクと苦しげに痙攣するたびに、おしっこが噴き出してくる。
 こうなってしまったらもう茜には止めることはできなかった。

「ああっ、うううー! おもらしなんて……っ」

 不幸中の幸いか、混雑している駐車場には死角がたくさんあった。
 今まさに、茜がしゃがみ込んで漏らしてしまっている場所も、車と車の間……つまり、死角になっている。
 だけど、いつ誰が通りかかるかも分からない。
 いつまでも漏らし続けているわけにはいかないのだ。

「ちょっ、茜!?」
「茜、大丈夫……!?」
「む、無理だよぉ……っ」

 車から降りてきた姉と母に心配げに声をかけられるけど、漏れ続けているおしっこで、駐車場のアスファルトには大きな水たまりができあがっている。

「茜、お姉ちゃんが影になってあげるから……っ」
「うっ、ううー!」

 姉が人から見えないようにと影になってくれる。
 姉は着ているワンピースの裾を広げて、少しでも死角になるようにと立ってくれた。

「ごめんなさいっ、ごめんなさい……っ、お姉ちゃん、おしっこ止まらないよぉっ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 クロッチとスパッツという三重布を突き破って、茜は溜まりに溜まっていたおしっこを放ってしまう。
 だけどその勢いも、少しずつ弱くなってきて……。

「あっ! あっ! あああっ!」

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 勢いのなくなったおしっこは股布を突き破ることができず、茜のお尻を撫で回すかのように広がっていくと、桃尻を覆っているスパッツの双丘から雫となって落ちていく。
 茜を中心として、大きなおしっこの水たまりができあがっていた。

 もうこうなってしまったら、どんなにおしっこを我慢しても無駄なのだ。
 それにおもらしをしているところを誰かに見られてしまうほうが、よほど恥ずかしいだろう。
 だから茜は――、
 自らの意思で、お腹に力を入れていく。

「うう……。早く、早く終わってよぉ……っ」

 じょぼぼぼぼぼ……。
  しゅいいいいいいい……。

「はぁ……、はぁ……、はぁぁ……っ」

 しゅいいいい……。
  ぽた、ぽたた……。

 ブルルッ!
 茜は丸めている身体を大きく震わせると、

 プシュッ――!

 最後の一滴が、スパッツ越しから噴き出してくると、茜のおもらしは唐突に終わりを告げた。
 茜は、トイレに辿り着くことができずに、尿意に屈してしまったのだ。
 あとに残されたのは、じっとりとおしっこに濡れそぼった、ショーツとスパッツだった。

 しゃがみ込む前に漏らし始めてしまったせいで、三分丈のスパッツの太もも部分までもがおしっこにジトジトに濡れている。
 スパッツが茜を責め立てるかのように、太ももとお尻にぺったりと気持ち悪く貼り付いてきていた。

「うう~。全部、出しちゃった、よぉ……」

 真夏のアスファルトにできあがった、大きな水たまりを見つめ、茜はしゃがみ込んだまま涙目になってしまう。

「茜……、すっきりした?」

 背後に立って影になってくれていた姉が、ぽつりと呟く。
 
「うん……」
「それじゃ、着替えちゃおうか」
「……うん」

 狭い車の中では着替えることができなかったので、茜はその場で……駐車場の、車と車の狭いスペースで着替えることになった。

「うう……、お気に入りのパンツだったのに……」

 スパッツごとショーツを脱ぐと、茜のお気に入りのショーツ……ネコの顔がプリントされたショーツは、おしっこで真っ黄色に染まっていた。
 我慢していたぶんだけ、おしっこが濃くなってしまったのだろう。

「風……冷たいよ」

 いつ誰に見られるかも分からない状況だ。
 プリッとしたお尻を、真夏の潮風がイタズラっぽく撫で回していく。
 その些細な風が、とても冷たく感じられてしまう。

 茜の剥き出しになった少女の部分……、そこは、まだ産毛さえも生えていないツルツルのおまただった。
 学校のクラスの子は、早い子では生えている子もいるというのに。
 茜にもいつかは生えてくるのだろうとは思うけど、姉である葵もまだツルツルなので、その望みは薄いと思っている。

「茜、じっとしててね」
「……うん」

 姉はタオルを手に取ると、手際よくおまたとお尻を拭き取ってくれていく。
 ぐしょ濡れになってしまったショーツとスパッツは、ビニル袋に入れてキツく口を結んで車のトランクへと封印された。

「はい、着替え。自分で着替えられる?」
「うん。一人で着替えられる、もん……」
「そう。茜は偉いわね」

 頭を撫でてくれる姉だけど、もう茜だっていつまでも子供ではないのだ。
 ……でも。
 ちょっとだけ、姉に甘えていられるのも、嬉しく思ってしまう自分もいる。

「……着替え終わった」

 姉に渡された換えのショーツとスパッツを穿くと、茜は頬を赤くして呟いた。

「よし、それじゃあ、おばあちゃんちに出発しましょうか」
「……うんっ」

 姉に手を引かれて車の後部座席に乗り込む。
 そんな茜の小さな手は、姉の手を離すものかとギュッと握られていた。
 あと数時間……。
 夕方になるころには、おばあちゃんの家に着くことだろう。
 だけど――。

(なんでだろう……。おしっこできて、凄くスッキリしたの)

 おしっこを我慢して出すと、気持ちいいのだろうか?
 おもらししてしまったのに、気持ちいいだなんて。そんなの、絶対におかしいのに。
 それに、ショーツを穿いたままでおもらしをしてしまったとき、なぜかおまたがムズムズしてきたような気がする。

(おもらししちゃったのに気持ちいいなんて、変なの!)

 茜はもぞもぞと内股を擦り合わせると、なにも知らない少女の秘裂は、無自覚の蜜に湿るのだった。


真夏の記憶2につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/27 10:14

上条千尋side。放課後の教室2

千尋は、放課後の教室で蓮のブルマを穿く。
それだけでは我慢できずに――。


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「……んっ」

 ブルマの感触を確かめるように、しっかりと上げていき……。
 おまたが食い込むほどにまで、おへそが隠れるくらいにまで、ブルマを上げていくと、

 キュンッ!

「んっ、んんー!」

 おまたから静電気が発せられるような感覚。
 千尋は思わずへっぴり腰になってしまっていた。ブルマという無防備な格好をしているから、余計に間の抜けた格好になってしまっている。

 じゅわり――、

 おまたが熱くなり、ジンワリとこみ上げてきたのは、背徳的な達成感だった。
 
「ショーツも、体操服も、ブルマも……蓮ちゃんと同じものを着てるんだ。私、蓮ちゃんと同じになってるんだ」

 なぜかドキドキしてきて、おまたが蕩けそうなほどに熱くなる。
 もう半分くらいはおまたが蕩けてしまっているのかも知れなかった。
 だからクロッチの裏側がヌルヌルになってしまっているのだ。

「やだ、倒れちゃいそうなくらいポワッとしてきちゃってる」

 千尋は、よろめくように蓮の席に腰掛けた。
 蓮の席から見える光景は、同じ教室のように見えて、どこか新鮮な光景だった。
 
「ここがいつも蓮ちゃんが見てる教室の景色なんだ」

 この席に座って本を広げて読書したり、黒板を見てノートを取ったりして……。
 黒板をぼんやりと眺めながらそんなことを考えるけど。
 だけど、一度火がついてしまった身体は、オナニーという言葉を知らなくても正直だった。
 紺色のブルマからは、早くもおもらししたかのような淫汁が滲み出してきている。

「あっ、なんか変な感じ……。おまたも、おっぱいもムズムズしてきて……はうう~」

 オナニーという行為も、言葉さえも知らない千尋は、自らの身体の変化に戸惑ってしまう。
 そして最初に理解できた感覚は――、
 尿意、だった。

「なんかおまたがムズムズして、おしっこしたくなってきちゃったかも……? なんだろ、この感じ」

 トイレに行かないと……。
 それは分かっていた。
 だけど、どうしても千尋には、この席から立つことができなかった。
 もしも――、
 もしも、だ。
 蓮の席に座って、蓮と同じ格好をしておもらしをしたら、どれだけドキドキしてしまうことだろう?
 今までおもらしを気持ちいいことだとは思ったことはなかったけど、それはなんだかとても魅力的なことのように思えた。

「蓮ちゃんに、私の匂い、覚えて欲しい……」

 ゆっくりと、身体の力を抜いていく。
 本当にここでしてしまっても良いのだろうか?
 そんな問いが脳裏に浮かぶけど、まだ知らぬ官能に火照った千尋には、この快楽を途中でやめることなどできるはずがなかった。

「おしっこ、漏れちゃう……。先生、おしっこ、したい、です……。漏れそう、です……っ」

 じゅわり、

 クロッチの裏側に広がる、背徳的な温もり。
 それはヌルッとした体液とは違った、千尋の意志によって漏らされたおしっこだ。

「あっ、やだ……。しちゃうんだ。蓮ちゃんの席に座ったまま、おもらし、しちゃうの…………あっ」

 本能的にキュッとおまたに力が入ってしまうけど、千尋はすぐにおまたから力を抜いていく。
 生温かい感触が股間に広がり、すぐにお尻へと広がっていった。

「あっ! あっ! あっ! あっ!」

 しゅわわわわわわわ……。

 誰もいない放課後の教室に、くぐもった水音が鳴り響く。
 ブルマからおしっこが滲み出してくると、千尋の脚のあいだには生ぬるい川のせせらぎが生まれた。

「ああっ、蓮ちゃんの席に座って……っ、おもらししちゃってるの……っ。こんなの絶対おかしいのに……ううっ、おまた、ムズムズして、変な感じがするの……っ」

 しゅいいいいいい……。

 くぐもった背徳的な水音は止まらない。
 むしろ、力の抜き方を覚えると、その勢いはより躊躇いのないものへと変わっていった。

「……んんっ、はうう~。おもらし、きもちいーよぉー……」

 シュイイイイイイイ……。
  ぽた、ぽたた……。

 千尋の脚のあいだに生まれた川は、やがて椅子の縁からナイアガラの滝のように落ちていく。
 レモン色の雫が、夕日に煌めいて散っていった。

「ああ……、床にまで広がってる……。ふくらはぎ、くすぐられて気持ちいいの」

 しょおおおおおおおお……。

 いまや、千尋はなんの躊躇いもなく尿意を放っていた。
 椅子からあふれ出したおしっこは、あるいはナイアガラの滝のように落ち、あるいはふくらはぎを伝ってイタズラっぽくくすぐっていく。
 靴下も、上履きもおしっこでビタビタになっている。
 それでも千尋は途中でやめることはできなかった。

「んっ、ふぁぁぁ……。なんか、おまたゾクゾクしちゃう……なんか、変、だよぉ……。」

 取り返しのつかない感触がおまたを、お尻を、そして下半身を包み込んでいく。
 レモン色の瀑布が夕日に煌めき、

「んん!」

 ブルル!
 千尋は大きく身体を震わせると、

 プシュッ――。
  じゅもも……っ。

 最後の一飛沫を上げて、千尋のおもらしは終わりを告げた。

「はふう……」

 千尋は熱っぽい吐息をつくと、くったりと机に伏せってしまった。
 生温かいショーツにお尻が心地いい。
 それに秘筋もヒクッ、ヒククン……ッ、痙攣すると、ネットリとした蜜を漏らしているようだった。
 それでも時間が経つとおもらししたショーツは冷えてきて、お尻にぺったりと貼り付いてきてしまう。

「ああ……、私、漏らししちゃったんだ……」

 しかも、友達のブルマを穿いて。
 友達の椅子に座って。
 なんでこんなことをしてしまったんだろう?
 今になって、自責の念がこみ上げてくる。

「ああっ、こんなに……う、うそ。こんなに漏らしたなんて」

 ツーンとしたアンモニア臭に身体を起こして、床を見ると……、
 そこに広がっている光景に千尋は目を疑ってしまった。
 蓮の席を中心として、おしっこで大きな湖ができあがっていたのだ。
 その大きさたるや、隣の席を浸食するほどだった。

「掃除しないと、ダメ、だよね……」

 さすがにおしっこでできた大きな湖は一晩で乾いて消えてくれることはないだろう。
 千尋は気怠げに立ち上がると、教室の後ろにある掃除の用具入れからモップとバケツを取り出す。
 さあ、面倒だけど後片付けの時間だ……。

        ☆

 教室の掃除が終わるころには、もうすぐ日が暮れそうな時間になっていた。
 夕日の射していた窓際にも、少しずつ夏の夜が忍び寄ってきている。

「なんとか片付いたよ。ううっ、ブルマ、冷たい」

 蓮の体操服を着たまま掃除をしたから、すっかりおもらしショーツとブルマは冷え切っていた。
 その感触はイケナイ遊びをした千尋のことを、蓮が責め立ててくるようでもあった。

「スカート穿けば、バレないよね」

 それでも千尋にはショーツも、ブルマさえも脱ぐことはできなかった。
 体操シャツを脱いでTシャツを着て、それからおもらしブルマを隠すようにして短めのスカートを穿く。
 こうしていれば、千尋がついさっきおもらしをして、今もそのショーツとブルマを穿いているだなんて誰も思わないだろう。

「これで家に帰るまで蓮ちゃんと一緒、だね」

 千尋はよろめきながらも教室を出ると、よたよたと廊下を歩き始める。
 その日焼けした内股には、おしっことは違った蜜が這っていて……そのことに、千尋自身も気づいてはいない。

(蓮ちゃんのブルマを穿いたまま帰っちゃうんだ……。帰ったら洗濯して乾かして……、でも、その前にもう一度だけ……)

 千尋はそんなことを考えながら、よたよたと廊下を歩いて行く。
 だけど千尋は気づいてはいなかった。
 廊下の角の影から、一人の少女……蓮に、後ろ姿を見つめられているということに。
 蓮もまた、千尋のしましまショーツを穿いているということに。
 そのショーツは、おむつの中でおしっこに蒸れ返っていると言うことに……。

 千尋はなにも気づいていない。
 そして、知らない。
 これから、蓮によってじっくりと教えられていくことを。

「千尋ちゃんも、私のショーツ穿くとドキドキしてきちゃうんだ。私の席でおもらしするなんて……ああ、あのときの千尋ちゃんの顔、可愛すぎるよ」

 トロンとした眼差しの蓮。
 その頬に朱が刺すと、

 しょわわわわわわ……。

 スカートのなかからくぐもった水音が聞こえてきたではないか。
 蓮もまた、千尋のショーツを穿いて昂ぶり、緩んでいたのだ。
 おむつの中では、千尋の縞パンが蒸れ返り、すっかり茶色く変色してしまっていることだろう。

 まだ、二人は性の階段を登りはじめたばかり――。


文学少女の露出癖1につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/26 06:04

上条千尋side。放課後の教室1

性的なことに目覚めつつある千尋。
放課後の教室で、蓮のブルマを見つけると……。


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♪上条千尋side ~放課後の教室~


「はふう……。やっとおしっこできるよ」

 プシュッ、
  しょわわわわわわ~。

 洋式の便座に腰掛けて、ホッと一息をついたのは千尋だった。
 時は五時限目の休み時間。
 次の体育のだから、しっかりおしっこをしておかないと、大変な目に遭ってしまうかも知れない。

 ただでさえ、千尋は給食の時間に人一倍牛乳を飲む。
 だからこうして午後の休み時間はトレイにいっておかないと、授業中にトイレに行きたくなってしまうのだ。

「ちょっとチビッちゃった……。蓮ちゃんのショーツなのに」

 洋式の便座に腰掛けて尿意を放ち、千尋は切なげに呟いた。
 千尋が穿いていたのは、
 そう――。
 この前の週末、蓮から貸してもらったネコさんショーツだった。
 真っ白だったクロッチは、千尋のおしっこによって黄ばんでいた。

「我慢してたのに……」

 女の子の恥ずかしい染みを隠すために縫い付けてある二重布は、すでに力尽きてしまっていた。
 クロッチの外側にまで千尋の黄ばみが滲み出してきていて、時間が経って濃い黄色へと変色していた。
 授業中にもチビってしまったから、クロッチのないお尻の方にまで染みが滲み出してきてしまっている。
 それになんだか――、

「なんか、おまたがヌルッとしてる気がする……?」

 千尋が穿いているネコさんショーツは、実は蓮から貸してもらった金曜の体育の授業前から、ずっと同じショーツを穿いていた。
 せっかく貸してもらったのだから、洗濯なんかしたらもったいないと思って穿いていたのだけど。

「なんか、蓮ちゃんのショーツ穿いてると、おまたがむらむらして、変な気持ちになっちゃうし。でも、これなんだろ?」

 今が月曜日の放課後だから、金曜日の放課後から穿き続けている蓮ちゃんのネコショーツは――、

 ――三日間。

 ずっと穿いていると言うことになる。

「なんかおまたがヌルッとして、それで乾いたらカピカピになって変な匂い。なんだろ、これ。汗とは違うみたいだし。おまたから出てきたの、かな?」


 クロッチにこびりついた異物を眺めながら首をかしげるけど、そうそう簡単に答えが出るはずもなくて。
 ヌルッとしたものは、時間が経つにつれて乾燥したカスタードクリームのようになって、クロッチにこびりついていた。

「変な病気じゃないといいけどなー。……んんっ!」

 プシュッ。

 大きく震えると、千尋は膀胱にある最後の一滴を勢いよく噴き出した。
 トイレットペーパーをカラカラと回しながら手に取り、あまり深くは考えずにおまたを拭く。

「ん、んんん?」

 そのときに、おまたの隙間にネットリとした違和感を感じる。

「なんだろ、これ。やっぱりおまたから出てきてるのかな……?」

 おまたの肉裂を拭ってきたティッシュを見ながら首をかしげる。
 だけど、深く考えている時間はなかった。
 次の授業は体育なのだ。
 早くブルマに着替えてグラウンドに行かないと先生に怒られてしまう。

「パパッと着替えないと、ね」

 こんなこともあろうかと、千尋は体操服をトイレに持ってきたのだった。
 おまたの違和感がなんだろうかという思いもあったし、誰にも蓮のショーツを穿いているところを見られたくなかった。

「蓮ちゃんに見つかったら恥ずかしいもんね♪」

 おへそのところにはネコさんの顔が描いてあるから、すぐに蓮のショーツだと気づかれてしまうに違いなかった。

「そういえば、蓮ちゃんっていつも着替えるときいないような気がする……? どこかで着替えてるのかな?」

 ちょっとだけ気になるけど、

「まっ、いいか」

 深くは考えずに千尋はパパッとブルマへと着替えていく。
 難しいことを考えるのはあまり好きではなかった。

「よし、これでオッケー♪」

 体操服とブルマに着替えて、ブルマの足口に指を入れて――、
 パチンッ。
 よし、大丈夫。
 ブルマからショーツがはみ出していないようだ。

「今日も暑くなりそうだな……」

 この夏で、すっかり日焼けした太ももを一撫でしながら、千尋は呟く。
 きっと今日も真っ白に焼けたグラウンドで、たくさん汗をかくに違いなかった。

「そしたら、私、どうなっちゃうんだろう……」

 蓮から貸してもらってるショーツを三日間穿き続け、そのうえ体育でいっぱい汗をかいたら、どうなってしまうのだろうか?
 そのことを想像しただけで、千尋の未成熟な花びらは汗をかいているかのように濡れていくのだった。

        ☆

 今日のすべてが終わり――。
 放課後の教室。
 千尋は、人知れずに夕焼けの溢れる教室へと帰ってきていた。
 男子とのドッジボールに盛り上がってしまったというのもあったし……、

 なによりも、千尋には一つの計画があったのだ。
 それは、今日の帰りのショートホームルームのときから、ずっと考えていた。

「誰も、いない、よね……?」

 夕日の射す教室へ向けて、千尋は呟く。
 その問いかけに応える者は、誰もいなかった。

「……誰も、いないんだよね」

 確かめるように呟き、それから五秒ほどの静寂を待ち、誰もいないと分かって、ホッと胸を撫で下ろす。
 千尋が教室に帰ってきたわけ……、それは。

「蓮ちゃんの席……」

 千尋は、誰もいない机のあいだを抜けていき、やってきたのは蓮の席だった。
 その机の横にぶら下がっているのは、ピンクの布袋。
 千尋の記憶が正しければ、その袋の中には蓮の体操服が入っているはずだ。
 今日の帰りのショートホームルームのとき、蓮が持って帰り忘れていたところを、千尋は見逃してはいなかった。

「蓮ちゃんのブルマの匂い……、嗅ぎたい」

 それが悪いことだと分かっているけど、蓮のショーツを穿いていると身体が熱くなってきてしまう。
 真っ白に焼けたグラウンドでの体育の授業を終えて、千尋の穿いているショーツは汗でぐしょぐしょになっていた。

 それについさっきまで男子たちとドッジボールをしていたのだ。
 三日間穿き続けている蓮のネコさんショーツは汗で濡れそぼっていた。

「もう、我慢できないよ」

 蓮の席に座ると、千尋はおもむろに体操袋から紺色の布切れを取り出す。
 それは紛れもなくさっきまで蓮が穿いていたブルマに違いなかった。
 ケミカルな肌触りに、背徳的な興奮がこみ上げてくる。

「蓮ちゃんのブルマ……見つめてると、なんだか頭がポワッとしてきて……。ごめん、なさい」

 謝りながらも、ブルマへと鼻を近づけていく。
 ツーンとした汗の香りが鼻孔に満たされて、立ちくらみのような感覚に襲われてしまう。
 それでも千尋は匂いを嗅ぎ続け……、ついにはブルマの股間の部分の匂いを嗅ぎ始めている。
 そこは、さっきまで蓮の大事な部分に触れていた場所だ。

「蓮ちゃんの匂い……うう、なんだか……あれ……? おしっこの匂い、するよ……」

 汗の香りに混じって感じられたのは、刺激的なアンモニア臭だった。
 きっと体育の授業中、跳び箱を飛んだりしているときに、チビってしまったのだろう。

 それとも、おしっこを我慢し続けていたのだろうか?
 それにきっと暑くてたくさん汗もかいたのだろう。
 クロッチに当たっていた部分からは、なんとも言えない尿臭が漂ってきていた。

「蓮ちゃんのブルマ、全部からツーンとした汗の臭い……、それにおしっこの匂いも、する……?」

 クロッチに感じられていたおしっこの匂いを覚えると、かすかにだけどブルマ全体からも汗の臭いに混じって尿臭を感じる。
 このまえ理科の授業で先生が『汗とおしっこの成分はほとんど同じ』だと言っていたけど、多分それは本当のことなんだろう。

「蓮ちゃんのおしっこ、いい匂いなの……。溶けちゃいそうだよ」

 だが――。
 千尋は知らない。
 蓮は今日ずっとおむつの中に、千尋のしましまショーツを穿いて過ごしていたことを。
 そしてその縞パンを穿いたままブルマを穿いて、体育の授業を受けていたことを。
 縞パンは、蓮の小水によって蒸し上げられていたことを。
 千尋は、なにも知らない。

「いい匂い……。どんな味がするんだろう……?」

 いい匂いがするのだから、味が気になってしまうのは当然のことだった。
 こんなことをしてはダメだと言うことは、十分に理解している。
 これから舐めようと思っているのは、蓮のクロッチが当たっていた部分なのだ。
 ふっくらとしたおまたからは、たくさん汗もかいたことだろう。

「ごめんなさい、蓮ちゃん。これから蓮ちゃんの恥ずかしいところの味、知っちゃうの」

 恐る恐る、舌を伸ばしていき……ぺろり。
 紺色のケミカルな生地の感触が、舌に感じられ……、かすかに広がったのは、うっすらとした塩のような味だった。

(ちょっと、物足りない、かも……)

 そう思って、口内に溜まった唾液を飲み下した直後だった。
 カッと、胃が燃え上がりそうなほどに熱くなってきたのだ。

「んっ、んあ……。うそ、身体が熱くなってきて……!?」

 ジュワリ、

 秘筋が震えると、熱くなる感触。
 クロッチの裏側に、ヌルッとした体液が広がった。

「もう、我慢できないよ……」

 千尋は、Tシャツと短めなスカートを脱ぐ。
 露わになったのは、平べったい胸と、二次性徴を向かえる前の、幼い体型にしてはあまりにも濡れそぼったネコさんショーツだった。

 蓮から貸してもらっているショーツはおもらしをしたかのように濡れておまたに食い込んでいて、クロッチには三日間という時をかけて発酵した少女の体液によって焦げ茶色に変色していた。

「おっぱい、チリチリする?」

 パンツ一丁になって感じるチリッとしたおっぱい。
 不思議に思って見てみると、乳首の部分が赤らんでいて、虫刺されのような凝りになっていた。

「なんだろ、これ。虫に刺されたのかな」

 そう思って乳首をつついてみると、なんだかとても痛痒い。
 ……あまり触らないほうがよさそうだ。
 そんなことよりも。
 今、大切なことは――。

「蓮ちゃんと、同じ格好したいよ」

 真っ白な厚手な体操服を広げて、すっぽりとかぶっていく。
 今日は暑かったからか、ツンとした汗の香りが腋の下があたっていた部分から香ってくる。
 悩ましい香りだけど、嫌な香りではなかった。

「あはっ。蓮ちゃんの匂いに包み込まれて……んっ」

 じゅわ……。

 すでに濡れそぼっているクロッチの裏側に熱い粘液が塗り重ねられていく。
 クロッチが食い込んでいる秘筋は、ヒクヒクと切なげに痙攣していた。

「蓮ちゃんのブルマ、穿いちゃうんだ……」

 紺色の生地を広げると、ゆっくりと脚を通していく。
 千尋の太ももはしっとりと汗ばんでいて、まだ目覚めぬ官能に桃色に上気していた。


放課後の教室で2につづく!

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レモネードオアシス 2022/05/25 17:19

蓮side。夜、寝る前に2

千尋のショーツを持って帰ってきた蓮。
夜。
紙おむつのなかに千尋のショーツを穿いて、むれむれおむつおもらし遊びに耽る。


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「凄い。こんなに熱くなってたんだ」

 蓮自身が驚いてしまうほどの身体の変化だった。
 いままで、おむつを穿いたまま何度もおしっこをしてきたけど、こんなにネットリとはしなかった。

「でも、なんで……? って、うわわ、おまた、凄い。ヌルヌルになってるよ」

 ショーツの中へと指を忍び込ませ、縦筋へと食い込ませていくと、そこはネットリとした温水に満たされていた。

「私のおまたって、こんなに熱くなるんだ」

 興味本位で、指先を谷間へと食い込ませていく。
 それは自分の身体を探検しているような、そんな感覚だった。
 だけど、それは突然訪れる。

 ――チリリッ!

「ひゃん! んっ、んうう~~~」

 突然股間から電流が生み出されたかと思ったら、直後には全身を駆け抜けていたのだ。
 ビックリして身体を強ばらせてしまうけど、すぐに緩んでしまう。
 尿道まで緩んだのか、

 しゅわわわわ~~~。

 指を食い込ませたままの秘筋からは、止めどなく生温かいせせらぎが湧き出して、背中の方へと広がっていった。

「おまた……、ここの部分に触るとチリッとするの?」

 確かめるように、指先で触れていく。
 普段はピンクの肉のフードに覆われていて、そこになるがあるかなんて考えたことなんてなかった。

「なんかおまたがチリチリして、ムズムズしてきちゃう」

 クチュ、クチュクチュ。

 きっと、これはエッチなことなんだろう。
 おっとりとして、本をたくさん読んできた少女はそんなことを思いながらも、自らの身体を確かめるように触れていく。
 それは地図を片手に、未開の地を進んでいく感覚に似ていた。

「お豆、みたいなところ、触ると……んんっ、痺れるの?」

 クチュ、クチュクチュクチュ。

 最初は戸惑いながらの探検も、慣れてくると少しずつ大胆になっていく。
 肉のフードをかぶっていたクリトリスは、ショーツのなかですっかり勃起して、おまたからはドロッとした体液が溢れだしてきていた。

「私のおまた、こんなにドロッとするんだ……。ああ、千尋ちゃんのショーツもドロドロになっちゃってるよ」

 クチュクチュクチュ!
 クチュクチュクチュ!

 このまま行ってはダメだと言うことは、理性では分かっていた。
 それでも性的に無防備な身体はブレーキというものを知らない。
 もしかしたら、ブレーキなんてものは最初からついていないのかも知れなかった。

「あっ、あああっ! お尻までヌルヌル広がって……ひっ、ひあっっ、んっ、うううう!」

 蓮はベッドで仰向けになったまま、おむつに手を入れて絶頂を極めようとしていた。
 蓮自身はその先になるがあるのかは知らない。
 ただ、本能のままにクリトリスを小刻みに弄び、蜜壺から初物のハチミツを溢れ出させている。
 そして、そのときは唐突に訪れた。

「う、うううー!」

 ツーンと足が吊らんばかりにブリッジすると、背骨が折れんばかりの勢いで痙攣してみせる。

「んっ! んんん! んっ、はあああん!」

 ぷっしゅあああああああああ!

 ブリッジして突き出された股間からは、勢いよく体液が噴き出しているのだろう。
 くぐもった噴射音が聞こえ、それでも蓮の痙攣はおさまらない。
 桃色に染まった内股にはうっすらと汗が浮かび、秘筋の痙攣に合わせてビクビクと痙攣していた。

「は、はふう……っ」

 ピーンと張ったブリッジをしながらの痙攣も、やがて収まり……、蓮は、くったりとベッドの上に弛緩した。
 紙おむつはレモン色に染まった入道雲のように膨らんでいて、その内側は熱気が渦巻いているようでもあった。

「千尋ちゃんのショーツ……あはっ、お尻にぺったり密着してきてるよ」

 その感触が、お尻が蕩けそうになるくらいに気持ちよくて――、
 蓮は、瞳を閉じた真っ暗闇の中、安らかな寝息を立て始めるのだった。
 官能に熱く濡れているおむつが冷める前に。

        ☆

「んん、あれ……。なんかお尻が冷たいような気が……?」

 翌朝の月曜日。
 蓮が目を覚ましたのは、冷え切ったおむつのせいだった。いや、正確にはおむつのなかに穿いているショーツがお尻に纏わり付いてくる感触のせいなのだけど。

「ああ、そうか。ゆうべは蓮ちゃんのショーツを穿いたまま寝ちゃったんだっけ」

 おむつの中に手を入れて、そんなことを思いだす。
 ゆうべは確か、おむつにおしっこをして……、そこからの記憶が曖昧だと言うことは、そのまま寝てしまったということなのだろう。
 ショーツもジットリと濡れていて、お腹も冷えていた。

「……あっ」

 蓮は短い声を上げてしまう。
 おしっこの匂い。
 それに冷え切ったお腹。
 尿意を催してしまうのは、当然のことだった。

「いいや、しちゃおう」

 蓮は身体も起こさずに仰向けのまま、少しずつ力を抜いていく。
 すると数秒後には、

 しゅいいいいい……。

 仰向けのまま尿意を放つ。
 朝一番の濃厚なレモネードが漏れ出してきて、会陰を伝ってお尻へと広がっていった。
 寝ているあいだにも何回かおねしょをしてしまっていたのだろう。
 パンツタイプの紙おむつはブヨブヨの冷え切ったスライムのように膨らんでいて、あと少しでもおしっこをすれば横漏れしてきそうな状態になっていた。

「ん……ッ」

 ブルルッ!

 切なげに身体を震わせると、蓮の朝一番のおしっこは終わった。
 夜中に何度もおねしょをしてしまったせいか、量自体はそれほどでもない。
 それでも濃厚であることには変わりはないのだろう。

「……ちょっと、匂い、気になるかも」

 気怠げにベッドから降りて、ゆっくりと紙おむつを下ろしていくと――、

 むわっ、

 一晩中濃縮されたアンモニア臭が、ツーンとした湯気となって立ち昇ってきた。

「ううっ、目に染みる……、涙出てきちゃうの」

 朝一番には、ちょっと刺激が強い香りだった。
 おむつの裏側も、最初はレモン色だったのだろう。
 しかし今となっては一晩中おむつの中で蒸れ返っていたからか、クリーム色に変色していた。

「このおむつは……、もう無理だよね。新しいの穿いてこ……」

 ずっしりと重たくなったパンツタイプの紙おむつの両サイドをペリペリと破いて脱ぎ捨てる。
 匂いが漏れないように、いつもゴミ袋の奥のほうに捨てておくことになっていた。

「新しいおむつは軽くてふかふかなの♪ ……あっ」

 白に花柄模様のおむつを手に取り穿こうと思った、そのときだった。
 蓮は、まだ自分が千尋のショーツを穿いていることに気がついたのだ。
 いくらぐしょ濡れで、ヌルヌルに濡れていたとしても、一晩中穿いていたのだ。
 すっかり蓮の体温に馴染んでいた。

「ショーツ、脱がないと……。あっ、でも……」

 ショーツを脱ぎそうになって、蓮の手はピタリと止まる。

(このまま蓮ちゃんのショーツを穿いて、その上からおむつを穿けばいいんじゃないかな)

 もしも誰かにバレてしまったらどうしよう?
 おむつかぶれしたらどうしよう?
 ほんの一瞬だけ、流れ星のようにそんなことが脳裏をよぎっていくけど、圧倒的なスリルの前には閃光のように消えてなくなっていた。

「千尋ちゃんのショーツ、おしっこが染みこんで茶色くなっちゃってるよ……んんっ」

 それでも蓮は、なんの躊躇いもなくショーツを穿いたままだというのに、新しいおむつを穿いていった。

「あはっ。これで今日は千尋ちゃんとずっと一緒、だね♪」

 二人のうんちで茶色く染まり、そして一晩中おむつのなかでおねしょで蒸れ返っていたコットンショーツは、蓮のお尻をふんわりと優しく包み込んでくれている。

「今日も元気に頑張っていこう!」

 蓮はいつもの白のワンピースに着替えると、元気よく部屋を飛び出していくのだった。
 そんな蓮を見て、まさかおむつを……、更にはその中に茶色く変色している縞パンを穿いているとは、誰も想像さえもしないことだろう。

        ☆

「おはよ、千尋ちゃん」
「お、おはよ……蓮ちゃん」

 いつもと変わらない月曜日。
 その、朝の挨拶。
 だけど千尋はどことなくぎこちなかった。
 ……金曜日にうんちを漏らしてしまったのだから無理もないと思うけど。

「千尋ちゃん、その……この前はありがとね。それで……借りたパンツだけど、洗ったんだけど綺麗にならなくて……、今度新しいの買って返すよ」
「いいの、そんなこと気にしなくて」
「でも……」
「千尋ちゃんが嫌じゃなかったら、穿いてくれたら嬉しいな」
「……うん、ありがと」

 千尋は頬をほんのりと桃色に染めながら頷いた。

(もしかしたら、千尋ちゃん、私のショーツ穿いてくれてるのかな?)

 蓮の予感は当たっていた。
 千尋は蓮のネコさんショーツを穿いて登校してきていたのだ。
 そして蓮も同じだった。

(千尋ちゃんのショーツ、もうヌルヌルになっちゃってるよ)

 蓮もまた、千尋のしましまショーツを穿いて登校してきている。
 パンツタイプのおむつの中にショーツを穿いてきたから、すでに蓮のおまたは汗のミストに蒸れ返っている。
 軽く朝の挨拶を交わし、蓮は自分の席につく。
 するとホッとして気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?

 しょわわわわわわわわ……。

 じわりとおまたが生温かくなったかと思ったら、蓮はなんの躊躇いもなく失禁していた。
 紙おむつがモコモコと入道雲のように膨らんでいき、蓮のお尻を優しく包み込んでいく。

(あっ、出ちゃってる……。千尋ちゃんのショーツ穿いてるのに、おしっこ出ちゃってるんだ)

 おむつの中に穿いている千尋のショーツは、朝だというのにじっとりと濡れておまたに食い込んできている。

(千尋ちゃんのショーツ、おしっこでジトジトにしちゃった……。でも、今日の放課後はもっと気持ちいいことするんだもん)

 蓮はワンピースに覆われているお腹に、軽く手をあてる。
 そこはかすかに固く張っていた。
 この週末は一度もお通じがなかった。だから、今日の放課後あたりに出てきてくれることだろう。

(放課後になったら、千尋ちゃんのショーツを穿いたまま、旧校舎で……)

 蓮は人知れず教室で失禁しながら、放課後の秘め事に思いを馳せるのだった。


千尋side。放課後の教室1につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
楽しんでもらえていたら嬉しいです!

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